市場動向 2014年12月01日
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増加する日系自動車部品メーカーのメキシコへの進出機会
メキシコを北米輸出向け生産拠点としてだけでなく、低コストと自由貿易協定を軸として全世界に対する戦略拠点として活用する企業が増えています。
そこで、本コラムでは、自動車部品メーカーのメキシコへの進出ニーズをテーマとして取り上げ、進出にご関心を持たれる企業様にとって有益な情報を今後数回に分けて発信致します。サードフォース株式会社は、市場機会を迅速且つ継続的に捉え、自動車部品その他製造業、日本からの製品輸出や海外拠点を設立する進出支援に関する実務支援を提供しております。
「メキシコにおける自動車生産台数は2013年に293万台に達し、2017年には4百万台に達する可能性がある」
メキシコの自動車生産台数と輸出台数は、Mexican Auto Industry Association(AMIA)によると4年連続で記録を更新し、 2013年に2.93百万台(前年比1.7%増)に達しています。それには、自動車メーカーが米国市場の回復を踏まえ製造能力を増強した背景にあります。メキシコからの輸出は2.9%増加して2.42百万台となり、世界第4位の輸出国となり、約7割が米国向けです。メキシコ国内の新車販売台数は同年に7.7%増加し、1.06百万台に達しています。国内製・輸入が約半々です。
低コスト、地理的な近接、北米に加えて中南米や欧州等世界45カ国と自由貿易協定を有する点などから、ビッグ3はメキシコを重視していると見られます。欧州勢も、フォルクスワーゲンに加えて傘下のアウディも同国における初の工場を建設しています。
また、日系大手自動車メーカーの生産体制増強が進行しています。日産自動車が同国トップグループの生産体制を構築し、2014年1月にマツダ株式会社が同国グアナファト州で量産を開始しています。ホンダは2014年2月に第二の拠点を設立しています。
現地サプライチェーン構築・補完に向けた、国内自動車部品メーカーの進出拡大に対する期待は今後も大きくあります。タイやインドネシア等の東南アジアへの進出ラッシュが続いていますが、次なる戦略拠点として位置付けと捉えることができます。
まずはイントロダクションになりましたが、これから複数回に分けて、自動車部品メーカーのメキシコへの進出ニーズをテーマとして取り上げていきます。是非、ご拝読頂ければ幸いです。宜しくお願いいたします。
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