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海外ビジネス コラム

市場動向 2013年04月19日

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<アジア・クロスボーダー戦略> 経済特区 インドネシア(6)

堀 明則(Hopewill Group)

香港ではユニクロの香港上場の可能性が大きく報じられました。
アジアを今後の主戦場と位置づける日本企業は、資金調達もアジアで検討、というわけです。
雑貨ショップ大手のバルス、中古ブランド取り扱い大手のブランドオフ、今後も日本企業の香港上場の話題は後を絶たないのでしょう。
大手企業、業界リーダーのこの傾向は必ず日本経済、日本の同業に影響を及ぼしてゆきます。

アジアの時代ですね。

また日本のマネーサプライがアジアでは次のように受け止められています。
HSBCホールディングスの見解では、日本の金融緩和と安倍首相の経済対策で最大の恩恵を受ける国としてインドネシア、タイ、マレーシアを挙げています。
HSBCの担当者に対するインタビューでは、この金融緩和は、日本の企業と銀行に対し、東南アジアへの投資引き上げと事業拡大を促すものだと指摘しています。
また同氏は、資産価格の上昇や投資、消費を促し、それだけでこうした国々が2013年に高水準の成長を持続することに貢献する可能性があるとも述べています。

別の見解では、アベノミクスの経済効果により、日本経済の回復が見られた場合、まずその恩恵を受ける産業として第一次産業が挙げられます。
したがって、インドネシア等の第一次商品の輸出国の経済も、プラスの影響が働くことが予想されますね。

それでは、本日の本題にうつります。

今回は東ジャワ地区の主要工業団地の詳細を見てゆきます。
今回も弊社「アジア・クロスボーダー戦略コンサルティングチーム」が
まとめます情報を、以下の通り発信させていただきます。

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日系企業が特に多い工業団地は、
ヌゴロ工業団地、
グレシック工業団地、
パスルアン工業団地(PIER)、
スラバヤ工業団地(SIER)
などがある。

企業は工場設置のために、建設権が設定された土地を購入する。
建設権は30年間有効であり、延長20年、再更新30年となっている。

(1)ヌゴロ工業団地
スラバヤ市から49kmに位置しており、総開発面積は440haである。
付帯施設は、ゲストハウス、診療所、レストラン、銀行などがある。
インフラ面では、電力は、国営電力会社から供給されている。
通信は、国営通信会社より供給されている。
入居企業業種は、自動車部品、紙・プラスチック、化学薬品、タバコ、家具などがある。
入居企業数は64社となっている。

(2)グレシック工業団地
グレシク市から2km、スラバヤ市中心部からは45kmに位置しており、総開発面積は135haである。
インフラ面では、国営電力会社から電力供給されている。(250MW)
通信は、国営通信より供給されている。(400回線)
進出企業業種は、ガス、セメント、プラスチック、飲料、農機、建材などがある。
入居企業数は86社となっている。

(3)パスルアン工業団地
スラバヤ市中心部から約50km、スラバヤ空港から約45km、
スラバヤ港から約60kmに位置しており、総開発面積は474haである。
住友商事が販売代理店になっている。
付帯施設は、郵便局、診療所、レストラン、銀行などがある。
インフラ面では、電力は、国営電力会社から供給されている。(50,000KVA)
通信は、国営通信会社より供給されている。(1,000回線)
入居企業数は53社となっており、ヤマハ、パナソニックなどが進出している。

(4)スラバヤ工業団地
スラバヤ市内より南へ約50km、スラバヤ空港から約45kmに位置しており、
総開発面積は333haである。
付帯施設は、病院、郵便局、消防署、会議場、レストラン、銀行などがある。
インフラ面では、電力は、国営電力会社から供給されている。
入居企業数は401社となっており、
ヤマハ、パナソニック、中央精機などが進出している。

(文責)
ホープウィル・グループ
アジア・クロスボーダー戦略コンサルティング・チーム
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次回は舞台をタイに移して経済特区情報をお届けします。
タイは日本経済にとってなじみの深い国です。

お楽しみに。

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堀 明則ほり あきのり

(Hopewill Group)

幅広い事業範囲を武器に

日本企業、個人に対し、香港・シンガポールをハブとした、『日本からア

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