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一風堂の海外進出 | 海外進出の歴史と海外店舗数&4つのグローバルラーメン戦略を解説!

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一風堂の海外進出について解説します。具体的には一風堂の海外事業の歴史や海外店舗、その独自の海外展開を成功させた4つのグローバル戦略など、一風堂の海外進出についてわかりやすく分析していきます。

そんな一風堂の海外進出ですが、誤解を恐れずに言えば、国内では他のラーメンチェーンの店舗数におよばないものの、ニューヨークなどの大都市に戦略的に直営店舗を出店。その店自体をプロモーション的な店舗として、メディア展開やユニークかつ新しい店舗スタイル(お酒も出すラーメン&ダイニング業態など)を導入し、海外のRAMEN消費者からの確かな支持を獲得しています。

世界におけるラーメンの知名度と価値観をブラッシュアップさせながら海外展開を続ける一風堂は、世界に通じる日本企業のお手本とも言えます。

本テキストでは、そんな一風堂の海外進出について詳しくわかりやすく解説していきます。

Photo by Edsel Little on Flickr

▼一風堂の海外進出 | 海外進出の歴史と海外店舗数&4つのグローバルラーメン戦略を解説!

▼アナタの海外ビジネスを成功させるために

1. 一風堂とは?

福岡→東京→ニューヨークに海外進出! 新しい価値観ラーメンダイニングでブレイク

まずは一風堂とはどんな企業なのか? ここでは、会社としての基本的な概要について解説します。

1985年に創業者である河原成美氏によって福岡市中央区で開業した一風堂は、豚骨特有の臭みを抑えながらも濃厚でうま味の強いスープと自家製麺を特徴とする博多豚骨ラーメン店です。

やがて新横浜ラーメン博物館がオープンしたのと同じ年である1994年に関東第1号店をオープン。その後、テレビ東京「TVチャンピオン」の全国ラーメン選手権で3連覇を達成し、全国にその名を轟かせるラーメンチェーンに成長しました。

本テキストのメインテーマとなる海外進出としては、2008年にはアメリカ・NYに海外1号店をオープン。後述しますが、日本におけるラーメン店舗とは全く異なる、併設したウェイティングバーで日本のビールやアメリカ製のクラフトビールなども提供する「ラーメンダイニング」業態であることを強く打ち出したことが功を奏し、彼の地NYにラーメンブームを巻き起こしたことでも知られています。

ラーメン店にも関わらずおしゃれで女性も入れるお店

一風堂の特徴の1つに木製の看板や手染めののれん、木調の内装、店内にBGMとして流れるジャズなど、おしゃれなお店づくりがあります。「汚くて女性一人では入りにくい」という従来の豚骨ラーメン店のイメージを一変させ、国内で新たな消費者層を獲得しました。

この従来のラーメン店とは異なる価値観が、後のNYでの「ラーメンダイニング」を始めとする、一風堂ならではの海外戦略に繋がっていきます。

国内ラーメンシーンでは上位ではないが〝海外展開はぴかいち〟

そして誤解を恐れずに言えば、一風堂は日本国内におけるラーメン事業においては、売り上げも店舗数も決してトップではありません。

一風堂は現在、日本全国に149店舗(2021年3月末)のネットワークを有しています。規模だけ見ると、幸楽苑、スガキヤ、日高屋、らあめん花月嵐、天下一品などの後塵を拝していますが、海外展開は抜きん出ているのです。

後述しますが、2008年のNY進出を皮切りにシンガポール、中国、イギリスなど15カ国に進出。「スターバックスのラーメン版」になることを目標に、現在は全世界で280店舗を展開するという圧倒的な海外シェアを誇っているのです。

2. 一風堂の海外進出の歴史

初の海外展開である中国事業では一旦撤退

ここからは一風堂の海外進出の歴史について見ていきましょう。ポイントは、先述したニューヨーク出店の成功より前に、別ブランドではありますが、初の海外展開である中国事業にて撤退を余儀なくされていることです。

一風堂が海外展開に本格的に取り組んだのは2000年頃から。 直営、現地企業とのジョイントベンチャー(JV、合弁企業)、ライセンス契約の3つで海外展開を推進しました。

最初にアメリカ・NYへの出店計画がありましたが、2001年9月11日の同時多発テロの影響で先送りに。2004年に中国・上海の現地起業とJVを設立し、「一風堂」ではなく別名ブランドで上海に海外1号店をオープンしました。しかし2006年末までに計8店舗を出店したものの合弁を解消。中国からの撤退を余儀なくされたのです。

「一風堂」ブランドを引っさげて挑んだアメリカで見事成功

しかし一風堂は海外進出を諦めませんでした。

2008年3月、アメリカのNYのマンハッタンのイーストビレッジに「IPPUDO NY」の第1号店をオープン。これが「一風堂」ブランドとしての初の海外進出となります。

そして、ニューヨーク店舗の開店に先立ってNYのメディア50社を招いてプレスレセプションを開き、高評価を得たのを追い風に、初年度で4億5,000万円の売上を達成したのです。以降は「IPPUDO NY」の売上高、利益は毎年右肩上がりで上昇し、国内の一店舗の10倍以上を稼ぎ出す旗艦店となりました。

次項からはそんな一風堂の海外事業についてより詳しく解説していきます。

3. 一風堂の海外事業と海外進出店舗数

アジア進出の拠点であるシンガポールでの成功

このセクションでは、改めて一風堂の海外進出事業について見ていきましょう。

一風堂の海外進出のポイントとしては、先のニューヨーク進出と並んで、アジアおよび東南アジア進出があります。

具体的には、2009年、日本と同様に麺文化が定着しているアジア進出を目指し、世界展開の拠点となる子会社を直営でシンガポールに設立しました。

シンガポール1号店となる「IPPUDO SG」は、ニューヨークと同じラーメンダイニング業態でオープンキッチン方式。この店舗は注目を集め、連日600~700人が来店する人気店となりました。

後述しますが、このニューヨークおよびシンガポールといった、相対的に狭いエリアの人口集積地(都市)にフラッグシップ店舗を設立することは、一風堂の海外進出戦略において重要な施策となっています。

一風堂の海外進出戦略については後項にて詳しく解説します。

一風堂の海外進出店舗

続いては一風堂の海外進出店舗について見ていきましょう。

先述したニューヨーク、シンガポールに続いては、2011年には香港に進出。その翌年には台湾、オーストラリア、そして一度は失敗した中国に再進出を果たしています。

2013年にマレーシア、2014年にタイ、フィリピン、インドネシア、イギリス、2016年にフランス、2017年にミャンマーに出店と、順調に海外店舗を増やしてきました。

2017年に社長が創業者の河原成美氏から清宮俊之氏に交代し、さらに海外事業が改革&推進され、2018年にベトナム、2019年にニュージーランドに進出と、まさに快進撃を続けています。

そして海外事業を牽引した清宮氏は2019年に辞任。2021年現在は一度現場を退いた河原氏が社長に復帰しています。

4. 一風堂の海外展開を成功させた4つの海外進出戦略とは?

ここまでの海外進出の歴史や海外事業内容を踏まえて、この項では一風堂の海外進出戦略を4つのポイントに絞って解説していきます。

① ニューヨークやロンドンなどの大都市出店によるブランドイメージの拡大

ひとつめのポイントは、ニューヨークやロンドン、シンガポールといった大都市出店によるブランドイメージの拡大です。

2008年にNYに1号店をオープンした一風堂ですが、創業者の河原成美氏は、当初からNYへの出店にこだわっていました。その理由のひとつに過去の成功体験にあります。

一風堂は1994年に新横浜ラーメン博物館に出店したことで知名度を得て、全国展開ができるようになりました。同様に、世界のヒト・モノ・カネ・情報が集まるNYに出店して成功すれば、ブランドイメージの拡大がはかれると考えたのです。

その後もロンドンやパリなど、ヨーロッパの大都市の店舗を旗艦店にして世界での人気を獲得しています。

② 大都市の店舗は直営、アジアの店舗は現地企業とのライセンス契約

2つめのポイントは、先述の大都市店舗は直営、アジア各地の店舗は現地企業とのライセンス契約ということです。

具体的には、自社のブランドイメージを広めるという観点から、ニューヨークやロンドンなどの大都市の店舗は直営、店舗数をどんどん増やす必要があるアジアの店舗は、現地企業とのライセンス契約の形がとられているのです。

ライセンス契約とは会社の商号やノウハウを提供する見返りに利用料をもらう形式。フランチャイズチェーン(FC)とは違い、海外現地の運営に対して積極的に日本から介入していくスタイルです。

この契約には創業理念を共有したいという一風堂の考えが反映されていることはもちろん、いわば一風堂ブランドの発信地となる旗艦店の運営は、日本サイドで慎重かつ戦略期に実施すべきとしている…と言ってよいでしょう。

③ 従来からの積極的なメディア露出とクールジャパン戦略の活用

3つめは、従来からの積極的なメディア露出と、クールジャパン戦略の活用です。

創業者の河原成美氏がテレビ東京の人気番組「TVチャンピオン・ラーメン職人選手権」に出演し、三連覇を果たしたりと、海外進出以前からメディアとの関わりが深かった一風堂。

2014年1月には河原氏がクール・ジャパン戦略事業の一環として開催された「パリ・ラーメンウィーク ZUZUTTO(ズズット)」の企画・立案・コンサルティング担当に就任します。

「ZUZUTTO(ズズット)」とは「音をたてて麵をススル」という、欧米ではマナー違反な食べ方に根ざした言葉ですが、河原氏はその言葉をあえて日本の食文化を伝えるために採用。会場となったパリのレストランでは「ZUZUTTO(ズズット)」をテーマにした食事が好評を博しました。

同年12月、日本企業の海外展開などを支援する官民ファンドのクールジャパン機構(海外需要開拓支援機構)は、一風堂への投融資を決定。外食企業からの選出は一風堂が初めてでした。

④ 海外という新天地での新しいラーメンカルチャーの啓蒙と実践

最後の4つめは、海外という新天地での新しいラーメンカルチャーの啓蒙と実践です。

一風堂はラーメン界のスターバックスを目指し、従来の日本の価値観にとらわれない、ラーメンの新しい価値観を世界に広めています。

2008年のニューヨーク出店の際に導入したのはバーでお酒を飲みながら待ち合わせをしたりメニューを選んだりするニューヨーカーたちのライフスタイルに適した「ウェイティングバー」を併設したラーメン&ダイニング業態。お酒もおつまみも出して、ラーメンで締めるという新しいスタイルを提示しました。

また、2018年に開業したNY4号店の「黒帯 KURO-OBI」ではラーメンのテイクアウトサービスを導入。また、「黒帯 KURO-OBI」は日本に逆輸入されて渋谷に出店されるなど、グローバル企業ならではの新しい挑戦が注目を集めています。

5. 優良な海外進出サポート企業をご紹介

御社にピッタリの海外進出サポート企業をご紹介します

今回は「一風堂の海外進出」について解説しました。

国内事業に固執せず、ニューヨークなどの大都市に直営店舗をプロモーション的な店舗として、メディア展開やユニークな店舗スタイル(お酒も出すラーメン&ダイニング業態など)を導入した一風堂。

近年では、先述した「黒帯 KURO-OBI」など、海外事業での施策を日本国内に逆輸入することも実践しています。

それだけでなく、ほかのアジア諸国では現地企業とライセンス契約を結んで創業理念を継承しつつ、数を増やし、 クールジャパン施策ともうまく連動して企業価値を向上させているのが、一風堂の海外進出の成功の証と言えるでしょう。

市場を読むには、情報が不可欠。海外の最新事情や現地の風土に精通することが必要です。自社で調査するにも、まずは海外ビジネスの専門家にご相談することをおすすめします。

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    ただ、海外市場開拓の可能性はあるものの、その実現に苦労している企業も少なくありません。
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    知識

    納税プランニング・サービス:
    最適なタックスプランニングで、賢い節税を。
    貴社の目的であろう、節税を通してのセービングは、当会計事務所にとっても一番のプライオリティです。

    貴社のファイナンシャル状況はとても固有で個性的なものです。どの企業も二つとして同じではありません。ですから一般論的なタックスプランニングをあてはめた場合の、時間の無駄を防ぎます。

    貴社独自の状況にあったタックスプランニングをカスタマイズ構築して、最適な節税方法をアドバイスいたします。

    そのためには会計年度末に1度話し合うよりも、1年を通して何度も話し合い、賢く何か月も前から、余裕をもってプランニングすることが重要です。

    決算期の数ヶ月前から、各クライアント様のデータを前年度の確定申告からピックアップして、お話合いの時間を持てるよう、お願いしています。

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