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市場動向 2019年03月29日

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シリコンバレーのIT企業も愛用するガソリンデリバリーサービス「Booster」とは?

ワイズアンドパートナーズ・ジャパン株式会社 (ワイズアンドパートナーズ・ジャパン株式会社)

最近、私たちのアメリカオフィスの駐車スペースには、ほぼ毎日と言っていいほど、鮮やかなパープル色のトランクがやってきます。その正体は、「Booster」というガソリンデリバリーのモバイルサービスです。Boosterと利用契約を交わしたオフィスを中心に一部の商業施設、大学などでの利用が可能となります。

アメリカで、生活をする上でなくてはならない車ですが、忙しいビジネスパーソンにとっては、時間のない出社前や仕事を終えて疲れきった退社後に、わざわざガソリンスタンドへ立ち寄ることは、とても面倒なことです。私も、何度かガソリンを入れ忘れ、ヒヤヒヤした思いで出社したことがあります。

就業時間中にオフィスまでガソリンを配達してくれるなんて、なんとも画期的なサービスなのです。しかも、価格はデリバリー料金やサービス料金等を一切含まず、周辺のガソリンスタンドとほぼ同じ価格、またはそれよりも手頃な価格で提供してくれます。

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使用方法はとても簡単で、ユーザーは、スマートフォンからアプリをダウンロードして、車種やナンバープレートを登録、あとは下記のステップでガソリンをオーダーするだけです。

ガソリンのオーダー方法:
① ガスの種類を選択する
② 駐車した場所を指定する
③ 好きな時間を指定する
④ 指定した時間までに、車の給油口の蓋を開けておく

Boosterはサンノゼで火がつき、GoogleやシリコンバレーのeBayやFacebook、Oracleといった大手企業も次々にサインナップして、多くの従業員が好んで活用しているようです。

創業者のMycroft氏は「ただガソリンスタンドに行くために、消費しなくてはならないガソリンと時間」への嫌気からビジネスのインスピレーションを得たと伝えています。また、それと同時に「妻が一人で(危ない)ガソリンスタンドに行くことを避けるために、車のタンクをいつでも満タンにしておきたかった」とも述べています。
「ガソリンスタンドが危ない?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、安全な日本とは違い、アメリカのガソリンスタンドではよく犯罪が発生します。アメリカでも安全な都市の一つと言われるアーバインに住んでいる私たちでさえ「危ないから、夜に一人でガソリンスタンドにはいかないように」と家族に釘を打たれるほどです。
* 統計的にみても、ガソリンスタンドとコンビニエンストアでの強盗の発生率は全体の発生件数の8.3%にも及ぶと言われています。

Boosterの投資家の一人は、ガソリンスタンドで発生した暴力犯罪で、両親を亡くしたそうです。このBoosterのサービスは、ガソリンを入れるために使用する人々の時間や手間を省くだけでなく、私たちの命までも守ってくれるサービスとなりうるかもしれません。

私たちYs and Partnersは、米国現地からホットなマーケティングの情報や現地にいるから感じとることのできるカルチャーの違いなどをお届けしています。アメリカ進出をお考えの皆さま、ご連絡を心からお待ちしています。

ワイズアンドパートナーズに問い合わせる:https://ysandpartners.com/jp/contact/

参考リンク:
Center for Problem-Oriented Policing:
http://www.popcenter.org

Silicon Valley tech companies use this start-up to fill employees’ gas tanks while they’re at work:
https://www.cnbc.com/2017/07/31/booster-a-fuel-delivery-start-up-used-by-companies-like-facebook.html

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