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知っておきたい【輸出通関】の基礎知識 | 輸出通関手続きの流れ&必要書類…etc.

掲載日:2021年09月16日

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輸出通関手続きの流れや、輸出通関申告の際に必要な書類、および通関業者であるフォワーダーの役割など、輸出通関の基礎知識を解説します。

「自社製品を海外に輸出したい」と考える日本企業が年々増加しています。海外事業においても輸出ビジネスは比較的イメージがしやすく、実際に人気があります。しかし輸出をする際には、税関による輸出通関が必要なことから、複雑で難しい印象を持つ方も多いかもしれません。

確かに自社で税関へ輸出申告をするにはそれなりの知識が必要です。しかし、それだけのコストをかけるのが難しい場合は、輸出入の手続きをサポートしてくれる通関業者であるフォワーダーも存在します。

本テキストでは〝これだけは知っておきたい輸出通関の基礎知識〟と銘打って、輸出通関に関する基本をレクチャーしていきます。

Photo by Greg Goebel on Flickr

1.輸出入における通関手続きとは?

輸出入の通関には必要不可欠な「通関手続き」

「海外に自社製品を輸出したい」、「海外から原材料を輸入して自社製品を製造したい」等、海外へ、または海外から「モノ」を輸出入する際には、通関手続きは必ず必要になります。

通関手続きとは、「貨物の輸出入をしようとする者が法定の手続きを経て税関長の許可を受けること。また、その貨物が税関を通過すること(デジタル大辞泉)」と定義づけられています。

例外はありますが、一般的に税関を通さずに海外からモノを受け取ったり、海外へ送ったりする場合は、密輸になってしまいます。

改めて〝輸出通関手続〟について、東京税関のHPより「輸出通関手続の概要」の項目を以下に抜粋します。

貨物を輸出しようとするときは、税関へ輸出申告を行い、貨物につき必要な検査を経てその許可を受けなければなりません。

輸出の申告は、輸出しようとする貨物を保税地域に搬入する前であっても行うことはできますが、輸出の許可は、原則として輸出しようとする貨物を保税地域に搬入した後に行われます。

保税地域とは、輸出しようとする貨物または外国から到着した貨物を置く場所として、財務大臣により指定、または税関長により許可された場所です。

輸出の申告は、貨物の輸出者が、輸出の許可を受けるためにその申告に係る貨物を入れる保税地域の所在地を管轄する税関に対して行いますが、貨物の輸出者から委任を受けて、通関業者が代理申告することもできます。

関税法以外の法令で許可、承認等の輸出規制が行われている貨物を輸出する際には、税関への申告にあたり、当該許可・承認書等を提出する必要があります。

つまり、輸出入をする際には、絶対に税関を通過し許可を受ける必要があります。これは、輸出入されるモノが、危険なもの(銃や薬物等)ではなく、誰が・どこから輸出入を行ったのかを明確にさせるための検査であると言えます。

参照:「輸出通関手続の概要」東京税関

通関士という通関のプロ

輸出入に関わる通関業務の専門家がおり、彼らは通関士と呼ばれています。この通関士は、国家資格の一つで、取得が難しい資格の一つとして数えられます。通関士の業務は、貨物の輸出入に関わる申告書類の審査と申告が主な業務となっています。

後述するフォワーダー業者の中にも通関士がいるため、代理で輸出通関手続きを依頼することが可能です。現在、通関士は不足気味であると言われています。今後、日本企業の海外進出が増えることを考えると、通関士の需要は高いと言えます。

2.輸出通関に依頼する際の必要書類

「自社通関」と「業者に依頼する通関」では必要書類も異なる

このセクションでは、輸出通関に依頼する際の必要書類について簡潔に解説します。

通関においては、自分で行う「自社通関」と「業者に依頼する通関」の2つの方法がありますが、輸出通関での必要書類は、先述のように「自社通関」と「業者に依頼する通関」では異なります。

自分で通関申告をする場合は、「輸出通告書」「仕入書(インボイス)」「パッキングリスト」などが必要になります。

業者へ通関申告を依頼する場合は、「インボイス」「包装明細書(パッキングリスト)」「船積依頼書(シッピングインストラクション)」「委任状」などが必要になります。

次項よりそれらの必要書類をまとめたので、参考にしてみてください。

① 仕入書(インボイス)

何をいくらで販売するかの取引を示す書類です。輸出申告をする際に、税関にて輸出許可を判断するために求められた場合のみ提出します。税関に提出する仕入書は以下の要件を満たす必要があります。

1. 輸出国の荷送人(輸出者)が、輸入国の荷受人(輸入者)に対し、貨物の発送を通知するために作成した書類
2. 貨物の品名、種類、数量、価格、代金支払方法、荷送人および荷受人の住所、居所、氏名、名称等が記載されていること

② 包装明細書(パッキングリスト)

商品をどのように積み込んでいるのかを示す書類です。仕入書(インボイス)を補完するもので、輸出する貨物の個数、包装後の重量・容積などが記載されていてる必要があります。なお、仕入書と包装明細書は1つの書類で兼用することもあります。

③ 船積依頼書(シッピングインストラクション)

通関業者が船荷証券(Bill of Lading: B/L)、航空運送状(Air Waybill: AWB)を作成するための情報としての書類です。通関業者が書式を指定するケースもあります。

④ 委任状

通関業者と初めて取引を行うときに用意する書類です。通関業者により書式が異なります。 通関業者は、通関業務に際して帳簿類を設け、それらを一定期間保存することが義務付けられています。保管義務のある書類の一つに「依頼者から依頼を受けたことを証する書類」があります(通関業法第22条第1項、通関業法施行令第8条第2項)。

参照:「通関業者に輸出通関を依頼する際の必要書類:日本」JETRO

3.輸出通関手続きの順序

まずは貨物を保税地域へ

海外に商品を輸出する場合、保税地域で輸出許可を受けなくてはなりません。税関によると、保税地域とは、「輸出入貨物を法の規制下に置くことにより、秩序ある貿易を維持し、関税などの徴収の確保を図るとともに、貿易の振興及び文化の交流などに役立てる」ための施設であると述べています。つまり、輸出入貨物の審査を行うための場所だと言えるかもしれません。

税地域には5種類あり(指定保税地域、保税蔵置場、保税工場、保税展示場、総合保税地域)、その種類によって機能や貨物がおける機関が異なります。例えば、そのうちの一つに「指定保税地域」がありますが、コンテナヤードのような指定保税地域は、外国貨物(輸出許可がされた貨物、輸入手続きがまだ終わっていない貨物等)を積み卸したり、運搬したりするための場所です。その為、その貨物が置ける期間も1ヵ月と限られています。

その他、造船所や製鉄所のような「保税工場」では、非関税のまま外国貨物を加工や製造ができ、外国貨物が置ける期間も2年と長くなっています。それ以外には、「保税蔵置場」「保税展示場」「総合保税地域」という保税地域があります。

一般的な輸出入の場合には、指定保税地域を通過する必要があると考えた方が良さそうです。

輸出までの流れ

では、出荷した後、保税地域に貨物を入れてから輸出の許可が下り、実際に輸出が可能になるまで、どのような手続きが必要なのでしょうか。輸出手続きは、以下の通りになっています。

① 出荷
② 他法令手続
③ 輸出申告
④ 審査
⑤ 検査
⑥ 輸出許可
⑦ 船積み・搭載
税関HPより)

輸出手続きには、「輸出申告書(E/D)」が必要不可欠です。輸出申告書には、船積み依頼書、インボイス、商品価格や数量などの基本情報が書かれたバッキングリストの情報を盛り込む必要があります。最近では、NACCSと呼ばれる電子システムで手続きが可能になっています。

また、中古自動車や植物等の特定の貨物には、それぞれに定められた法令によって、許可・承認を受ける必要があります。輸出申告には、税関によって定められた書類があり、これらを提出し、審査・検査を受けてから、輸出許可・承認を得ることができます。

手続きが簡便になる特定輸出者制度

輸出通関には、特定輸出者制度と呼ばれる制度があります。これを利用することで、手続きを軽減することができます。

特定輸出者制度では、輸出する貨物を保税地域ではなく任意の場所で輸出許可を得ることができます。その為、輸送コストや時間の削減が期待されます。この制度を申請する場合には、関税法第67条に定められた要件をクリアし、特定輸出車承認申請書やその他提出書類を提出し、税関長の承認を得ることで制度を活用することができます。

4.輸出入業務に必要不可欠なフォワーダー

フォワーダーは国際物流の専門家

以上、輸出通関について見てきましたが、実際の輸出業務では、より複雑な手続きが必要です。その為、貿易会社や商社等、海外との輸出入業務が日常業務である会社では、「フォワーダー(運送貨物取扱業者)」に輸出入の通関手続きを依頼することが多いです。フォワーダーとは、一言で言いかえれば「国際物流のプロ」です。いわばオールマイティな通関士というイメージが近いかもしれません。

複雑な手続きや国ごとによって異なる輸出入方法や関税、法規制を熟知しており、現地の販売会社と依頼主をつなぐ、仲介型のビジネスモデルとなっています。

フォワーダーの種類と仕事内容とは?

フォワーダーにも種類があり、それによって仕事内容が異なります。大きく分けると、

・非船舶運航業者
・ブローカー等
・特定サービスを提供する運送業者

非船舶運送業者は、自身で船舶を所有せずに、荷送人として船の手配を行います。ブローカーは、自身名義で運送契約の取次ぎを行いますが、契約の当事者として運送人の責任を負いません。特定サービスを提供する運送業者は、さらに3つに分けることができます。

・混載業者
・国際複合一貫運送業者
・インテグレーター

混載業者は、個々の貨物を小口貨物としてまとめ、一括大口貨物として仕向地・輸出地に運ぶ業者です。国際複合一貫運送業者は、海上輸送・航空輸送による運送ではなく、海上輸送+陸上輸送、または航空輸送+海上輸送のように、仕向地まで様々な輸送手段を組み合わせることで一貫輸送を行います。インテグレーターは、自社で飛行機を有し、仕向地まで、航空輸送+陸上輸送によって仕向地・輸出地まで貨物を届けます。 (JETROより)

以上を踏まえると、輸出地や貨物の形態・大きさ等によって依頼すべきフォワーダー業者が異なってくることがわかります。

フォワーダーは輸出入に必須

フォワーダーには、通関の知識だけでなく、ある国の法規制や関税体系を持っている人、多様な輸送手段を持っているフォワーダー業者が多くあります。その為、製品や輸出を検討している国によって、最適な輸送手段やリスクテイクを講じることができます。

これらは結果として、効率的なサプライチェーンの確立やコストダウンにもつながる為、フォワーダーとの繋がりは、国際物流が絡んでくる場合には非常に重要な存在となります。

5.フォワーダーに依頼する前に確認・確認を

輸出する製品、輸出地によって、最適なフォワーダーは異なる

ここまで、輸出通関とフォワーダーについて見てきました。輸出通関は、複数の法令や多数の書類の準備が必要で、輸出する製品によって準備する書類は異なります。その為、輸出を検討する際には、専門知識・経験が豊富なフォワーダーに輸出通関手続きを依頼することが賢明だと言えます。

輸出する製品、輸出地によって、最適なフォワーダーは異なる為、どのフォワーダ―が一番合っているか事前に検討・確認する必要があります。しかしながら、フォワーダー企業にもたくさんあり、信頼できるフォワーダー業者を見つけるにも手間がかかります。

6.優良な輸出入・貿易・通関企業をご紹介

御社にピッタリの海外進出サポート企業をご紹介します

輸出を検討する際に必要な輸出通関手続き。手続きは複雑で、関税法などの法律の知識が求められます。

「Digima〜出島〜」には、厳選な審査を通過した優良な輸出入・貿易・通関企業が多数登録しています。当然、複数の企業の比較検討も可能です。

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(参照文献)
・コトバンク(デジタル大辞泉)「通関
・税関「保税地域の概要
・税関「貨物到着から貨物引取までの流れ 通関の流れ(図)(カスタムスアンサー)
・税関「特定輸出者制度を利用する際の手続き及び承認の要件について(カスタムスアンサー)
・税関「税関で確認する輸出関係他法令の概要(カスタムスアンサー)
・通関士Potal「通関士の仕事
・通関士Potal「通関士の需要
・JETRO「物流業者の種類と概要:日本
・貿易キャラナビ(2017月1月23日) Tlady「「輸出通関手続き」はどのように行われているの!?
・貿易キャラナビ(2015月7月6日) Tlady「国際物流のコーディネーター「フォワーダー(Forwarder)」

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この記事を書いた人

「Digima〜出島〜」編集部

「Digima〜出島〜」編集部

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    − 販路開拓
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    − 翻訳・通訳

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    ∟ 保険

    − 法務・税務・人事・労務

    − オンライン集客代行

    ------------------------------------

    ■ クリエイティブ
    − サイト制作
    ∟ EC制作
    ∟ 多言語化サイト
    ∟ LP制作
    ∟ ほか各種サイト
    ∟ システム開発

    − コンテンツ
    ∟ スチール撮影
    ∟ 動画撮影・編集
    ∟ アニメーション制作

    ━━━━━━━━━━━━━━━━

    新規事業展開をする企業にとって言うまでもなく、失敗も成功もイメージが湧きづらいものです。
    「何をやればいい?」「何から進めればいい?」「気をつけるべきことは?」「資金はどのくらい必要?」不安や疑問は数え上げたらキリがなく、上がってくるものです。

    どのような事業推進にも”プロジェクトマネージメント"という働きはとても重要な存在だと考えていますが、特に新規事業にとっては絶対要素だと考えます。

    プロジェクトマネージメントは
    目的達成のためにゴールから逆算してプロセスを考えてリードする働きです。
    具体的には計画・進捗・作業系統化・リソース(ヒト・カネ・モノ)・時間・リスクなどの各条件を管理しながら、プロジェクト完了までチームを効率的にリードしていくことです。

    とてもシンプルに言えば、仕切り役・リーダー的存在です。
    この働きに必要な資質は以下だと考えます。

    ❖俯瞰視(Bird's-eye view)ができること
    ❖判断力・決断力(ブレない一貫性)
    ❖専門的な知識・経験
    ❖インプット力(情報収集力・傾聴力)
    ❖アウトプット力(伝達力)
    ❖ビビり力(不安だから整える、先を見て備える)

    ------------------------------------

    [俯瞰視(Bird's-eye view)ができること」
    私たちはこれまでの事例から自社リソースではかなり難しいと考えます。たとえその能力があっても、その会社での立場や愛社精神・商品/サービスへの愛情/熱意が俯瞰位置を保てず、
    主観の位置になってしまうことが原因にあります。

    [判断力・決断力(ブレない一貫性)]
    俯瞰視と同様、これまでの事例から自社リソースではかなり難しいと考えます。たとえその能力があっても、正しい判断・決断をするためには、“何か・どこか・誰かに偏らない、事実に基づいたフラットな位置”を保てる人間であることが絶対条件になります。

    [専門的な知識・経験]
    私たちはこれまでの事例からグローバル展開・オンライン展開における知識・経験を持っています。ミッションは”事業の失敗の可能性を下げ、成功の可能性を上げること”です。

    [インプット力(情報収集力・傾聴力)]
    プロジェクトに関連する情報を効率よく収集していく力、そしてチーム内の声に傾聴する力がとても大切です。
    ここで大切なのは、ただ集めるのではなく、プライオリティとセグメントを明確にして収集する情報を選択できることです。

    [アウトプット力(伝達力)]
    案件にもよりますが、多くの管理(進捗・タスク・リスク・品質・構成・コスト・リソースなど)をする中で、必要な情報を色・リズム・温度・強弱・時差・ツールで分けた伝達をしていける力が必要になります。

    [ビビり力(不安だから整える、先を見て備える)]
    “先が見えないから不安、計画が立てられない”そこがスタートです。
    このスタート地点からプロジェクトを設計・管理するために必要なセンスはまず、臆病かどうかです。
    この不安をひとつひとつ消し続ける活動がプロジェクトマネージメントの根本になります。
    自分がビビる気持ち・人がビビる気持ちに敏感に察知する力はこの分野で重宝します。


    私たちはこれら6つの資質を持つプロジェクトマネージメントという働きは、外部が担うべきことだと考えます。
    プロジェクト(計画)マネージメント(立案〜管理〜調整)はどんなことにも必要です。
    コンサル屋さんが専門用語で難しい言葉の横文字を並べる中、私たちはリアルなサポートをしていくために、必要な考え方と伝え方と、会話を重要視します。

    目標は何か。
    達成のために、いつ・だれが・なにを・どこで・どうするのか。
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    私たちは海外進出サポートという立場で携わるからこそ、事業主ではない立場で、
    貴社の事業に必要なことを考え、動かす役割として、プロジェクトマネージメントというやり方を持っています。

    スポーツで言えば選手ではなく、監督や選手の体調管理を行うコーチだと思ってください。

    事実、当社は事業主が作成する事業計画書がまだ完成していない段階から携わることが多く、
    抽象的な事業計画を具体化・実現化するサポートをしております。

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