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インバウンドのリピーター獲得施策|再訪を生む仕組みづくりと業種別の実践ポイント

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インバウンドのリピーター獲得施策|再訪を生む仕組みづくりと業種別の実践ポイント", "description": "訪日外国人の6割超がリピーター。再訪を促すCRM的な仕組みづくりから、飲食・宿泊・小売の業種別施策まで、インバウンドリピーター獲得の実践ポイントを解説します。

訪日外国人旅行者の6割以上がリピーターであることをご存じでしょうか。JNTO(日本政府観光局)の統計によると、訪日外国人の約64%が2回目以上の来日者です。
リピーターは初訪問者に比べて滞在中の消費額が高く、東京や大阪だけでなく地方にも積極的に足を運ぶ傾向があります。つまり、リピーターの獲得はインバウンドビジネスの売上向上と地域活性化の両面において極めて重要なテーマです。
しかし、「また来てくださいね」と笑顔で見送るだけでは、再訪にはつながりません。帰国後も接点を維持し、「また行きたい」と思わせる仕組みを意図的に設計する必要があります。

本記事では、インバウンドにおけるリピーター獲得の施策を、CRM的な仕組みづくりの視点から体系的に解説します。飲食・宿泊・小売といった業種別の実践ポイントもあわせてご紹介しますので、ぜひ自社の施策にお役立てください。

この記事でわかること

  • ・訪日リピーターの実態と、リピーター獲得がインバウンド戦略の鍵となる理由
  • ・帰国後も接点を維持するCRM的な仕組みづくりの具体的手法
  • ・飲食店・宿泊施設・小売/体験施設の業種別リピーター獲得施策

1. なぜリピーター獲得がインバウンド戦略の鍵なのか

リピーター率60%超・消費額は初訪問者を上回る

JNTOの訪日外国人消費動向調査によると、訪日外国人旅行者の約64%が2回目以上の来日者、いわゆるリピーターです。この数字は年々上昇傾向にあり、訪日市場が「新規開拓」の段階から「リピーター定着」の段階へ移行していることを示しています。

注目すべきは消費額の違いです。リピーターは初訪問者と比べて1回あたりの消費額が高い傾向にあります。すでに基本的な観光を済ませているため、食事や体験、買い物により多くの予算を配分するのです。訪日回数が3回、5回と増えるほど、1回あたりの消費額も上昇するというデータもあります。

集客コストの観点からも、リピーター獲得は効率的です。一般に「新規顧客の獲得コストは既存顧客の維持コストの5倍」と言われます。一度来訪してくれたお客様との関係を維持する方が、ゼロから新規客を呼び込むよりもはるかに低コストです。

リピーターが地方・コト消費を牽引する

リピーターの行動パターンには、もう一つ重要な特徴があります。初訪問者は東京・大阪・京都のゴールデンルートに集中しますが、リピーターは「もっとディープな日本」を求めて地方を訪れる傾向が強いのです。地方の観光事業者にとって、リピーターの存在は地域活性化の大きな原動力です。

消費の内容も変化します。初訪問者が家電や化粧品などの「モノ消費」に傾くのに対し、リピーターは温泉や茶道体験、地元の居酒屋巡りといった「コト消費」を重視します。大手資本がなくても「ここでしかできない体験」を提供できれば、リピーターに選ばれる可能性は十分にあります。

2. リピーターが「また来たい」と思う3つの条件

期待を超える体験(サービスの質・おもてなし)

「普通に良かった」という感想では、わざわざ飛行機に乗って再び訪れようとは思いません。「あの体験をもう一度したい」と強く思わせる何かが必要です。

それは大がかりな演出でなくても構いません。手書きのウェルカムメッセージ、ちょっとしたサービスの一品、雨の日に傘を差し出す気遣い。こうした小さなサプライズの積み重ねが「期待を超える体験」をつくります。日本ならではの「おもてなし」は海外の旅行者にとって最大の差別化要素であり、リピーターを生む原動力です。

「あなたを覚えています」というパーソナルな対応

人は「自分のことを覚えてくれている」と感じたとき、その場所や人に強い親近感を抱きます。前回の好みや要望を記録しておき、次回の来店時に反映する。名前で呼びかける、前回注文したメニューを覚えている。こうしたパーソナルな対応は、顧客のロイヤルティを飛躍的に高めます。

高価なCRMシステムは必須ではありません。メモ帳に「〇月〇日来店、アメリカから、日本酒が好き」と書いておくだけで十分です。次回来店時に「前回は〇〇を気に入っていただきましたよね」と声をかけるだけで、お客様は驚きとともに深い満足感を得るでしょう。

帰国後も接点が続く仕組み(SNS・メール・アプリ)

どれほど素晴らしい体験を提供しても、帰国後に接点がゼロになれば記憶は徐々に薄れていきます。日常に戻ったお客様が次の旅行先を考えるとき、あなたのお店や施設が候補に挙がるためには、帰国後も継続的に接点を持つ仕組みが欠かせません。

SNSのフォロー、メールアドレスの取得、LINE公式アカウントへの登録など、滞在中に自然な形で接点を確保しておくことが重要です。帰国後は季節の情報や新メニューの案内を定期的に発信し、「次の旅行先」の選択肢に入り続けましょう。

3. 再訪を生む仕組みづくり ― CRM的発想で考える

顧客情報の取得(会員登録・LINE・メールアドレス)

リピーター獲得の仕組みづくりは「顧客情報の取得」から始まります。帰国後に連絡を取る手段がなければ、フォローは実行できません。

最も手軽な方法は、会計時にLINE公式アカウントのQRコードを提示することです。「友だち追加で次回10%OFF」などの特典をつけると登録率が大幅に上がります。フリーWi-Fi接続時にメールアドレスを取得する仕組みも有効です。会員カードやポイントカードを用意する場合は多言語版を準備しましょう。

なお、個人情報保護法の観点から、取得した情報の利用目的を明示することも忘れないでください。

帰国後のフォロー(サンクスメール・季節の案内・クーポン)

顧客情報を取得したら、次は「帰国後のフォロー」です。最もシンプルかつ効果的なのは、来店や宿泊から1週間以内にサンクスメールを送ることです。「先日はお越しいただきありがとうございました」というお礼とともに、滞在中の写真や思い出を添えると、お客様の満足感がさらに高まります。

その後は、季節の変わり目に合わせた情報発信が効果的です。「今、日本は桜の季節を迎えています」「紅葉が見頃を迎えました」といった写真付きの案内は、旅行意欲を刺激します。さらに、次回来日時に使えるクーポンや限定特典を添えると、再訪のきっかけになります。

配信頻度は月1回程度が目安です。週に何通も届くメールは煩わしく感じられ、登録を解除されてしまうリスクがあります。「少なすぎず、多すぎず」を意識して、お客様にとって価値のある情報を厳選して届けましょう。

次回来日時の特典設計(リピーター限定体験・ポイント)

帰国後のフォローに加えて、「次に来たときのお楽しみ」を具体的に用意しておくことも重要です。「2回目以降のお客様限定」のメニューや体験は、リピーターに特別感を与えると同時に、再訪の強い動機づけになります。

ポイント制度を導入し、来店回数に応じて特典がランクアップする仕組みも効果的です。たとえば3回目の来店で特別なデザートをサービス、5回目で非公開の特別メニューを提供するなど、段階的な特典を設計すると「次も来よう」という意欲が持続します。

また、桜シーズンや紅葉シーズンなど人気の時期には、リピーター限定の先行予約権を提供するのも有効です。「いつも来てくれるあなただからこそ、一般予約に先駆けてお席を確保できます」という特別扱いは、リピーターの心をつかむ強力な施策です。

4. 業種別|リピーター獲得の実践ポイント

飲食店の場合

飲食店のリピーター獲得において最も重要なのは、帰国後も予約できる導線を整えることです。多言語対応の予約ページやGoogle ビジネスプロフィールの予約機能を活用し、海外からでもスムーズに予約できる環境を用意しましょう。予約のハードルが高いと、「行きたいけど面倒だからやめよう」となってしまいます。

メニュー面では、常連向けの「隠れメニュー」や季節限定メニューの存在がリピートの動機になります。「前回来たときにはなかった新メニューがある」「次の季節にはどんな料理が出るのだろう」という期待感は、再訪を後押しする大きな力です。SNSやメールで季節メニューの写真を定期的に発信すると効果的です。

会計時には、口コミ投稿のお礼と次回割引のQRコードを印刷したカードを渡しましょう。GoogleマップやTripAdvisorへの口コミは新規集客にも直結するため、リピーター施策と新規獲得施策を同時に実行できる一石二鳥の方法です。

宿泊施設の場合

宿泊施設は滞在時間が長い分、お客様との関係を深めやすい業種です。チェックアウト時にサンクスカードと次回予約の割引コードを渡し、「またお待ちしております」という気持ちを形にしましょう。

リピーターには部屋のランクアップや朝食のアップグレードなど、目に見える特典が効果的です。宿泊回数に応じて特典が充実する段階制を導入すれば、「次回はゴールド会員になれる」という目標がリピートの動機になります。

帰国後のフォローとしては、誕生日や記念日のタイミングでメッセージを送る方法が有効です。「記念のご旅行に当館をお選びいただけたら幸いです」という一通が、旅行計画のきっかけになることは少なくありません。四季折々の景色やイベント情報を写真付きで発信し、「この季節にまた泊まりたい」という気持ちを喚起しましょう。

小売・体験型施設の場合

小売店のリピーター施策の鍵は「帰国後にも購入できる仕組み」です。越境EC(海外向けオンライン販売)の導線を整え、商品パッケージにECサイトのQRコードを貼付する、会計時に案内カードを渡すなどの工夫をしましょう。ドラッグストアなど訪日客の来店頻度が高い業態では、LINE公式アカウントへの登録促進や帰国後の越境EC誘導が特に効果的です。業態別の具体施策はドラッグストアのインバウンド施策|訪日客に選ばれる店舗づくりとリピーター獲得の仕組みもあわせてご覧ください。

体験型施設では「レベルアップ体験」の提案が有効です。茶道体験なら初級・中級・上級のコースを設定し、「次回は中級にチャレンジしませんか?」と案内する。「まだやっていないことがある」と感じてもらうことが再訪の原動力です。

また、業種を問わず重要なのがSNSでの写真投稿の促進です。施設内にフォトスポットを設置したり、投稿してくれた方に小さなプレゼントを渡したりすると、UGC(ユーザー生成コンテンツ)が増加し、リピーターの投稿が新規客を呼び込む好循環を生み出せます。

5. よくある質問(FAQ)

Q. リピーター獲得にはどのくらいのコストがかかりますか?

LINE公式アカウントやSNS運用であれば、月額数千円から数万円程度で始められます。インバウンド向けの広告出稿で新規集客を図る場合と比較すると、リピーター施策の方が費用対効果は高い傾向にあります。まずは無料で始められるSNS運用から取り組み、効果を見ながら予算を拡大していくのがおすすめです。

Q. 小規模な事業者でもリピーター施策はできますか?

はい、十分に可能です。手書きのサンクスカード、LINE公式アカウントのQRコード、口コミ依頼カードなど、コストをほとんどかけずに始められる施策は数多くあります。大切なのは、帰国後にお客様と接点を持てる仕組みを少なくとも1つ用意することです。規模の大小ではなく、「お客様を覚えていること」がリピーターを生む最大のポイントです。

Q. どの国のリピーターが多いですか?

台湾、韓国、香港が訪日リピーター率の上位を占めています。地理的に日本に近く、渡航費が比較的安いことが主な背景です。特に台湾からの旅行者はリピーター率が約80%に達するとされ、非常に高い数値を示しています。近年は東南アジア、とりわけタイやシンガポールからのリピーターも増加傾向にあります。

Q. リピーター向けの情報発信は何語ですべきですか?

ターゲットとする国籍に合わせるのが理想ですが、まずは英語で発信すれば幅広い国籍のお客様に対応できます。自店舗に台湾や中国からのリピーターが多い場合は中国語(繁体字・簡体字)、韓国からのリピーターが多い場合は韓国語を追加しましょう。翻訳ツールを活用すれば、多言語対応のハードルは以前よりも大幅に下がっています。

Q. SNSとメール、どちらがリピーター獲得に効果的ですか?

ターゲットの国籍や年齢層によって異なります。アジア圏のリピーターにはLINEやInstagramが効果的で、特に台湾や東南アジアではLINEの利用率が高いです。一方、欧米圏のお客様にはメールの方が開封率が高い傾向があります。可能であれば両方を併用し、お客様が好む手段で情報を届けるのがベストです。

Q. リピーターが増えると新規客が減りませんか?

むしろ逆の効果が期待できます。リピーターはSNSや口コミサイトでの発信頻度が高く、その投稿を見た友人や知人が新規客として訪れるケースが多いです。リピーター施策は新規集客との相乗効果を生むものであり、両者がトレードオフの関係になることはほとんどありません。

6. まとめ

訪日外国人旅行者の6割以上がリピーターであり、その消費額は初訪問者を上回ります。さらにリピーターは地方にも足を運び、体験や食事などのコト消費を牽引する存在です。リピーターを「また来たい」と思わせるには、期待を超える体験、パーソナルな対応、そして帰国後も接点が続く仕組みという3つの条件を満たすことが求められます。
具体的には、CRM的な発想で顧客情報を取得し、帰国後にサンクスメールや季節の案内でフォローを続け、次回来日時のリピーター限定特典を設計するという流れが効果的です。飲食店なら多言語予約ページと季節メニューの発信、宿泊施設ならアップグレード特典と記念日メッセージ、小売・体験施設なら越境ECとレベルアップ体験といった業種別の施策も組み合わせましょう。
まずはLINE公式アカウントへの登録促進とサンクスメールの仕組みを整えることから、小さく始めてみてください。

7. 優良な海外進出サポート企業をご紹介

「Digima〜出島〜」には、厳正な審査を通過した優良な海外進出サポート企業が多数登録しています。

インバウンド対策の戦略立案から、多言語対応、海外向けマーケティング、越境ECの構築まで、幅広い分野の専門企業がそろっています。「リピーター獲得の仕組みを本格的に整えたい」「海外からの集客を強化したい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

ご連絡をいただければ、貴社の課題やご要望に合った最適なサポート企業をご紹介いたします。

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