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海外ビジネス コラム

市場動向 2013年12月02日

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スペイン人1,000人に聞いた日本に関する意識調査

野田 彩子(地中海マーケティング研究所)

2011年9月にスタートした「地中海マーケティング研究所」では、スペインに特化したウェブマーケティングをご支援しています。現地では近年厳しい経済状況が続いていましたが、今年に入って「日本企業のスペイン進出」および「スペイン企業の日本進出」といった相互のお問い合わせが増えてきました。

2020年にオリンピック開催が決まったこともあり、成長が期待される観光業(訪日旅行=インバウンド)だけでなく、クールジャパン関連、飲食等の各ビジネスにおいて「ちょっとした」アイディアのきっかけになるべく、当研究所ではスペイン全国の15歳~70歳の男女1,030人に対し、「日本に関する意識調査」をインターネットで実施しました。

今回は「1問から簡単に海外に質問できる」リサーチ機関、スウェーデンのcint社の協力を得て、5問の質問を投げてみました。一つずつみてみましょう。

質問1. あなたは日本に旅行してみたいですか?(単一回答:N=1,030)

「日本への旅行希望」に対して、「行ってみたい」人が全体の91%

行ったことがあり、また行ってみたい(4.4%)、行ったことがなく、ぜひ行ってみたい(42.0%)、行ったことがなく、機会があれば行ってみたい(44.6%)の合計が全体の91%を占めました。男女別の訪日経験者数はほぼ同じであるが、「ぜひ行ってみたい」という強い希望は男性の方が多くなっています。

当研究所設立のきっかけは、2008年秋(リーマンショックの影響が出る前)に遡ります。私がマドリードの元上司(現ビジネスパートナー)と、出張の合間に久しぶりに再会してお茶をした時、「私がマドリードにいて、こんなに’日本ブーム’なのは生まれて初めてよ」という会話になったことが始まりです。他の国と比較はしていませんが、スペイン人の間での日本への興味はとても高いと言えるのではないでしょうか。

質問2: 日本への旅行で訪問したい場所はどこですか?(複数回答:N=937)


「行ってみたい旅行先」ベスト3は「東京」「京都」「大阪」

東京(830人)、京都(425人)、大阪(417人)の回答が多く、広島(260人)、沖縄(195人)、北海道(97人)と続きました(複数回答、3つまで)。男女差が大きいのは「東京」「広島」(男性が多い)、「京都」「大阪」(女性が多い)。年代別では「北海道」(若い人が多い)、「京都」(年配層が多い)。その他の回答は「長崎」「富士山と富士五湖」などが挙げられています。

今回は都道府県単位で質問しましたが、既に名前を知られている「観光地・レジャー施設」単位で聞いてみるとまた違う結果が出るかもしれませんね。また、温泉・神社仏閣めぐりなど、「アクティビティ」単位の回答も興味があります。

質問3: あなたが好きな(スペインでも食べたい)日本食は何ですか? 複数回答:N=1,030)

「好きな(スペインでも食べたい)日本食」は、天ぷら・寿司を抑えて「焼き鳥」がトップ

焼き鳥(613人)、天ぷら(555人)、寿司・刺身(522人)が回答者の半数を超え、以下カレーライス(360人)、お好み焼き(207人)、ラーメン(173人)と続きました(複数回答、3つまで)。男女差が大きいのは「寿司・刺身」「ラーメン」(男性が多い)、「天ぷら」(女性が多い)。年代別では「ラーメン」が若年層に人気で、「焼き鳥」「寿司・刺身」はどの年代においても人気が高い結果となりました。

この質問は、スペイン語の表記とともに「料理の画像」も一緒に見せています。意外だったのは「焼き鳥」が「寿司・刺身」「天ぷら」を抑えてトップだったことです。海外で寿司がブームになって久しいとはいえ、やはり一定数は必ず「生魚」が苦手な方もいるでしょうし、グリル料理は馴染みがあるため「焼き鳥」の方が受け入れられやすいのかもしれません。ちょっとしたおつまみとして、「タパス」料理に近い感覚なのかも?料理に関しては地方ごと特色が強いため、各地の好みを細かく聞いてみることも有効ですね。

質問4: 日本からのお土産で欲しいお土産は何ですか?(複数回答:N=1,030)

「日本から持ってきて欲しいお土産」ベスト3は「食材」「伝統工芸品」「酒」

食材(306人)、伝統工芸品(302人)、酒(234人)がベスト3、以下、アニメのキャラクターグッズ(135人)、菓子(117人)と続きました(複数回答、3つまで)。「食材」の希望は15-35歳に多いのですが、自由回答では実際にはお土産にしにくい「寿司」や、「ラーメン」といった希望が挙げられました。56歳以上になると「伝統工芸品」の希望が多く、自由回答にも関わらず「着物」が59名、「刀」が55名もの回答を得ました。この2点のイメージが強いことがわかります。

「アニメのキャラクターグッズ」についても、自由回答で好きなものを挙げてもらいました。これは本当にバラエティに富んでいて、「ドラえもん」「キャプテン翼(スペインではOliver&Benji)」「クレヨンしんちゃん」「ワンピース」「NARUTO」「ポケモン」「ドラゴンボール」、、、といったアニメ・キャラクターだけでなく「ファイナルファンタジー」「モンスターハンター」といったゲームや「ハローキティ」の名前も挙げられました。特定のブランドでは「ソニー」「カシオ」「資生堂」などに混じって、韓国の「サムソン」を日本のブランドと勘違いしている回答もありました。

質問5: 日本酒を飲んだ経験と好き嫌いについて(単一回答:N=1,030)


「日本酒を飲みたい」と「好きである・飲んでみたい」人が全体の81.8%

飲んだことがあり好きである(36.2%)、飲んだことはないが、ぜひ飲んでみたい(23.4%)、飲んだことはないが、機会があれば飲みたい(22.2%)の合計が全体の81.8%となりました。飲んだことがあるのは全体の44.1%で、うち82%が「好きである」と答え、内訳は男性の方が多い結果となりました。

「飲んだことがあり、嫌いである」と答えた人も一定数(7.9%)おり、内訳は女性の方がやや多いため、スペインでは日本酒は女性より男性の方に受け入れられやすいのかもしれません。お酒についても、地方により好みの違いがくっきり出るのではないかと思います。

今回は各テーマの「導入」部分の質問のみですが、今後も地中海マーケティング研究所では「旅行」「食べ物」「お土産」「キャラクターグッズ」など、テーマを絞った各種調査を実施し、スペインについて様々な視点から探ってみたいと思います。周辺の欧州各国やアジア各国で同じ質問をしてみて、比較してみるのも面白いかもしれません。

■調査概要

・調査日                                       2013年10月25日(金)~31日(木)
・調査対象・有効回答数                 スペイン全国の15歳~70歳の男女1,030人
・調査方法                                               インターネット調査 *下記参照
・属性                                                           男性=521人・女性=509人
15-22歳=110・23-35歳=276・36-55歳=430・56-70歳=214

以上

このコラムの著者

野田 彩子

野田 彩子

(地中海マーケティング研究所)

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