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訪日ワーケーション受け入れガイド|デジタルノマド誘致に必要な準備と集客戦略

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2025年の訪日外国人数は4,268万人に達し、旅行消費額も9兆4,559億円と過去最高を更新しました。こうしたなかで注目されているのが、観光と仕事を両立する「ワーケーション」の受け入れです。政府は2024年4月にデジタルノマドビザを創設し、年収1,000万円以上の外国人リモートワーカーに最長6ヶ月の滞在を認める制度を整えました。観光庁が掲げる地方部への誘客目標とも相まって、長期滞在型の訪日客を呼び込むことは、地方経済の活性化にもつながる新たなビジネスチャンスです。

本記事では、宿泊施設や自治体、コワーキングスペース運営者など「受け入れる側」の視点に立ち、通信環境やワークスペースの整備から、海外のデジタルノマド向けプラットフォームを活用した集客戦略まで、実務に必要な準備を網羅的に解説します。

この記事でわかること

  • ・デジタルノマドビザの具体的な要件と、訪日ワーケーション市場が拡大する背景
  • ・通信・ワークスペース・滞在環境など受け入れ側が整備すべきポイント
  • ・NomadList等を活用した外国人ワーケーターへの集客手法と注意点

1. 訪日ワーケーション市場が注目される背景

観光庁の地方誘客目標と長期滞在ニーズの高まり

日本政府が掲げる「観光立国推進基本計画」では、2030年までに地方部の外国人宿泊数を約13億泊とする目標が設定されています。実際に2025年の地方部における外国人宿泊者数は前年比14.1%増と大きく伸びており、大都市圏の0.8%減とは対照的な動きを見せています。この流れのなかで、1〜2週間以上の長期滞在が見込めるワーケーション客は、地方にとって非常に魅力的なターゲットです。短期の観光客に比べて地域での消費額が大きく、飲食店や商業施設の利用が日常的に発生するため、地域経済への波及効果も高くなります。JNTOの地方誘客施策が成果を上げ始めているいま、ワーケーション受け入れは地方の新しい観光戦略として位置づけられつつあります。

デジタルノマドビザの概要と対象者像

2024年4月に日本が創設したデジタルノマドビザ(特定活動ビザ46号の一類型)は、海外の企業やクライアントとリモートで働く外国人を対象とした在留資格です。対象は49カ国の国籍保有者で、年収1,000万円以上という条件が設けられています。滞在期間は最長6ヶ月、更新は認められていません。つまり、このビザの取得者は一定以上の収入を持つ高所得のリモートワーカーであり、滞在中の消費額も大きくなる傾向があります。欧米やオーストラリアのITエンジニア、デザイナー、コンサルタントなどが主な対象者像です。日本の安全性や食文化、四季の魅力に惹かれて訪日を検討するノマドワーカーは増えており、受け入れ体制を整えた地域が選ばれる時代になっています。

2. 訪日ワーケーション受け入れに必要な環境整備

通信・ワークスペースの整備

ワーケーターにとって最も重要なのは、安定した通信環境です。海外のリモートワーカーはオンライン会議や大容量ファイルのやり取りを日常的に行うため、上下100Mbps以上の高速Wi-Fiは必須といえます。回線速度だけでなく、接続の安定性やセキュリティ(WPA3対応等)も重視されるポイントです。次に求められるのがワークスペースの確保です。宿泊施設内にデスクと椅子を備えた作業スペースを用意するだけでなく、コワーキングスペースや個室ブースとの連携も効果的です。オンライン会議に対応できる防音性の高い個室は特にニーズが高く、「仕事に集中できる環境」があるかどうかが滞在先を選ぶ決め手になります。電源コンセントの数やモニター貸出など、細かな配慮も評価につながります。

滞在環境の整備

1週間以上の滞在を想定する場合、ホテルのような短期宿泊向けの設備だけでは不十分です。キッチン付きのアパートメントホテルやマンスリーマンション、古民家を改装した一棟貸しなど、「暮らすように泊まれる」宿泊形態が求められます。洗濯機や調理器具といった生活インフラが整っていることも選ばれる条件です。さらに、多言語対応は受け入れの基本となります。施設内の案内表示やチェックイン手続きの英語対応はもちろん、近隣のスーパーや病院、交通機関の情報を英語でまとめたガイドを用意しておくと、滞在者の安心感が格段に高まります。地域のゴミ出しルールや公共マナーなど、生活に必要な情報も事前に共有できる仕組みを整えておきましょう。

体験コンテンツの設計

ワーケーターは「仕事の合間に楽しめる体験」を求めています。ここで重要なのは、丸一日を使う観光ツアーではなく、2〜3時間で参加できるコンパクトな体験を用意することです。たとえば、早朝の座禅体験や午後の陶芸ワークショップ、夕方からの地元ガイド付き散歩ツアーなど、仕事の前後に組み込める時間設計が鍵になります。地域の農業体験や漁業体験、地酒の蔵見学なども、その土地ならではのコンテンツとして高い関心を集めます。こうしたローカル体験は、ワーケーターがSNSで発信する素材にもなり、次の訪問者を呼び込む好循環を生み出します。体験の予約を英語対応のオンラインフォームで受け付けられるようにしておくと、利用率がさらに高まります。

3. 外国人ワーケーターを集客するマーケティング手法

海外向けプラットフォームへの掲載

外国人ワーケーターへの認知を広げるうえで、最も即効性が高いのが海外プラットフォームの活用です。NomadList(ノマドリスト)は世界中のデジタルノマドが滞在先を検索するための定番サイトで、都市ごとのインターネット速度、生活コスト、安全性などがスコア化されています。自治体や施設がこのプラットフォーム上で地域情報を充実させることで、候補地として認識されやすくなります。宿泊についてはAirbnbの長期滞在プランやBooking.comの月額割引設定が有効です。30泊以上の割引を設定することで、長期滞在者の検索結果に表示されやすくなります。さらにCoworker(コワーカー)というコワーキングスペース検索サイトへの掲載も見落とせません。仕事場を探すノマドが直接アクセスするため、施設の認知拡大に直結します。

SNS・ブログで「仕事環境+観光」の両面を発信する

プラットフォームへの掲載と並行して取り組みたいのが、SNSやブログを使った情報発信です。ワーケーターが滞在先を選ぶ際に重視するのは「仕事がちゃんとできるか」と「オフの時間が充実するか」の両方です。そのため、発信する内容も「高速Wi-Fiのスピードテスト結果」や「コワーキングスペースの内観」といった仕事環境と、「朝の海岸散歩」や「地元の祭りへの参加」といった観光面を両方含めることが重要です。InstagramやYouTubeで実際に滞在したノマドの体験動画を紹介したり、ブログで1週間の滞在モデルプランを公開したりすると、具体的なイメージが伝わりやすくなります。過去に滞在した外国人にレビューを依頼し、口コミを蓄積していくことも長期的な集客力の向上につながります。

4. 受け入れ側が押さえるべき注意点と課題

ビザ・在留資格に関する正しい理解

デジタルノマドビザには明確な制限事項があり、受け入れ側もこれを正しく理解しておく必要があります。最も重要なのは、このビザでは日本国内の企業との雇用契約に基づく就労が認められていないという点です。あくまで海外の企業やクライアントとのリモートワークが対象であり、日本企業への就職活動や国内での営業活動は在留資格の範囲外となります。受け入れ施設がコワーキング利用者に対して日本企業の仕事を斡旋するような行為は、法的リスクを伴う可能性があるため注意が必要です。また、滞在期間は最長6ヶ月で更新ができないため、6ヶ月を超える長期プランの販売は実態に合いません。ビザの有効期間を踏まえた滞在プランの設計を心がけましょう。

保険・緊急時対応・文化的配慮

中長期滞在の外国人を受け入れる場合、医療や緊急時への備えは欠かせません。デジタルノマドビザの取得者には民間の医療保険への加入が求められていますが、受け入れ側としても近隣の英語対応可能な医療機関のリストを用意しておくと安心です。緊急連絡先や災害時の避難場所を多言語で案内しておくことも、滞在者の信頼獲得につながります。文化的な配慮も重要です。ゴミの分別ルール、温泉や公衆浴場でのマナー、近隣住民への騒音配慮など、日本独自の生活習慣を事前に丁寧に説明しましょう。地域住民の理解を得ることも受け入れを持続させるうえで大切です。ワーケーターの受け入れが地域にどのような経済効果をもたらすのかを住民に共有し、協力体制を築いていくことが長期的な成功の鍵となります。

5. よくある質問(FAQ)

Q. デジタルノマドビザの取得条件を教えてください。

対象は49カ国の国籍保有者で、年収1,000万円以上が条件です。最長6ヶ月滞在可能ですが更新はできず、日本国内での就労(日本企業との契約)は認められていません。民間医療保険への加入も必要です。

Q. ワーケーション受け入れに最低限必要な設備は何ですか?

高速Wi-Fi(上下100Mbps以上推奨)、集中できるワークスペース、安定した電源環境の3つが最低限必要です。加えて、英語対応の案内やオンライン会議に使える個室があると、滞在先として選ばれやすくなります。

Q. 地方の小規模事業者でも受け入れは可能ですか?

十分に可能です。デジタルノマドは都市部より自然豊かな環境を好む傾向があり、地方ならではの静かな作業環境やローカル体験は大きな強みです。通信環境さえ整えれば、小規模でも魅力的な滞在先になれます。

Q. 集客にはどのプラットフォームが効果的ですか?

ノマド特化のNomadListやコワーキング検索のCoworker、長期滞在向けのAirbnbが効果的です。InstagramやYouTubeで仕事環境と観光の両面を発信すると、さらに認知が広がりやすくなります。

Q. 受け入れ側が注意すべき法的リスクはありますか?

デジタルノマドビザでは日本国内企業との雇用契約に基づく就労は認められていません。受け入れ施設が就労斡旋と見なされないよう注意が必要です。また、旅館業法や消防法の遵守も事前に確認しておきましょう。

6. まとめ

訪日外国人数が4,268万人を超え、地方部の宿泊者数も前年比14.1%増と伸びるなか、ワーケーション受け入れは地方創生と観光振興を結びつける有力な手段です。2024年4月に始まったデジタルノマドビザにより、年収1,000万円以上の高所得リモートワーカーが最長6ヶ月滞在できる制度的な枠組みも整いました。受け入れ側に求められるのは、高速Wi-Fiとワークスペースの整備、暮らすように泊まれる滞在環境、そして仕事の合間に楽しめるローカル体験の3つです。集客面ではNomadListやAirbnb長期滞在プランなど、ノマド層が実際に使うプラットフォームへの掲載が効果的です。まずは自社の施設や地域の強みを棚卸しし、できるところから環境整備を始めてみてはいかがでしょうか。

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