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海外ビジネス コラム

市場動向 2013年08月27日

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中国企業時価総額ランキング~いったい中国企業は実際どれくらいすごいのか?~

劉 未(J-Payment 上海)


皆さんは中国企業が「成長している!」とか「伸びている!」とかお話しされることとかあると思いますが、実際どれくらいの規模になっているかご存知でしょうか?今回は企業の時価総額を指標とし、中国と日本を比較しながら、どれくらいすごいのかをご紹介したいと思います。※2012年3月のデータの為、現在とズレがあるのはご了承ください。

 

第一位は中国の最大手の石油・ガス会社ペトロチャイナ 時価総額はなんと21兆円!

中国の一位はペトロチャイナで日本はトヨタ自動車となっております。やはり資源を持っていると圧倒的に変わってくるのが見えてきます。

中国は銀行と通信、資源とTOP5を占めておりますが、日本はTOP5にメーカー3社となっております。そして何より時価総額は、中国企業の4位にもトヨタは届いていない状況です。

日本は中国に負けてますね・・・ってわけではありません。中国は確かにTOP5の企業はすごいですが、それから下の順位につれて時価総額は下がる一方で、200位になると日本が3,207億円に対して中国は373億円と約3,000億円弱の差があります。相対的にみるとまだまだ日本の方が時価総額は高いですが、まだまだ発展途上である中国が伸びていくことを考えるとすごいことになりそうですね。

 

気になるトップ10以下の日中IT企業ランキングは?

中国と日本のIT企業1位は双方とも同じく検索エンジンとなっております。やはりどの国も検索エンジンは強いですね。

中国2位のテンセントは現状会員数10億人程いるQQチャットと呼ばれるチャットツールを運営している会社です。日本の2位、3位はみなさんご存知楽天、DeNAとなっております。

そこで中国3位の楽天と同じくECをやっているアリババグループですが、時価総額がやけに低く感じます。その理由としては非上場だから。年間数兆円の取引をしている企業でありながらまだ非上場なのです。しかし昨今、アリババグループが香港市場で上場するという計画を進めており、その際の時価総額はなんと12兆円にもなると言われており近い将来時価総額ランキングの上位に入ると思われます。

アリババだけではなく、昨今、百度、テンセント含む中国IT企業がすごい勢いで成長しております。

理由としてはいくつもありますが、一番大きな要因としてはシンプルにネット人口が増加してきたからでしょう。日本はネット普及率が80%程に対して、まだ中国は50%に満たない状態ですので、これから伸びていくのは必然です。これから様々な中国IT企業が時価総額欄金上位に入ってくることは間違いないかと思います。

 

まとめ

今回時価総額という指標をもとに日本と中国を比較致しました。時価総額が全てではありませんが、中国市場の大きさや、今後の可能性が目で見てわかります。今までもそうでしたが、これからもっと中国という市場に目を向けて展開していくことが必要なのではないかと改めて思います。

 

このコラムの著者

劉 未

劉 未

(J-Payment 上海)

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