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中国最大のECセール「618商戦」を知っていますか? | 「ダブルイレブン」と双璧を成す「618商戦」とは?

掲載日:2021年02月26日

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「618商戦」とは、中国のネット企業の最大手である京東商城(JD.com / ジンドン)が毎年6月18日に開催する中国最大のECセールのひとつです。

中国の大規模なECセールと言えば、毎年11月に大々的に開催されるダブルイレブン(W11 / 独身の日)ですが、春にも有名な大規模セールがあることをご存知でしょうか。

それが本テキストでご紹介する「618商戦」なのです。

本テキストでは、「618商戦」とは何か? 「618」商戦が広まった理由に加えて、618商戦を牽引する京東商城(JD.com / ジンドン)について、さらには618商戦から見る中国EC市場の現状と今後の展望についても詳しく解説します。

1. 「ダブルイレブン」と双璧をなす中国最大のECセール「618商戦」とは?

686商戦=京東商城(JD.com)が6月18日に開催する中国最大のECセール

「618商戦」とは、京東商城(JD.com)による、毎年6月18日付近に開催される、中国最大のECセールのひとつです。

中国の大規模なECセールと言えば、アリババ(阿里巴巴集団)による11月11日に開催される「ダブルイレブン(W11 / 独身の日)」を思い浮かべる方が多いと思いますが、本テキストにて解説する「618商戦」と呼ばれるECセールは、いわばダブルイレブンと双璧を成す、中国市場最大のECセールなのです。

後述しますが、2019年には「618商戦(セール)」が、そのダブルイレブンを売り上げで抜いたことが、EC業界で大きな話題となったことも記憶に新しいところです。

「618商戦」とは?

その名の通り、6月18日に開催されるECセールイベントである「618商戦」は、中国ECの巨大モールの一つであるJD.com(京東)が仕掛けたイベント。

ダブルイレブンより1年遅く2010年から始まっており、日にちの由来はJD.com(京東)を運営する京東商城の設立日から来ています。

セール期間は6月1日から6月18日までと、ダブルイレブンより長く設定されています。設立記念日である6月18日に最大のプロモーションが行われ、最終日にもっとも盛り上がりを見せる傾向があります。

2. 「618」商戦が中国市場で広まった理由とは?

ここからは「618商戦」が中国市場で急速に拡大していった背景について見ていきましょう。
京東以外の様々なEC企業が参入する「618商戦」
中国最大のECセールイベントである「ダブルイレブン」は、基本的にはアリババ単体で開催されており、アリババは「双十一」という名でダブルイレブンの商標を獲得しています(…とは言え、「ダブルイレブン」という言葉が中国ではすでに一般的になっており、11月11日に行われるセールは「ダブルイレブン」と呼ばれて親しまれているようですが)

「618商戦」は前述したとおりJD.com(京東)を運営する京東の設立日なのですが、なぜかこの日のセールに、アリババ傘下の天猫を始めとした、他社のECサイトが続々参入。その結果、業界全体が盛り上がる一大イベントになりました。

一般的に盛り上がっていた独身の日をアリババが独占し、逆にライバル会社の記念日を祝うイベントに他社が参入、というのは面白い現象です。618にちゃっかりアリババが参入しているというのもさすがと言えるでしょう。

ダブルイレブンは24時間限定のイベントであるのに対し、「618商戦」は2週間以上続くセール期間であるため、他社が参入しやすいというのも広まった理由のひとつです。

3. 売り上げがダブルイレブンを抜いた!? コロナ禍における「618」セールの最新状況

そんな「618セール」ですが、2020年以降のコロナ禍においては、どのような状況だったのでしょうか?

2020年のコロナ禍において「販売期間を拡大」

2019年の2大中国ECプラットフォームの双方の売上額は、ダブルイレブンにおける天猫の売上が2,684億元に対し、「618」セールにおけるJD.com(京東)の売上は2,015億元でした。

ダブルイレブンは24時間、「618」セールは2週間以上の期間ですから、1日あたりの売上で比較すると「618」はまだまだ敵わないとは言え、これだけの売上を1ヵ月もかからず達成するのはさすが中国ECの2大セールイベントです。

コロナ禍において、京東の売上は他ECサイトに比べてさほど影響は受けなかったようですが、ECサイト全体で見ると、影響は少なくなかったようです。そのため、2020年の「618」は他社との競争よりも、業界全体が第2四半期の決算によりよい数字を残すことに注力するセール期間となりました。

JD.com(京東)は2020年の「618」セールに予約期間を設け、5月21日から予約をスタートしています。

そして、JD.com(京東)の2020年「618」セール売上総額は2,692億元。2019年ダブルイレブンでの天猫の売上総額は2,684億元ですから、初めて「618」セールがダブルイレブンの売上を抜いたとして話題になりました(その後、2020年のダブルイレブンセールは期間を長く設定して開催されたため、4,982億元という圧倒的な売上総額となったのですが…)。

4. 「618商戦」を牽引する京東商城(JD.com / ジンドン)とは?

2018年には月間アクティブユーザー数が3億を突破した「京東(JD.com)」

このセクションでは、ダブルイレブンをも凌駕する勢いの「618」をスタートさせた京東商城(JD.com)について見ていきましょう。

「京東(JD.com)」とは、2014年にナスダックに上場した中国のIT企業である「京東(ジンドン)」が運営しているECサイトです。創業者はリチャード・リウ。1998年の6月18日に設立されました。

近年、中国のEC市場においてアリババに対抗する存在としてどんどん認知度を高めていき、今では中国EC業界の2大巨頭と呼ばれるまでに成長しています。

2000年代から展開してきたECプラットフォームであるJD.comは、月間アクティブユーザー数が2018年には3億を突破。ドローンや無人配送システムを使った物流効率の向上など、最新の技術を利用したサービスに注目が集まっている企業です。

5. 618商戦から見る中国EC市場の現状と今後の展望

中国国内だけでなく海外からのユーザーも増加中

中国のインターネット普及率は67.0%となっており、まだまだユーザー数にはのびしろがあると言えます。インターネット利用者数は2020年6月の時点で9億4,000万人。今後も普及率が上がればさらにECサイトの利用者が増えるため、中国EC市場の盛り上がりは今後もしばらく続いていくでしょう。

近年、中国のECサイトはどんどん質が向上しており、中国国内だけでなく海外からのユーザーも増えています。

JD.comも越境ECに力を入れており、国内ECとの差別化をはかる戦略をとっているようです。今後も中国EC市場からは目を離せません。

6. 優良な海外進出サポート企業をご紹介

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今回は「ダブルイレブン」と双璧をなす中国最大のECセール「618商戦」ついて解説しました。

中国のEC市場は質においても年々向上しており、今後も盛り上がりが期待できる市場です。すでに中国向けの越境ECには多くの日本ブランドが出展しており、5年連続売上No.1は日本となっているようですが、今後はさらに参加国が増え、競争率も上がっていくと予想されます。

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「Digima〜出島〜」編集部

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