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ダブルイレブン(W11 / 独身の日)の基礎知識 | ダブルイレブンが中国EC市場で爆発的に広まった理由とは?

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ダブルイレブン(W11 / 独身の日)とは、毎年11月11日に開催される、中国における年間最大のECショッピングイベントです。直近の2021年のダブルイレブンには過去最大となる29万ブランドが参加したことが話題となりました。

本テキストでは、「ダブルイレブン(W11 / 独身の日)の基礎知識」と銘打って、ダブルイレブンが誕生した背景、ダブルイレブンが中国市場で爆発的に広まった理由、コロナ禍におけるダブルイレブンの最新状況について解説。

さらにはダブルイレブンを主催するアリババについて、ダブルイレブンから見えてくる中国EC市場の現状と今後の展望…など、「ダブルイレブン」に関連するテーマについても、わかりやすく解説します。

1. ダブルイレブン(W11 / 独身の日)とは何か?

11月11日はダブルイレブンで「独身の日」

ダブルイレブン(W11)とは文字通り11月11日のこと。いまでこそ、中国における一大ECセールとして中国全土にその名を知られていますが、以前は、1が並ぶことから中国では独身の日として親しまれていました。

起源は中国の大学生が1990年代に始めたイベントだと言われており、独身向けの出会いを求めるパーティーなどが盛り上がりを見せていました。

ただ、現在の中国では、ダブルイレブン=ECセールイベントという認識のほうが強いとも言われています。

ちなみに、インターネット上では、棍棒(1)が並んでいるように見えることから、ネットジョークとして光棍節とも呼ばれます。

11月11日(独身の日)に人々がショッピングをするようになった理由とは?

先述したように、11月11日とは、もともとは1990年代に大学生が始めた、独身者向けのパーティーやイベントを行う日でしたが、イベントの中で贈り物をプレゼントし合うことが流行しました。

それに目をつけたECサイト「アリババ」がダブルイレブンに合わせた販促イベントを実施したのです。

初回の販促イベントが非常に好調だったため、アリババ以外の他のECサイト企業もそれにならい、ダブルイレブンにおける売上は右肩上がりに成長し続け、今では中国最大のECイベント=「ダブルイレブン」と認知されるほどになったのです。

2. ダブルイレブンが中国市場で爆発的に広まった理由

10年足らずで売り上げが5200万元から1000億元以上に

ここからは、ダブルイレブンが中国市場で爆発的に広まった背景について見ていきましょう。

ECサイト「アリババ」が、「(独り身で)デートが出来ないならネットショッピングを楽しもう!」とECセールを始めたのは2009年。2009年には5200万元だった取引額は、2017年には1682億元となりました。なぜここまで爆発的に広まったのでしょうか?

驚異的な右肩上がりの成長を続ける中国のEC市場

ダブルイレブンが急成長を遂げた背景には、下記の2つの要因があります。

・市場規模がもともと大きいこと
・中国のECサイトの質が向上したこと

もともと人口の多い中国。国の発展に伴い、高所得者が増え、ECサイトの利用者も増えていきました。以前はあまり評判の良くなかった中国のECサイトですが、近年では取扱商品の種類や数も増え、配送速度も上がり、利用者も利用率もどんどん上がっていった、というのが大きな要因でしょう。

ネットショッピングをリアルなイベントとリンクさせる

また、本来はネットだけで完結するネットショッピングを、リアルなイベントとうまくリンクさせているのも、アリババが主催するダブルイレブンならではの特徴です。

海外の有名人を招き、参加者に商品を手渡すイベントなどをネット上で生中継。売上額をリアルタイムで大型ビジョンに映すなど、消費者をうまく煽る仕掛けを作っているのです。

3. アフターコロナにおけるダブルイレブンの最新状況

2021年のダブルイレブンには過去最大となる29万ブランドが参加

そんなダブルイレブンですが、2020年以降のコロナ禍においては、どのような状況だったのでしょうか?

直近の2021年の注目としては、アリババが運営している「天猫」の販売額が、403億人民元(約9兆7,254億円)という過去最高額を更新したことでしょう。2021年のダブルイレブンには過去最大となる29万ブランドが参加しており、その内訳として、65%の企業が中小企業、製品メーカー、新ブランドであることが発表されまSIた。

またその前年の2020年では、アリババが開催するダブルイレブンイベント「2020天猫ダブルイレブンショッピングフェスティバル」が開催されましたが、その流通総額は4,982億元と、前年の2,684億元の2倍近くの数字を叩き出していたことも記憶に新しいところです。

以上のことから、コロナ禍を経てのアフターコロナにおけるダブルイレブンの売上は全体的に好調であると見てよいでしょう。

4. ダブルイレブンを主催するアリババ(阿里巴巴集団)とは?

中国におけるEC事業のパイオニアであるアリババ

いまや中国市場における一大消費イベントである「ダブルイレブン」ですが、単なる一企業のECセールを現在のような大規模な経済効果を生み出すイベントに成長させた立役者といえば、もちろん「アリババ(阿里巴巴集団)」です。

すでにご存じの方も多いと思いますが、アリババとはかつて中国版Amazonと呼ばれることもあった中国最大のECサイトであり、中国におけるEC事業のパイオニアでもあります。

中国本土の起業家としては初めて雑誌「フォーブス」に掲載されたジャック・マーが1999年に創業して以来、BtoB、BtoC、CtoC、越境といったさまざまなユーザーを対象に多角的なECサイトを立ち上げ、さらには決済サービス「Alipay(アリペイ/支付宝)」を開発。ECサイト以外にも事業の幅を広げ、中国のキャッシュレス化を支える大企業と成長しています。

5. ダブルイレブンから見る中国EC市場の現状と今後の展望

中国国内だけでなく海外からのユーザーも増加中

最後に、ダブルイレブンから見えてくる、中国EC市場の現状と今後の展望について考察します。

前述したように、2021年のダブルイレブンには過去最大となる29万ブランドが参加。またその前年の「2020天猫ダブルイレブンショッピングフェスティバル」において、ピーク時の取引件数は1秒に58.3万件。処理した配送オーダー数は23.2億件と過去最高となった報告があります。

近年、中国のECサイトの質の向上により、中国国内だけでなく海外からのユーザーも増えています。日本でも最近は「国内のECサイトより中国のECサイトの方が面白いものがある」「商品の質も昔に比べてよくなってきた」という声が聞かれるようになりました。

中国向けの越境EC市場においても、参加国は世界各国におよび、年々増加傾向にあります。

中国のインターネット利用者数は2020年6月の時点で9億4,000万人。インターネット普及率は67.0%となっています。今後も普及率が上がればさらにECサイトの利用者が増えると予想されるため、中国EC市場の盛り上がりは今後もしばらく続いていくと見込まれます。

6. 優良な海外進出サポート企業をご紹介

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今回は「ダブルイレブン(W11 / 独身の日)の基礎知識」と銘打って、ダブルイレブンが誕生した背景、ダブルイレブンが中国市場で爆発的に広まった理由、コロナ禍におけるダブルイレブンの最新状況、ダブルイレブンを主催するアリババ、ダブルイレブンから見えてくる中国EC市場の現状と今後の展望…などについて解説しました。

中国のEC市場は質においても年々向上しており、今後も盛り上がりが期待できる市場です。すでに中国向けの越境ECには多くの日本ブランドが出展しており、5年連続売上No.1は日本となっているようですが、今後はさらに参加国が増え、競争率も上がっていくと予想されます。

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(参照文献)
・「アリババグループ、2021年の天猫ダブルイレブンでGMV(流通総額)9兆円超を達成、堅調な成長を維持」アリババニュース

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