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海外顧客の顔、見えていますか? ―「システム導入」を“顧客への想い”を届ける仕組みに変える方法

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海外進出を果たすと、多くの経営者が「顧客の顔が見えなくなった」という壁にぶつかります。国内では当たり前だった、お客様一人ひとりの好みや背景を肌で感じる感覚。それが、物理的な距離や文化の壁によって、いつの間にか数字とレポートの向こう側にかすんでしまうのです。
「顧客管理システム(CRM)を導入しよう」「業務を効率化しよう」―こうした対策は、しばしば「コストのかかる面倒なIT投資」と捉えられがちです。

しかし、もし、これらの”固い”言葉で語られるものが、実は「海外にいる1万人のお客様の顔と名前を覚え、最高のサービスを届けるための仕組み作り」だとしたら、どうでしょうか?

本記事では、ITコンサルティングとプロジェクトマネジメントを専門とする弊社(office Root)が、海外進出における「システム導入」や「業務効率化」の本当の意味を、具体的な例え話を交えながら解説します。

▼ 海外顧客の顔、見えていますか? ―「システム導入」を“顧客への想い”を届ける仕組みに変える方法

顧客管理システムは、全社員で共有する「魔法の記憶ノート」

あなたの会社が、地域で愛される小さな雑貨店だったとします。店主であるあなたは、常連の田中さんの好みの色や、佐藤さんが前回何を探していたかを、自然と覚えています。その記憶があるから、「田中さん、新しい青色のスカーフが入りましたよ」と声をかけ、信頼関係が生まれます。

海外進出とは、この雑貨店が、海の向こうに100店舗を出店するようなものです。店主の記憶だけでは、もう追いつきません。

ここで登場する「顧客管理システム(CRM)」は、単なるITツールではありません。それは、全社員で共有できる「魔法の記憶ノート」です。

  • ロンドンのAさんが前回購入した商品のサイズ
  • ニューヨークのBさんからの問い合わせ履歴
  • シンガポールのCさんがWebサイトでどの商品を見ていたか

これらの情報がノートに記録され、現地のスタッフから日本の経営者まで、誰もが瞬時にアクセスできる。だから、まるで隣にいるかのように「A様、前回の商品はいかがでしたか?同じサイズの新作はこちらです」と、心の通った提案ができるのです。

「顧客管理」とは、お客様を管理することではありません。お客様一人ひとりを、組織として記憶し、大切にするための仕組みなのです。

業務効率化は、お客様と向き合う「時間を生み出す」こと

次に、「業務効率化」について考えてみましょう。これも「コスト削減」という文脈で語られがちですが、本質は全く違います。

先ほどの雑貨店が大きくなり、現地のスタッフが毎日、膨大な伝票処理や在庫確認、日報作成に追われているとします。彼らが疲弊し、お客様と笑顔で話す時間がなくなってしまったら、本末転倒です。

ここで考えるべき「業務効率化」や「DX」とは、スタッフを単純作業から解放し、お客様と向き合う豊かな時間を生み出すための取り組みです。

  • 手書きだった伝票を、バーコードで一括管理する
  • 毎日作成していた日報を、売上データから自動で生成する
  • 在庫確認を、システム上でリアルタイムに行えるようにする

こうして生まれた時間で、スタッフは新商品のディスプレイを考えたり、お客様との会話を楽しんだり、現地のニーズを探ったりすることができます。これこそが、事業成長の原動力ではないでしょうか。

「業務効率化」とは、機械にできることを任せ、人にしかできない「おもてなし」や「創造性」に集中するための環境作りなのです。

「コストをかける=改善」とは限らない

しかし、勘違いしてはいけないのは、「魔法の記憶ノート」や「時間を生み出す仕組み」は、必ずしも高価なシステムでなければ手に入らない、というわけではないことです。

例えば、数カ国の海外顧客とメールでやり取りしている輸出企業があったとします。担当者ごとに個別のメールで対応していたため、「フランスのA社からの問い合わせ、誰が対応したんだっけ?」という情報共有の漏れが頻発していました。
ここで、いきなり数百万円の本格的な営業支援システムを導入するのは、あまりに大掛かりです。

私たちが提案するのは、まず「情報のまとめ方を変える」という小さな一歩です。
簡単なツールの導入:

例えば、チームで使える共有メールボックス(月額数千円のツール)を導入する。これだけで、誰がどの顧客とどんなやり取りをしているかが一目瞭然になります。

  • 既存ツールの工夫:
    あるいは、今使っているExcelやスプレッドシートの管理方法を少し工夫するだけでも効果はあります。顧客からの問い合わせ内容と対応状況を、決まったフォーマットで一覧化し、クラウド上で全員が閲覧・編集できるようにする。これなら、コストはほとんどかかりません。

重要なのは、「システムを入れること」が目的になるのではなく、「顧客からの問い合わせに、誰でも迅速に答えられる状態を作ること」という本来の目的を見失わないことです。

高額なIT投資だけがDXではありません。身近なツールの使い方を少し変えたり、情報の流れを整理したりするだけでも、驚くほど業務は改善され、顧客満足度は向上します。私たちは、企業の規模やフェーズに合わせた、最も現実的で効果的な一歩目をご提案します。

まとめ:あなたの「想い」を、海外で実現する設計図を描こう

私たちoffice Rootは、ITコンサルタントであり、プロジェクトマネージャーです。しかし、私たちの仕事は、単にシステムを導入することではありません。
まず、お客様が「海外の顧客に対して、本当は何をしたいのか」という想いを深く理解することから始めます。

「一人ひとりのお客様を大切にしたい」 「スタッフには、もっと創造的な仕事をしてほしい」

その想いを実現するために、どんな「魔法の記憶ノート」が必要で、どうすれば「豊かな時間」を生み出せるのか。私たちoffice Rootが最も大切にしているのは、テクノロジーの力を最大限に活用することで、人にしかできない創造的な仕事や、お客様と向き合う温かい時間にフォーカスできる環境を創り出すことです。

そのために、どんな「小さな工夫」から始められるのか。私たちは、貴社のための具体的な設計図(IT戦略)を描き、その設計図が最後まで形になるよう、プロジェクト全体を管理(PMO)します。
もし、あなたが海外進出の先で「顧客の顔」を見失いたくないと考えているなら、ぜひ一度お話をお聞かせください。あなたの”想い”を、世界中で実現するお手伝いができるはずです。

お問い合わせお待ちしております。

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