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海外ビジネス コラム

生活・文化 2014年08月18日

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ビジネスに必須! インドネシアのモバイル端末/通信事情は?

江崎 晃司(TIS株式会社)

はじめまして。TISの江崎と申します。
今回から本サイトにてコラムを執筆させていただくこととなりました。

私自身、2014年の4月よりインドネシアにて駐在員生活を開始しておりますので、インドネシアでの生活やビジネスについて、遠い日本からは知ることが難しい「実際のところ」をお伝えできればと思っております。初回は「インドネシアにおけるモバイル端末/通信事情」についてお話いたします。海外でビジネスをされる方にとって、モバイル環境はすぐに手に入れたいものでしょう。

インドネシアは成長過程の国?

ところで、インドネシアと聞くとみなさんはどういったイメージを持たれているでしょうか?

「いま最も成長盛んな国!」
「東南アジアの国なのは知っているが、どこにあるんだろう?」
「JKT48がいる国♪」

色々なイメージを持たれることかと思います。かくいう私は、「東南アジアの、成長過程にある国」というイメージを持っていました。もう少しストレートに言うと、「成長過程=まだまだな国」というイメージです。(インドネシアに関係する方々、大変失礼いたしました。今ではこのイメージが払拭されております)

今回のテーマである「モバイル端末/通信」という観点ですと、「iPhoneなんて高級品で、殆どの人がスマートフォン以外の端末を持っているのでは?」、「4Gなんて夢のまた夢で、通信速度は遅いのだろう」といった、ネガティブなイメージを持っていました。

しかし、実際にこちらでの生活を始めてみると、この先入観が間違っていることに気づきました。もちろん、全てがポジティブというわけではありませんが、私の当初のイメージと実際は大きく異なります。

事実その1:スマートフォンは世の中に溢れている

まずは端末について。iPhoneやSamsungといったメーカーのスマートフォンは街の至るところで見かけられます。日本のようにほぼ全員がスマートフォンを持っている光景ではありませんが、街の中心部で働く人の大半はスマートフォンを持っています。

また、多くの人がLINEなどのメッセンジャーソフトを利用しています。エレベータの中など、隙あらばスマートフォンでメッセージのやり取りをしている、という感じの方をよく見かけます。パズルなどのゲームをしている方も非常に多いです。これらの光景は、日本で見かけるそれと何ら変わりないのではないでしょうか?

※Free Wi-Fiスポットなどは、こういった方々によるアクセスが集中しており、速度が出ないケースが殆どです。(ジャカルタの人口密度は東京の倍と言われています!)

記事写真1
(写真は携帯電話ショップの様子です。)

事実その2:4G-LTEが利用可能

ここ1年以内の話ですが、日本の三井物産によって、4G-LTEのモバイルWi-Fiルータが発売されました。通信料金も4GBあたり400円程度であり、日本よりも低価格での利用が可能です。もちろんスピードも早く、YouTubeの再生だって可能です。音楽のダウンロードだって問題ありません。こういった物がインドネシアではもう発売されているのです。こちらも多くの人が購入されているようで、弊社のジャカルタ駐在員事務所で働くローカルスタッフも、全員が保有している状況です。

記事写真2
(写真は、私が所有する4G-LTEのモバイルWi-Fiルータです。)

事実その3:思ったより通信品質/速度は悪くない

上記のみですと「良いことばかり書きやがって」と思われるかも知れませんが、やはりそこは成長過程の国です。日本と同じような通信品質や速度を求めるのは時期尚早、というのが実際のところです。例えば、4G-LTEのWi-Fiルータがあるものの、カバーエリアはまだジャカルタの中心地に留まります。

また、ジャカルタの郊外に行けば3G回線になったり、時には2G回線になったりもします。2G回線になってしまうと、もうモバイル環境では何も仕事が出来ません。(その時はPCを閉じて仮眠を取ることにしています。)

しかし、こちらで生活をする場合は、殆どジャカルタを中心として行動することになるかと思います。そうなると、不便な思いをする場面はあまり多くないのが事実です。

※ジャカルタ中心地でも、高いビルなどは電波の入りが悪いことがあります。1Fでは電波がバッチリ入るのに、30Fにいるとギリギリ入るか・・・というケースがあります。

終わりに

みなさん、いかがでしたでしょうか。思った以上にモバイル端末/通信が発達している国なんだ、ということが分かっていただけたかと思います。日本や韓国といった国と同等の通信品質/速度ではないものの、日々暮らしていくには十分であり、料金面については日本よりも安い場合もあるということです。

百聞は一見にしかず。インドネシアにいらっしゃる機会があれば、こちらでのモバイル環境をぜひ体感していただければと思います。余談ではありますが、先日インドネシアに遊びにきた私の妻は、ジャカルタのビッグシティーぶりに大変驚いておりました。

次回は、インドネシアで生活する上で避けては通れない「食の事情」についてお伝えできればと思っております。それではまた。

このコラムの著者

江崎 晃司

江崎 晃司

(TIS株式会社)

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