〝小売業〟として海外進出した日本企業の実態とは? | 『海外進出白書(2019-2020年版)』より
最新の日本企業の海外進出動向をまとめた『海外進出白書2019-2020年版』より、「2019年度の日本企業の海外進出動向」における、【2019年度・小売業として海外進出した日本企業の海外進の実態】について発表します!
海外進出支援プラットフォーム「Digima~出島~」では1年間の進出相談と海外進出企業ならびに、海外進出支援企業を対象に実施したアンケートをもとに「海外進出白書」を作成しています。
本テキストは、4,104件のデータと7年間の推移から分析した『海外進出白書』の第1部「2019年度の日本企業の海外進出動向」より抜粋したエッセンシャル版としてご提供いたします。
自社の商品・サービスを海外展開するにあたって、その他の日系企業が、どの国にどれだけ進出しているのかという最新の状況を知ることは、今後の海外進出戦略および事業計画を策定するにあたっての、もっとも有益な情報収集のひとつであることは間違いありません。
今回のテキストでは、小売業に絞った「2019年度・小売業として海外進出した日本企業の海外進出動向」について詳しく解説します。
▼〝小売業〟として海外進出した日本企業の実態とは? | 『海外進出白書(2019-2020年版)』より
▼アナタの海外ビジネスを成功させるために
1. 海外進出をした「日系企業の小売業」の実態を深掘り!
日本の小売業の海外進出の国別ランキング
今回のテキストのテーマは、海外進出をした日本企業の中でも、ひとつの業種に絞っての考察となります。すべての業種を網羅するには紙幅が限られているので、今回はもっとも日本企業としての海外進出割合の多かった業種である「小売業」に関する考察です。
さっそくですが、まずは以下のグラフをご覧ください。それぞれ小売業の「国別割合(ランキング)」「相談内容の内訳」となっています。
国別割合に関しては、全体の割合との差異が大きく…
■1位:中国
■2位:アメリカ
■3位:ベトナム
■3位:ヨーロッパ
■5位:タイ
■6位:台湾
■6位:フィリピン
■6位:インドネシア
…となりました。
こちらは、そのまま現時点での消費市場としての魅力と置き換えても差し支えないでしょう。「購買力のある消費者が多い」「成長性が望める」など、その魅力は様々です。小売業としての海外進出を検討されている方は、上記の国を中心に海外事業計画を進めていくと良いでしょう。
2. 海外進出をした日本の小売業が抱える課題とは?
海外展開をする日本の小売業の主流は「パートナーを活用した販売代理店モデル」
続いて、相談内容の内訳となりますが、当然ですが、販路拡大に関しての相談が全体と比較しても大きくなっています。
その他、「輸出入・貿易・通関」「ECモール出品代行」など、販売に関する項目が並び、「会社設立」 に関しては全体割合よりも小さくなっています。
つまり…「拠点を設けない形での海外進出」が小売業でも進んでいる…ことが伺えます。
その中で、プロモーションに関する相談の割合が少ないことは特筆すべきことと言えるでしょう。
相談内容全体の内訳として、「海外広告・プロモーション」「海外WEBプロモーション」という項目が合わせて6%あるのに対し、小売業においてはわずか4%となっています。一見すると販路拡大のために必要だと思われるプロモーションですが、現状ではそれほど多くの企業が課題を抱えていないようです。
それを受け、全体と比較しても。「販路拡大(営業代行・販売代理店探し)」の割合が大きくなっていることを考えると、現在の主流は「パートナーを活用した販売代理店モデル」と言えそうです。実際に、下記のような相談が多く寄せられていました。
『親会社が製造している化粧品とサプリメントの販売等をしております。そちら を中国 10 店舗にて販売を検討しております。そのため以下を両方をサポートし ていただけるパートナーを探しております。「中国での化粧品販売のための許認 可申請」「販売代理店」』(小売業・中国)
『カーオディオを生産販売する◯◯◯のタイ現地法人です。タイよりアセアン全 域を担当し、カーメーカーとの合同プロジェクト、またアフターマーケット向け のマーケティング販売活動を実施しています。インドネシアマーケットにおける 代理店との契約終了により、新規代理店を探しております。アフターマーケット のため、特殊な業界になるのですが、どんな代理店との契約可能性があるのか? ご教授頂けますと幸いです。』(小売業・インドネシア)
日本企業として海外展開を考える小売業の方は、まずは「パートナーを活用した販売代理店モデル」を意識して、 海外戦略を組み立てていくと良いでしょう。
また今回は、紙幅が限られていることもあり「小売業」に絞っての考察となりましたが、その他の業種による海外進出動向の考察もデータとしてご提供可能です。ご興味ある方はぜひ下記の問い合わせバナーよりお問い合わせください。
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「Digima~出島~」では、毎年サービスに寄せられる進出相談と、海外進出企業ならびに、海外進出支援企業を対象に実施したアンケートをもとに、『海外進出白書』として、前年度の傾向と今後の予測を立てたレポートを作成しております。
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