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海外ビジネス コラム

市場動向 2012年12月29日

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『昨日の延長線上にある「当たり前」を見直す。 』

堀 明則(Hopewill Group)

昨日の延長線上にある「当たり前」を見直す。
世界的に明日を予測することへの複雑さが増しています。
それは、昨日まで安全圏と言われていたものに、新しい価値が創造され拮抗し、バランスに変化が生じるために発生する不確実性によるところです。

先進国における新興市場の拮抗、
産業主導における金融市場の拮抗、
などなど。

このような時代、
「適材適所」は人だけに言えたことではなく、広く世界を見渡し人以外の、物、金、すべての資源において適用される考え方であるべきですね。

それは、自分の身の回りにある「当たり前」を見直すという考え方に通じるかもしれません。
昨日の延長線上に、明日を見出そうとすれば、選択肢も限定的となりますが、広く世界を見渡すと、昨日の延長線上にない新しい明日を見出すこともできるはずです。

経済は停滞している → 世界を見渡すと伸びている経済圏がある。

デフレに悩まされている → インフレ傾向にある経済圏がある。

預金金利はつかない → 10%以上の預金金利をつけている通貨がある。

自社の技術評価はピークを過ぎた → これからその技術を必要として市場はある。

中国は人件費が上がっている → 中国でも人に依存しない生産体制は作れる。

そんな中国ではあるがだまされる → 中国をよく知る中国市場の達人・助人はいる。

ノウハウがないので前に進めない → ノウハウを提供してくれる協業先はある。

高い税率になやまされる → 低税率地域を活用できる方法はある。

節税に費やす時間が多い → 積極的に利益を出すことに集中できる地域はある。

直接金融(証券市場)は終わった → 直接金融が経済の活力になっている市場はある。

何でも自前でやらなければいけない → ないものは借りる、融通しあう。

進出と言えばその地に出向くことである → 進出をしない進出方法も多数ある。

このような「当たり前転換」は実現可能です。
ただし、この「当たり前転換」は日本国内だけでは難しいですね。
多くの企業の皆様、そして個人の皆様とお会いさせていただくなかで、日本国内だけでは、この「当たり前転換」のきっかけや、それに着手するための情報が、まだまだ不足しているのではないかと感じるところです。

ぜひアジアにお出かけください。

アジアの力は、「当たり前転換」のエポックメイキングとして機能してくれるはずです。

大増税、原発問題、デフレ進行、迷走行政、マインド低下、こんなときだからこそ、活力復活には「当たり前転換」です。

今いる環境の中の当たり前の尺ですべてをはかれば、それは「呪縛」と言い換えることができるかもしれません。

外にある活力を取り込んでゆくことは、日本の活力につながります。

活力の取り込み方には様々な方法手法があると思います。
目の前の理不尽に文句を言っている暇はありません。
今こそ、ブレークスルーのためのマインドチェンジの時です。

このコラムの著者

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堀 明則ほり あきのり

(Hopewill Group)

幅広い事業範囲を武器に

日本企業、個人に対し、香港・シンガポールをハブとした、『日本からア

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