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海外ビジネス コラム

市場動向 2015年10月05日

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フランチャイザーの海外進出はマストな時代

ダレン ハリス(株式会社Dai)

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アメリカフランチャイズ産業の今

これまで、アメリカのフランチャイズ産業は2100万人の雇用、2.3兆ドルの経済活動を創出し、営業日の8分ごとに新しいフランチャイズが生まれてきた。

アメリカと同様に世界中のフランチャイズビジネスはこの10年、とくにブラジル、中国そしてメキシコで安定した成長を見せている。国際フランチャイズ協会(IFA)によると、加盟者は事業ポートフォリオに幅を持たせる重要な方法として海外進出に期待を寄せているという。

例えば、昨年夏のIFA加盟者の調査によると回答者の61%は、近いうちに海外のロケーションでフランチャイズ付与か運営をすると回答し、16%は利益の約3割を国際的な事業から得ているのだ。また返答があったうちの約4分の3が国際的なベンチャー開始か拡大の予定がある。

『フランチャイズタイムズ トップ200』の企業が運営、もしくはフランチャイズを付与するロケーションは、2013年に10.3%も成長している。それにもかかわらず2013年の国内での成長は1.3%にすぎない。

たとえば2013年に関して言えば、米国大手フランチャイズ企業が国内で1店舗を増やしたのに対し、海外市場では4ロケーション増やしたのに相当する。

米国の大規模フランチャイズシステムは平均で、36.3%のロケーションは海外にあり、2012年の34.4%より2ポイント近く増えている。ちなみに2000年の初回ランキングでは27%だった。

『フランチャイズタイムズ トップ200』の企業の報告では、2013年には5900億ドルの売り上げがあり、2012年の5670億ドルから比べると4%の上昇である。

なぜ今、海外フランチャイズが注目されるのか?

1. フランチャイザーの主なターゲットである世界の中流階級が、今後20年の間に20億人から50億人に成長すると予測されるから

2. 米国トップ200のフランチャイズブランドの3分の1以上が海外に店舗があり、10年後には割合が50%アップすると予想されるから

3. 80%の回答者が国際的な発展が将来の成功の鍵を握ると考えているから

これは大企業についてだけ言えることではない。よい信頼できるブランドがあれば多くの小規模企業が海外に進出している。海外進出による成長と利益は大きな魅力である。

(翻訳:柏岡)
※ 本記事は「フランチャイズWEBリポート」の記事に加筆修正を加えたものです。
https://fc.dai.co.jp/

このコラムの著者

ダレン ハリス

ダレン ハリスだれん・はりす

(株式会社Dai)

<海外フランチャイズの専門家>

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