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FDI(海外直接投資)の基礎知識 | FDIから紐解く「クロスボーダーM&A」「海外への生産拠点の移転」…ほか

掲載日:2020年10月28日

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FDIとは「Foreign Direct Investment」の略で、「海外直接投資」のことを指します。

もともとは高い関税を回避するといったシンプルな目的で行われていたこの投資方式は、時代の変化とともに、クロスボーダー(海外)M&Aのような、より複雑な国際的企業戦略へと変化を遂げています。

本テキストでは、FDIの基礎知識として、FDIがどのような投資方式なのか?から始まり、世界経済におけるFDIの最新状況や、世界経済にFDIが及ぼすメリットとデメリットについてもわかりやすく解説します。

さらに、日本企業が生産拠点を海外へ移転する理由についても、そのままFDIに置き換えて紐解いてみましたので、併せてご一読いただければ幸いです。

1. FDI(海外直接投資)とは?

FDI(海外直接投資)とは「Foreign Direct Investment」の略

FDIとは「Foreign Direct Investment」の略で、「海外直接投資」のことを指します。

海外直接投資とは「外国の企業に対して永続的に利益を獲得するため、資本を投下して事業を営むこと」を意味します。

そのFDIの定義としてはおもに2つあり、グリーンフィールド投資と呼ばれる、現地法人や子会社などを設立して、現地工場や販路を一から作る形態の投資や、投資先の国の企業を買収したりする海外企業のM&AであるクロスボーダーM&Aなどがあります。

海外直接投資(FDI)には「対外直接投資」と「対内直接投資」の2つがある

日本企業が海外の企業に対して直接投資を行うことを「対外直接投資(outward Foreign Direct Investment=outward FDI)」といい、海外の企業が日本企業に対して直接投資を行うことを「対内直接投資(inward Foreign Direct Investment=inward FDI)」といいます。

ただ、一般的にはそれぞれ「海外直接投資」「対日直接投資」と呼ぶことの方が多いので、こちらも覚えておくといいでしょう。

海外間接投資(FII)とは?

直接投資に対して、間接投資という言葉もあります。海外間接投資(FII=Foreign Indirect Investment)は、株式や債券の取得などによって、金融利潤だけを追求する投資のことです。

2. 世界経済におけるFDI(海外直接投資)の最新状況

2020年におけるFDIの最新状況

FDI(海外直接投資)はもともと、高い関税など、通商上の障壁を乗越えるための手段として使われていた投資方式ですが、自由貿易政策によって通商上の障壁も少なくなったことや、多国籍企業の出現も影響し、先進国の大企業が経営戦略として用いる投資手段へと変化しています。

また、これまでは資金の出し手も受け入れ側も先進国と、先進国同士の間でなされることの多かったFDIでしたが、2018年は新興国が投資受け入れ額(残高ベース)の3分の1を占めました。近年は中国やブラジルなど、新興国が受け入れ側となるケースが増えており、過去15年間でシェアが10ポイント以上高まるなど、新興国への投資が人気を呼んでいるようです。資金の出し手はアメリカがトップで、日本やヨーロッパなど、先進国の企業が4分の3となっています。

このように、順調に増加傾向にあったFDIですが、今年は減少する見込みです。これは、世界的に流行し、今も多くの国で感染者を増やし続けている、新型コロナウイルス感染症の影響によるものです。

2020年3月8日、国連貿易開発会議(UNCTAD)は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、2020~21年の世界の海外直接投資(FDI)が従来の予測と比べて5~15%減少するとの見通しを発表しましたが、同月26日、数値を修正し、当初の予想を3~4割下回るとの見通しを発表しています。

FDI(海外直接投資)が世界経済に及ぼす影響とは

FDI(海外直接投資)受け入れ国は、設備投資などによる生産力の向上、雇用の増加だけでなく、外国企業の技術や経営ノウハウを得ることで、自国が経済的に成長することができます。

それに対してFDIの出し手側である海外企業はFDIによって、資本や労働・技術など、自社の持っている生産要素を、国内外においてさらに効率的に活用することができます。

多くの研究によると、FDIは、受け入れ国の所得や生産性向上に対してプラスの貢献をしてきたと論じられていますが、もちろんメリットだけではありません。

FDIが世界経済に及ぼすメリットとデメリットについては次項にてわかりやすく解説します。

国際的な世界レベルの投資ルールはまだない

F国際的な経済活動においてFDIが拡大している中で、多国間でのルールを策定することの必要性がかねてより指摘されているにもかかわらず、円滑な投資活動を確保するための多国間での包括的な投資ルールは未だに作られていません。

1990年代には経済協力開発機構(OECD)において、包括的な多国間ルールの策定に向けた交渉が行われましたが、これは失敗に終わり、世界貿易機関(WTO)では発展途上国からの反対で交渉議題にもならず、世界的な投資ルールができるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。

そのため、多くの国々は二国間投資協定(BIT=Bilateral Investment Treaty ※海外投資に関する二国間の国際協定)を締結しています。

3. FDI(海外直接投資)が世界経済に及ぼすメリット&デメリット

このセクションでは、FDI(海外投資)が受け入れ国にどのような影響を与えてるのかに加えて、その結果として世界経済に及ぼすメリットとデメリットについて見ていきましょう。まずはメリットから。

FDIが世界経済に及ぼすメリット

FDIのメリットとして挙げられるのは、何と言っても受け入れ国への「雇用の増加」「技術移転」「税収の増加」でしょう。

技術移転とは、技術を保持している個人や組織(この場合はFDI出し手である先進国の個人や組織)が、別の個人や組織(この場合はFDI受け入れ国の個人や組織)に対して技術を普及するプロセスのことを意味します。

当然ですが、適正な技術が世界中に普及すれば、受け入れ国にも世界経済にもプラスの影響が生じます。

FDIが世界経済に及ぼすデメリット

投資する側にもされる側にも、双方の国に恩恵をもたらし、開発を促進するFDIですが、もちろんデメリットもあります。

FDIが及ぼすデメリットには、「国内投資の減少」や「多国籍企業による独占」「開発途上国における急激な商業化による社会的混乱」などが挙げられます。

4. FDI(海外直接投資)から見る「日本企業が生産拠点を海外へ移転する理由」

日本企業が海外に生産拠点を移転する基本的な理由は2つ

このセクションでは、FDI(海外直接投資)を背景に、日本企業が生産拠点を海外へ移転する理由について見ていきましょう。

そもそも日本企業が海外に生産拠点を移転する基本的な理由は2つありました。

①「生産拠点を市場に近づけることで輸送コストを削減する」
②「人件費の安い国で生産することにより、生産コストを削減する」

この2つの移転理由は、そのまま2つのFDI(水平的外国直接投資・垂直的外国直接投資)に置き換えることができます。

以下より、上記の2つの生産拠点の移転方法=FDIと、さらに近年の新たなFDI(生産拠点の移転方法)の形態とされている2つのFDIも加えた、合計4つのFDIについて見ていきましょう。

① 水平的外国直接投資(horizontal FDI)とは?

生産拠点を市場に近づけることで輸送コストを削減するためのFDIを「水平的外国直接投資(horizontal FDI)」といいます。

例えば日本企業が、先進国であるA国で製品を販売するにあたって、日本で製品を作って輸出するより、A国で作った方が輸送コストを節減するというケースです。

② 垂直的外国直接投資(vertical FDI)とは?

人件費の安い国で生産することにより、生産コストを削減するためのFDIを「垂直的外国直接投資(vertical FDI)」といいます。

例えば、日本企業が賃金の安い新興国であるB国で生産した製品を日本に輸入して販売することで生産コストを節減するケースです。

③ 輸出基地型外国直接投資(export platform FDI)とは?

近年では、「輸送コストと生産コストを両方節減する」という理由でFDIを行う企業も登場し、「垂直的FDI」「水平的FDI」と単純に分類できないことも増えてきました。

これまでにはなかった複雑な戦略を用いたFDIのうち、代表的な2つを加えて解説します。

例えば、日本企業が、賃金の安い新興国Bで生産した製品を先進国Aに輸出するといったケースは、「輸出基地型外国直接投資(export platform FDI)」と言われる戦略です。

④ 複合型外国直接投資(complex integration strategy)

さらに、生産費用の節減のため、中間財生産工程を低賃金国に移転し、最終財生産工程は市場となる国で行うことで輸送費用を節減するという戦略もあります。

例えば、日本企業が、賃金の安い新興国Bにある子会社で製品の部品を作り、販売先の先進国Aの子会社で最終組立をするという戦略です。生産費用と輸送費用を両方の節減できるこのFDIを「複合型外国直接投資(complex integration strategy)」といいます。

※参照:
第6回「なぜ企業は生産拠点を海外へ移転するのか?:外国直接投資の類型」独立行政法人経済産業研究所

5. 優良な海外進出サポート企業をご紹介

御社にピッタリの海外進出サポート企業をご紹介します

今回は「FDI(海外直接投資)の基礎知識」として、ついて解説しました。

もともとは通商上の障壁を乗越えるための手段として使われていたFDIは、時代の流れとともに、先進国の大企業が経営戦略として用いる投資手段へと変化してきました。

海外進出を視野に入れるならFDIについてはしっかり理解しておきたいところです。そんなFDIに含まれる「クロスボーダー(海外)M&A」にしても、グローバルマーケットにおけるスピード感を持った成長を実現していく際には非常に有効な戦略のひとつです。

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「Digima〜出島〜」編集部

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    私たちは日本企業の東南アジア・東アジア・アメリカへのグローバル展開をサポートします。

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    私たちのサービスは下記の4つのカテゴリに分かれます。

    ❖コンサルティング(プロジェクトマネージメント・フィジビリティスタディ)
    ❖マーケティング(プロモーション含む)
    ❖グローバルエージェント(海外事業展開総合サポート)
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    これまで日本企業のグローバル展開・オンライン展開の事例から得たノウハウと経験から逆算し、
    必要なサポートを何かを考えたうえでつくったサービス領域です。

    私たちが日本企業のサポートを行うサービスの根底には、
    "失敗の可能性を下げ、成功の可能性を上げること"がミッションにあります。

    ------------------------------------

    ■コンサルティング
    − プロジェクトマネージメント
    ∟ グローバル展開
    ∟ オンライン展開

    − フィジビリティスタディ/実現性・市場調査
    ∟ 有識者調査
    ∟ 企業信用調査
    ∟ 競合調査/分析
    ∟ 自社調査/分析
    ∟ 消費者調査
    ∟ パネル調査

    ------------------------------------

    ■ マーケティング
    − Webマーケティング
    ∟ SNSマーケティング
    ∟ SEO
    ∟ メールマーケティング

    − 海外テスト販売代理店
    ∟ EC
    ∟ 現地店舗

    − プロモーション
    ∟ Web
    ∟ SNS
    ∟ インフルエンサー
    ∟ 現地メディア
    ∟ 広告運用

    ------------------------------------

    ■ グローバルエージェント
    − SNS開設〜運用代行
    ∟ 海外
    ∟ 国内

    − EC出品〜運用代行
    ∟ 越境EC(自社)
    ∟ 各国ECモール

    − 販路開拓
    ∟ 販売代理店探し〜交渉〜やりとり

    − 翻訳・通訳

    − 申請・手続き業務
    ∟ FDA
    ∟ 保険

    − 法務・税務・人事・労務

    − オンライン集客代行

    ------------------------------------

    ■ クリエイティブ
    − サイト制作
    ∟ EC制作
    ∟ 多言語化サイト
    ∟ LP制作
    ∟ ほか各種サイト
    ∟ システム開発

    − コンテンツ
    ∟ スチール撮影
    ∟ 動画撮影・編集
    ∟ アニメーション制作

    ━━━━━━━━━━━━━━━━

    新規事業展開をする企業にとって言うまでもなく、失敗も成功もイメージが湧きづらいものです。
    「何をやればいい?」「何から進めればいい?」「気をつけるべきことは?」「資金はどのくらい必要?」不安や疑問は数え上げたらキリがなく、上がってくるものです。

    どのような事業推進にも”プロジェクトマネージメント"という働きはとても重要な存在だと考えていますが、特に新規事業にとっては絶対要素だと考えます。

    プロジェクトマネージメントは
    目的達成のためにゴールから逆算してプロセスを考えてリードする働きです。
    具体的には計画・進捗・作業系統化・リソース(ヒト・カネ・モノ)・時間・リスクなどの各条件を管理しながら、プロジェクト完了までチームを効率的にリードしていくことです。

    とてもシンプルに言えば、仕切り役・リーダー的存在です。
    この働きに必要な資質は以下だと考えます。

    ❖俯瞰視(Bird's-eye view)ができること
    ❖判断力・決断力(ブレない一貫性)
    ❖専門的な知識・経験
    ❖インプット力(情報収集力・傾聴力)
    ❖アウトプット力(伝達力)
    ❖ビビり力(不安だから整える、先を見て備える)

    ------------------------------------

    [俯瞰視(Bird's-eye view)ができること」
    私たちはこれまでの事例から自社リソースではかなり難しいと考えます。たとえその能力があっても、その会社での立場や愛社精神・商品/サービスへの愛情/熱意が俯瞰位置を保てず、
    主観の位置になってしまうことが原因にあります。

    [判断力・決断力(ブレない一貫性)]
    俯瞰視と同様、これまでの事例から自社リソースではかなり難しいと考えます。たとえその能力があっても、正しい判断・決断をするためには、“何か・どこか・誰かに偏らない、事実に基づいたフラットな位置”を保てる人間であることが絶対条件になります。

    [専門的な知識・経験]
    私たちはこれまでの事例からグローバル展開・オンライン展開における知識・経験を持っています。ミッションは”事業の失敗の可能性を下げ、成功の可能性を上げること”です。

    [インプット力(情報収集力・傾聴力)]
    プロジェクトに関連する情報を効率よく収集していく力、そしてチーム内の声に傾聴する力がとても大切です。
    ここで大切なのは、ただ集めるのではなく、プライオリティとセグメントを明確にして収集する情報を選択できることです。

    [アウトプット力(伝達力)]
    案件にもよりますが、多くの管理(進捗・タスク・リスク・品質・構成・コスト・リソースなど)をする中で、必要な情報を色・リズム・温度・強弱・時差・ツールで分けた伝達をしていける力が必要になります。

    [ビビり力(不安だから整える、先を見て備える)]
    “先が見えないから不安、計画が立てられない”そこがスタートです。
    このスタート地点からプロジェクトを設計・管理するために必要なセンスはまず、臆病かどうかです。
    この不安をひとつひとつ消し続ける活動がプロジェクトマネージメントの根本になります。
    自分がビビる気持ち・人がビビる気持ちに敏感に察知する力はこの分野で重宝します。


    私たちはこれら6つの資質を持つプロジェクトマネージメントという働きは、外部が担うべきことだと考えます。
    プロジェクト(計画)マネージメント(立案〜管理〜調整)はどんなことにも必要です。
    コンサル屋さんが専門用語で難しい言葉の横文字を並べる中、私たちはリアルなサポートをしていくために、必要な考え方と伝え方と、会話を重要視します。

    目標は何か。
    達成のために、いつ・だれが・なにを・どこで・どうするのか。
    目標から逆算で具体的なやるべきことを落としていくというとてもシンプルな事業推進が多くの企業にとって、”自社だけでは難しい”ことです。

    私たちは海外進出サポートという立場で携わるからこそ、事業主ではない立場で、
    貴社の事業に必要なことを考え、動かす役割として、プロジェクトマネージメントというやり方を持っています。

    スポーツで言えば選手ではなく、監督や選手の体調管理を行うコーチだと思ってください。

    事実、当社は事業主が作成する事業計画書がまだ完成していない段階から携わることが多く、
    抽象的な事業計画を具体化・実現化するサポートをしております。

    俯瞰・外部から事業推進に寄り添うことで、保てる熱・リズムが当社の存在意義になればと考えています。

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