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市場動向 2015年01月06日

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注目市場! ドバイをハブとするMENASAとは

堀 明則(Hopewill Group)

注目を集めつつあるMENASAとは

MENASAとは、Middle East(中東)、North Africa(北アフリカ)、South Asia(南アジア)を指す言葉として、最近注目されつつある合計22カ国からなる巨大な経済圏です。

MENASA市場の中には政情や治安が極めて不安定な国が存在していたり、地政学的に複雑な位置にある国が存在していたり、イスラム圏の国が多数存在していたりと、大変厳しい市場であることは間違いありません。

マッキンゼー・アンド・カンパニー社がまとめたレポートによりますと、MENASA市場は:
(1)現在世界のGDPの4%を占めておりますが、10年後には9%まで増加すると予想されています。
(2)現在世界の人口の25%を占めておりますが、10年後には34%まで増加すると予想されています。
(3)世界の原油埋蔵量の45%、ガス埋蔵量の28%が埋蔵されています。

上記の通りMENASAを俯瞰して見てみると、リスクはありながらも、非常に大きなポテンシャルを秘めていることがわかります。
MENASAとは、近年注目を集めているASEANやBRICSに続く巨大な市場なのです。

MENASA地域のハブはドバイ

中国の香港、ASEANのシンガポールと同様に、MENASAのドバイという役割を「砂漠の都市」が担うようになってきています。このコラムではMENASA地域のハブとしてのドバイの有効性を皆様にお伝えしてゆきます。

ドバイはヨーロッパの極東であり、アジアの極西に位置します。その特性により21世紀に入ってから急成長を遂げ、現在では中東の金融センター、物流センターとなりました。国際空港評議会(ACI)の発表によるとドバイ・インターナショナル空港の2013年度利用者数は6,830万人に上り、世界で5番目に利用者数の多い空港となりました。2014年度初~3月末の時点での統計によるとドバイの空港の利用者数は、アトランタ(米国)、北京(中国)に続いて3番目に多い空港となっています。その数は1,836万人と、昨年同時期比で11.4%の伸びを達成しています。

利用者の目的地別でみてゆくと、上位からドーハ、ロンドン、クウェート、リヤド(サウジアラビア)、ジッダ(サウジアラビア)、ムンバイ(インド)、カラチ(パキスタン)、マスカット(オマーン)、バーレーン、デリー(インド)となっています。まさにMENASA地域にあるGCC(湾岸協力理事会)諸国、インド、パキスタン等との人・物の往来が活況であることがわかります。
現在のドバイ・インターナショナル空港は滑走路が2本しかありません。そのため、ドバイ政府はアール・アクトゥーム国際空港の建設に着手、2010年には第1フェーズが完成しました。こちらの新空港は人口複合都市ドバイ・ワールド・セントラル内に位置しており、今後合計で5本の滑走路の建設が予定されています。

この通り砂漠のオアシスとして開発されたドバイは、「空路の開発」により都市の存在感を高めています。
次回のは「ドバイ・ワールド・セントラル」の役割と、MENASA地域との連携について発信させていただきます。

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堀 明則ほり あきのり

(Hopewill Group)

幅広い事業範囲を武器に

日本企業、個人に対し、香港・シンガポールをハブとした、『日本からア

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