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世界のビジネスを変える「VR」の魅力とは?

掲載日:2017年04月27日

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本記事では、世界のビジネスの在り方を変える「VR(バーチャル・リアリティ)」の魅力をご紹介します。そもそも「VR」とは何か?という解説から、今後急成長する「VR」がどのように我々の生活に介入し、ビジネスの在り方を変えていくのか解説いたします。VRを理解することで今後のビジネスの在り方が変わっていく事を理解して頂けるかと思います。

慢性的なエンジニア不足を抱える日本企業にとって、海外のリソースを活用する「オフショア開発」はなくてはならない開発手法となりました。その中心を担うベトナムの技術力は、日本にも劣らぬものとなってきています。そんなベトナムオフショア企業で、「VR」や「AR」といった先端技術を中心にシェアを広げている急成長企業がいます。本記事ではその注目企業にインタビューを実施しました。彼らが急成長できた理由は? そしてベトナムオフショア開発の未来は? 余すところ無くお伝えします。

プロフィール

株式会社One Technology Japan 代表取締役 河本直己(かわもとなおき)

1973年生まれ。商社で欧州からの高級衣料バイヤーを経験後、大手コンサルティング会社を経て、モバイルITベンチャー企業でEC、SNS、ソーシャルゲーム、ベトナムオフショア開発など事業部長取締役の立場で経験後、2015年に株式会社One Technology Japanを創業。
HP:https://onetech.jp/

――御社が手がけられている「VR」とはどのような技術ですか?

河本:VRとは、バーチャルリアリティ(Virtual Reality:仮想現実)を表しています。古くから使われている言葉ですが、最近ではインターフェースとして、ゴーグルのような「ヘッドマウントディスプレイ」が広まり、注目を集めました。1990年代にも任天堂が「バーチャルボーイ」というゲーム機を発売し、一時的に話題になったのですが、ハード面やソフト面で様々な課題が解決できておらず、雌伏の時を過ごしていました。そうした課題が技術的に解決されつつあり、今また脚光を浴びているというわけです。

その技術を端的に表すと、コンピューターの中に人工的な環境を創り、まるでそこにいる様な感覚を体験できるというものです。この技術によって、人間が得られる疑似体験のクオリティが飛躍的に向上します。そして、エンターテイメントや、不動産、医療、災害救助などを中心に、様々な分野での活用が期待されてるのです。

――PokemonGoなどで話題になった「AR」とは違うのでしょうか?

河本:そうですね、よく混同されがちですが「AR」というのはオーギュメントリアリティ(Augmented Reality:拡張現実)の略です。現実の空間に何らかの情報を表示させ、現実世界を拡張する技術のことを表します。VRは現実世界とは切り離された仮想世界ですが、ARはあくまで現実世界を拡張するものです。

そして、この「VR」と「AR」の技術をかけ合わせた「MR」という言葉も生まれています。ミックスドリアリティ(Mixed Reality:複合現実)の略で、VRの世界に現実世界の情報を取り込み、現実世界と仮想世界を融合させた世界をつくる技術です。

映画マトリックスの様な世界を実現させる技術といえば、分かりやすいでしょうか。今後、スマートフォンに変わるプラットフォームになると言われている大きな可能性のある分野なんです。

――そうした分野に何故、ベトナムオフショア企業として参入されたのでしょうか?

河本:一つ目は、ITやIoT市場を眺めた時に、一番大きな可能性を感じたこと、二つ目は私たちの強みを活かすことができたからですね。一つ目は先述しましたが、二つ目がどういうことかというと、VR開発の要素として、ゲームの開発フレームワークである「Unity」が活用されており、元々私たちの持っていた技術が応用できたということです。VRへの参入は、日本ではすでに周回遅れだと思いますが、ゲームのエンジニアをそこに転換できたことで、今はなんとか先頭集団に位置できていると思います。

また、エンジニアも採用しやすいんです。ベトナムで商用ベースのVRを開発できる環境にいるエンジニアはすごく少ない。エンジニアにとっても魅力的な会社なんです。以前には、手弁当でもいいから働かせて欲しい、ということもあったくらいです。

そのため、昨年の1月までは実績が1件もありませんでしたが、この一年で約20件のプロジェクトを手掛けることができました。今、VRエンジニアは18名います。それを年内に80名にするのが目標です。

――具体的にどういうプロジェクトだったのでしょうか?

河本:クライアントとの契約で、全てをお伝えするのは難しいのですが、映像配信会社の3D映像を視聴するスマホアプリであったり、YouTubeで公開されている360°映像のものだけを再生するビューワーアプリ、仮想空間に展示会場を創り、それを散策できるアプリなどですね。AR分野でも、現実空間のあるものを認識すると敵が出てくるゲームのモックアップなどを作りました。基本的に、クライアントにアイデアを頂きながら、エンジニアとその可否を検討しながらやっていくパターンが多いですね。

日本からのニーズは非常に多いですよ。360°映像や3DCGといったコンテンツの資産はあるけれども、VRとして出すためには最適化が必要です。どの企業も横展開したいけれど、手間がかかるんです。それを請け負って欲しいというニーズがあります。

弊社では既に4割がVRの案件ですね。今、40万円/人月で提供しているのですが、コンテンツがあって、それを再生するだけのアプリであれば、1週間で作れますよ。

――今後は、もっと活用の場が広がりますか?

河本:それは間違いありません。そもそも、VRというのは、映像技術と3DCGによるコンテンツがあります。これらがハードとソフトの進化によって、非常に作りやすくなっています。例えば、映像技術では360°カメラの高スペック化と低価格化が進んでいます。次の世代ではスマホに搭載されるのではないかとも言われています。そうなったら、一気に市場が広がりますよ。また、3DCGの方も、制作のクオリティが上がっていますし、ゲームを作るフレームワークである「Unity」が、仮想現実を非常に創りやすくしてくれました。

そうしたコンテンツ作成のハードルが下がれば、配信技術の進化とも相まって様々なバリエーションへと広がるでしょう。例えば、アメリカでは、ソーシャルVRという「Skype」のようなものまで生まれています。遠隔地にいてもVRで会議し、その仮想空間の会議室のモニターをみんなで見る、みたいなこともホントに近い将来出来るようになるそうです。

また、現状は通信速度がネックですが、リアルタイムの中継ができるようになれば、家族でハワイ旅行に行く際に、体調が悪いおじいちゃんは行くことができないけれど、ヘッドマウントディスプレイをつけて、家族の見ている世界をリアルタイムで見ることができるようになります。そこに家族や子供がいるような感覚で旅行の疑似体験が可能になるんです。

ローンとの連携もあるでしょう。匂いを出す技術や、触覚のセンサーなんかもできてきています。それらによって仮想空間の没入感は増してくるはずです。本当にマトリックスの世界に近づいていて、可能性は無限大です。エンタテインメント分野が引っ張っていって、生活にそったものへと普及していくと思います。

――最後に御社のビジョンをお聞かせください。

河本:とにかく今の日本は、エンジニアのリソースが足りていないと思うので、VRを中心に成長して行きたいですが、VR以外の分野でも、幅広くやっていきたいと思っています。また、ベトナムには他のビジネスチャンスもありますので、学校を作ったりとか、農産物の貿易をしたりとか、自分たちの経験やネットワークを活かして、日本企業のベトナム進出支援・マーケティングのサポートもやっていきたいですね。最終的にはアジア発のグローバルサービスを展開するのが私たちの目標です。

私たちはミッションとして「ITで事業を創造し、若者に投資する。そして若者が活躍できる未来をつくる」というものを掲げています。IT業界に入り、またベトナムと日本を行き来して感じてきたことは、時間的ギャップと地理的なギャップを埋める手段としてITがあるのだということです。それはビジネスチャンスを創出し続けるプラットフォームです。

ただ残念ながら我々には余命があり、それを続けていためには時間の制限があります。その問題を解決するには、どうしたらよいか。その答えが「若者に投資できる未来を」です。世界をよりよくするために、若い世代が活躍できる環境を私たちは提供したいと思います。ですので、新しいものにはどんどんと挑戦していくつもりです。

何か挑戦したいことがあれば、お気軽にお声がけください!

株式会社One Technology Japan 
TEL 03-6403-0814(担当:河本、和田)
E-mail sales@onetech.jp
HP https://onetech.jp/

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