ベトナム進出の規制・許認可を安く・早く・安全にクリアする方法|IRC・ERC取得から外資規制突破のロードマップ
ベトナム進出を検討する日本企業が最初につまずくのが「規制・許認可の複雑さ」です。外国企業がベトナムで事業を行うには、投資法に基づくIRC(投資登録証明書)と企業法に基づくERC(企業登録証明書)の2種類を取得する必要があります。さらに、ベトナム独自の「ネガティブリスト」方式の外資規制により、業種によっては外資比率の上限や現地企業との合弁が義務付けられているケースもあり、製造業・小売・飲食業などでは法人設立後に業種別のサブライセンス取得が別途必要になるため、計画より数ヶ月単位で事業開始が遅れる企業も少なくありません。しかし、正しい手順と情報があれば、ベトナムの規制・許認可は「安く・早く・安全に」クリアできます。
本記事では、(1)外資規制の全体像と法人形態の選び方、(2)IRC・ERC取得の費用・期間・実務手順、(3)コストを抑える公的支援の活用法、(4)よくあるトラブルとリスク回避策という4つの軸で、ベトナム進出の許認可対応の実践的な手順をお伝えします。
この記事でわかること
- ・ベトナムのネガティブリスト・コンディショナルリストと法人形態ごとの許認可の違い
- ・IRC・ERC取得の費用相場・標準スケジュール・地域差(ホーチミンvsハノイ)
- ・JETRO・中小機構・工業団地を活用してコストを抑える具体的な方法
- ・書類不備・外資比率違反・維持コスト見落としというよくあるトラブルの回避策
▼目次
1. ベトナム進出の規制・許認可の全体像
外資規制の仕組み(ネガティブリスト・コンディショナルリスト)
ベトナムの外資規制は、2021年1月に施行された改正投資法の附属書に基づく「ネガティブリスト」方式で管理されています。「リストに記載された業種・条件以外は原則として外国資本でも参入可能」という考え方で、日本の業法による参入規制とは仕組みが大きく異なります。
リストは2層構造です。
第一層は「投資禁止分野」(25業種)で、報道・世論調査・海外への労働斡旋(許可なし)など、公序良俗や国家安全保障に関わる分野が対象です。外国資本はもちろん、ベトナム国内資本も含めて投資が禁止されています。
第二層は「条件付投資分野(コンディショナルリスト)」(59業種)で、動画・映像の制作・配給、保険・銀行・証券、観光事業、不動産、教育・職業訓練、医療、通信などが含まれます。外国資本の出資比率に上限があるか、ベトナム企業との合弁が義務付けられているか、追加ライセンスの取得が必要という意味であり、業種ごとに個別の法令が適用されます(出典:JETRO「外資に関する規制 ベトナム」)。
自社の進出事業がこの2つのリストのどちらに該当するかを確認することが、ベトナム進出計画の出発点です。コンディショナルリストに該当する場合でも参入可能なケースが多いため、「どのような条件をクリアすれば参入できるか」を正確に把握することが重要です。
法人形態と許認可の関係(LLC・株式会社・代表者事務所)
ベトナムで外国企業が取りうる進出形態は主に3種類あり、それぞれで必要な許認可・資本金・管理体制が異なります。
有限責任会社(LLC)は、最もシンプルで多く選ばれる現地法人形態です。1人以上の社員で設立でき、100%外資も可能な業種では単独出資で設立できます。IRC・ERCの取得が必要で、資本金の法定最低額は定められていませんが、事業規模に見合った合理的な金額の設定が求められます。意思決定が速く、中小企業の現地法人設立に適しています。
株式会社は3人以上の株主が必要で、将来の株式上場や第三者からの出資受け入れを検討する企業に向いています。設立手続きはLLCよりやや複雑ですが、許認可の流れはLLCと同様です。
代表者事務所(駐在員事務所)は独立した法人格を持たず、市場調査・情報収集・本社業務サポートのみが目的の拠点です。現地での収益活動は行えませんが設立コストが最も低く、進出前の市場調査拠点として活用できます。商業法に基づいて設立され、IRCは不要です(出典:JETRO「外国企業の会社設立手続き・必要書類 ベトナム」)。
収益事業を本格展開する場合はLLCまたは株式会社として現地法人を設立する必要があります。合弁義務がある業種では、現地パートナーとの合弁会社設立も視野に入れてください。
投資法と企業法の二重構造
ベトナムで外国企業が事業を行う際の法的枠組みは、「投資法(Law on Investment)」と「企業法(Law on Enterprises)」の2つが二重に機能する構造です。これがベトナム進出特有の複雑さの根源です。
投資法は外国資本の「投資行為」を規制する法律です。「誰が・いくら・どの業種に・どの地域に投資するか」を管理し、IRC(投資登録証明書)はこの投資法に基づいて発行されます。
企業法は「法人」の設立・運営・解散を規制する法律で、会社の組織形態・定款・経営機関の構成・株主の権利義務などを定めます。ERC(企業登録証明書)はこの企業法に基づいて発行されます。
外国企業がベトナムで現地法人を設立する場合、まずIRCで「投資行為」の承認を得てから、ERCで「法人格」を得るという二段階の手続きが必要です。実務上はワンストップ制度が導入されており、IRCとERCの申請書類をセットで提出して一括処理できます(出典:JETRO「外国企業の会社設立手続き・必要書類 ベトナム」)。
2. 必要な主要許認可一覧
前提条件:住所確保と新土地法の影響
IRC申請には「ベトナム国内の事業所住所」が必須です。住所が確定していなければ申請書類を作成できないため、オフィスまたは工場の賃貸借契約(バーチャルオフィスでも可)をIRC申請より前に手配しておく必要があります。
2024年に施行された新土地法(改正土地法)により、外国企業が関係する土地使用権と賃貸借契約のルールが整理されました。主な変更点として土地使用料の一括払い・年払いの選択肢が明確化され、どちらを選ぶかで土地使用権の継承・譲渡に関する権利内容が異なる点が明文化されています。
実務上の重要ポイントは賃貸借契約書のリーガルチェックです。物件が適法に使用できるか(違法建築でないか・用途地目が事業用途に対応しているか)、契約期間がIRCの投資期間と整合しているかが、IRC審査の可否を左右します。問題があると申請書類提出時に差し戻しの原因になるため、住所確保と並行して現地法律専門家によるチェックを早期に実施することが推奨されます。
IRC(投資登録証明書)とは
IRC(Investment Registration Certificate:投資登録証明書)は、外国投資家がベトナムに投資する際に最初に取得すべき証明書です。計画投資省(MPI)傘下の外国投資管理部門または工業団地管理委員会(IPA)が発行します。
IRCには、投資家の情報(法人名・国籍・住所)、事業内容・投資目的・事業期間、総投資額と定款資本金、投資場所が記載されます。いわば「ベトナムにこのような条件で投資します」という政府との契約に近い位置付けです。
IRC取得により外国投資家としての法的地位が認められ、ERC取得・銀行口座開設・労働許可証取得といった後続手続きへ進むことができます。IRCが未取得の状態でオフィスを借りたりスタッフを採用しても、法的に有効な事業活動とはみなされません。
IRCは事業内容・資本金・住所に変更が生じるたびに変更申請が必要です。変更の頻度が高くなると追加費用と期間のロスが生じるため、申請時点での事業計画を可能な限り確定させてから申請に臨むことが重要です(出典:JETRO「外国企業の会社設立手続き・必要書類 ベトナム」)。
ERC(企業登録証明書)とは
ERC(Enterprise Registration Certificate:企業登録証明書)は、ベトナムの企業法に基づき法人格を付与する証明書です。IRC取得後に発行され、これをもって法的に「会社」として市場での活動が認められます。日本の商業登記簿謄本に相当するイメージです。
ERCには、会社名(ベトナム語・英語)・住所・法定代表者・事業目的コード・定款資本金・出資構成(外国資本比率)が記載されます。ERC取得後は印章登録・税務コード取得・社会保険登録などの後続手続きが続き、銀行口座の開設・労働者の採用・取引先との契約締結はすべてERC番号を必要とするため、ERCの取得が実質的な「事業スタートライン」になります。
ERCそのものに更新期限はありませんが、法定代表者の変更・住所移転・資本金増資・新業種の追加のたびに変更申請が必要です。変更申請の所要期間は通常3〜10営業日程度で、IRC変更が伴う場合は別途1.5〜2ヶ月程度の追加期間がかかります(出典:JETRO「外国企業の会社設立手続き・必要書類 ベトナム」)。
見落とし厳禁:DICA口座の開設
IRC・ERCを取得し、日本の本社から資本金を送金しようとした段階で「送金先口座がない」という事態が発生することがあります。これを防ぐために必須なのが、直接投資資本金口座(DICA:Direct Investment Capital Account)の開設です。
DICAは外国投資家がベトナム現地法人へ資本金を払い込む際に使用する専用口座で、通常の事業用口座とは別に外貨建てで開設が義務付けられています。DICA未開設のまま通常口座に送金してしまうと、将来の利益送金(配当)や撤退時の本国送金ができなくなるリスク、ベトナム国家銀行(SBV)の外国為替管理規制への抵触リスクが生じます。
DICA開設はIRC・ERC取得後に進める手続きですが、銀行によって必要書類・審査期間(通常2〜4週間)が異なります。法人設立手続きと並行して銀行選定・口座開設申請を進めておくことで資本金払込のタイムロスを最小化できます。取引銀行は日系銀行(三菱UFJ・みずほ・三井住友)やベトナム系大手銀行(Vietcombank・VIB等)から、手数料・日本語サポート・為替条件を比較して選定してください。
業種別の追加許認可(製造・小売・飲食など)
IRC・ERCの取得はあくまで法人設立の手続きであり、特定の業種では事業を実際に営むために別途「業種別サブライセンス」の取得が必要です。この点を計画に組み込み忘れると、法人設立後も事業開始が数ヶ月単位で遅延します。
製造業は、環境保護法に基づく「環境インパクト評価書(EIA)」や消防・防災設備の検査合格証が必要です。工業団地内では管理委員会が環境手続きを簡略化できる場合もありますが、工業団地外では省・市レベルの審査が必要です。
小売・卸売業はコンディショナルリストに該当し、2店舗目以降の出店にはENT(経済需要審査)への対応が必要でした(2025年以降の法改正で廃止方向で議論中)。食品・化粧品・医薬品を取り扱う場合は別途の品目登録や販売許可も必要です。
飲食業は食品衛生許可(Food Safety License)の取得が必要で、酒類販売にはアルコール飲料販売ライセンスも要ります。建物の消防検査・衛生検査・食品安全許可と複数の許認可が重なるため、全体のスケジュール設計が特に重要です(出典:I-GLOCAL「飲食業のベトナム進出と店舗展開に伴うライセンス取得の最新実務」2024年)。
3. 許認可取得の費用と期間
IRC・ERC取得の費用相場
ベトナムでのIRC・ERC取得にかかる費用は、官公庁手数料と専門家報酬(代行費用)に大きく分かれます。
官公庁手数料は比較的少額で、IRC・ERCの新規発行手数料を合わせても数千〜数万円程度です。事業登録税(ライセンス税)も資本金10億ドン(約600万円)超で年間300万ドン(約1.8万円)程度と、ランニングコストは低水準です。
費用の大半を占めるのは専門家報酬です。設立手続きの代行費用として50〜150万円程度が目安です。オフィス賃貸・書類公証・翻訳費用を含めた初期費用の総額は100〜200万円程度が相場です(資本金払込額は別途)。継続的な月次会計・税務申告を現地日系事務所に依頼する場合、月額顧問料は10〜30万円程度、製造業などで追加ライセンスが必要な場合はライセンスごとに20〜80万円程度が上乗せになります(出典:VACANCE VIETNAM「ベトナムで会社設立の費用はどのくらい?」)。
費用の大小は現地専門家の選び方に大きく左右されます。複数の専門家から見積もりを取り、作業内容・費用・対応言語・期間を明確にしたうえで比較することがコスト最適化の基本です。
取得までの標準スケジュール
ベトナムでの現地法人設立は、書類準備・申請・後続手続きを含めて全体で2〜4ヶ月程度を見込むことが現実的です。フェーズ別のロードマップは以下の通りです(出典:JETRO「外国企業の会社設立手続き・必要書類 ベトナム」)。
| フェーズ | 内容 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| フェーズ1:事前準備 | 業種確認(外資規制チェック)・住所確保・必要書類収集(公証・アポスティーユ取得) | 1〜2ヶ月 |
| フェーズ2:IRC申請・取得 | DPI(計画投資局)への申請・審査。書類不備があると差し戻しが発生し遅延の主因となる | 15営業日〜2ヶ月 |
| フェーズ3:ERC申請・取得 | 企業登録申請・会社印鑑作成。IRC取得後に同窓口で手続き | 3〜7営業日 |
| フェーズ4:DICA口座開設 | 直接投資資本金口座(DICA)の開設・資本金払込。法人設立手続きと並行して銀行申請を進めることを推奨 | 2〜4週間 |
| フェーズ5:追加許認可 | 業種別ライセンス・税務登録・社会保険登録・各種届出 | 業種により1〜3ヶ月 |
日本側書類(公証・アポスティーユ)の準備が遅れると後工程全体に影響します。住所確保・書類収集・DICA口座申請を並行して進めることが、全体期間を短縮する最大のポイントです。
ホーチミン vs ハノイ:地域差
ベトナムでは、進出先としてホーチミン市とハノイのどちらを選ぶかによって、許認可取得の実務環境に差が生じる場合があります。
ホーチミン市はベトナム最大の商業都市で、外資対応に慣れた専門家が多く集まります。当局担当者も外資対応に慣れているため申請実務がスムーズに進みやすく、消費財・飲食・小売・ITなどBtoC・サービス業の進出先として多く選ばれています。
ハノイはベトナムの首都で、政府機関・省庁・国営企業の本社が集中しています。政策立案・インフラ・エネルギー・金融に関連したビジネスや政府機関との取引を伴う事業では有利です。製造業では北部(バクニン・ハイフォン・ビンフック)と南部(ビンズオン・ドンナイ・ロンアン)の工業団地が主な選択肢で、どちらの拠点に近いかで処理窓口が変わります。
許認可取得のスピード自体は地域で大きく変わりませんが、現地専門家ネットワーク・業種との相性が実務のしやすさに影響します。業種・事業目的に合った都市を選ぶことが長期的なコスト削減につながります(出典:JETRO「外資に関する奨励 ベトナム」)。
4. コストを抑えるポイント
JETRO・中小機構の無料支援活用
許認可コストを抑える最初の行動は、公的機関の無料支援を最大限に活用することです。
JETRO(日本貿易振興機構)はハノイとホーチミン市の両方に事務所を持ち、外資規制・許認可制度・法令改正に関する情報提供、現地弁護士・会計士・コンサルタントの紹介を無料で提供しています。「自社の業種がネガティブリスト・コンディショナルリストに該当するか」という初期確認には、JETROの無料相談が最も費用対効果の高い手段です。まずJETROで情報を整理してから専門家への依頼範囲を絞り込むことで、費用を大幅に削減できます(出典:JETRO「貿易投資相談」)。
中小機構(独立行政法人中小企業基盤整備機構)は補助金活用支援・専門家派遣・出資の3つの柱で中小企業のベトナム進出をサポートしています。海外ビジネス戦略専門家の派遣では、現地パートナー選定・評価アドバイスや許認可取得に関する実務指導が一定回数まで無料または低コストで受けられます(出典:中小機構「海外展開・取引を拡大したい」)。
J-BIC(国際協力銀行)やJFTC(日本貿易保険)の融資・保険制度を活用することで進出初期の資金調達コストを抑えることも可能です。まずJETROへの無料相談から始め、必要に応じて相談先を広げていくのがコスト最小化の王道です。
現地法律事務所の選び方
許認可コストの多くを占めるのが現地の専門家報酬です。費用を抑えながら品質を確保するためには、専門家の選び方が最も重要なポイントになります。
選定の第一基準は「自社の業種における実績の具体性」です。「会社設立実績多数」というアピールだけでなく、「製造業のIRC取得〇件」「飲食業のサブライセンス取得実績あり」のように業種と実績件数を具体的に示してもらえるかを確認します。第二の基準は「費用体系の透明性」です。作業フェーズごとの費用・期間・担当者が明示されているかを確認し、「その他費用は別途」という表現が多い専門家は後から追加請求が発生しやすいため注意が必要です。第三の基準は「日本語対応の実態」です。日本語での進捗報告・書類確認が確実にできる体制があるかを事前に確認することで、本社報告のコスト・手間を抑えられます。
加えて、以下の4つのチェックポイントを専門家選定の際に必ず確認することを推奨します。
- 見積書に翻訳・公証費用が明示されているか:書類の翻訳費用・公証費用・認証費用は後から追加計上されるケースが多いです。事前に「これらの費用が見積りに含まれているか」を明確にしておくことで、想定外のコスト増を防げます。
- 増資・変更申請など将来コストまで提示しているか:設立時のみならず、資本金増資・業種追加・住所変更・法定代表者変更といった将来の変更申請費用の目安まで提示してもらえると、長期的な費用計画が立てやすくなります。「設立後の変更申請もサポートできるか」を事前に確認しましょう。
- 行政手続きは法令に基づく正規のルートで対応しているか(コンプライアンス体制):審査の迅速化を謳いながら、正規ルート以外の手段を示唆する業者も存在します。DPI等の当局への申請手続きがすべて法令に定められた手続きに基づいていることを確認し、コンプライアンス体制について明確な説明が得られる専門家を選ぶことが重要です。
- IRC取得後のアフターフォロー体制があるか:会社設立はゴールではなくスタートです。設立後の税務申告・社会保険対応・許認可変更申請・労務管理といった継続的なサポートを同一事務所に依頼できるかを確認することで、後から別の専門家を探す手間とコストを省けます。
JETROが紹介するパートナー企業リストや、Digima〜出島〜のような厳正な審査を通過した支援企業データベースを活用することで、信頼性の高い専門家に効率的にたどり着くことができます。
工業団地・経済特区のメリット
製造業・加工業でベトナムに進出する場合、工業団地(Industrial Park)や経済特区内への進出は、許認可コストとスピードの両面で大きなメリットをもたらします。
許認可手続きの簡素化が最大のメリットです。工業団地外では省・市の計画投資局(DPI)に申請しますが、工業団地内では工業団地管理委員会(IPA)がワンストップで投資登録を処理できる仕組みが整っており、手続きが大幅に簡略化されます。
投資優遇措置も見逃せません。ハイテク産業・輸出指向型産業に該当する場合、法人税率の優遇(通常20%→10%に減免・一定期間免除)、土地使用料の免除・減額、輸出入関税の免除が受けられる場合があります。なお、2024年1月からグローバル・ミニマム課税がベトナムでも導入されたため、年間売上高7.5億ユーロ超のグローバル大企業には税優遇メリットが実質的に縮小しています。中小企業はこの影響を受けないため、工業団地のインセンティブは引き続き有効です(出典:JETRO「外資に関する奨励 ベトナム」)。
工業団地は2024年7月時点で全国429ヵ所に達しており、南部(ビンズオン・ドンナイ・ロンアン)、北部(バクニン・ハイフォン・フンイェン)に集積しています。事業・サプライチェーン・人材確保の観点から、工業団地の選定段階からJETROや現地専門家に相談することが重要です。
5. よくあるトラブルと回避策
書類不備で差し戻されるケース
IRC申請における最も多いトラブルが「書類不備による差し戻し」です。1回の差し戻しで2〜4週間のロスが生じ、複数回重なれば計画より数ヶ月単位で事業開始が遅れます。
よくある不備のパターンは3つです。第一に「日本側書類の公証・認証の不備」です。本社の登記事項証明書・定款は、日本公証役場での公証→外務省アポスティーユ取得→ベトナム語翻訳→ベトナム公証役場での公証という複数ステップが必要で、いずれかの省略や期限切れ書類の使用で差し戻されます。第二に「事業計画書の具体性不足」です。IRCには事業内容・投資スケジュール・資金調達計画を具体的に記載する必要があり、抽象的な記載は追加情報の提出を求められます。第三に「業種コード(VSIC)の不一致」です。事業計画書の業種とERCの業種コードが整合していないと後工程でERCが発行されません。
これらを防ぐ最善策は「申請前チェックリストの徹底」です。JETROが公開している会社設立必要書類リストや現地専門家が用意するチェックシートを活用し、書類ごとに公証・翻訳・署名の状態を確認してから提出することが、差し戻しリスクを最小化する最も確実な方法です(出典:JETRO「外国企業の会社設立手続き・必要書類 ベトナム」)。
外資比率の上限に引っかかるケース
「進出手続きを進めてから、自社業種に外資比率の制限があると判明した」というトラブルは、計画段階での業種確認が不十分な場合に起きます。発覚が遅いほど対応コストと時間のロスが増大します。
典型的なケースが小売業です。外資100%での参入は原則可能ですが、2店舗目以降の出店にはENT(経済需要審査)への対応が必要という運用が長年続いてきました。ENTの許可が下りるまで数ヶ月かかることもあり、見込んでいた出店スケジュールが大幅にずれ込む事態が生じています(2025年以降の法改正でENT廃止の議論が進行中)。
通信・放送・教育・医療分野では外資比率の上限が個別法令で定められており、上限を超えた出資構成でIRCを申請しても却下されます。現地パートナーを見つけて合弁形式を組み直す必要が生じ、信頼できるパートナー探しと合弁契約の交渉・締結には3〜6ヶ月以上かかるケースも珍しくありません。
回避策の核心は「業種確認を最初に行う」ことです。JETROのベトナム外資規制情報(毎年更新)を確認し、不明点は無料相談で確認してから進出形態・資本構成・業種コードの方針を固めます。この一手間が後続プロセス全体のリスクを大幅に下げます(出典:JETRO「外資に関する規制 ベトナム」)。
許認可取得後の維持・更新コスト
ベトナム進出で見落とされがちなコストが「許認可の維持・更新費用」です。IRC・ERC自体に更新期限はありませんが、事業の変化に伴う変更申請が継続的に発生するため、長期的には相応のコストと手間がかかります。
変更申請が必要になる主なタイミングは、資本金の増資・新業種の追加・法定代表者の変更・住所の移転・出資構成の変更などです。IRCの変更が伴う場合は新IRC発行まで1.5〜2ヶ月程度かかり、その間は変更後の事業活動が制限される場合があります。
業種別サブライセンスの維持コストも無視できません。製造業の環境許可証・消防許可証は定期的な現地調査・検査を伴い更新費用がかかります。飲食業の食品衛生許可証も有効期限があり、定期更新と保健局による立ち入り検査への対応が必要です。
これらの維持コストを長期事業計画(5〜10年)に組み込んでいない企業は、事業拡大のたびに想定外の費用が発生するリスクがあります。初期の設立時に現地日系専門家と長期顧問契約を結んでおくことで、都度スポットで依頼するよりもトータルコストを抑えられるケースが多くあります(出典:JETRO「外国企業の会社設立手続き・必要書類 ベトナム」)。
6. よくある質問(FAQ)
Q1. ベトナムのIRC(投資登録証明書)取得にはどのくらいの期間がかかりますか?
IRCの法定審査期間は申請受理から15営業日(約3週間)です。ただし、書類に不備がある場合や当局の混雑状況によっては1〜2ヶ月以上かかるケースもあります。IRC取得後に続くERC(企業登録証明書)は3〜7営業日程度で発行されるため、書類準備期間も含めた全体では2〜3ヶ月程度を見込むことが現実的です(出典:JETRO「外国企業の会社設立手続き・必要書類 ベトナム」)。
Q2. ベトナムの外資規制「ネガティブリスト」とは何ですか?
2021年施行の改正投資法の附属書に定められた外資規制の枠組みで、「投資禁止分野」(25業種)と「条件付投資分野(コンディショナルリスト)」(59業種)の2層構造になっています。禁止分野以外は原則として外資参入が可能ですが、条件付投資分野では外資比率の上限・合弁義務・追加ライセンスの取得義務が課される場合があります。自社の業種がリストに該当するかどうかを最初に確認することが、ベトナム進出計画の出発点です(出典:JETRO「外資に関する規制 ベトナム」)。
Q3. ベトナムで会社設立にかかる費用の目安はどれくらいですか?
IRC・ERC取得の専門家報酬(代行費用)として50〜150万円程度が目安です。オフィス賃料・書類認証・翻訳費用を含めた初期費用の総額は100〜200万円程度が相場です(資本金払込額は別途)。製造業・飲食業などで業種別サブライセンスが必要な場合はさらに20〜80万円程度が上乗せになります。複数の専門家から見積もりを取り、費用体系の透明性を比較することが重要です(出典:VACANCE VIETNAM「ベトナムで会社設立の費用はどのくらい?」)。
Q4. ベトナムで外資100%で進出できない業種はどんな業種ですか?
条件付投資分野(コンディショナルリスト)に該当する保険・銀行・証券・通信・放送・教育・医療・不動産などの分野では、個別の法令により外資比率の上限や合弁義務が設定されているケースがあります。小売業も2店舗目以降の出店にENT審査が必要という運用が続いてきました(規制緩和の議論が進行中)。自社業種への規制有無は、JETROの無料相談で確認するのが確実です(出典:JETRO「外資に関する規制 ベトナム」)。
Q5. ベトナムの工業団地に進出すると許認可取得がスムーズになりますか?
はい、製造業の場合は特に有効です。工業団地内では工業団地管理委員会(IPA)がワンストップで投資登録を処理できる仕組みがあり、手続きの簡素化と処理スピードの向上が期待できます。加えて、法人税優遇・土地使用料免除などのインセンティブも受けられる場合があります(ただし、2024年からのグローバル・ミニマム課税の影響で大企業向けには一部メリットが縮小しています)(出典:JETRO「外資に関する奨励 ベトナム」)。
Q6. IRC・ERC取得後にかかる維持コストの目安はありますか?
IRC・ERC自体に通常の更新期限はありませんが、資本金増資・業種追加・住所変更・法定代表者交代などのたびに変更申請(専門家報酬込みで20〜80万円程度)が発生します。IRCの変更が伴う場合は1.5〜2ヶ月程度の処理期間もかかります。また、製造業の環境許可証・飲食業の食品衛生許可証など業種別ライセンスには更新義務があり、定期的な費用と対応が必要です。これらを長期計画に組み込んでおくことが重要です(出典:JETRO「外国企業の会社設立手続き・必要書類 ベトナム」)。
7. まとめ:今すぐ取るべき3つのアクション
ベトナム進出における規制・許認可の壁は、正しい情報と手順を踏めば確実にクリアできます。
コストを抑えるためには、JETROの無料相談を最初の情報収集窓口として使い、専門家への依頼範囲を絞り込むことが最も効果的です。製造業であれば工業団地への進出を検討し、ワンストップ窓口と投資優遇のメリットを最大限に活用しましょう。
期間を短縮するためには、日本側書類(公証・アポスティーユ)の準備とオフィス賃貸契約の手配を並行して進めることがカギです。申請前のチェックリスト確認を徹底するだけで、全体のリードタイムを1〜2ヶ月短縮できることがあります。
安全にクリアするためには、業種確認を最初に行うことが不可欠です。ネガティブリスト・コンディショナルリストの確認を怠り、許認可取得後に外資比率制限に気づくケースや、業種別サブライセンスの見落としで事業開始が遅延するケースは今も多く見られます。事前確認に費やす時間は、後工程の大幅なロスを防ぐ最良の投資です。
【今すぐ取るべき3つのアクション】
・JETROの貿易投資相談(無料・ハノイ・ホーチミン事務所対応可)を予約し、自社業種がネガティブリスト・コンディショナルリストに該当するかを確認する
・IRC申請に必要な日本側書類(登記事項証明書・定款・委任状)の公証・アポスティーユ取得を早期に開始し、書類準備フェーズのスケジュールを確定させる
・Digima〜出島〜を通じてベトナム進出の許認可取得実績がある支援パートナーに相談し、費用・対応範囲・期間の見積もりを複数社から取得する
8. 優良な海外進出サポート企業をご紹介
「Digima〜出島〜」には、厳正な審査を通過した優良な海外進出サポート企業が多数登録しています。
ベトナム進出の規制・許認可対応は、業種・法人形態・進出先都市の組み合わせによって必要な手続きが大きく異なります。「IRC・ERC取得の代行だけお願いしたい」という場合から、「外資比率制限のある業種での合弁スキーム構築まで含めてサポートしてほしい」という高度なニーズまで、Digima〜出島〜では貴社の状況に合った支援パートナーを無料でご紹介しています。ベトナム進出の許認可取得実績を持つ法律事務所・コンサルティング会社・会計事務所・工業団地紹介専門会社など、多様な専門家の中から最適なパートナーをマッチングいたします。まずはお気軽にご相談ください。
参考文献
・JETRO(日本貿易振興機構)「外資に関する規制 ベトナム」
https://www.jetro.go.jp/world/asia/vn/invest_02.html
・JETRO(日本貿易振興機構)「外国企業の会社設立手続き・必要書類 ベトナム」
https://www.jetro.go.jp/world/asia/vn/invest_09.html
・JETRO(日本貿易振興機構)「外資に関する奨励 ベトナム」
https://www.jetro.go.jp/world/asia/vn/invest_03.html
・JETRO(日本貿易振興機構)「貿易投資相談」
https://www.jetro.go.jp/services/advice/
・VACANCE VIETNAM「ベトナムで会社設立の費用はどのくらい?費用の全体項目や相場について解説します」
https://vacance.co.jp/vet/column/vietnam_company_establishment_costs/
・VACANCE VIETNAM「ベトナム会社設立の必要書類は?法人登記の手続きの流れと準備一覧を解説します」
https://vacance.co.jp/vet/column/vietnam_company_establishment_required_documents/
・I-GLOCAL CO., LTD.「飲食業のベトナム進出と店舗展開に伴うライセンス取得の最新実務」(2024年10月)
https://www.i-glocal.com/report/241007/
・中小機構(独立行政法人中小企業基盤整備機構)「海外展開・取引を拡大したい」
https://www.smrj.go.jp/sme/overseas/index.html
・Digima〜出島〜「ベトナムの外資規制(ネガティブリスト)の基礎知識 / 「改正投資法」(2021年1月施行)の日本企業への影響は?」
https://www.digima-japan.com/knowhow/vietnam/18091.php
この記事が役に立つ!と思った方はシェア
海外進出相談数
27000
件突破!!
最適サポート企業を無料紹介
コンシェルジュに無料相談
この記事をご覧になった方は、こちらの記事も見ています
オススメの海外進出サポート企業
-
合同会社サウスポイント
世界と日本をつなぐ架け橋「沖縄」から海外展開を支援しています
2017年7月日本・沖縄と海外の万国津梁の架け橋を目指して、企業の海外展開支援を目的として沖縄・那覇で設立。アジア・欧州を中心に沖縄県内・沖縄県外企業の海外進出・国際展開のサポートを実施しています。2022年7月には観光産業の伸びの著しい石垣市に八重山事務所を開設しております。
沖縄をハブに、台湾・中国・香港・ベトナム・タイ・マレーシア・シンガポール・インドネシア・オーストラリア・ニュージーランド・イギリス・ドイツ・ブラジル各国にパートナーエージェントを配置し、アメリカ合衆国・インドは提携先を設けていますので、現地でも情報収集、視察等も直接支援可能、幅広く皆様の海外展開とインバウンド事業をサポートしております。 -
株式会社東京コンサルティングファーム
【26か国34拠点+全世界提携ネットワーク】各国に日本人駐在員とローカルスタッフが常駐。会計事務所を母体に、進出検討から撤退まで一気通貫でサポートいたします。
弊社は、会計事務所を母体とし、26か国34拠点・グループ従業員357名のグローバルコンサルティングファームです。
2007年に日本の会計事務所として初めてインドに進出し、翌年ASEAN一帯、中南米等にも展開。
20年近い海外実務の蓄積があり、実績・ノウハウも豊富にございます。
また、自社拠点を持たない国についても、現地パートナー・提携専門家とのネットワークを通じて、世界どこでも対応可能な体制を構築しています。
海外進出のご相談・市場調査から、現地法人設立、海外子会社管理、クロスボーダーM&A、事業戦略再構築、撤退まで、国際ビジネスのすべてのフェーズをワンストップでサポート。
特に、会計・税務・法務・労務・人事の専門家を各国で内製していることが、他のコンサルティングファームにはない強みです。
〈主要サービス〉
・販路開拓 現地企業マッチング(出島での小規模ニーズに対応)
海外販路拡大、提携先・代理店のリストアップ、合弁パートナー探しを単発でもお請けします。
各国の現地拠点・駐在員のネットワークに加え、拠点のない国も提携専門家経由で対応。「まず1〜2社、現地候補と面談したい」というスポットご相談から承ります。
・スモールスタート対応(月額8万円〜のGEO/EOR)
まずは現地法人を作らずに人だけ採用したい、テストマーケティングからはじめたいというお客様向けに、月額8万円〜の雇用代行(GEO/EOR)をご用意。海外進出の最初の一歩を、低リスク・低コストで踏み出していただけます。
・海外進出支援(法人設立〜撤退まで)
進出相談・現地視察アテンドから、登記・各種ライセンス取得、株主税務番号(PAN等)取得、銀行口座開設、進出後の継続サポート、撤退・閉鎖まで一気通貫で対応します。
・クロスボーダーM&A(海外M&A)
海外企業の買収・売却によるスピード進出・スピード撤退をご支援。ターゲット選定、買収戦略立案、デューデリジェンス、バリュエーション、契約、ポストM&Aまでワンストップで対応します。
・国際税務・監査・労務
各国の税務・会計、移転価格、子会社監査、人事労務制度設計、駐在員税務、グローバル税務戦略まで、会計事務所を母体とした専門家ネットワークで網羅します。 -
株式会社Visal
「現地を熟知した共に現地で戦う意思のある"右腕"がいるか」でインドネシア進出の勝敗が決まる。
現地実行力と最適解で、ASEAN市場進出を力強くサポートする。
株式会社Visal
一般的なコンサルティング会社とは一線を画す、現場共動型の進出支援を提供します。
Visalはレポート提出だけではなく現地での実行、アドバイスではなく共同推進で、企業様の現地事業を成功まで導く唯一の存在です。
■サービス概要
株式会社Visalは、ASEAN地域、特にインドネシアを中心としたビジネス展開を目指す企業に対し、現地調査、視察、販路開拓、法規制対応、そして事業推進に至るまで、現地特化型の実践的なサービスを提供しています。
当社が持つ強固な現地ネットワークと日本人プロジェクトチームの専門知識を駆使し、机上の検討を超えた「現場実行力」と「最短最適解」で、クライアント企業を成功へ導きます。
■主なサービス内容
1. 海外販路開拓・マーケティング
・市場調査および競合分析
・現地視察のアレンジおよび同行支援
・現地プロモーションやテストマーケティングの実施
・販路/パートナー候補先獲得から契約までの一貫支援
2. 設立準備および手続き支援
・現地法人の設立や駐在員事務所設立
・法規制・ライセンス取得、各種行政手続き対応
3. 人的支援
・現地人材の採用および育成支援
・現地パートナー企業との連携交渉
・文化やビジネスマナーに関するトレーニング
4. 海外進出戦略・事業計画支援
・持続可能なビジネスモデルの構築と実行支援
・物流・サプライチェーンの最適化
■弊社Visalが選ばれる理由
・現地実行力と強固なネットワーク:
インドネシアを含むASEAN主要5カ国(フィリピン、マレーシア、ベトナム、タイ)に特化した現地密着型のサポートを実現。
・成果コミット型のアプローチ:
単なる助言やデスクワークではなく、進出後の事業推進まで伴走します。
・柔軟かつ包括的なサービス提供:
企業様ごとに最適化したカスタムメイドの支援を提供します。
■対応エリア
Visalはインドネシアを中心に、以下の主要国を対象としたサービスを展開しています:
・インドネシア
・フィリピン
・マレーシア
・ベトナム
・タイ
※その他の新興国・地域についてもご相談いただけます。
■お問い合わせください。
ASEAN市場でのビジネス成功を目指す企業の強力なパートナーとして、Visalは確かな実行力でサポートします。
株式会社Visalと共に、ASEAN市場で新たな未来を切り拓きましょう。 -
TandemSprint, Inc.
アメリカ展開に必要な商談、拠点開設、現地法人運営の他、調査や販路開拓、M&Aまで経営者弁護士が強力かつシームレスにサポートします。
サンフランシスコ本社のほか、東京と福岡に事務所を置き、日本企業の米国進出をワンストップで支援しております。自らも米国で事業を行っており、ビジネスをベースに、ローカルコミュニティと強固なネットワークを築いています。商慣習の違いを踏まえた地に足を付けた支援を行います。また、CEOが弁護士として活動しており、法律を軸にした高品質なサービスを提供しながら、日米の弁護士・会計士・税理士といった各種専門家とも協働して、シームレスで迅速に貴社をサポートします。
事前~事後のフィージビリティスタディ、販路開拓、現地法人設立、現地法人運営まであらゆるフェーズでの支援業務が可能です。また、不動産取引・管理業、企業のM&Aもご支援いたします。その他、不明点等ありましたら、お気軽にご相談ください。 -
Avic NAC
東南アジア進出前検討、進出後の運用、をきめ細かくサポート。相談しやすい。
香港本部のNAC国際会計グループの傘下のシンガポール拠点として、シンガポールやマレーシアへ進出されるご予定、進出後の日系企業様をサポートしております。
会社設立前のコンサルティング、会社設立、銀行口座開設、就労ビザの取得、会計、税務、会社秘書役代行、M&Aのアドバイザリー、会社清算等をサポートしております。
東南アジアのほぼ全域にグループ事務所をもち、シンガポールをハブにして海外進出する日系企業様のシンガポールをハブにして事業展開をサポートすることができます。
グループの監査法人にて監査サービスの提供も可能で、監査まで一気通貫して提出が可能です。
































