ネットビジネス 2014年04月19日
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越境ECが盛り上がって来ています
たとえば、あなたが日本で売ってないアメリカの商品(おしゃれなTシャツとか、流行りの健康食品とか)を欲しいと思って、アメリカのamazon.comで、その商品を探して購入。
アメリカから国際宅急便で送ってもらって入手する。
これが日本からの越境ECで、こういった日本人消費者の越境EC購入額は、年間約145億円と言われています。
最近、中国でもこういった消費動向が目立ってきていて、すでに中国人消費者の越境EC購入額は年間約2,300億円以上になっているようです。
中国のこういった消費者動向は、中国国内のネット通販自体の盛り上がりも要因の一つですが、やはり中国はニセモノが横行している社会ですから、少し高くても、送料が余分にかかっても、海外からホンモノを入手したいという少し所得の高い層が増えてきたことが大きな要因だと思います。
中国の消費者が海外のサイトで購入するものは、サプリメント、化粧品、食品、ベビー用品などが多いようです。
やはり、口に入るものや肌につけるものは、ホンモノを求めるようですね。
また、中国は輸入規制が厳しく、化粧品やサプリメントの輸入は資格検査が1年ほどかかるので、なかなか輸入できません。
ですので、最新の化粧品やサプリメントは個人輸入で入手するしか方法がないことも、越境ECを利用する要因になっています。
日本のブランドの中でも、大手ブランド、有名なブランドは既に中国に進出し、現地法人を作って直営店舗や代理店販売網、ネットショップを作りあげて販売をしていますが、現地法人を作るほどの人的、資金的余裕がない中小のブランドにとっては、中国人消費者が越境ECに貪欲だということは非常に大きなチャンスです。
中国向けの越境ECを考える上で、簡単で集客に理想的な方法としては、タオバオに店舗を開いて商品を並べ注文があったら日本からEMS等で配送する、という方法です。
もちろん、中国語のページを作ったり、中国語でチャット対応(カスタマー)をする必要があり、多少ハードルがありますが、現地法人を作ったり中国で販売網を構築することを考えれば非常に簡単にスタートできます。
その他には、少し本格的になりますが「天猫国際」というスキームがあり、香港のアリペイと契約して、日本にいながら天猫に出店できるスキームもあります。
ケンコーコムがこのスキームで天猫に出店していて、既に月商2000万円規模に成長しているといいます。
日本から巨大な中国人消費者圏へリーチできる越境EC。
簡単ではないかもしれませんが、可能性は無限大ですよ。
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