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海外輸出貿易の基礎知識 | 海外輸出貿易の流れを7つのステップでわかりやすく解説

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日本企業にとって海外への販路拡大は重要な経営戦略となりました。そんな中、いざ海外で取引先が見つかった場合、次なるハードルは輸出手続きになるでしょう。

そこで、本記事では「海外輸出貿易の基礎知識」として、知っておきたい海外輸出貿易の流れを7つのステップで解説していきます。

海外輸出貿易の流れは、大きく分けて契約→輸送→決済の3ステップとなりますが、海外貿易特有の書類や手続きが発生します。フォワーダーや乙仲や通関業者といった、海外輸出貿易ならではの業者を活用しつつもに通関手続きなどをアウトソーシングする流れもあるものの、自社で行う業務も海外貿易となると、国内とは勝手が違います。そのため、多くの手間や費用がかかってしまうこともしばしば。利益を増やしていくためにはそうした手間や費用を効率化/省力化する必要があります。

そのため、手間や費用を効率化/省力化する輸出関連サービスも増加しております。たとえば、ラクーンコマース社が提供する『SD export』。国内倉庫に送るだけで海外発送の手続きを代行、輸出関連書類の作成も必要なく、決済や保険といったこともまるっとサポートしてくれます。非常に有益なサービスですので、本記事内でも簡単にご紹介いたします。

本記事では、そうした海外輸出貿易の大きな流れから、効率化/省力化の方法に至るまで、余すところなく解説いたします。是非、御社ビジネスにお役立てください。


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【ラクーンコマース社『SD export』】
SD exportは、日本国内のメーカーと海外バイヤーが取引できるBtoBプラットフォーム。取引先拡大も含め、物流実務や決済、保険など、御社の海外輸出の問題をSD exportが全て解決いたします!

1. 海外輸出貿易の流れ

海外輸出の3つのステップと7つの流れ

海外輸出貿易の流れは、大きく分けて契約→輸送→決済の3ステップですが、これは国内の取引も同じです。ただ、海外輸出貿易となると国内取引とは異なり、海外貿易特有の書類や手続きが発生します。3つのステップをさらに詳しく分けると、下記の7つの流れとなります。

① 輸出商品・輸出する取引先の選定
② 契約の交渉・契約の締結
③ 信用状の入手・信用状の確認(※信用状取り引きの場合)
④ 輸送手段の確保・船積み準備のスタート
⑤ 輸出通関の手続き
⑥ B/L(船荷証券)の入手
⑦ 買取手続き・代金の回収

2. 輸出を効率化/省力化するポイントと事例

さて、その一つ一つの詳細を見ていく前に、前提として、輸出を効率化/省力化するポイントについて説明しておきます。輸出プロセスを効率化し、業務の省力化を図るためには、いくつかの重要なポイントがあります。

まず、輸出プロセスを効率化し、業務の省力化を図るためには、専門家や支援サービスの活用が不可欠です。デジタル化の導入や貿易手続きの自動化、物流の最適化などが必要となるからです。

たとえば、紙の文書や手作業の手続きを最小限に抑え、輸出手続きをデジタル化することで、作業効率が大幅に向上します。また、貨物の通関手続きや税関手続きなどを自動化することで、手間を削減し、かつ正確性を高めることができます。さらに、物流プロセスを最適化し、効率的な運送ルートを選定することで、運送コストを削減できます。また、在庫管理システムを導入することで、在庫の適切な管理を実現できるでしょう。一方で、そうしたことに自社でイチから取り組むのはあまり現実的ではないでしょう。

日本企業の海外ビジネス、特に中小企業の海外展開が増加している中、海外展開を支援する企業/サービスは増加しています。輸出業務の効率化/省力化に関しては、そうした専門家やサービスを活用していくのが良いでしょう。

3. 輸出を効率化/省力化を実現できるサービスとは?

それでは、どういったサービスがあるのでしょうか。冒頭でもお伝えした通り、ラクーンコマース社が提供する『SD export』というサービスがおすすめです。輸出の効率化や省力化を簡単に実現でき、かつ取引先開拓も可能となるからです。

そもそも、SD exportは、日本国内のメーカーと海外バイヤーが取引できるBtoBプラットフォームです。こちらに出展することで海外バイヤーとの取引を拡大させることができるのですが、それを促進するために、決済や輸出手続きの代行がサービスに組み込まれています。

こちらのサービスを活用することにより、既存の海外取引先との輸出業務についても輸出業務の効率化/省力化を実現することができます。詳細は下記ページにて説明がありますので、ぜひご確認ください。 https://biz-lp.superdelivery.com/orosy

さて、それでは、実際の輸出業務について、流れを見ていきましょう。

4-1. 海外輸出のステップ① 輸出商品・輸出する取引先の選定

海外輸出は商品と取引先の選定から始まる

まずは、自社で取扱いのある商品の中で、海外市場でも通用する商品は何か、その強みは何かを分析することから輸出商品の選定は始まります。取扱商品を決めたら、国際展示会や代理店からの紹介、インターネットなどを使って、海外向けにPRを開始します。

一般的に輸入者からの引き合いから交渉がスタートすることが多い海外輸出貿易ですが、輸出する側も、その商品が相手国の消費者や使用者にとって適切な商品なのか、取引相手の経営状況や、相手国にどのようなライバル会社が存在するのかなどを調査することも必要です。また、相手国において、対象商品が許可や申請の必要がある品目かどうか、法定検査が必要かなども確認しておきましょう。取引先を選定する際には、信用調査も重要です。

4-2. 海外輸出のステップ② 契約の交渉・契約の締結

契約の交渉・締結までに様々な条件を取り決める

取引先となる相手とお互いの希望条件をやり取りし、交渉に入りましょう。お互いに合意できたら売買契約を交わします。

売買においては、商品価格や決済通貨、決済方法だけでなく、決済の時期や品質、数量、梱包条件や輸送方法と引渡時期、検査方法・時期、アフターサービス、トラブル時の対応など、様々な条件を取り決める必要があります。国内輸送よりも長い時間がかかる国際取引ですから、貿易条件(インコタームズ)もしっかり決めておきましょう。

交渉内容で合意が成立したら、契約書の作成に入ります。国際契約においては一般的に英文契約書が使われることがほとんどです。契約書は2枚作成し、双方のサインをした上でお互いに1部ずつ保管します。

「商品をどの部門の誰が手配するのか」「いつ出荷できるのか」など、社内の必要業務とスケジュールも洗い出して、スムーズに輸出業務が行われるよう、準備しておきましょう。

インコタームズについては、こちらの記事『インコタームズの基礎知識 | インコタームズ2020と2010の違い / 簡単に理解する3つのポイント』をぜひご覧ください。

契約の交渉・締結における決済について

<決済通貨>
輸出は異なる国間での売買取引です。それぞれの国で使われている通貨が異なる場合、商品代金の決済において、「どちらかの国の通貨を使用するか」「第三国の通貨を使用するか」のどちらにするのかを取り決めておかなければなりません。

<決済方法>
「電信送金決済」と「荷為替手形決済」の2種類の決済方法があります。

■電信送金決済
電信送金決済は、国内における銀行口座振込のような決済方法のことです。

■荷為替手形決済 荷為替手形決済とは、輸出する側が荷為替手形(貿易書類と為替手形)を送り、輸入者が書類と引き替えに商品代金を支払う決済方法のこと。荷為替手形決済には大きく分けて信用状付荷為替手形決済と信用状なし荷為替手形決済があります。

・信用状付荷為替手形決済(L/C決済)
信用状付荷為替手形決済は、輸入する側の取引銀行が、輸出する側に対して支払いを保証する決済方法のこと。 輸出入するお互いが売買契約を交わしたら、輸入する側は売買契約書にそって作成した信用状(L/C)開設依頼書を銀行に提出し、銀行に信用状を発行してもらいます。

輸出する側が信用状に記載された内容通りに輸出を実行のち、荷為替手形を銀行に提出することで商品代金を受け取ることができるという仕組みです。

・信用状なし荷為替手形決済(D/P決済、D/A決済)
輸出する側が銀行を通して貿易書類と荷為替手形を輸入者に送ることで決済を行うのが信用状なし荷為替手形決済です。 信用状付荷為替手形決済とは異なり、信用状なし荷為替手形決済には、銀行の支払い保証がないのがデメリット。

信用状なし荷為替手形決済にはD/P決済とD/A決済の2つの種類があります。D/P決済は輸入する側に対して、書類受取と同時に代金支払いを求められますが、D/A決済は為替手形の期限内で支払いを求められます。

4-3. 海外輸出のステップ③ 信用状の入手・信用状の確認(※信用状取り引きの場合)

信用状決済(L/C決済)を利用する際にのみ必要な業務とは?

信用状の入手は、信用状決済(L/C決済)を利用する際にのみ必要な業務です。信用状決済以外の取引ではこの業務は発生しません。

信用状決済で取引を行うことになった場合、輸出する側は、通知銀行から受け取った信用状をチェックします。代金回収でトラブルが起きないよう、入念な確認が必要です。

例えば、日付やスペルなど、記載内容が売買契約と一致しているかどうか、信用状統一文言があるかどうか、どんな書類を要求されているのかなどを確認します。もし、誤字など変更点がある場合は、すぐに輸入者にアメンド(条件変更のこと)を依頼します。

必ず確認しておきたいのは下記の7つ。

① 輸出国の通知銀行から送られてきたものである
② 開設銀行の信用度が問題ないこと
③ 原本であること
④ 支払確約文言の記載がある
⑤ 信用状統一規則準拠文言の記載がある
⑥ 取消不能信用状(Irrevocable Credit)である
⑦ 売買契約内容と信用状の内容が一致している


■支払確約文言
支払確約文言とは「We hereby engage with drawers, endorser and or bona fide holders that drafts drawn and negotiated in conformity with the terms of this credit will be duty honored on presentation.」の一文です。

発行銀行が支払いを確約することを宣言している、非常に重要な文章ですので必ず確認しましょう。

■信用状統一規則準拠文言
国による法律の相違から生じるトラブルを避けるためにICC(国際商業会議所)が定めた国際ルールが「信用状統一規則」です。下記の文言はそれに準拠するという宣言です。こちらもチェックしておきましょう。

This credit is subject to uniform customs and practice for documentary credits (2007 Revision), International Chamber of Commerce Publication No.600 and the uniform rules for bank-to-bank reimbursements under documentary credits, I.C.C. Publication No.725.

4-4. 海外輸出のステップ④ 輸送手段の確保・船積み準備のスタート

必要な書類をフォーワーダーなどに送り輸送手段を確保する

インボイスやパッキングリストなどの必要書類をフォワーダーに送り、船積みや輸出通関を依頼し、輸送手段を確保します。インボイスとは品名や数量、価格などを記載した書類で、パッキングリストはインボイスを補完する役割を持つ書類であり、輸出貨物の個数や包装後の重量・容積等が記載されるものです。

また、輸送中の事故などに備えた保険の準備も大切です。準備が整ったら通関のための保税地域へ貨物を搬入します。

フォワーダーについてはこちらの記事『フォワーダー・乙仲・通関業者とは? 大手フォワーダーランキング |『正しいフォワーダー』の選び方』をぜひご覧ください。

4-5. 海外輸出のステップ⑤ 輸出通関の手続き

輸出通関の手続きはフォワーダーなどにアウトソーシングするのもおすすめ

一般的には、輸出する側が輸出通関と積込の手続きを行います。(契約条件によって変わることもあります)フォワーダーに依頼していれば、輸出する側が作成した書類をもとに、フォワーダーが輸出申告に必要な書類を作成し、手続きを行ってくれます。

国境輸送の後、輸入通関手続きは輸入する側が行います。通関に関わる申請はオンライン化が進んでおり、以前よりかなり便利になっています。

輸出通関についてはこちらの記事『知っておきたい【輸出通関】の基礎知識 | 輸出通関手続きの流れ&必要書類…etc. 』をぜひご覧ください。

4-6. 海外輸出のステップ⑥ B/L(船荷証券)の入手

船積み作業が完了したら、船会社からB/L(Bill of Lading=船荷証券)が発行される

諸々の手続きが済み、輸出許可がおりました。商品の船積みが行われます。船積み作業が完了したら、船会社からB/L(Bill of Lading=船荷証券)が発行されます。

インコタームズにおけるCIPやCPT、DAPなど、輸出者が海上運賃を負担する貿易条件となっている場合は、船会社にその費用を支払ってB/Lを受け取ることになります。フォワーダーに依頼している場合は、この費用はフォワーダーが立て替えて支払ってくれることが多く、輸出する側は手続費用と合わせて支払うことがほとんどです。

その後、B/Lやインボイス、パッキングリストなどを輸入する側に送付します。

4-7. 海外輸出のステップ⑦ 買取手続き・代金の回収

提出した書類が信用状の内容と一致していれば買取が行われる

輸入者は代金を支払い、貨物を引き取ります。決済のタイミングは、前払い・L/C決済、後払いなど、契約条件によって異なることもあります。

信用状決済条件で取引しているケースでは、輸出する側は取引銀行に、B/Lやインボイス、パッキングリストといった、信用状に記載されている通りの書類の原本と為替手形を揃えて、買取依頼書を作成。銀行に為替手形の買取を依頼します。

提出した書類が信用状の内容と一致していれば買取が行われます。輸出する側は商品代金を受け取り、輸出貨物が輸入する側に無事届いたら輸出業務が完了、という流れです。

5. まとめ

御社にピッタリの海外進出サポート企業をご紹介します

いかがでしたでしょうか? 今回は「海外輸出貿易」の流れを7つに分けて解説しました。国内とは勝手が違い、自社で実施していくにはそれなりの工数を確保しなくてはならないでしょう。

一方で、利益を増やしていくためには、輸出業務の効率化/省力化は不可欠です。

そのため、海外輸出を考える際には、海外の取引先の選定も大切ですが、国内の代行業者や仲介業者の選定も大切なのです。

信頼できる業者を選ぶのはなかなか難しく、取引を終えるまでは不安も大きいはずです。そんなときは、本記事で紹介したサービスの活用や、海外輸出貿易の専門家にご相談することをおすすめします。

「Digima〜出島〜」には、厳選な審査を通過した、様々な支援を行う優良な海外進出サポート企業が多数登録しています。

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