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登録支援機関の費用相場ガイド|月額・初期費用・コスト削減のポイントを解説

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登録支援機関の費用相場を初期費用・月額支援費用・追加費用の3区分で解説。安い機関と高い機関の違い、費用を左右する5要因、コスト削減ポイントまで、特定技能外国人の採用を検討する経営者・人事担当者向けに詳しく紹介します。

「登録支援機関に委託したいが、費用がいくらかかるかわからない」「相見積もりを取りたいが、比較の基準がない」——特定技能外国人の採用を検討している経営者・人事担当者からは、こうした声が多く聞かれます。

登録支援機関の費用は、初期費用・月額支援費用・追加費用という3つの区分で構成されており、機関によって体系が大きく異なります。相場感を持たずに契約すると、想定より高いコストを払い続けることにもなりかねません。

この記事では、登録支援機関の費用体系と相場、費用を左右する5つの要因、そしてコストを適切に抑えるためのポイントをわかりやすく解説します。複数機関を比較・検討する際の判断材料としてご活用ください。

この記事でわかること

  • ・登録支援機関の初期費用・月額・追加費用の相場
  • ・費用の高低を決める5つの要因
  • ・コストを抑えながら質を確保するための比較・選定のポイント

1. 登録支援機関の費用体系:何にいくらかかるか

初期費用(契約事務・入国前オリエンテーション)

登録支援機関との契約時に発生する初期費用は、1人あたり5万〜20万円程度が一般的な相場です。この費用には、入国前オリエンテーション(特定技能外国人が来日前に受ける必須の説明)の実施費用、在留資格申請書類の確認・作成補助、雇用契約書や支援計画書の整備サポートなどが含まれます。機関によってはこれらをパッケージ化して「入会金」や「登録料」と呼ぶ場合もあります。外国人労働者の国籍が多様であるほど多言語対応コストが上乗せされるケースもあるため、事前に何が含まれているかを確認することが重要です。

月額支援費用の内訳

月額支援費用は、外国人1人あたり月額1万5,000円〜3万5,000円程度が標準的な相場です。定期的な面談(四半期1回以上が義務)、生活相談対応、日本語学習支援、公的手続き補助、24時間緊急連絡窓口などが含まれます。「基本料金+オプション料金」の構成を採る機関が多く、対応言語や支援内容の充実度によって価格帯が変わります。安すぎる月額プランは支援計画の義務項目を十分に実施できない可能性もあるため、内容の確認が不可欠です。

別途発生しやすい追加費用の種類

基本料金の他に別途請求される費用として代表的なものが、在留期間更新・変更の申請代行費用です。1申請あたり3万〜10万円程度が目安で、行政書士や申請取次者が在籍する機関に委託した場合に発生します。その他にも、空港送迎(1万〜3万円)、日本語研修費(実費)、転退職時の支援費用なども別途請求されるケースがあります。契約前に「月額以外で発生しうる費用」をリスト化して確認することが重要です。

2. 費用の相場早見表

安い・標準・高めの機関の違いとは

登録支援機関の費用水準は大きく「低価格帯」「標準帯」「高価格帯」の3つに分けられます。下の表はそれぞれの目安です。

価格帯 初期費用(1人) 月額費用(1人) 主な特徴
低価格帯 5万円前後 1万5,000〜2万円 対応言語が1〜2か国語、支援内容が最低限。スタッフへの直接相談が難しいケースも
標準帯 8万〜15万円 2万〜3万円 主要国籍に対応、生活相談・面談・申請補助を含む。実績ある機関が多い
高価格帯 15万〜20万円以上 3万〜3万5,000円以上 多言語対応・在留申請代行・人材紹介も兼業。トータルサポートを求める企業向け

低価格帯の機関が必ずしも質が低いわけではありませんが、支援内容の過不足がないかを比較することが重要です。月額が安くても、問題が発生するたびに追加費用が発生する場合は、結果的にコストが割高になることもあります。

3. 費用を左右する5つの要因

①対応言語・国籍の専門性

対応できる言語の数が多いほど、機関の運営コストは高くなります。ベトナム語・インドネシア語・フィリピン語(タガログ語)・ネパール語など、ネイティブレベルの通訳・翻訳スタッフを複数言語で確保するには相応のコストがかかるためです。採用予定の外国人の国籍が決まっている場合は、その言語に強い機関を選ぶことで、費用と支援品質のバランスが取りやすくなります。

②在留資格申請の有無

登録支援機関の本来の役割は「支援計画の実行」であり、在留資格の申請代行は必須業務ではありません。しかし行政書士や申請取次者を抱える機関であれば、追加費用で在留期間更新や在留資格変更の申請も委託できます。自社でこれらの手続きをできる担当者がいない場合は、申請代行も依頼できる機関を選ぶ方が結果的に合理的です。ただし申請代行が含まれる分、費用は1〜3割程度高くなります。

③支援人数と規模割引

委託する外国人の人数が増えるほど、1人あたりの月額費用が下がるケースが多くあります。たとえば1〜5人なら月額2万5,000円でも、10人以上になると2万円程度に割引される、といった段階的な料金設定を採用している機関は少なくありません。複数名を採用する計画がある場合は、スケールメリットを活かせる機関を選ぶことでトータルコストを圧縮できます。

④地域差(都市部vs地方)

登録支援機関の費用は、都市部よりも地方の方がやや割安になる傾向があります。東京・大阪などの大都市圏の機関はスタッフ人件費や事務所コストが高い反面、実績と対応言語の幅が広い傾向があります。一方、地方の機関は費用が抑えられる半面、対応可能な言語や国籍に限りがある場合もあります。現場が地方でも、オンライン面談などに対応している都市部の機関を選ぶ選択肢も増えてきています。

⑤人材紹介との兼業か否か

人材紹介事業と登録支援機関を兼業している会社に委託する場合、紹介手数料込みの総合費用として見積もられることがあります。採用・マッチングから入国後の支援まで一括で委託できる利便性がある一方、費用の内訳が不明瞭になりやすい側面もあります。紹介手数料と支援費用を分けて提示してもらい、それぞれの相場と比較することが重要です。

4. 費用を抑えるためのポイント

複数機関の相見積もりと比較方法

費用を適正に抑えるための最も有効な手段は、複数の登録支援機関から相見積もりを取ることです。その際は「月額費用だけ」ではなく、初期費用・追加費用・更新時費用を含めた1年間のトータルコストで比較することが重要です。月額が安くても初期費用が高い機関、または追加費用が多く発生するパターンも多く存在します。

対応言語と国籍の範囲、支援計画に含まれる項目、在留申請代行の有無と費用、緊急連絡の対応体制(24時間か平日のみか)、実績企業の業種と規模——これらを同条件で揃えて比較することで、費用の妥当性が判断しやすくなります。

自社支援と委託の組み合わせ

支援計画のすべてを登録支援機関に委託する必要はなく、企業自身が一部を担う「自社一部実施」という方法も選択肢の一つです。たとえば、定期面談や日常的な生活相談対応は自社担当者が行い、行政手続き補助や在留申請代行のみを機関に委託するといった形です。ただし、特定技能制度の義務支援項目(入国前オリエンテーション、住宅確保支援、定期面談等)はすべて適切に実施される必要があります。自社でカバーできる範囲を事前に整理してから機関と交渉することで、委託範囲を絞りコストを下げることができます。

5. よくある質問(FAQ)

Q1. 登録支援機関への委託は義務ですか?

特定技能外国人を受け入れた企業は、支援計画を策定・実行する義務がありますが、それを自社で行うか登録支援機関に委託するかは企業が選択できます。ただし自社で行う場合は、一定の要件(過去2年以内に中長期在留者を継続的に雇用した実績など)を満たす必要があります。

Q2. 費用は全額損金(経費)になりますか?

登録支援機関への委託費用は、原則として外国人労働者の雇用に関する業務委託費として経費計上が可能です。ただし税務上の取り扱いは個別の状況によって異なる場合があるため、詳細は顧問税理士等にご確認ください。

Q3. 安い機関は支援品質に問題がありますか?

価格が低いことが直接的に品質の低さを示すわけではありません。対応国籍を絞ることでコストを抑えている機関や、地方ならではのコスト構造で価格を抑えている機関もあります。重要なのは支援内容の確認と、実績・評判の調査です。
ただし注意が必要なのは、義務的支援(四半期1回以上の定期面談など)を怠った場合、受け入れ企業側が改善命令・受入停止措置といった行政処分を受けるリスクがある点です。費用の安さが支援義務の不履行につながるケースでは、企業のコンプライアンスリスクに直結します。

Q4. 複数名を採用する場合は割引交渉できますか?

多くの登録支援機関では、委託人数が増えるほど1人あたりの月額費用が下がる段階的な料金設定を採用しています。また、同一機関に複数名まとめて委託する場合は個別交渉も可能なケースがあります。採用計画を明示したうえで見積もりを依頼することをおすすめします。

Q5. 登録支援機関はいつでも変更できますか?

双方が合意すれば変更・解除が可能です。ただし変更の際は、出入国在留管理庁(入管庁)への届出が必要で、外国人本人への影響を最小限にするための引き継ぎも欠かせません。

6. まとめ

登録支援機関の費用は、初期費用5万〜20万円・月額1万5,000円〜3万5,000円が一般的な相場ですが、対応言語・在留申請の有無・委託人数・地域・兼業有無によって大きく変動します。コストを適正に管理するためには、月額だけでなく年間トータルで比較すること、自社でカバーできる支援範囲を整理して委託範囲を絞ること、複数機関から相見積もりを取ることが重要です。下の表を参考に、自社の採用計画を整理してから比較・検討を進めてください。

費用区分 相場目安(1人) ポイント
初期費用 5万〜20万円 入国前オリエンテーション・書類整備など含む
月額支援費用 1万5,000〜3万5,000円 定期面談・生活相談・24時間対応等
在留申請代行 3万〜10万円(1申請) 行政書士・申請取次者がいる機関のみ
その他追加費用 実費 空港送迎・日本語研修・転退職時支援など
5年間トータル目安 約160〜200万円 初期10万+月2.5万×60ヶ月+更新申請2回。1ヶ月あたり実質約2.7〜3.3万円

7. 優良な登録支援機関・外国人採用サポート企業をご紹介

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参考文献

・出入国在留管理庁「1号特定技能外国人支援・登録支援機関について」
 https://www.moj.go.jp/isa/policies/ssw/supportssw.html
・出入国在留管理庁「登録支援機関の登録申請」
 https://www.moj.go.jp/isa/applications/procedures/nyuukokukanri07_00183.html

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