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海上貨物とは? 輸送方法 / 流れ / 費用を徹底解説!【決定版】

掲載日:2019年10月25日

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ほとんどの海外ビジネスにおいて、商品だけでなく、材料や資材、食材、製造機械、仕事道具、駐在員の家財の輸送など、海外へ「モノ」を運ぶことが必要となります。当然、日数的にも金銭的にもコストが発生するでしょう。そして、そのコストをできる限り抑えることは、海外ビジネスの成否にも影響します。

そもそも、海外へ「モノ」を運ぶ(=国際輸送)には様々な方法があります。自社や目的に合った方法を選ぶためには、まずその方法を知ることが重要となるでしょう。

そこで本記事では、海外ビジネスにおいてもっとも使用される頻度の高い「海上貨物輸送」について、その流れや費用、失敗しないポイントなどを解説します。是非、御社の海外ビジネスの参考にしてください。

1. 海上貨物とは? 航空貨物との違いやメリット・デメリット

おもな国際輸送の方法は「海上貨物輸送」と「航空貨物輸送」の2つ

さて、国際輸送の方法は様々であると述べましたが、主に2つに分けることができます。それは「海上貨物輸送」と「航空貨物輸送」です。その名の通り「海上貨物輸送」とは船で貨物を運ぶ方法、「航空貨物輸送」は飛行機で貨物を運ぶ方法となります。

海上貨物輸送のメリットは、船で運ぶため、大量に運ぶことができ、安いことです。また、航空貨物輸送と比べ、運べるものの大きさや重量が制限されないことが挙げられます。一方でデメリットは、時間がかかることです。後ほど詳述しますが、日本―ヨーロッパ間であれば、一ヶ月程度は必要となります。

一方、航空貨物輸送のメリットは、飛行機で運ぶため「早い」ことが挙げられます。1日〜1週間で世界中にモノを送ることができます。ただし、運べるものの大きさや重量は制限され、かつ運賃が高くなっています。

運賃や輸送日数をもとにどちらの方法を取るかを決めることになりますが、日持ちしない食品や緊急時、そして精密機器といった壊れやすいものなどを除けば、海上輸送を選択するケースが多いでしょう。そこで、本稿では「海上貨物」を中心に解説していきます。

2. FCLとLCL、コンテナサイズなど、知っておきたい基礎知識

はじめに知っておくべき言葉は「コンテナ」

しかし、いざ「海上貨物輸送」について調べてみると、様々な専門用語が登場し、困ってしまったという人も多いのではないでしょうか。そこでまず、基礎知識として知っておきたい事柄を解説しておきます。

はじめに知っておくべき言葉は「コンテナ」です。コンテナとは、簡単に表現すると規格化された形状の「箱」です。海上貨物輸送では、大きさなどの規格がISOによって国際的に統一されている「国際海上貨物用コンテナ」と呼ばれるものを使用することがほとんどです。様々なサイズがありますが、主に使用されるのは20フィート、40フィートの2種類です。

ちなみに、コンテナの取扱量を示す単位「TEU」は、20フィートコンテナ1個分を1TEUとしています。その他にも、海上貨物のメリットである、大きいものを運ぶために、少し背の高いものやトップが開いているものなどがあります。

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また、コンテナに関連し、FCL、LCLという言葉が用いられることがあります。「FCL」は Full Container Loadの略称で、コンテナ1本を単位として運送される大口貨物を指します。これに対し、コンテナ1本に満たない小口貨物は「LCL(=Less than Container Load)」貨物と呼ばれます。LCL貨物の場合は、1つのコンテナに複数の会社の物資が混載されて運ばれることが多くなります。

そして、輸出入においては、インコタームズという「貿易取引条件」とその解釈に関する国際規則を知っておく必要があります。海上輸送における責任の所在を明確にするための条件です。ここでは、使用頻度の多いものの一つ「FOB」について解説しておきます。FOBは、Free on Boardの略称で、本船甲板渡し条件のことを指します。輸出者が自らの責任と費用によって輸入者が指定した輸送手段(本船、航空会社)に貨物を引き渡す(積み込む)までの輸送責任を持ちます。これ以外の条件についても調べておくといいでしょう。

さて、以上のことを知っていただいた上で、次に「海上貨物輸送」の流れについて解説していきます。

3. 輸出入の流れと期間・費用

海上貨物の「基本的な流れ」と気になる「費用」について

海上貨物の基本的な流れは下記のようになります。

「集荷」:輸送物を港まで運ぶため、まず「集荷」します。
「搬入」:港のコンテナヤード(=コンテナを荷役し、一時集積しておく場所)に搬入します。
「通関」:物の検査を受け、輸出の許可を得ます。
「積荷」:船にコンテナを積み込みます。
「出港」:コンテナを積みこんだ船が、仕向地へと出発します。
「着港」:コンテナを積みこんだ船が、仕向地に到着します。
「搬出」:船からコンテナをコンテナヤードへと搬出させます。
「通関」:物の検査を受け、輸入の許可を得ます。
「配達」:輸送物を必要な場所へと届けます。

それぞれの工程における期間はケースバイケースですが、出港〜着港までの期間が仕向地によって大きな差があるので、注意が必要です。日本からのケースで言えば、アメリカ西海岸で約12日、東海岸で約30日、東南アジアは約12日、欧州は約30日程度かかります。

また、もっとも気になるであろう「費用」ですが、集荷〜通関に関しては、それほど差が出ません。差が出るのは、出港〜着港までの「海上運賃」で、コンテナの数と種類、仕向地によって計算され、依頼業者によっても差が出てくる部分となります。コスト削減を考える上では、その点を意識することが重要です。

「集荷〜通関」から「海上輸送」を一手に引き受けている業者に依頼する場合も、「海上運賃」と「集荷〜通関」を切り分けて考えると、どの業者に依頼すべきかが判断できるでしょう。また、仕向地のエリアに強い(=取扱量が多く、安価)、コンテナの種類の得手不得手などがありますので、しっかりと比較していくことをおすすめします。

4. おすすめの「海上貨物フォワーダー」をピックアップ

ジャパントラスト株式会社

ジャパントラスト 【URL】 http://www.jpntrust.co.jp/

・北米海上輸送取扱量4位(2018年度)
・オーバーゲージカーゴ年間輸送実績約1,000件(FLATコンテナ5,000TEU以上)


全世界への「オーバーゲージ」の取扱に長けており、日本発アメリカへの海上輸送取扱量がフォワーダーランク4位(2018年度)と、各分野で急成長している企業です。

日系独立オーナー系フォワーダーなので、「最適物流」という考え方のもと、ニュートラルな立場で物流戦略の構築についてもサポートしてくれる企業です。先述した海上輸送の流れの中で、全てを担当する業者が「総合物流企業」だとすると、ジャパントラスト株式会社は、海上輸送の「出港〜着港」を請け負うスペシャリストで、同業者からの仕事も受注し、信頼されています。問屋価格でサービスを提供できるためコストメリットもあり、急速に取扱高を増やしています。

また、コンテナ規格外の貨物の取り扱いに力を入れており、全世界へのオーバーゲージカーゴ(在来船・オープントップ・フラットコンテナ)の海上輸送や北米(アメリカ・カナダ)へのコンテナ輸送をお考えの方に特におすすめの企業となっています。

5. 海上貨物輸送で失敗しないためのポイント

海上貨物輸送における失敗とは?

さて、最後に「海上貨物輸送で失敗しないためのポイント」について触れておきましょう。そもそも海上貨物輸送における失敗とはどのようなケースがあるのでしょうか。

<ケース1>「積めると思っていた荷物が積めなかった」

海上貨物のメリットは、航空貨物では送ることのできない大きさの荷物を輸送できることです。海外の工場で使う工作機械など、大型貨物を送らなければならないケースは海外ビジネスにおいて少なくありません。しかし、実際に指定したコンテナに収まりきらなかった、というケースが生じてしまうことがあります。

原因はフォワーダーの経験不足などが挙げられますが、一度この問題が起きてしまうと、別の船やコンテナを用意しなければならなくなり期間や費用が嵩みます。オーバーゲージの取り扱いに慣れた業者に依頼することでこうした失敗は避けられるでしょう。

<ケース2>「コンテナ内の荷物が濡れて、使い物にならなくなった」

船上におけるコンテナの置き場所は、オンデッキとアンダーデッキが存在します。オンデッキは風雨や海水にさらされるため、輸送物の種類によっては適さないことがあります。しっかりと確認しておくことが必要でしょう。

<ケース3>「オーバーブッキングで貨物が輸送されず、コンテナヤードに放置されていた」

海上貨物の輸送にはキャンセルなどがつきもののため、船会社は基本的にオーバーブッキングを受けています。大抵の場合、問題は生じませんが、オーバーブッキングによりコンテナが積み込めないこともあります。そうした場合も、然るべきフォワーダーに依頼していれば、次の船で運ばれるため大きな問題にならないケースがほとんどです。

いずれのケースも、きっちりとした「フォワーダー」を選定しておくことで避けられる問題です。失敗しないためにもフォワーダー選びは重要です。是非、本稿をフォワーダー企業の「賢い選び方」の参考にし、御社の海外ビジネスにお役立てください。

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この記事を書いた人

「Digima〜出島〜」編集部

「Digima〜出島〜」編集部

株式会社Resorz

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