海外ビジネス コラム

ネットビジネス 2015年03月11日

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中国EC事情、2015年は京東(JD.com)の猛攻の年に?

浅野 潤(セールスインチャイナ株式会社)

【きっかけ1】微信からの流入

最近、京東(JD.com)の本社(北京)に行って、商談をしてきました。

もともとは、家電を専門に扱うモールとして有名になった京東モールですが、今はアパレルや食品までなんでも揃うモールとして、成長してきました。アリババ系のタオバオ、天猫と比べると市場シェア的にはまだまだ劣りますが、昨年、テンセントの出資を受けたことにより、テンセント傘下の微信(http://weixin.qq.com/)からの流入が期待できるようになりました。

微信は、6億人のユーザーを持つといわれている中国で最大のメッセンジャーアプリです。日本でよく使われているLINEやカカオトークとほぼ同じ機能で文字はもちろん、音声、写真、ミニ動画、グループチャットなどが利用できます。さらに、昨年発表されたバージョン5.0からは決済機能も追加されました。

テンセントとアリババは競合状態にあったため、微信からは直接、天猫やタオバオのページにはリンクできない状態でした。
テンセントと京東の提携により、微信の管理画面から、直接京東のアプリにリンクすることができるようになり、ネット通販を利用する人には非常に便利になりました。これによってかなりのアクセスが京東へ流れていくと思われます。

【きっかけ2】天猫への出展ルール改正

また、昨年11月から天猫への出店ルールが改正になり、出店申請時に必要なブランドの商標登録証が、登録されてから2年以上経過していないと出店できない、という新ルールになりました。これによって、天猫に新たに出店しようとする店舗が減っていくことになります。

京東はこのルールがないので、新規店舗が京東に流れていく傾向にあります。店舗が増え、商品が増え、微信からのアクセスが増えていく。この流れをうまくつかめば、今年は京東が大幅に躍進する可能性があります。

今年は京東に注目していきます。また、動きがあればこの場で定期的に報告します。

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