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市場動向 2013年10月22日

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ブラジル人は痩せたい? 知られざるブラジル市場情報を徹底レポート

萩島 貴(アヴァンテ株式会社)

世界一「痩せたい」国民はブラジル人? 周囲の目を気にする国民性

米誌リーダーズダイジェストでの世界16カ国7万6000人を対象にしたアンケート(2010年1月実施)によりますと、「痩せたいと強く感じる」人の割合はブラジル人が83%と2位インド人68%、3位アメリカ人62%を抑えてトップになりました。実際に太っている「肥満」の割合では、2013年に国連食糧農業機関がOECD加盟国を対象にした調査でトップだったメキシコ(32.8%)、2位のアメリカ(31.8%)に比べ、ブラジルは15.8%と割合としては多くありませんが、比較的服装などの露出が高く、周りから見られることを意識している国民性から痩せたいと思う人が多いと思われます。

周りから見られることを意識しているということの裏づけに、ブラジルは化粧品市場の規模で世界3位、また香水の市場は世界1位となっています。また、顔以外の整形手術の規模も世界1位となっています。このように化粧品や整形手術に頼るのではなく、食品や運動に気を遣い健康に配慮する人が最近では増えてきています。運動関連で言えば、近年ブラジルではランニングがブームになっており、週末はランニング専用道路ができ、道路規制がかかり車の通れない時間帯があるといったことなどが、最近では週末のおなじみの光景になりました。日本メーカーのアシックスやミズノもブラジル向けのランニングシューズの販売を強化しており、ショッピングセンターなどの店頭でよく見かけるようになりました。

 

ブラジルで流行の健康食品をご紹介

食品関連では、日本でも最近飲まれるようになってきた「マテ茶」は現地でも一般的で昔から良く飲まれている健康飲料です。最近では、中国から入ってきた緑茶になる前の色がついていない若い葉っぱを使った「ホワイトティー」が人気です。また、昔は東洋人街などでしか見かけなかった豆乳を使った飲料も、最近ではスーパーなどで見かけるようになり、種類も多くなってきました。

食べ物では、これまた日本で最近見かけるようになった「アサイー」がダイエット食品として考えられております。アサイーは少し食べるだけでも、満腹感があり、腹持ちも良いため、マンゴーなどのフルーツを混ぜてお昼ご飯代わりに食べる女性も増えているようです。アサイーは鉄分、ポリフェノールが豊富であり、フルーツを代表する健康食品といえます。

 

日本料理も健康食品として商機あり!

また、ブラジルはお肉料理が中心と考えられがちですが、最近ではベジタリアン専門のお店も街でみかけるようになり、特にオフィス街でOLさんをターゲットにしたお店が増えてきています。ビタミン剤は薬局などで買えるものの、日本より高価であるものが多く、ビタミン剤ではなく、食事で栄養分を摂るという考え方が一般的となっています。

最近の食品の流行をもうひとつ紹介しますと、メキシコから輸入されてきた「チアシード」が話題となっています。ゴマのような種で、毎日ひとさじヨーグルトなどに混ぜて食べるのが一般的です。栄養満点で糖尿病、コレステロール改善、便秘にも効くと言われております。近々日本でも流行るかもしれませんね。

 

日本料理自体も健康食品というイメージが定着しており、健康を考えている人が外食をする場合、日本食を食べにいく人が多いようです。ただ、現地での日本食といえば、手巻き寿司、お茶、シメジといったようなものがイメージされ、まだまだ、日本料理というものは定着しておりません。豆乳が流行っていることから、豆腐料理などをブラジル人の好みに合う味付けにすれば健康食品としての日本料理も定着するのではないかと思います。

 

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