【即戦力エンジニアを短期間で採用】定番から次世代の採用手法までご紹介 & おすすめ媒体12選
近年、日本のIT業界では深刻なエンジニア不足が続いています。経済産業省の調査によると、2030年には最大で79万人のIT人材が不足すると予測されており、この傾向は今後さらに加速することが予想されます。
エンジニアの求人倍率は常に高水準を維持しており、レバテックが発表した調査によると2023年6月現在の正社員エンジニアの求人倍率は約12.9倍という驚異的な数字を記録しています。つまり、約13社が1人のエンジニアを奪い合う状況が続いているのです。さらに、即戦力となる優秀な人材となると、その採用はより一層困難を極めます。
本記事では、このような厳しい採用環境の中で、即戦力エンジニアを効果的に採用するための方法をご紹介します。
定番の採用手法から、最新の次世代採用手法まで幅広くカバーしていますので、様々な企業の方々にとって有益な情報となるはずです。
▼ 【即戦力エンジニアを短期間で採用】定番から次世代の採用手法までご紹介 & おすすめ媒体12選
1. この記事の対象となる企業
本記事は、以下のような企業の方々に特におすすめです。
- 採用費も人件費も抑えたい中小企業やスタートアップ
- 即戦力エンジニアを採用したい中小企業やスタートアップ
「人件費を抑えてエンジニア採用なんて、未経験者しか採用できないんじゃないの?」
「即戦力のエンジニアなんて簡単に採用できないでしょ?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、結論から言えば、それは可能です。本記事では、即戦力エンジニアをいかにして採用するかについて詳しくご説明します。他の記事では見つからないような次世代の採用手法も紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。
2. 定番① ダイレクトリクルーティング(ヘッドハンティング型)
ダイレクトリクルーティングは、企業が直接候補者にアプローチする採用手法です。求職者からの応募を待つのではなく、企業が直接アプローチをかけることができるため、自社にあった人材を事前に選定し獲得を狙うことができます。
採用までの流れ
- 採用条件を明確に定義する
- 条件に合う候補者をプラットフォームから検索
- 魅力的なメッセージを作成し、直接コンタクト
- 面談を設定し、採用プロセスを進める
おすすめ企業: 大企業や知名度の高い企業に適しています。自社のブランド力を活かして、優秀な人材に直接アプローチできるためです。ただし、送付文面の工夫や行動量次第で認知度の低い企業でも一定の成果を上げることができます。
料金: プラットフォームの利用料、利用サービスにより成果報酬がかかります。
おすすめのダイレクトリクルーティングサービス3選
1. LinkedIn
2. Wantedly
■料金
月額5万円〜
■強み・特徴
- 価値観というタグで人材マッチングする事ができる
- 学生からハイクラスまで合計350万人以上の人材が登録されている
- スカウト機能の平均返信率が20%以上
3. paiza(パイザ)
■料金
完全成果報酬型:年収の30%から
■強み・特徴
- IT人材に特化しており、現在エンジニアの登録数が約30万円
- スキル×経験でマッチングできる
- 3種類のスカウト機能
- 独自のプログラミングスキルチェックによるランク付けがされている
3. 定番② 人材紹介
人材紹介会社を通じて、条件に合う候補者を紹介してもらう方法です。専門知識を持つコンサルタントが、企業と求職者のマッチングを行います。
採用までの流れ
- 人材紹介会社と契約を結ぶ
- 求める人材像や条件を詳細に伝える
- 紹介された候補者と面談
- 採用を決定し、人材紹介会社に成功報酬を支払う
おすすめ企業: 中小企業やスタートアップに適しています。自社で採用活動を行う余裕がない場合でも、効率的に人材を見つけることができます。
料金: 一般的に、年収の30%〜35%程度が成功報酬として発生します。例えば、年収600万円の人材を採用した場合、180万円〜210万円の費用がかかります。
おすすめの人材紹介サービス3選
1. ITプロパートナーズ
2. レバテック
■料金
完全成果報酬型
■強み・特徴
- ITエンジニア・デザイナーの45万人以上の登録者数
- 正社員、フリーランス、派遣など幅広いニーズに対応可能
- IT領域における企業への人材支援実績は19年以上
3. Geekly
4. 定番③ 求人広告
求人サイトや転職サイトに広告を掲載し、応募者を募る従来型の方法です。
採用までの流れ
- 魅力的な求人広告を作成
- 適切な求人サイトを選択し、広告を掲載
- 応募者の中から書類選考を行う
- 面接を実施し、最終的な採用を決定
おすすめ企業: 幅広い企業に適していますが、特に知名度が低い企業や、特殊なスキルセットを求める企業に効果的です。
料金: サイトによって異なりますが、一般的に1件あたり10万円〜30万円程度です。複数の求人を同時に掲載する場合、割引が適用されることもあります。
おすすめの求人広告媒体3選
1. type
2. Green
3. BIZREACH
5. 定番④ SNSを活用した採用
TwitterやFacebookなどのSNSを活用して、直接候補者とコンタクトを取る方法です。
採用までの流れ
- 企業アカウントや企業用の個人アカウントを作成し、フォロワーを増やす
- 求人情報や企業の魅力を定期的に発信しブランディングを行う
- ハッシュタグ検索や投稿機能を活用して、関心のある人材にリーチ
- DMやコメントを通じて直接コミュニケーションを取る
おすすめ企業: スタートアップや、若手エンジニアを多く採用したい企業、インターン生を採用したい企業に適しています。コストを抑えつつ、幅広い層にアプローチできます。
料金: 基本的に無料ですが、広告を出す場合は予算に応じて数万円〜数十万円程度のコストがかかります。
6. 次世代のエンジニア採用新手法
EOR(Employer of Record)
EOR(Employer of Record)とは、直訳すると「記録上の雇用主」となり、国外で外国人人材を雇用したい企業の代わりに、当該国において、従業員を代理で雇用し、給与支払い、その他人事労務管理等を企業に代わって行うサービスのことです。EORを利用することにより、企業は、国外に居住する外国人人材を合法的に雇用することが可能になります。また、企業はEORを利用して雇用した外国人人材に対して直接、業務指示を出すことができるため、雇用している従業員と同じ働き方を求めることが可能となります。
つまり、EORを利用することで、企業は海外拠点の有無を問わず、法的に不可能だった外国人人材の現地雇用が合法的に可能になります。これにより、世界中の人材をターゲットとして採用活動を行うことができるようになります。
採用までの流れ
- クライアント:求める人材の要件を定義し、人材を見つける
- クライアントとEOR事業者:EORサービス契約を結ぶ
- クライアントとEOR事業者:業務範囲/勤務条件をまとめた個別契約の締結
- EOR事業者事業主:人材との雇用契約の作成・締結する
- リモート環境での勤務開始
EORがおすすめの企業
EORは以下のような企業に特におすすめです。
- 採用費も人件費もを抑えたい中小企業やスタートアップ
- 即戦力エンジニアを簡単に採用したい中小企業やスタートアップ
EORの料金体系
EORの料金は通常、以下の2つの要素で構成されます。
- エンジニアの給与
- EORサービス料
例えば、月給20万円相当のエンジニアを採用する場合、以下のようなコスト構造になります。
- エンジニアの給与:20万円
- EORサービス料:7.5万円 *企業により異なります
- 合計:27.5万円 / 月
2種類のEORタイプ
EORは大きく分けて2つのタイプがあります。
- 多国展開型EOR
- サービス特化型EOR
以下にそれぞれの違いについてご紹介いたします。
7. 今回おすすめしたい"サービス特化型EOR"について
多国展開型EORは、複数の国において外国人人材を採用したい企業や、EORを通じての海外進出を検討している企業に向いているサービスですが、企業が自ら海外人材を見つけ出す必要があります。
一方で、サービス特化型EORは、特定の国の人材のみが対象ですが、企業によっては多国展開型にはない人材マッチングサービスやオフィス提供、現地常駐スタッフによる人材マネジメントサポートなど提供サービスの豊富さがおすすめできるポイントです。外国人人材の居住国や国籍などに拘り無く、人材のスキルセットや賃金相場のもと外国人人材の採用をしたい企業にとっては、サービス特化型EORの活用がおすすめです。
サービス特化型EOR固有のメリット
サービス特化型EORは、グローバル人材の確保・雇用契約や給与支払いの代行・迅速な採用が可能など、EORに共通しているメリットに加え、提供している豊富なサービスにより、以下のような恩恵を受けることができます。
-
コスト削減:
途上国人材に特化しているEOR事業者を選んだ場合、日本国内での採用と比べ、大幅なコスト削減が可能です。 -
人材を探す必要がない:
人材紹介、マッチングのサービスを提供している企業もあるため、人材探しにかかる労力を省くことが出来ます。 -
高い生産性を保てるリモートワーク環境:
EOR事業者によっては雇用代行する人材に対してオフィスを提供している企業があります。在宅勤務ではなく、EOR事業者のスタッフと同じ環境で働くことで、リモート環境下でも高い業務パフォーマンスの維持と簡単にマネジメントサポートが可能になるケースもあります。
おすすめのサービス特化型EORサービス3選
1. PLUS TALENT
■料金
要問い合わせ
■強み・特徴
途上国のフルリモートワーク可能な人材のEOR(雇用代行)サービスに特化した日系EOR事業者。一般的な多国展開型EOR事業者が提供する雇用契約や給与支払いの代行、現地の法律を遵守した複雑な問題への対応に加え、以下のようなサービスを受ける事ができます。
- 商談から最短3営業日での勤務開始が可能
商談後最短3営業日で要件に合う人材とのマッチング、面接のアレンジ、採用決定まで行うことができます。
採用決定後はすぐに人材との現地法律を遵守した契約の締結、勤務開始日の決定など、勤務開始までに必要な手続き全てのサポートを受ける事ができます。
- リーズナブルなジュニア ~ ミドルクラス人材から、高技能即戦力なハイクラス人材まで幅広く対応
独自の人材データベースを活用し、企業の多様なニーズに応じた最適な人材とのマッチングサービスを提供します。「最先端の技術を持つ人材を採用したい」「コーディングスキルを持つ人材をコスト効率よく採用したい」など、企業のあらゆる要求を満たす人材が揃っています。企業は必要な人材を自ら探す手間なく、理想の人材と出会うことが可能です。
- 日本人によるサポートや、勤務場所提供を通じた業務パフォーマンスの最大化
外国人をリモートで採用するとなった際によくある不安要素として、「コミュニケーションコストが高い」「在宅勤務環境下での業務パフォーマンス維持が困難」などが挙げられます。
PLUS TALENTを通じて採用した人材は、就労環境の整ったオフィスにて働いてもらうことができます。これにより、些細なことでも問題が生じた際、現地常駐のスタッフが問題を解決し、リモート環境下でのパフォーマンスを最大化させることが可能です。
2. Remunance
■料金
要問い合わせ
■強み・特徴
インドに特化してEORを含む人事アウトソーシングサービスや子会社設立支援などを行なっているEOR事業者。一般的なEORサービス事業者が提供する雇用契約や給与支払いの代行、現地の法律を遵守した複雑な問題への対応に加え、以下のようなサービスを受ける事ができます。
- 人材採用のサポート
莫大な人口を誇るインドの現地求人サイトなどから、適切な人材を採用する具体的な方法を提供し、採用のサポートを行います。
- ITインフラの構築サポート
IT機材の購入代行や貸し出し、タグ付けや追跡によるハードウェア管理、リモートデスクトップサポートなど、リモートワークを成功させるために必要なITハードウェアの構築サポートを行います
- オフィススペースの提供
雇用した人材は、提携しているレンタルスペースやコワーキングスペースで働いてもらうことが可能です。規模の大小を問わず必要とするオフィススペースを迅速かつ安価に提供します。
3. Remotify
■料金
要問い合わせ
■強み・特徴
フィリピンに特化してEORを含む人事アウトソーシングサービスや子会社設立支援などを行なっているEOR事業者。一般的なEORサービス事業者が提供する雇用契約や給与支払いの代行、現地の法律を遵守した複雑な問題への対応に加え、以下のようなサービスを受ける事ができます。
- 人材採用のサポート
企業の求める人材の役割分析や職務仕様のお手伝いし、候補者の選定サポートを行います。また、候補者とのミスマッチ無くすため、採用前に候補者の包括的なバックグラウンドの確認を行います。過去の経歴から犯罪歴まで、全ての経歴をご提供します。
- IT機器購入サポート
従業員のためのノートパソコンの購入において、エンドツーエンドのサポートを提供します。調達から、説明書類の確保、機器の引き渡しの手配まで。また、従業員が退職する際には、ノートパソコンの返却も承ります。
- チームエンゲージメント向上プログラム
チームエンゲージメント向上のための独自プログラムを用意しており、従業員には毎週そのプログラムに参加していただけます。また、四半期ごとの幸福度分析も行っています。
- サイバーセキュリティトレーニング
オプションサービスで貴社のチームに対するサイバーセキュリティとGDPRのトレーニングを支援し、その進捗状況を貴社に報告することができます。
8. サービス特化型EORの成功事例
1. A株式会社(スタートアップ企業)
エンタメ系BtoCサービスを開発するシード期のスタートアップ。元々大枠の製品開発案はあったものの、それをデザインに落とし込む人材と開発を行うエンジニア人材がいなかった。
EORを利用して、まずは3年以上経験のある外国人UI/UXデザイナーを1週間で1名採用。デザイン作成中に開発要件を定義し、デザイン作成完了と同時に経験年数5年以上のソフトウェアエンジニアを2名採用。月額60万円程度でアジャイル型のアプリ開発を行えた。
2. B株式会社(スタートアップ企業)
IoT製品開発を行うスタートアップ。国内向けサービスの加速のため、EORを利用して、3年以上開発経験を持つ日本語話者の外国人エンジニアを1名採用。チャットでの日本語コミュニケーションにより円滑に業務を回すことができ、想定より1ヶ月早くリリースすることに成功。
3. C株式会社(IT受託開発企業)
大手企業向けにカスタムソフトウェアの受託開発を行う企業。EORを活用し、外国人ITエンジニアを4名採用。人材不足が原因で取りこぼしていた案件を全て拾う事に成功し、売上が20%以上アップ。
現在、採用した日本語話者の外国人エンジニアは、クライアントとのミーティングに同席を行っており、案件の遂行に必要不可欠な人材となっている。
9. EORならPLUS TALENT(プラスタレント)におまかせください
即戦力エンジニアの採用は、従来の方法だけでなく、EORのような新たな手法を組み合わせることで、より効果的かつ効率的に行うことができます。特にコスト削減と高度なスキルの両立を目指す企業にとって、EORは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。IT人材不足の深刻化が進む現代において、国境を越えた人材活用は、採用をより簡単かつ柔軟にする手段になります。
エンジニア採用の課題に直面している企業の皆様、ぜひこの記事で紹介した方法を参考に、最適な採用戦略を見つけ出してください。優秀な人材の確保は、企業の成長と成功への近道となるはずです。
現地在住の日本人スタッフが貴社の外国人採用の成功をサポート
私たちPLUS IMPACTは、EOR(海外人材雇用代行)サービスである「PLUS TALENT(プラスタレント)」を運営しております。
PLUS TALENTのEORサービスでは、雇用契約の締結や給与支払いの代行だけでなく、以下サービスも行っています。
・弊社人材データベースから企業の要件にあう人材のマッチング
・海外人材へのオフィススペースの提供
・勤務開始後のマネジメントサポート
・現地日本人スタッフのサポート
現地在住の日本人スタッフが、採用前〜採用後全てのフェーズにおいて、あらゆるサポートを行い、貴社の外国人採用の成功を手助けいたします。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
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