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海外展示会でSaaSは売れない。だから先に設計すべき「商談化の条件」

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海外展示会で反応はあるのに案件化しないSaaS企業には共通点があります。

本記事では、受注を急ぐ前に整理すべき「ターゲット」「決裁構造」「訴求」「次回商談導線」の設計を解説します。
展示会は、SaaSにとって単なる露出の場ではありません。海外市場で誰に何をどう届ければ商談化するのかを見極める場です。

展示会を単発のイベントで終わらせず、海外展開の商談創出につなげる考え方を整理します。

この記事でわかること

海外展示会でSaaSが案件化しにくい理由、展示会前に整理すべき商談化の条件、展示会で見るべき相手と論点、展示会後に回収すべき情報の整理方法がわかります。

海外展開を考えるSaaS企業にとって、海外展示会は有力な打ち手の一つです。短期間で現地の見込み顧客やパートナー候補と接点を持てるため、「まずは展示会から」という判断は珍しくありません。特に、まだ海外での認知が十分でない企業にとっては、限られた期間で見込み顧客と直接会話できる機会は大きな魅力です。

ただし、SaaS企業の海外展示会では、よくある失敗があります。

それは、会場では反応があるのに、帰国後に案件化しないことです。プロダクトデモには興味を持たれる。会話も盛り上がる。名刺も集まる。それでも次の商談に進まない。あるいは商談になっても、導入に必要なステップが見えず失速する。こうした状況は、SaaSの海外展示会では特に起こりやすいものです。

このとき、多くの企業は「英語の説明が弱かった」「ブース訴求が足りなかった」「現地の営業力が足りない」と考えがちです。もちろんそれらも一因ですが、より本質的な問題は別にあります。

それは、展示会を“売る場”として見ていて、“商談化の条件を確かめる場”として設計できていないことです。

SaaSは、有形商材のようにその場で価値が直感的に伝わるとは限りません。導入には、課題の認識、決裁プロセス、運用部門との合意、既存システムとの整合、場合によってはPoCやトライアルなど、複数のハードルがあります。だからこそ、展示会の目的は「その場で受注すること」ではなく、「誰に、どんな訴求で、どう次の商談につなげるかを見極めること」に置くべきです。

なぜSaaSは展示会で“売れそうなのに売れない”のか

止まる理由は、展示会時点で“次に進む条件”が設計されていないことです。

SaaS企業の展示会後によく起きるのが、会場ではプロダクトへの関心が高く、デモにも足を止めてもらえたのに、帰国後に会話が続かないという状態です。これは、プロダクトが悪いからではありません。むしろ、一定の魅力があるからこそ会場では反応が出ています。

問題は、展示会で得られた反応を「前進」とみなしてしまうことです。実際には、興味を示した相手が誰なのか、その相手は組織の中でどの役割にいるのか、その場で確認すべき次の論点は何なのかが整理されていないと、商談化には進みにくくなります。

SaaSの展示会では“反応”と“案件化”の間に段差がある

たとえば、来場者が強く興味を示したとしても、その人が決裁者なのか、利用部門なのか、情報収集の担当者なのか、販売パートナー候補なのかによって、次に取るべき行動は変わります。また、相手が抱えている課題が顕在化しているのか、まだ抽象的なのかでも、会話の深さは変わります。

さらに、SaaSは導入プロセスに複数の関係者が関わるため、その場で盛り上がっただけでは前進とは言えません。

SaaSの海外展示会では、「良い反応があったか」よりも、「どういう相手が、どんな論点で次の打ち合わせに進めそうか」を見極めることの方が重要です。

ターゲットは“利用者”ではなく“導入を動かす人”で考える

展示会前に整理すべきなのは、利用者だけでなく“導入を動かす人”です。

SaaS企業が展示会で陥りやすいのが、「この機能を使う人」にばかり目が向いてしまうことです。もちろん利用者理解は重要です。ただ、海外展示会で商談を前進させるには、利用者だけでなく、導入を動かす人が誰かまで整理しておく必要があります。

現場・管理者・決裁者で、見ている論点は異なる

現場担当者は課題を感じていても、予算を持っていないことがあります。逆にマネジメント層は導入判断ができても、運用イメージが湧かなければ進みにくい。さらに、国や業界によっては、導入支援パートナーや代理店が初期導入の成否を左右することもあります。

このとき整理すべきなのは、次のような構造です。

誰が最初に関心を持つのか。誰が社内で稟議を動かすのか。誰が最終判断をするのか。誰が運用時の実務を担うのか。こうした構造が曖昧なままだと、会場で刺さる相手は見つかっても、案件化にはつながりません。

訴求は“機能”ではなく“導入後の変化”でつくる

海外展示会では、「何ができるか」よりも「導入すると何が前に進むのか」を先に伝える必要があります。

SaaS企業の展示会では、どうしてもプロダクト機能の説明に寄りすぎることがあります。しかし海外市場では、日本で当たり前に伝わる価値が、そのまま伝わるとは限りません。機能一覧を並べても、相手が自社の文脈で使えるかが見えなければ、強い印象は残りません。

伝えるべきなのは“機能”ではなく“成果”

重要なのは、機能の説明ではなく、導入によって何が変わるのかを示すことです。たとえば、工数削減、部門間連携の改善、レポートの可視化、業務の標準化、人依存の低減など、相手にとっての成果に翻訳して語る必要があります。

特に展示会では、会話時間が限られています。そのため、「何ができるか」を順番に説明するより、「導入すると何が解消されるのか」「導入後に何が前進するのか」を先に伝えるほうが、次の会話につながりやすくなります。

次の商談に進む条件を定義しておく

展示会では、すべての接点を同じ熱量で扱わないことが重要です。

そこで必要なのが、「この状態なら次回商談に進める」という基準です。SaaSの海外展示会では、名刺が集まること自体は珍しくありません。問題は、その中で本当に深掘るべき相手をどう見分けるかです。

“盛り上がった”と“前進した”は別物

たとえば、課題が具体的に言語化されている、導入検討に関わる立場の人と接触できている、次回打ち合わせで確認すべき論点が見えている、トライアルやデモ深掘りの余地がある、といった条件があれば、その接点は前進可能性が高いと言えます。

逆に、この基準がないと、会場では盛り上がったのに、帰国後に優先順位がつけられず、結局どこにも深く入れないまま終わります。

課題はあるのに、導入の形が見えず止まるケース

SaaSの海外展示会で重要なのは、プロダクト説明よりも導入シナリオの解像度です。

SaaSの海外展示会でよくあるのは、「課題には共感されたが、導入イメージが持たれず止まる」というケースです。

相手が欲しいのは“興味”ではなく“進め方”

たとえば、現場では非効率が発生していて、担当者も改善したいと思っている。ところが、誰が社内で推進するのか、既存システムとどうつなぐのか、導入時の初期負荷はどの程度か、まず一部導入できるのかが見えないと、興味はあっても案件になりません。

このタイプの商談では、展示会で必要なのは派手な訴求だけではありません。どこから小さく始められるか、どの部門から導入しやすいか、誰に話をつなげるべきかまで会話できるほうが前進しやすいです。

展示会後に差がつくのは「追客」ではなく「設計の回収」

展示会後に重要なのは、一律フォローではなく、会場で得た仮説を整理することです。

展示会後、多くの企業は御礼メールや資料送付を行います。ただ、SaaSでは一律のフォローでは足りません。どの相手が見込み度が高いか、どの訴求が刺さったか、どの業界・部門で反応が良かったか、次回商談で何を確認すべきかを整理することが重要です。

展示会は営業の場であると同時に、学習の場でもある

展示会は単なるリード獲得の場ではありません。海外市場において、自社SaaSの勝ち筋を見つける場でもあります。だからこそ、展示会支援だけでなく、その前段のターゲット整理や訴求設計、展示会後の商談化フローまで一気通貫で設計することが重要になります。

まとめ

本記事のポイント

海外展示会において、SaaSの成果を左右するのは、その場で売れるかどうかではありません。誰に会うべきか、どんな価値で語るべきか、何をもって前進とみなすか、そして展示会後に何を回収するかを事前に設計できているかどうかです。

もし、「展示会で反応は取れそうだが、その後の案件化に自信がない」「どのターゲットに、どの訴求が刺さるのか整理しきれていない」「海外向けの営業導線を、展示会前から設計したい」という状態であれば、必要なのは出展準備そのものではなく、商談化の条件整理かもしれません。

from TRでは、展示会活用そのものの支援だけでなく、海外市場に向けたターゲット整理、訴求設計、商談化フローの設計まで含めた伴走支援を行っています。展示会を単発施策で終わらせず、海外展開の前進につなげたい企業にとっては、出展前の設計こそが成果の分かれ目になります。

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