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訪日教育旅行の受け入れとマーケティング|学校交流プログラムの作り方と誘致の実践ガイド

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訪日教育旅行の受け入れに必要な準備とマーケティング手法を実務視点で解説。学校交流マッチングの進め方、STEM・SDGs教育プログラムの設計、JNTO・自治体と連携した誘致活動まで、受け入れ側が押さえるべきポイントを網羅的にまとめた実践ガイドです。

2025年の訪日外国人数は4,268万人、旅行消費額は9兆4,559億円と過去最高を更新しました。こうしたインバウンド市場の拡大を背景に、いま注目を集めているのが「訪日教育旅行」です。海外の学校が修学旅行やSTEM・SDGs学習の一環として日本を訪れる動きは年々活発化しており、学校交流の実施校数は771校(前年比約30%増)、参加外国人学生数も18,700人(前年比約20%増)に達しています。教育旅行は一般的な観光と異なり、地方部への誘客力が高く、参加した学生が将来のリピーターになるという長期的な効果も期待できます。

本記事では、学校・自治体・観光事業者など「受け入れる側」の実務視点に立ち、学校交流マッチングの具体的な進め方から、プログラム設計、誘致のためのマーケティング手法、受け入れ後のフォローアップまでを網羅的に解説します。

この記事でわかること

  • ・訪日教育旅行の市場動向と、STEM・SDGs教育を含む最新トレンド
  • ・学校交流マッチングの進め方と受け入れプログラムの設計ポイント
  • ・JNTO・自治体と連携した誘致活動と、リピーター化につなげるフォローアップ手法

1. 訪日教育旅行とは?市場の現状と成長の背景

訪日教育旅行の定義と主な形態

訪日教育旅行とは、海外の学校や教育機関が学習目的で日本を訪れる旅行の総称です。その形態は大きく3つに分類されます。1つ目は「学校交流型」で、日本の学校を訪問して合同授業やスポーツ交流、文化体験を行うものです。現地の生徒同士がコミュニケーションをとることで、双方にとって貴重な異文化理解の機会となります。2つ目は「修学旅行型」で、海外の学校が団体旅行として日本各地の歴史・文化施設を巡りながら学びを深めるプログラムです。そして3つ目が近年急速に広がっている「STEM・SDGs学習型」です。日本の先端技術や環境保全の取り組みを現地で体験する教育プログラムで、JNTOも2025年にSTEM教育・SDGs教育に関する専用ページを新設するなど、国をあげた推進が進んでいます。いずれの形態も一般観光と異なり、地方の学校や施設が受け入れ先となるため、地方誘客との親和性が非常に高いことが特徴です。滞在日数も一般的な観光旅行より長い傾向にあり、地域経済への波及効果が期待できます。

最新データで見る市場規模と成長トレンド

訪日教育旅行の市場は着実に拡大しています。学校交流の実施校数は771校に達し、前年比で約30%増と大きな伸びを見せています。参加する外国人学生数も18,700人と前年比約20%増加しました。市場を国・地域別に見ると、最大のシェアを占めるのは台湾です。地理的に近く、日本語教育が盛んな台湾では、修学旅行先として日本を選ぶ学校が非常に多く、安定した送客元となっています。次いで中国、韓国、アメリカが主要な市場を形成しており、特にアメリカからはSTEM教育を目的とした訪問が増加傾向にあります。この成長の背景には、各国の教育カリキュラムにおけるグローバル教育の重視と、日本政府のインバウンド推進策があります。2025年に訪日外国人数が4,268万人を超え、旅行消費額も9兆4,559億円に達したことからもわかるとおり、日本の受け入れインフラは年々充実しており、教育旅行にとっても追い風となる環境が整いつつあります。

2. 訪日教育旅行の受け入れに必要な準備

学校交流マッチングの進め方

訪日教育旅行の受け入れを始めるうえで、最初のステップとなるのが海外校とのマッチングです。現在、47都道府県中43がマッチング対応を行っており、41の都道府県が観光課や観光協会に教育旅行の専門窓口を設けています。まずは自治体の窓口に相談し、受け入れ可能な時期や人数、対応できるプログラム内容を登録することから始めましょう。JNTOも教育旅行の受入情報を海外向けに発信しており、JNTO教育旅行受入サイトへの登録は海外校の目に留まるための重要な手段です。マッチングが成立したら、相手校の教育目的や生徒の年齢・人数、アレルギーの有無などを事前にヒアリングし、双方が納得できるプログラムを共同で設計していきます。自治体によっては通訳ボランティアの派遣や、受け入れ経験のある学校の紹介といったサポートも受けられるため、初めての受け入れでも過度に不安を感じる必要はありません。早い段階で窓口に登録しておくことで、年間を通じて複数校との交流機会を得られる可能性が広がります。

受け入れプログラムの設計

プログラム設計では、教育的な学びと体験の楽しさのバランスが重要です。たとえば学校交流型であれば、合同授業に加えて書道や折り紙などの文化体験、部活動への参加といったコンテンツを組み合わせることで、短時間でも記憶に残るプログラムになります。STEM学習型なら、地元の工場見学やロボティクス体験、環境保全施設の視察など、日本の技術力を体感できる内容が効果的です。安全管理も見落とせないポイントです。引率体制として、受け入れ側と相手校のそれぞれに責任者を配置し、緊急時の連絡フローを事前に確認しておきましょう。参加者名簿、保険加入状況、アレルギーや持病の情報は必ず事前に共有を受け、保健室や最寄りの医療機関の場所も把握しておく必要があります。移動中のバス内での注意喚起や、体験活動中の監視体制など、具体的な場面ごとの安全対策を計画書に落とし込んでおくことが、安心できる受け入れの土台になります。事前準備の質が、プログラム全体の満足度を大きく左右します。

3. 教育旅行を誘致するためのマーケティング手法

JNTO教育旅行サイト・海外教育機関へのアプローチ

教育旅行の誘致において、最も効果的な起点となるのがJNTOの教育旅行関連サイトです。JNTOは海外の教育関係者向けに日本各地の受け入れ情報を多言語で公開しており、ここに施設やプログラムの情報を掲載することで、海外校の旅行計画段階で候補地として認識されやすくなります。2025年にはSTEM教育・SDGs教育に特化したページも新設されており、理系教育に力を入れる海外校への訴求力が高まっています。もう一つの有効な手法が、海外で開催される教育旅行商談会への参加です。JNTOや自治体が主催するBtoB商談会では、海外の旅行会社や学校関係者と直接つながることができます。商談会では、地域の教育コンテンツを具体的に提案できるプレゼン資料と、過去の受け入れ実績をまとめた事例集を用意しておくと成約率が高まります。オンライン商談会も増えており、渡航コストをかけずに接点を持てる機会も広がっています。こうした複数のチャネルを組み合わせて認知度を高めていくことが誘致の鍵です。

自治体・観光協会と連携した誘致活動と補助金の活用

教育旅行の誘致は個別の学校や施設だけで完結するものではなく、自治体や観光協会との連携が成果を大きく左右します。多くの自治体では教育旅行の誘致を観光振興の重点施策に位置づけており、海外へのプロモーション活動やファムトリップ(下見招請旅行)の企画を積極的に行っています。こうした自治体の施策に受け入れ側として参画することで、単独では難しい海外への認知拡大が実現できます。補助金の活用も見逃せないポイントです。教育旅行の誘致に関しては、交通費や宿泊費の一部助成、通訳費用の補助、体験プログラムの開発支援など、さまざまな補助制度が各地で設けられています。41の都道府県に設置されている教育旅行の専門窓口に問い合わせれば、利用可能な補助金の情報を得ることができます。地域の複数施設が連携して面的な受け入れ体制を構築し、自治体の補助を活用しながら誘致コストを抑えるという戦略が、特に地方部では有効です。まずは自治体の担当窓口に問い合わせ、活用できる制度を確認するところから始めてみましょう。

4. 受け入れ側が押さえるべき注意点と成功のコツ

多言語対応・文化的配慮・食事制限への対応

教育旅行の受け入れでは、参加する学生の年齢層や文化的背景に応じた配慮が欠かせません。まず多言語対応については、案内表示やプログラムの説明資料、緊急時の連絡先を英語で用意するのが基本です。台湾や中国からの受け入れが多い地域では、繁体字・簡体字の資料も準備しておくと安心感が高まります。通訳は自治体のボランティア制度を活用するほか、受け入れ校の英語教員が通訳を兼ねるケースも多く見られます。食事面では宗教上の制約やアレルギーへの対応が不可欠です。ハラール食やベジタリアン食の提供が難しい場合でも、事前に相手校から食事制限の情報を集め、対応可能なメニューを明示しておくことでトラブルを防げます。文化的な配慮としては、靴を脱ぐ場面や入浴のマナーなど、日本特有の習慣をイラスト付きで事前説明すると、学生たちもスムーズに対応できます。こうした細やかな準備が、受け入れ全体の満足度を高め、相手校からの信頼獲得につながります。

受け入れ後のフォローアップとリピーター化の仕組み

教育旅行の受け入れは当日のプログラム実施がゴールではありません。受け入れ後のフォローアップこそが、翌年以降のリピート訪問や新たな学校からの問い合わせにつながる重要なステップです。交流終了後はできるだけ早くお礼状を送付し、交流中に撮影した写真や動画を共有しましょう。相手校の生徒たちが活動を振り返る素材にもなり、学校内で訪日体験が話題になることで次年度の参加希望者が増えるという好循環が生まれます。さらに効果的なのが、オンライン交流の継続です。ビデオ通話を使った合同授業や文化発表会を定期的に実施することで、一度の訪問で終わらない関係性を築くことができます。こうした取り組みを通じて信頼関係が深まれば、相手校が他の学校に日本での教育旅行を推薦してくれることも珍しくありません。将来的には、参加した学生が大人になって再び日本を訪れるリピーターとなる可能性もあり、長期的な視点で地域のファンを育てる投資といえるでしょう。

5. よくある質問(FAQ)

Q. 訪日教育旅行の受け入れを始めるには、まず何をすればよいですか?

まずはJNTOの教育旅行受入サイトへの登録と、所在地の都道府県が設けている学校交流マッチング窓口への相談が第一歩です。現在47都道府県中43がマッチング対応を行っており、自治体が海外校との橋渡しをしてくれます。

Q. どの国・地域からの教育旅行が多いですか?

最大市場は台湾で、次いで中国、韓国、アメリカの順です。台湾は地理的な近さと親日感情を背景に学校交流の実績が豊富で、修学旅行先として日本を選ぶ学校が年々増加しています。

Q. 教育旅行の受け入れに使える補助金はありますか?

多くの自治体が教育旅行誘致に関する補助金制度を設けています。交通費や体験プログラム費用の一部を助成するものが一般的で、詳細は各都道府県の観光課や観光協会の専門窓口で確認できます。

Q. 小規模な学校や施設でも受け入れは可能ですか?

十分に可能です。少人数グループにきめ細やかな体験を提供できることは、小規模校や地域ならではの強みです。農業体験や伝統工芸など地域資源を活かしたプログラムは、大規模施設にはない魅力として高く評価されます。

Q. 受け入れ後のフォローアップはどのように行えばよいですか?

交流終了後にお礼状や写真・動画を送付し、オンライン交流会で継続的なつながりを維持することが効果的です。こうした関係構築が翌年以降のリピート訪問や、口コミによる新規校の獲得につながります。

6. まとめ

訪日教育旅行は、学校交流実施校数771校・参加学生18,700人と着実に市場が拡大しており、地方誘客と将来のリピーター育成を同時に実現できる成長分野です。受け入れを成功させるためには、自治体やJNTOの窓口を活用した海外校とのマッチング、教育的な学びと体験を組み合わせたプログラム設計、そして多言語対応や食事制限への丁寧な配慮が欠かせません。さらに、受け入れ後のフォローアップを通じて継続的な関係を築くことで、翌年以降のリピートや口コミによる新規獲得という好循環が生まれます。STEM・SDGs教育という新たなトレンドも加わり、教育旅行の可能性は今後さらに広がっていくでしょう。まずは自治体の教育旅行窓口への相談から、受け入れの第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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