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通関業者の基礎知識 | 通関業務の流れ・乙仲&フォワーダーとの違い…ほか

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「通関業者の基礎知識」として、そもそも通関業者とは何なのか? という初歩的な疑問から、通関業者と混同しやすいフォワーダーや乙仲との違い、通関業者に任せられる業務内容や、輸出・輸入通関の流れについて解説します。

輸出入には数多くの複雑な手続きが必要です。それらの煩雑な業務をすべて代行してくれる、企業の貿易における強い味方が「通関業者」なのです。

貨物の輸出入に当たって、通関業者に業務を依頼する上で知っておきたい基礎知識について解説します。

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1. 通関業者とは?

通関業務とは貿易において各種法的効果を伴う手続きを指す

財務大臣の許可を受け、『通関』を業として営む者のことを通関業者と言います。通関業者は他人から依頼を受け、通関業務を代理で行います。 通関業務とは、輸出入の際の申告など、貿易において各種法的効果を伴う手続きのこと。

通関業の許可は、報酬が発生するかどうかは関係なく、「〝他人の〟貨物」について、輸出入手続きの代行をする際に必要となるものであり、自社の貨物を輸出入する際にその会社に所属している社員が行う場合や、個人が海外通販で20万円を超える商品を購入した際の税関での申告は、「〝他人の〟貨物」ではないので、許可をとる必要はありません。

「通関業務」は、通関業法によって定められていますが、大まかにまとめると、税関官署に対して行う…

「輸入及び輸出の申告の代理」
「輸入貨物にかかる税金などの各種申告や還付請求、関税の減税や免税にかかわる制度の適用手続の代理」
「通関業務に関して税関官署が為した各種行政処分に対して不服がある場合の主張や陳述の代理」

…などが『通関業務』となります。

通関業者と輸入代行業者との違いとは?

通関業者は財務大臣の許可を受けた上で、輸入・輸出をする本人の名をもって業務を代行しますが、輸入代行業者の業務は、依頼人の名ではなく輸入代行業者の名をもって買い付けや輸入を行い、依頼者に対して転売という形をとります。

輸入代行業者は許可などを取る必要もなく、誰でもすぐに始めることができるのも、通関業者との大きな違いです。

通関業者を英語で言うと…?

通関業者を英語でいうと、税関の仲介業者、という意味の「Customs broker」となります。

ちなみに英語の「freight forwarder」とは、「海上貨物取扱業者(海貨業者)」「航空貨物取扱業者」と訳されていますが、「フォワーダー」と呼ばれることが多いです。

そのフォワーダーと通関業者の違いなどについては、後項にてわかりやすく解説していきます。

2. 通関業者とフォワーダー・乙仲・各海運業者との違いとは?

貿易に関わる業者は大きく分けて5つ

ここからは、通関業者とフォワーダー・乙仲・各海運業者との違いについて解説します。

それらの違いを見ていく前に、まずは貿易に関わる業者について整理してみましょう。

貿易に関わる業者は、大きく分けて下記の5つになります。

① 通関業…通関業務を行う業者
② 乙仲(おつなか)…海運貨物取扱業者
③ フォワーダー…貨物利用運送事業者
④ 倉庫業…輸入許可前の貨物の一時保管など、倉庫の貸し出しを行う業者
⑤ 国内配送業…輸入許可がおりた貨物を国内に配送する業者


貿易に関わる5つの業者について整理できましたでしょうか。

それらと通関業者の違いについて解説する前に、上記の5つの貿易業者の中でも、なかなか分かりづらいとされている「乙仲」と「フォワーダー」についてさらに理解を深めましょう。

乙仲(おつなか) とは?

乙仲とは、海運貨物取扱業者(海貨業者)のこと。港湾運送事業法に基づき、国土交通大臣の許可を受けた上で、荷主からの委託により、港湾で海運貨物のみを取り扱う業者です。

輸出入の荷物の船積みや荷下ろし、国内での運送手配が主な業務内容ですが、その他にも通関やはしけ運送、貨物の鑑定や検量、倉庫業など、貿易に関する業務を幅広く行っていることもあるようです。最近では次に説明する「フォワーダー」の業務も行うことが多く、そのため乙仲を英語で訳す際に、「Forwarder」と訳されることもあります。

乙仲の名称の由来は戦前の「海運組合法」における海運貨物の業者分類である「乙種仲立業」です。戦前の海運組合法では、定期的に運ばれる船貨物の取次を行う業種を「乙種仲立業(乙仲)」と呼んでおり、不定期な船貨物の取次を行う業種のことを「甲種仲立業(甲仲)」と呼んでいました。その名残から、海貨業者を今も乙仲と呼んでいるようです。

フォワーダー とは?

貨物利用運送事業法に基づき、国土交通大臣の認可を受けた貨物利用運送事業者貨物をフォワーダーと言います。

一般的には、貨物利用運送事業者の中でも国際輸送を取扱う業者をフォワーダーと呼ぶことが多いようです。荷主から貨物を預かり、他の業者の運送手段である、船舶や航空、鉄道や貨物自動車などを利用して運送を請け負います。

通関業と乙仲・フォワーダーとの違いとは?

乙仲・フォワーダーについて理解した上で、それらと通関業者の違うについて見ていきましょう。

まず、乙仲と通関業者との違いですが、乙仲業とは「港湾運送事業法」と呼ばれる法律にのっとって、港湾エリア内で陸地と船舶の間で行われる貨物のやり取りについての業務を行います。

それに対して、通関業者は「通関法」という法律の規定にのっとって、税関に関する業務を行います。つまり通関業者とは輸出入を行うときに税務関連の代理手続きを行う業者を指します。

続いて、フォワーダーと通関業者の違いですが、フォワーダーは、乙仲と同様に、貨物輸送に関する業務を行います。さらに「貨物利用運送事業法」に定められている規制を受けており、おもに国際輸送を専門に取り扱う業者という認識が一般的です。

また、乙仲が港湾内において、陸と船舶の間だけの取引を行うのに対して、フォワーダーの業務はより幅広く、荷物の集荷から配達までも行うことが多いとされています。

近年、それぞれの業者が業務の範囲を広げている傾向にあり、これらの違いは段々少なくなってきているのが現状です。

ただ貿易において、それらの業者の各業務は連携しており、貨物に対して乙仲を含む海貨業者が港湾で作業した後、通関業者が通関を行い、さらにフォワーダーが運んでいく…というのが貿易における三者の連携の流れとなっています。

3. 通関業務とは?

おもな通関業務について解説

ここからは通関業者が行う業務(通関業務)について見ていきましょう。

そもそも通関業務には、すでに説明したとおり、

税関官署に対して行う…

「輸入及び輸出の申告の代理」
「輸入貨物にかかる税金などの各種申告や還付請求、関税の減税や免税にかかわる制度の適用手続の代理」
「通関業務に関して税関官署が為した各種行政処分に対して不服がある場合の主張や陳述の代理」


…などがあります。

そんな通関業者の具体的な業務内容は多岐にわたり、おもに下記の10の項目に分類されます。

① 書類のチェックや税関への申告
② 関税や消費税の納付(立替)
③ 貨物の引き取りに関連する作業
④ 税関検査への立ち合い
⑤ 国内配送の手配
⑥ 国際物流における船の手配
⑦ デバンニング、バンニングの代行や手配
⑧ 暫定8条書類の作成や、その他他機関への申請
⑨ 通関手続きの相談
⑩ 税関事務管理(ACP)


下記よりそれぞれの痛感業務について詳しく見ていきましょう。

① 書類のチェックや税関への申告

通関業者は、輸入・輸出に関係する取引書面のチェックを行い、商品に対する適切なHSコードを特定します。対象物が規制や法令に違反していないかの判断だけではなく、関税・消費税などが発生するかどうかの判断を行い、納付するべき税金の計算も通関業者の業務です。

書類のチェックができたら、専用の端末(ナックス)により税関へ申告をします。

※ナックス(NACCS)とは?
ナックス(NACCS)は税関や関係行政機関と連携しているシステムのこと。ナックス上で手続きを行うことで、オンラインで手続きを完結させることができます。

② 関税や消費税の納付(立替)

依頼者が税関に納付すべき関税や消費税を、通関業者が一旦立て替え、のちに依頼者に請求します。

③ 貨物の引き取りに関連する作業

通関業者は貨物を引き取る準備も担当します。輸入貨物を引き取るために必要なのが、下記の3点です。

●アライバルノーティスに記載されている費用の支払い
●船荷証券(B/L原本)
●銀行の信用状(LG)

④ 税関検査への立ち合い

通関業者は、税関検査の立ち合いも担当します。

税関検査とは、申告の内容と貨物が同一かどうかの確認を、貨物現品を調べることによって確認する検査です。輸入実績が少なかったり、以前に不正があったりした場合は高い確率でこの税関検査が行われますが、それ以外でもランダムに税関検査は行われており、これは拒否することができません。

⑤ 国内配送の手配

依頼者が希望の納品日を伝え、通関業者はそれに合わせて船の入港状況や通関手続きの状況を確認しながら、打ち合わせや配送の手配をします。

⑥ 国際物流における船の手配

依頼者の輸出先の希望に適した船舶会社を選定・手配するのも通関業者の仕事です。日本側でコンテナ詰めする際に必要な空のコンテナや、それを輸送する際のトラックなどの手配も行います。

⑦ デバンニング、バンニングの代行や手配

「デバンニング」は、「デバン」とも言い、輸入貨物をコンテナから取り出す作業のことで、「バンニング」は空コンテナの中に貨物を詰める作業のことを言います。

倉庫を港近くに所有している通関業者はこれらの作業代行も行います。

⑧ 暫定8条書類の作成や、その他他機関への申請

「暫定8条」とは関税暫定措置法第8条のこと。「暫8(ざんぱち)」と略されることもあります。

日本から送った原材料を海外で加工し、再度日本に輸入する場合において、一定条件のもと、関税を軽減することができる制度です。

用意する書類の量がかなり多いのが「暫定8条」の特徴ですが、通関業者はこの書類の作成や、厚生労働省への食品輸入続手続きも担当します。

⑨ 通関手続きの相談

クライアントの相談に応じるのも通関業者の業務内容のひとつです。

⑩ 税関事務管理(ACP)

日本に居住していない者が税関手続を行う場合は、代理で税関手続を行う税関事務管理人を定め、届け出を行う必要があります。

日本に法人のない企業が依頼者だった場合、通関業者は税関事務管理人制度を利用し、日本法人がない企業の輸出入業務の代行を行います。

4. 通関業者を利用するメリット&デメリット

ここまで読んでいた方ならば、通関業者の業務は多岐に渡ることがご理解できたと思います。

通関業者に依頼するメリットとしては、さまざまな手続きを任せられることですが、もちろんデメリットも存在します。

実際に通関業者に業務を依頼する前に、メリットとデメリットをしっかりおさえておきましょう。

通関業者を利用するメリット

何と言っても、複雑かつ専門性の高いさまざまな手続きをすべて任せられるのが通関業者を利用する最大のメリットでしょう。

申請を代行してもらえるため、税関などに出向く必要もなくなります。船の手配など、関連した手続きを代行してもらえるのも魅力のひとつです。

通関業者が持つ配送ネットワークなどを利用することで、かかるコストを削減できる可能性もあります。

通関業者を利用するデメリット

金銭的なリスクや違法な貨物を入れているリスクなどを理由として、法人ではない個人からの依頼は通関業者から断られる可能性が非常に高いようです。

5. 通関業務の流れ / 輸出通関・輸入通関

最後のセクションでは、通関業務の実際の流れについて解説します。輸出・輸入それぞれの場合において見ておきましょう。

輸出通関業務の流れ

輸出通関業務の流れは下記の6ステップ

① 積載する船舶・航空機を手配

② 保税蔵置場に輸出貨物を搬入

③ ステップ2の保税蔵置場を管轄する税関官署に申告

④ 税関に輸出申告を行う(輸出申告書、インボイス、他法令関係書類を提出)

⑤ 書類の審査や検査が終わったのち、輸出許可書が発行される

⑥ 保税蔵置場から貨物を搬出。船舶や航空機に積載

輸入通関業務の流れ

輸出通関業務の流れは下記の5ステップに分けられます

① 貨物を保税地域へ搬入

② 輸入申告を行う。必要書類を添付し、輸入(納税)申告書を税関に提出

③ 税関にて審査・検査

④ 関税・消費税などを納付したのち、輸入許可が交付される

⑤ 輸入貨物を引き取り後、国内貨物として流通

6. 優良な海外進出サポート企業をご紹介

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今回は「通関業者の基礎知識」として、通関業者の概要、通関業者と混同しやすいフォワーダーや乙仲との違い、通関業者に任せられる業務内容や、輸出・輸入通関の流れ…などについて解説しました。

複雑かつ多岐にわたる痛感手続きを自社で行うとなると、貨物にもよりますが、なかなか容易ではありません……。それをすべて代行してくれる通関業者は貿易事業の強い味方ですが、それだけに、業者選びは慎重に行うべきです。

「海外に自社商品を輸出したい」「海外から商材を輸入したい」「通関や輸出入許可の申請をサポートしてほしい」…といった、国際物流以外でも多岐に渡る海外進出におけるご質問・ご相談を承っています。

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    最も成功しているマーケターは、消費者が何を求めているのかをより深く理解するために、トレンドやテクノロジーを常に把握しています。リサーチや情報分析はBtoCのマーケティングに活用されてきましたが、BtoBにおいても重要です。ユビークは、双方の分野でトップレベルの研究・分析を行うだけでなく、VRのような新しい技術を製品開発やマーケティングキャンペーンのテスト段階の時間短縮・コスト低減に活用している企業との提携を進めています。

    これからのユビーク

    ユビークは今後もグローバル企業に直接サービスを提供するとともに、広告代理店と連携したプロジェクトを遂行していきます。この2つの顧客基盤を拡大しながら、リソースやサプライヤーのネットワークを構築することで、個々のプロジェクト課題に最適な人材のマッチングを図ります。同時に、VRをはじめとする新しいビジネスチャンスに挑戦。中長期的には、企業や代理店に最高品質の成果を提供するために、ニッチを開拓します。また、日本のみならず海外のグローバル企業とのコンサルティング関係を構築し、新しい技術を積極的に導入することにより、バーチャル化が進む世界でコミュニケーションを強化していきます。

    ユビークはデジタル時代にふさわしいプロセスと統合的なアプローチによって課題を解決する、信頼のおけるパートナーになりたいと考えています。重要なのは、未来に向けた理想のロードマップを戦略的に構築することです。日本から世界へ、世界から日本へ。時と場所を超えたコミュニケーションで人とブランドをつなぎ、ブランドにクリエイティブな力を吹き込む。それがユビークです。

    ぜひ、思いを一緒にかなえましょう。

    ユビーク株式会社
    代表取締役
    マイケル・フーバー

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