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フォワーダーとは?乙仲との違い・業務内容・選び方・取引の流れを徹底解説【2026年最新】

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「フォワーダー」という言葉は国際物流の現場では当たり前のように使われますが、初めて海外に輸出・輸入する中小企業の担当者にとっては「乙仲との違いは?」「通関業者とどう違うの?」「どうやって選べばよいの?」という疑問が多く出てきます。Digima(出島)にも、初めて輸出を検討している中小企業からのフォワーダー選定に関する相談が頻繁に届いています。本記事では、フォワーダーの定義と法的位置づけから、乙仲・通関業者との違い、具体的な業務内容、日系主要フォワーダー5社の特徴比較、フォワーダーが必要な理由、実際の取引の流れ、そして初めて輸出する中小企業向けのフォワーダー選定ポイントまでを2026年の最新情報を交えて体系的に解説します。

この記事でわかること

  • ・フォワーダーの定義・法的位置づけと乙仲・通関業者との明確な違い
  • ・フォワーダーが担う7つの業務内容
  • ・日系主要フォワーダー5社の特徴と強み
  • ・デジタルフォワーダー(Flexport・Shippio)の台頭と活用場面
  • ・初めて輸出する中小企業のためのフォワーダー選定4つのポイント
  • ・フォワーダーを利用した場合の取引の流れ

1. フォワーダーとは何か

フォワーダーの定義と法的位置づけ

フォワーダー(Forwarder)とは、日本語で「貨物利用運送事業者」と呼ばれ、荷主(輸出入企業)と実際の輸送手段を提供する船会社・航空会社との間に立ち、国際輸送の手配・書類作成・通関・混載・保管・内陸輸送などを一括してコーディネートする物流の専門業者です。英語では「Freight Forwarder」と表記され、直訳すると「貨物を前へ進める人」というニュアンスになります。

法律上は「貨物利用運送事業法」に基づいて事業者登録を行い、自社では船や飛行機などの輸送手段を保有せず、船会社・航空会社・鉄道会社などの実際の輸送業者の輸送スペースを活用してサービスを提供するのが特徴です。この「輸送手段を持たない輸送業者」という立場が、船会社や航空会社と区別されるポイントです。

日本のフォワーダー業界は、一般社団法人国際フレイトフォワーダーズ協会(JIFFA)が業界団体として機能しており、500社超の会員企業が加盟しています。フォワーダーを選定する際にはJIFFA会員であることが一定の信頼性の目安となります。

フォワーダーの役割:「国際物流のコーディネーター」

フォワーダーの本質的な役割は、国際輸送に関わる複雑な手続きと複数の関係者(船会社・航空会社・通関業者・港湾運送業者・トラック会社・保険会社など)との調整を一手に引き受ける「総合コーディネーター」です。荷主から見れば、フォワーダーに依頼することで輸送・書類・通関を個別に手配する手間を省き、ワンストップで国際輸送を完結させることができます。

特に輸出入経験の少ない中小企業や、新たな仕向け地・輸送モードを検討している企業にとって、フォワーダーは「国際物流の専門家パートナー」として機能します。インコタームズ(貿易条件)の選定アドバイスから、現地での通関上の注意点、コスト削減のための混載活用提案など、フォワーダーの専門知識をビジネスに活かす余地は大きいものがあります。

2. フォワーダーと乙仲・通関業者の違い

乙仲(おつなか)とは何か、フォワーダーとの違い

「乙仲」は旧海運組合法における「乙種海運仲立業者」の略称で、船積み代理を専門とした業者を指す言葉でした。この法律は廃止されており、現在は乙仲という法的な業態区分は存在しません。しかし、現場では「乙仲」という言葉が今も使われており、実務上は「海上輸送を中心に取り扱うフォワーダー」を指す慣習的な呼称として定着しています。

つまり、フォワーダーと乙仲は法的には同一の「貨物利用運送事業者」であり、現代の用法ではほぼ同義と捉えて差し支えありません。強いて違いを挙げるとすれば、「乙仲」は海上輸送寄りのニュアンスが残る一方、「フォワーダー」は海上・航空・複合輸送を広くカバーするより汎用的な呼称という点です。

通関業者との違い

通関業者は税関への輸出入申告(通関手続き)を専門に行う業者で、「通関業法」に基づいて税関長の許可を受けた事業者です。輸出入に際して必要な関税の申告・納付手続きを荷主に代わって代行することが主な業務となります。

フォワーダーとの最大の違いは「業務範囲の広さ」です。通関業者は通関手続きを専門とするのに対し、フォワーダーは輸送全体のコーディネート(船腹の手配・書類作成・混載・保管・内陸輸送等)を請け負い、通関業務もその一部として含みます。実際、規模の大きいフォワーダーの多くは通関業の許可も取得しており、輸送から通関まで一貫したサービスを提供しています。小規模の専門通関業者は輸送手配が別途必要ですが、コストが低く特定の国の通関に精通しているケースもあります。

3. フォワーダーの主な業務内容

①輸送手配とスペースブッキング

フォワーダーの中核業務の一つが、船会社・航空会社に対する輸送スペースの確保(ブッキング)です。自社でスペースを大量に確保し複数の荷主の貨物を混載する「混載業者(コンソリデーター)」として機能するフォワーダーも多く、この混載(LCL: Less than Container Load)を活用することで、コンテナ1本分に満たない少量貨物を持つ輸出入企業がコストを抑えることができます。

②貿易書類の作成・管理

国際貿易では多数の書類が必要です。インボイス(商業送り状)・パッキングリスト(梱包明細書)・船荷証券(B/L)・航空貨物運送状(AWB)・原産地証明書・危険物申告書などをフォワーダーが作成または作成支援します。書類の不備は通関遅延や貨物の留置につながるため、この業務の正確性は非常に重要です。

③通関手続きの代行

輸出入申告を税関に対して代行します。HS코ード(関税番号)の確認、輸出許可品目(ECCC/輸出規制)の確認、輸入関税・消費税の計算と納付なども含まれます。仕向け地の通関法規は頻繁に改正されるため、現地ネットワークと最新情報の保有が重要なスキルとなります。

④貨物の集荷・保管・内陸輸送

荷主の工場・倉庫から港湾・空港への輸送(内陸輸送)、コンテナへの詰め込み(バンニング)、港湾施設での一時保管など、輸出入に関連する陸側の物流作業もフォワーダーのサービス範囲です。逆に仕向け地側での港湾からの配送手配(デバンニング・ラストマイル)を提供するフォワーダーも多く、ドア・ツー・ドアの物流サービスを一括して依頼できます。

⑤特殊貨物の取り扱い

危険物(化学品・リチウム電池等)、大型重量物(産業機械・建設機械)、冷凍冷蔵品、美術品・骨董品、医療機器など、通常の船積みとは異なる特別な手続き・梱包・搬送が必要な貨物への対応もフォワーダーの重要な専門業務です。特殊貨物の取り扱い実績は会社によって大きく差があるため、自社貨物の種類に応じた実績確認が欠かせません。

⑥貨物保険の手配

輸送中の紛失・破損に備えた貨物保険(マリン保険)の手配もフォワーダーが代行することができます。フォワーダーを通じて包括保険に加入することでコスト効率が高まるケースもあります。

⑦物流コンサルティングとルート最適化

海上か航空か、FCLかLCLか、直航か経由便か、といった輸送オプションのコストとリードタイムのトレードオフについてアドバイスすることも、優れたフォワーダーが提供する付加価値です。特に新たな国への輸出を始める企業にとって、この初期段階のルート設計が後々のコスト構造を大きく左右します。

4. 日系フォワーダー主要5社の特徴

日本通運(NIPPON EXPRESS)

日本最大の総合物流企業で、2021年にNIPPON EXPRESSホールディングスに移行しました。国際フォワーディング・国内輸送・引越し・医薬品物流まで幅広く展開しており、世界約50か国にグループ会社・拠点を持つグローバルネットワークが最大の強みです。特に欧米・アジア間の航空フォワーディングおよびプロジェクト貨物(大型機械等)の取り扱いに強みがあります。大手企業・製造業の長期一括契約先として国内トップクラスのシェアを持ちます。

郵船ロジスティクス(Yusen Logistics)

日本郵船グループの国際物流子会社で、アジア・欧米を中心に強固なグローバルネットワークを持ちます。自動車メーカーのサプライチェーン物流での実績が深く、ジャスト・イン・タイム物流や精密機器の航空フォワーディングに強みがあります。デジタル化への取り組みとして「郵船バンテージフォーカス」と呼ばれるオンライン可視化プラットフォームを提供しており、荷主がリアルタイムで輸送状況を確認できます。郵船ロジスティクスは2024年3月期連結で約6,710億円の売上高を記録しています。

近鉄エクスプレス(KWE: Kintetsu World Express)

近鉄グループの国際航空・海上フォワーダーで、日系フォワーダーのTOP3(日本通運・郵船ロジスティクスと並ぶ)の一角を占めます。航空フォワーディングの比率が特に高く、アジア・北米・欧州の主要路線で強固な競争力を持ちます。2027年に世界トップ10に入る規模の国際フォワーダーを目指すという中期目標を掲げており、M&Aも含めた積極的な規模拡大戦略を進めています。精密機器・電子部品などの高付加価値製品の航空輸送を多く手がけており、納期の厳しい輸送に対応する実力があります。

日新(Nissin)

国際複合輸送を専門とする中堅フォワーダーで、プロジェクト貨物(大型重量物・プラント輸送)への対応力が業界内で高く評価されています。アジア・中東・アフリカなど新興市場での物流ネットワーク構築にも積極的で、大企業だけでなく中堅・中小企業への対応にも定評があります。

AIT Worldwide Logistics(エイアイティー)

米国系の国際フォワーダーで日本でもサービスを展開しており、北米向け輸出で強みを発揮します。北米との往復貨物を多く持つ製造業・小売業からの需要が高く、デジタルプラットフォームを通じた輸送可視化にも注力しています。北米・欧州路線を主要輸出先とする日本企業にとって候補に挙がりやすい選択肢です。

5. デジタルフォワーダーの台頭と国際物流DX

デジタルフォワーダーとは何か

デジタルフォワーダーとは、従来型のフォワーダー業務(輸送手配・書類作成・通関・混載等)にクラウドベースのITプラットフォームを組み合わせ、輸送スケジュール・書類・コスト・輸送状況をオンラインでリアルタイムに一元管理・可視化できるサービスを提供する新世代のフォワーダーです。2013年創業の米国のFlexportが「デジタルフォワーダー」という概念を広めた先駆者であり、2019年にソフトバンク・ビジョン・ファンドなどから約1,100億円の大型調達を実現しています。

日本では2016年創業のShippio(株式会社Shippio)が「日本初のデジタルフォワーダー」として注目されており、クラウド型の「Shippio Forwarding」プラットフォームを通じて、輸出入に必要な書類管理・スケジュール管理・輸送状況の可視化を直感的なUIで提供しています。2025年5月にはパートナー企業との情報共有をリアルタイムで行える「Partner Connect機能」が追加されており、サプライチェーン全体での連携強化が可能になっています。

大手フォワーダーのデジタル化対応

デジタルフォワーダーの台頭を受け、大手の伝統的なフォワーダーも同様のデジタルプラットフォームの提供を始めています。キューネ&ナーゲル(スイス系大手)は「myKN」、DHLは「my DHLi」、郵船ロジスティクスは「郵船バンテージフォーカス」をそれぞれ展開しており、荷主がオンラインで輸送状況を把握できる環境を整えています。世界のデジタルフォワーディング市場は年平均23.9%の成長率で拡大しており、2027年には112億ドル規模に達すると予測されています。

デジタルフォワーダーの活用場面と留意点

デジタルフォワーダーは、定型的な貨物(一般の工業製品・消費財)で輸送ルートが比較的固定されている企業、あるいはIT部門を持たない中小企業でも物流可視化を実現したいケースに適しています。一方で、危険物・大型重量物・温度管理が必要な医薬品食品など特殊貨物の輸送や、複雑な三国間貿易の調整には、豊富な現場経験と現地ネットワークを持つ大手伝統フォワーダーの対応力が上回るケースもあります。デジタルフォワーダーと伝統フォワーダーは「どちらが優れているか」ではなく、自社の貨物特性・輸送頻度・可視化ニーズに合わせて選択することが重要です。

6. フォワーダーが必要な3つの理由

理由①:国際輸送の手続きは複雑で専門知識が必要

国際輸送では、仕向け地ごとに異なる通関規制・輸入禁止品目・HS코드の判断・インコタームズの適用、そして必要書類の種類や正確な記載方法が求められます。書類の誤記・不備は通関遅延や罰則の対象になりかねず、輸入禁止品の誤った申告は深刻な法的問題につながる可能性もあります。日常的にこれらをこなすには専門知識と経験の蓄積が必要であり、大多数の企業にとって内製は非効率です。フォワーダーに委託することで、こうした専門業務をプロに任せ、自社は本来のビジネスに集中できます。

理由②:混載(LCL)によるコスト最適化

コンテナ1本分(FCL)に満たない少量貨物を輸出したい場合、フォワーダーを通じた混載(LCL)サービスが有効です。フォワーダーは複数荷主の貨物をまとめてコンテナに積み込み、実際の容積・重量ベースで費用を按分するため、荷主は輸送コストを大幅に削減できます。特に事業立ち上げ期や少量多品種の輸出を行う企業にとって、LCLの活用はキャッシュフロー改善に直結します。

理由③:現地ネットワークと輸送トラブルへの対応

輸送中の貨物破損・遅延・紛失、または現地通関での予期せぬ問題が発生した際、現地に拠点・ネットワークを持つフォワーダーは迅速に対処することができます。荷主が自力で現地の港湾当局や船会社と英語・現地語でやり取りするのは多大な時間と労力を要しますが、フォワーダーであれば平常時から積み上げてきた現地パートナーとの関係を活かして問題解決にあたることができます。この「トラブル時の頼りになる存在」としての機能こそが、フォワーダー価値の重要な部分です。

7. フォワーダーを使う際のコスト感

海上輸送の費用目安

フォワーダーへの依頼費用は輸送モード・仕向け地・貨物量・市況によって大きく変動します。海上輸送のFCL(40フィートコンテナ1本)では、アジア域内向けで十数万〜数十万円、欧米向けでさらに高くなるのが2025年時点の目安です。LCL(混載)では重量・容積のいずれか大きい方を基準に計算され、仕向け地や区間によって異なりますが、1立方メートルあたり数千〜1万円台が一般的です。これに加え、燃油サーチャージ(BAF)・港湾施設使用料(THC)・書類作成料・通関料が別途発生します。

航空輸送は海上輸送と比べてキロあたりの単価は大幅に高くなりますが、リードタイムが短く(アジア域内なら1〜3日、欧米向けでも3〜5日程度)、緊急品・高付加価値品・腐敗しやすい食品などには有効な選択肢です。見積もり依頼の際は同条件で複数社から取得し比較することで、市場相場の感覚をつかむことができます。

コスト透明性の確認が重要

フォワーダーの費用には、基本運賃に加えて様々なサーチャージ・手数料が積み上がる構造があります。見積もりを受け取った際は、費用項目が細かく記載されているか(オールイン見積もりか個別積み上げか)、燃油サーチャージや港湾費の変動がどのように反映されるかを必ず確認してください。デジタルフォワーダーはこうした費用の透明性を強みとしており、オンラインで見積もり内訳を確認しやすい環境を提供しています。

8. フォワーダーとの取引の流れ

輸出の基本的な流れ

フォワーダーを利用した輸出の流れは、大まかに次のステップで進みます。まず荷主(輸出企業)がフォワーダーに輸出の依頼をし、仕向け地・貨物の種類・重量・容積・希望スケジュールなどの情報を提供して見積もりを取得します。合意後、フォワーダーが船会社・航空会社にスペースをブッキングし、貨物の集荷日・搬入場所を調整します。

次に荷主が貨物をフォワーダー指定の場所(コンテナヤード・CFS倉庫・空港の上屋等)に搬入します。フォワーダーは荷主から提供された情報をもとにインボイス・パッキングリストのチェック、船荷証券(B/L)や航空貨物運送状(AWB)の作成、輸出申告(税関への届出)を行います。輸出許可が下りた後、貨物は本船または航空機に積み込まれ、出発となります。

仕向け地での輸入通関と引き取り

仕向け地側では、フォワーダーの海外パートナーまたは現地支社が輸入通関を担当します。到着通知(Arrival Notice)が荷受人(輸入企業)に届き、輸入通関書類(インボイス・梱包明細・原産地証明書等)を税関に提出して輸入申告を行います。関税・消費税を納付し輸入許可が下りると、貨物をコンテナヤードや空港から引き取ることができます。フォワーダーがドア・ツー・ドアサービスを提供している場合は、最終目的地(倉庫・工場)までの内陸輸送も手配されます。

9. フォワーダーの選び方:中小企業向け4つのポイント

ポイント①:仕向け地に強い現地ネットワークを持つか

フォワーダーを選ぶ際の最重要ポイントは、自社の輸出・輸入先の国・地域に独自の現地拠点またはネットワークを持っているかどうかです。現地に拠点を持つフォワーダーは通関トラブルへの対応が速く、現地の規制変更情報をいち早く入手して事前に荷主に伝えることができます。「エージェント(外部代理店)に委託している」という形態のフォワーダーの場合は、そのエージェントの品質も確認することが望ましいです。

ポイント②:日本語での丁寧な対応と担当者の継続性

Digima(出島)に寄せられる相談の中でも多いのが、「フォワーダーに依頼したが担当者がすぐに替わり引き継ぎが不十分だった」「問い合わせへの回答が遅い」という経験談です。大手フォワーダーは安心感がある反面、中小企業の少量貨物は優先度が下がり担当者が頻繁に交代するケースがあります。規模より担当者との相性と継続性を重視し、初回相談時のレスポンスの速さと説明のわかりやすさをチェックすることをお勧めします。

ポイント③:自社の貨物特性に対応できるか

取り扱う貨物の種類(一般貨物・危険物・冷凍冷蔵品・大型重量物・医療機器等)と輸送量(FCL複数本か小口LCLか)に対応できる能力を確認することが重要です。特殊貨物を多く扱う場合は、その種類の輸送実績・取扱資格を持つフォワーダーを選ばないと、後から「対応できない」と断られるリスクがあります。初回の問い合わせ時に自社の貨物概要を正確に伝え、対応可否と費用感を確認することで無駄な手戻りを防ぐことができます。

ポイント④:貿易書類のサポートと料金の透明性

初めて輸出する企業にとって、貿易書類の作成は最もハードルが高い業務の一つです。インボイスの記載方法・原産地証明書の取得・危険物申告書の書き方など、フォワーダーが積極的に指導・支援してくれるかを確認しましょう。また、費用の透明性も重要な選定基準です。見積もり段階で「オールインの費用か」「追加でどのような費用が発生しうるか」を明確にしてくれるフォワーダーは信頼性が高いと言えます。不透明な費用請求が続くフォワーダーとの取引は長期的にコスト管理が難しくなります。

10. よくある質問(FAQ)

Q. フォワーダーとは何ですか?

フォワーダー(Forwarder)とは、日本語で「貨物利用運送事業者」を指し、荷主と実際の輸送手段(船会社・航空会社)の間に立って、国際輸送の手配・書類作成・通関・混載・保管・内陸輸送などを一括してコーディネートする物流の専門業者です。自社では船や飛行機を持たず、複数の輸送業者のスペースを活用してサービスを提供します。

Q. フォワーダーと乙仲(おつなか)の違いは何ですか?

乙仲は旧海運組合法の「乙種海運仲立業者」の略称で、現在は法的な区分が廃止されています。実務上は乙仲とフォワーダーはほぼ同義で使われており、特に海上輸送を専門とするフォワーダーを乙仲と呼ぶ慣習が残っています。

Q. フォワーダーと通関業者の違いは何ですか?

通関業者は税関への輸出入申告を専門とする業者です。フォワーダーは輸送全体のコーディネートを行い、通関業務も含めて請け負うのが一般的です。多くのフォワーダーは通関業の許可も取得しており、輸送から通関まで一貫して対応します。

Q. 初めて輸出する中小企業はフォワーダーをどう選べばよいですか?

①仕向け地に強い現地ネットワークを持つか、②日本語で丁寧に対応してくれるか、③自社の貨物特性(サイズ・危険物等)に対応しているか、④費用の透明性が高いか、の4点を重視してください。複数社から見積もりを取り比較することも有効です。

Q. デジタルフォワーダーとは何ですか?

デジタルフォワーダーとは、従来のフォワーダー業務にITプラットフォームを組み合わせ、輸送スケジュール・書類・コスト・輸送状況をオンラインでリアルタイムに一元管理できるサービスを提供する新世代のフォワーダーです。Flexport(米国)とShippio(日本)が代表例です。

Q. JIFFAとは何ですか?

JIFFA(一般社団法人国際フレイトフォワーダーズ協会)は日本のフォワーダー業界の主要な業界団体で、500社超が加盟しています。フォワーダー選定の際にJIFFA会員かどうかを確認することが一定の信頼性の目安となります。

11. 優良な海外進出サポート企業をご紹介

初めて輸出・輸入を検討している中小企業や、フォワーダー選びに迷っている企業には、まず専門家への無料相談をお勧めします。Digima(出島)では、国際物流・フォワーダー選定・貿易実務に精通した海外進出支援企業を無料でご紹介しています。輸出先の国・貨物の種類・自社の体制などをヒアリングしたうえで、貴社に最適なフォワーダーや貿易代行サービスをご提案します。「まず何から始めればよいかわからない」という段階でもお気軽にご相談ください。

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