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海外送金の方法と手数料の比較 | 国際送金の基本的な仕組みを解説

掲載日:2019年09月13日

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海外送金(国際送金)の方法と、それぞれの送金方法にかかる手数料を比較して解説していきます。

一般的に海外送金の仕組みは分かりにくいと言われています。その送金方法は多岐にわたっており、さらに送金方法によって手数料が大きく異なるのが現状です。

さらにその手数料においても、通常に送金手数料に加えて、両替レートからくる為替手数料といった、こちらから調べないと見えてこない手数料が存在するため、なかなか一概には「この海外送金方法がベスト!」とは言い切れない部分が多々あるからです。

そもそも日本はG8諸国において海外送金にかかる費用が最も高い国とされています。本テキストでは、複数の「海外送金の方法」と「それぞれの方法にかかる手数料の比較」を解説します。

それらを理解した上で、ぜひアナタにぴったりの「ベストな海外送金の方法」を見つけてください。

1.「海外送金の基本的な仕組み」と「海外送金の方法」を理解する

銀行による海外送金の基本的な流れ

まずは「海外送金の基本的な仕組み」について理解しましょう。

海外送金の方法は多岐にわたりますが、このセクションでは「銀行による海外送金の仕組み」を例に挙げて説明します。 海外送金_01 (1)

1. 海外に送金したい人(送金人)が送金してほしい銀行へ「送金手続き」をして、送金したい金額と送金手数料を支払います。

2. 送金人から銀行へ「送金額」と「送金手数料」が支払われると、送金依頼を受けた送金銀行は「中継銀行」を通して海外の受取銀行へ送金します。

上記のプロセスが「銀行を通した海外送金の基本的な仕組み」になります。通常は約1週間ほどで、送金人から受取人へお金が届く仕組みになっています。

海外送金サービスによる海外送金の基本的な流れ

上記では「銀行を通した海外送金の基本的な仕組み」を解説しましたが、海外送金の方法としては大きく分けて2つあり、「銀行」のほかに「海外送金サービス会社」という選択肢もあります。

海外送金サービスとは、文字通り、海外送金に特化したサービスで、従来の銀行での海外送金と比較して、手続きも簡潔で、スマートフォンでも送金が可能ということもあり、近年多くの送金者が国際送金において利用しているサービスになります。

後述しますが、銀行を通しての海外送金は、「為替手数料」「中継銀行手数料」など、送金⇨受取というプロセスが完了しないと確定しない手数料があるため、事前に明確な手数料を把握できないことがデメリットでした。

しかし、海外送金サービス会社による海外送金は、為替レートも分かりやすく、基本的に中継手数料が発生しないため、総じて送金手数料を低く抑えることが可能なのです。

海外送金サービス会社

上記は、海外送金サービス会社を利用した際の国際送金の流れになります。

結論から言ってしまうと、海外送金サービス会社は、世界中に自社の口座を開設しているので、その独自の送金ネットワークを通すことで、お金の流れをシンプルにし、かつ手数料も最低限に抑えることができているのです。

2. 海外送金における手数料の一覧と比較

海外送金にかかる手数料とは…?

このセクションでは、海外送金にかかる手数料の種類と、それらを比較していきます。下記に「海外送金にかかる手数料の一覧表」を掲載します。

海外送金_02

送金手数料

送金銀行に支払う海外送金にかかる手数料になります。

受け取り手数料

受取銀行に支払う海外送金にかかる手数料になります。

中継銀行手数料(コルレス手数料)

送金時に中継する銀行が徴収する手数料になります。そもそも日本の銀行が海外の銀行に送金する際には、日本の送金銀行と海外の受取銀行との間「コルレス契約(Correspondent Agreement)」が結ばれていないと、直接送金をすることができません。

コルレス契約とは、銀行間の送金受取の際の為替取引に関する契約を指します。

海外送金_03_ページ_1 (1)

上記の例だと、A銀行とB銀行の間にはコルレス契約がないため直接送金できません。

海外送金_05-2_ページ_2

この例だと、送金銀行であるA銀行は、中継銀行であるC銀行とコルレス契約を結んでおり、受取銀行であるB銀行もC銀行とコルレス契約を結んでいるので、中継銀行を通した送金が可能になります。

海外送金_05-1_ページ_3

さらに、送金銀行であるA銀行が、海外に中継銀行を持っていない場合は、いったん国内の中継銀行であるC銀行を挟む必要があります。そしてC銀行が海外の受取銀行であるB銀行とコルレス契約を結んでいない場合は、さらに海外のB銀行と契約を結んでいるD銀行を挟む必要が出てくるケースもあります。

このように、海外送金の際は、中継銀行の数が増えれば増えた分だけ中継銀行手数料が発生します。

さらに注意したいのが、中継銀行手数料は、実際に送金するまで正確な額が分からないということ。送金人が送金時点で中継銀行手数料を支払うことも可能ですが、途中で発生する中継銀行手数料によっては、受取額からさらに差し引かれる場合もあるのです。

また、送金銀行と受取銀行がコルレス契約を結んでいるのか否かは、銀行のHPなどではあまり公表されていないケースがほとんどなので、直接銀行の窓口に問い合わせる必要があります。

つまり進出先の国では、比較的便利な大手銀行の口座を開設するのがベターであると言えます。送金銀行と受取銀行がコルレス契約を結んでいれば、中継銀行を挟まずに送金ができ、総合的な送金手数料を節約することができるからです。

リフティングチャージ料

海外送金の際に両替せずに同一通貨を送金するときに発生する手数料です。円貨取扱手数料と呼ばれることもあります。

例えば、外貨の普通預金口座も開設することができる送金銀行の場合、外貨預金口座から送金できます。その際、すでに外貨に両替されているので、円から外貨の送金ではなく、外貨⇨外貨の送金になります。

円のままで海外送金する場合、一般的にリフティングチャージ料(円貨取扱手数料)が発生します。しかし、外貨預金口座から外貨のまま送金する場合は。多くの銀行はリフティングチャージ料を設けていません。

なぜなら、円の預金口座から外貨預金口座に移動する際に、為替手数料を含めた為替ルートで両替されているケースがほとんどだからです。ただ、銀行によっては、外貨のままの送金でもリフティングチャージ料を設けているケースもあり、その場合、為替手数料とリフティングチャージ料の双方の手数料を支払わなければならないケースもあるので注意が必要です。

3. 海外送金の手数料の負担について

海外送金の手数料は誰が負担するのか?

最後に海外送金の手数料は誰が負担するのか? という疑問について述べていきます。

一般的に海外送金においては、下記の3つの手数料負担の形態があります。

海外送金_手数料負担

BEN(受取人負担)、OUR(送金人負担)、SHA(送金人・受取人が共同で負担)に関わらず、手数料の負担をどのようにするかは、送金者が送金の申し込み時に選択します。

また、送金方法によっては、手数料の負担の選択肢が限られているケースもあります。

さらに、先述のように、中継銀行手数料が発生する場合は、実際に中継銀行を通さないと正確な額が分からず、事前の送金額から差し引かれるケースもあります。その場合は、受取人が満額で受け取れなくなるので注意が必要です。

4. 優良な海外進出サポート企業をご紹介

御社にピッタリの海外進出サポート企業をご紹介します

今回は、海外送金の方法と、それぞれの送金方法にかかる手数料を比較して考察しました。改めて内容をまとめると…

・海外送金の方法を大きく分けると、日本の銀行から送金する方法と、海外送金サービス会社から送金する方法がある

・銀行・送金サービス会社ともに、それぞれの手数料が存在しており、その手数料の金額も、発生する仕組みも異なっている


実際にアナタが海外送金をする際は、それぞれの送金方法や、送金手数料などを考慮して、自分にぴったりの送金方法をセレクトする必要があります。

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この記事を書いた人

SukegawaTakashi

助川 貴

株式会社Resorz

「Digima〜出島〜」編集部・コンテンツディレクター。 雑誌編集・書籍編集・WEB編集を経て現職。 これまでに、アメリカ・イギリス・インド・中国・香港・台湾・ベトナム・ミャンマー・カンボジア・マレーシア・シンガポール・インドネシア・エジプトなどの国・地域へ渡航。趣味は、音楽・スノーボード・サーフィン・ドローンほか。

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