【2024年版】海外進出企業の実態調査-外国人材の活用状況を徹底調査!
海外進出をしている日本企業は、海外ビジネス業務において、「外国人材(グローバル人材)」をどのように活用しているのか? そもそも外国人材を雇用しているのか? 雇用しているならば、その採用人数は? 役職や待遇は? 採用における課題は…?
…海外進出を検討している、あるいは海外ビジネスに携わっているビジネスパーソンならば、きっと誰もが気になっていると思います。
そこで、海外ビジネス支援プラットフォーム『Digima〜出島〜』では「海外進出を検討している/実施している企業の担当者」へのアンケート調査を実施。海外ビジネスパーソンなら誰でも気になる「外国人材の活用状況」に関する疑問への回答を含めて、日本の海外進出企業の実態を浮き彫りにしていきます。
※『Digima〜出島〜』では、毎年サービスに寄せられるビジネス相談と、海外進出企業ならびに海外進出支援企業を対象としたアンケートをもとに『海外進出白書』を発表しています。本稿は最新版である『海外進出白書2023-2024』の内容を元に再構成した記事となります
▼【2024年版】海外進出企業の実態調査-外国人材の活用状況を徹底調査!
アナタの海外ビジネスを成功させるために!
1. 海外拠点における「外国人材」の活用状況
海外事業を展開をする際に「外国人材」をいかにして活用するのか? これは全ての海外進出企業にとって重要なポイントです。
そこで海外進出支援プラットフォーム『Digima〜出島〜』では、海外進出を検討している/実施している企業の担当者」を対象に「外国人材の活用状況に関するアンケート調査」を実施しました。
本アンケートでは、質問に対する「全体の回答の割合」に加えて、同じ質問の結果を「成功企業(海外事業を3年以上実施している企業)」に限定した割合のグラフも作成。「全体」と「成功企業」の2つの調査結果を比較することで、海外進出における成功の秘訣について考察していきます。
「海外拠点」「国内拠点」双方の「外国人材の活用状況」に関する調査を実施
さらに今回の調査では「海外拠点」と「国内拠点」の2つに分けて、「外国人材の活用状況」に関するアンケート調査を実施しました。外国人材の活用と一口に言っても、海外拠点と国内拠点での雇用では、活用方法も課題も異なるからです。
まずは「海外拠点」における「外国人材の活用状況」に関するアンケート結果から発表します。
そもそも海外拠点においては、現地の外国人材を活用することは一般的です。では、彼らをどのような役職や職種で活用しているのでしょうか? また、彼らをマネジメントする上での課題とは何でしょうか?
以下より順を追って見ていきましょう。
海外進出成功企業の6割が外国人材を採用している
最初の質問は「外国人材の雇用の有無」に関してです。
先述した前提を踏まえて、上記 の1つめが「全体における割合」のグラフ、2つめが「成功企業に限定した割合」のグラフとなります。
グラフをご覧になればお分かりのように、6割以上の企業が海外拠点において「外国人人材」を雇用していないという結果になりました。
これは、できるだけ現地コストを掛けずに海外ビジネスに挑戦したいというトレンドが色濃く現れている結果と言えるでしょう。ただし、「成功企業」では逆転し、6割以上の企業が現地人材を活用していることがわかります。海外事業を成功させていく過程では、やはり現地人材の活用は必須と言って良いでしょう。
外国人材の雇用人数は? 最高役職は? 職種は?
続いて「はい」と回答した企業にのみ、4つの追加質問を実施しました。まずは3つの質問に対する結果から見ていきましょう。
海外販路拡大のための「外国人材活用」というニーズが浮き彫りに
上記の3つの質問に対する回答結果を各々見ていきましょう。
まず外国人材を雇用している企業は半数近くが11名以上を雇用しており、501名以上を雇用し
ている企業も1割を超えていることがわかります。
なお、100名以上を雇用している企業は、製造業やIT・通信業が中心となっていました。いずれにしても外国人人材を積極的に採用し、ビジネスを推進している状況が伺えます。
そのため、外国人人材を決裁職以上に据えている企業は75%以上にもなり、経営を任せている企業も40%に迫るという結果となっています。海外ビジネスを成功させるため、外国人人材の活用の重要性が増してきていることは確かなようです。
特に職種として、営業活動を任せているケースが多く、現地での営業活動に彼らの力は必須となってきています。現地の商習慣に通じ、コミュニケーションもスムーズになるからです。
ここに販路拡大のための「外国人材活用」というニーズが浮き彫りになります。
また、総務・人事での活用も多いことがわかりました。一方、商品開発や購買、広報などはまだまだ本社や日本人が担っているケースが多いようです。
外国人材活用における課題は「文化の壁」「言葉の壁」
4つめの質問は「外国人材活用における課題」についてです。
回答結果としては「文化の壁」「言語の壁」が大きく、お互いに異文化を理解し合う努力が必要とであることが伺えます。また、よく言われる「離職率の高さ」に関しても30%弱あり、課題として捉えられていることがわかります。
人材リソースが不足しつつある日本と比べ、優秀な若手人材のリソースを豊富に抱える国も多い「海外拠点」においては、それほど重要な課題ではないとする企業もいる一方で、育成コストやノウハウの流出などを鑑み、大きな課題として捉えている企業も少なくないようです。
2. 日本国内における「外国人材」の活用状況
「海外拠点における外国人材の活用状況」に続いては、「日本国内での外国人材の活用状況」についてです。
今後、多くの日本企業にとって必須となることが予測される「外国人材活用」ですが、海外拠点と比較して、国内の雇用人数はどうなっているのでしょうか? さらにその待遇は? そして、どういった国の人材の活用が多いのでしょうか?
以下より順を追って見ていきましょう。
国内拠点において外国人材を雇用している企業は48.2%
国内拠点において外国人材を雇用している企業は48.2%という結果でした。海外拠点の数値よりも大きいことから、国内における外国人材活用のニーズが増加していることが伺えます。
そのまま、日本国内における外国人材の雇用人数とその待遇、および国籍についての結果を見ていきましょう。
まずは少人数で雇用することで海外人材活用の準備をし始めている企業が増加
先述のように、外国人材を雇用している企業は48.2%という結果でしたが、雇用人数は5名以下が6割以上と活用規模はまだそれほど大きくないようです。
一方で、日本人リソースの不足から、国内拠点での外国人材活用は、日本企業において避けては通れない経営戦略となっていくことが想定されることから、その活用規模も大きくなっていくが予測されます。そして、今後はそうした国内で活躍する外国人材が、その企業の海外展開を担っていくことになるはずです。
その点からも、まずは少人数で雇用し、海外人材活用の準備をし始めている企業が増加していることが、アンケート結果にも表れていると言えます。
また、少人数でも社内に外国人を入れることで、「内なるグローバリゼーション」を意図しているケースもあるようです。実際、ベトナム人を雇用し、日本人の彼らへの見方が変わったという声もありました。
国籍は中国を中心とする東アジアが中心、活用の課題については特になしがトップ
続いては、国内における「外国人材の出身国」「外国人材活用における課題」の2つの質問についての回答です。
結果としては、まだまだ文化的にも距離的にも近く、交流の多かった東アジア、特に中国が中心です。ただし、急進しているベトナム人材を筆頭にASEAN人材の活用割合が高くなってきているのも特筆すべき点でしょう。在留資格「特定技能」をきっかけに、この数値も今後上昇していくことが予測されます。
また、待遇面で「日本人と同水準」「正社員」という回答が多いことや、マネジメントにおける課題についての回答で「特になし」という回答が最も多いことからも、優秀な外国人層が日本国内で活躍している姿が伺えます。この流れは今後も加速していくでしょう。
3. 日本企業が「外国人材」を採用する際の課題は?
最後は「日本企業が外国人材を採用する際の課題」についてのアンケート結果となります。
こちらの質問に関しても、「全体」と「成功企業」の2つの結果を比較して考察していきます。
外国人材採用の課題として大きいのは「面接での見極め」
課題として大きいのは「面接での見極め」となっていることがわかりました。
また、全体と成功企業の差異はそれほど大きくないですが、全体では「候補者集め」に苦労している企業がやや多く、成功企業においては「採用後の定着」に課題を抱えている企業が多くなっています。
貴社にピッタリの外国人材(グローバル人材)をご紹介します
「面接での見極め」に関しての対策については、「面接での質問項目を固定化する」「面接時の言語を選択できるようにする(日本語以外の実施)」「適正検査を実施する(英語や外国語対応も可)」といった方法がありますが、これまで初めて外国人材の採用を考えている日本企業にとっては、決して容易ではないでしょう。
そのような企業の多くは「言語問題」「事業推進ノウハウ不足」「現地文化の理解不足」など、たくさんのお悩みを抱えています。
この度「Digima~出島~」では、外国人材活用の専門家/グローバル人材活用の専門家と共同した、グローバル人材一括サーチサービス『開国エンジン~縁人~』を立ち上げました。
貴社と共に採用戦略を描くブレインとして働き、ご希望の採用条件にぴったりなグローバル人材をサーチするサービスです。
『開国エンジン~縁人~』にご相談いただければ、登録企業20社・登録人材2万人の中から、貴社に最適なグローバル人材をご紹介します。
『開国エンジン~縁人~』では、グローバル人材の紹介から、活用ノウハウ・事例提供まで徹底的にサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。
4. 優良な海外進出サポート企業をご紹介
貴社にピッタリの海外進出サポート企業をご紹介します
今回は「外国人材の活用状況」における日本の海外進出企業の実態を考察しました。
海外進出は日本企業にとって大きなチャンスである一方、国選びや市場分析などの準備が重要です。そこで、海外進出サポート企業や専門家の支援を受けることで、成功の確率を高めることができます。
「Digima〜出島〜」には、厳正な審査を通過した優良な海外進出サポート企業が3,000社以上登録しています。海外進出サポート企業を探すには、1社だけに絞るのではなく、複数のサポート企業を「比較する」ことがポイントです。
海外進出サポート企業は、豊富な経験と専門知識を活かし、進出先の選定から現地でのビジネス展開まで要望に沿った支援をしています。各国の最新のビジネス環境を把握し、海外展開を一歩を進めてくれるパートナーになってくれるでしょう。
海外進出を考えている企業の皆様は、ぜひ信頼できるサポート企業に相談し、海外ビジネス成功への第一歩を踏み出してください。
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