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海外ビジネス コラム

ネットビジネス 2012年08月21日

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海外進出にも必須! ソーシャルメディア先進国アメリカに見た「層の違い」

平田 夏鈴(株式会社ガイアックス)

前回に引き続き今回もアメリカのソーシャルメディア活用事情についてご紹介いたします。

アメリカでは大手だけでなく、中小企業も積極的にfacebookページを作成しオフィシャルHPにプラグインを掲載する等あらゆる企業がブランディング・マーケティング・プロモーション・カスタマーサポート等様々な目的にあわせソーシャルメディア運用を行っています。

しかし、多くの人が集まる大手企業と比較し、中小企業の中には必ずしもfacebook等ソーシャルメディアに明るい人がいるとは限らないのではないかという疑問を持っていたので、先日のサンフランシスコ出張時に聞いてみました。

サンフランシスコの状況を伺ったので必ずしもアメリカ全土とはいえませんが、サンフランシスコでは、

①   商工会議所やレストランオーナー等を対象にソーシャルメディアのセミナーが開催されている
②   定期的に初心者向けのソーシャルメディアセミナーが開催されている

というような学びの機会が多数あるそうです。

①   のセミナーのように商工会議所等の単位で外部講師を招きソーシャルメディアの活用を推進している動きは、日本でも自治体のfacebook活用が進むにつれ少しずつ進んできているように思えます。

一方②はいったいどういう内容で開催されているのかを知るべく以前出張時に実際に参加しましたのでその様子を少しご紹介いたします。

参加したセミナーは、SVForumというサンフランシスコベイエリアを拠点とする団体が主催する
「How Leading Companies Are Using ”Social” to drive sales」です。

http://www.meetup.com/SVForum-MarketingSIG/events/47507882/

セミナーではPehr Luedtke氏というソーシャルコマースサービスを提供するPowerReviews, Inc.のCEOの方が講師となり、各ソーシャルメディアの特徴と、小売業等がどのようにソーシャルメディアを活用し売上を伸ばしていくかが事例をもとに紹介されました。

このセミナー会場に入室して最初に驚いたのは、参加者の8割くらいがシニア層だったことです。
日本国内ですと、ソーシャルメディア関連のセミナーに参加した場合、大半が20代〜40代の若手担当者が参加するイメージでしたが若い世代はほとんどいらっしゃいませんでした。

参加されている方に何名かお話を伺ったところ、多岐にわたる職種・業界の方々が参加されており、大手企業をリタイアしたばかりで新しく何か始める際に活用したいと考えている方、病院に勤務しており啓発のために活用したいと考えている方等様々な目的を持ってセミナーを聞いていらっしゃいました。

失礼ながら、参加者の方、また主催者の方に年齢層が高くて驚いた旨を伝えたところ、このような初歩的なセミナーには大半が同様の世代の方がいらっしゃっているそうです。
彼らいわく、若い世代は既に日頃からfacebook等を活用しており、分かっている部分が多いから参加する必要がないとのことでした。

日本ではソーシャルメディアの担当者は若い方が多い印象でしたが、サンフランシスコではあらゆる世代がソーシャルメディアの可能性を感じ積極的に学び活用方法を模索している姿にとても刺激を受けることができました。

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平田 夏鈴

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