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Klookなど体験予約サイトへの掲載ガイド|Viator・KKday・GetYourGuideの選び方と予約を増やすコツ

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訪日客向けの体験・ツアーを提供する事業者や自治体・DMO向けに、Klook・Viator・KKday・GetYourGuideの4つの体験予約サイトへの掲載方法を解説。各社の公式情報と国の資料で確認できた範囲で、得意な地域、登録と審査、手数料、旅行業法の注意点、複数サイトの在庫管理までを整理します。

観光庁の「インバウンド消費動向調査 2025年 年次報告書」によると、観光・レジャー目的の訪日客の86.5%は、航空券や宿泊を個別に手配しています。ツアー商品や航空券の申し込みは85.3%がウェブサイト経由です。出発前に役立った情報源はSNS(43.3%)と動画サイト(39.6%)が上位で、多くの訪日客は旅マエ(出発前)にネットで調べ、自分で予約します。
体験を選ぶ場面で存在感を持つのが、Klook(クルック)やViator(ヴィアター)などの体験予約サイトです。
本記事では、体験・ツアーを提供する事業者と自治体・DMOの方に向けて、4つのサイトの違いと掲載の流れ、予約を増やす運用を解説します。

この記事でわかること

  • ・体験予約サイトの仕組みと、Klook・Viator・KKday・GetYourGuideの違い
  • ・登録と審査の流れ、公式に確認できる手数料・掲載料
  • ・旅行業法など、掲載前に確認しておきたい注意点
  • ・掲載ページの作り方、口コミ対応、複数サイトの在庫管理

1. 体験予約サイトとは?訪日客集客での役割

仕組み(掲載→予約→催行→手数料)と、自社サイト予約との違い

体験予約サイトは、OTA(Online Travel Agent:オンラインの旅行予約サイト)のうち、体験やツアーを扱うものです。「事業者が商品を掲載→旅行者が予約・決済→事業者が催行(体験を実施すること)→サイトが手数料を引いて売上を支払う」が基本の流れです。
KKdayの事業者向けページは、旅行者の事前決済、売上の一時預かり、国内外の銀行口座への振込という流れを示しています。Viatorは、変更やキャンセルに備えて支払いを旅行日以降に処理するとしています。
自社サイト予約との違いは、集客と決済をサイトが担う代わりに手数料がかかる点です。海外で無名の事業者でも、多言語のページと海外の決済手段で世界の旅行者に届きます。販路全体の考え方は「訪日外国人に体験型ビジネスで集客する方法」をご覧ください。

主な4サイトの特徴(得意な国・地域、得意なジャンル)の比較表

東北運輸局の「OTAの概況および特徴と標準的なフォーマットの利用マニュアル」(第3版、2022年12月)は、各サイトへのアクセスが多い国・地域と、掲載の多いジャンルを次のようにまとめています。

サイト アクセスの多い国・地域 掲載の多いジャンル 登録時の特徴
Viator 米国46.47% 観光地周遊・食事・貸し切り 日本語の登録ページあり
GetYourGuide 米国43.02% 観光地周遊・貸し切り・文化・歴史遺産 英語が中心(2022年時点。現在はヘルプに日本語記事あり)
Klook 台湾23.63%・シンガポール22.50%・香港14.77% 観光地周遊・自然観光・乗り物 日本語対応、担当者と面談
KKday 台湾51.96% 観光地周遊・自然観光・文化・歴史遺産 日本語対応、担当者と面談

(出典:東北運輸局、2022年12月。サイト全体へのアクセスの国別割合で、訪日旅行の入国制限が続いていた時期の資料です。現在の傾向は登録時に各社へ確認してください)

2. 掲載までの流れ

登録と審査(必要な情報・書類、審査にかかる期間)

どのサイトも、事業者アカウントの登録、本人・事業の確認、商品ページの作成と審査、掲載の順に進みます。
GetYourGuideは自ら催行する事業者(個人事業主を含む)だけを受け入れ、転売業者、複数事業者の商品をまとめる事業者、他のOTA、DMC(地域の手配会社)、未登録の個人ガイドは対象外です。自治体・DMOが地域の体験を紹介する場合は、各事業者の名義で登録してもらう形が基本です。法人は登記上の正式名称と登録番号、担当者の写真付き身分証が必要です。確認手続きの承認は数分から、手動確認なら最大48時間。商品の審査は多くが数日以内としています。
Viatorは、商品の提出前に身分証またはアカウントの本人確認を求め、提出後は専任チームが公開までを支援します。
KlookとKKdayは、東北運輸局の資料によると、申請後に日本語の担当者から連絡があり、打ち合わせを経て掲載が決まります。同じ地域の類似商品の有無も見られるため、他の商品との違いを説明できるよう準備しておきましょう。

手数料・料金の考え方(手数料込みの価格設定・キャンセル規定)

公式ページで数字まで確認できたのはViatorです。商品ごとに1回限り29米ドル(返金不可)の掲載手数料がかかり、その後は成立した予約に対してのみ手数料を払います。料率は地域によって異なります。
GetYourGuide、Klook、KKdayは公開ページに料率の記載がありません。契約・商品によって異なるため、登録時に必ず確認してください。
価格は、販売価格から手数料を引いた額が手取りになる前提で決めます。GetYourGuideは、入場料など参加に欠かせない費用をすべて販売価格に含めるよう定めています。当日に追加料金を集める設計は避けましょう。
キャンセル規定も事前に決めます。Viatorには、24時間前までなら全額返金の「標準」、返金なしの「全販売確定」、事業者が段階を決める「カスタム」の3種類があります。GetYourGuideは、説明文のキャンセル条件と設定した規定の一致を求めています。

旅行業法など事前に確認すること(宿泊・交通を含む商品、保険)

旅行業法では、報酬を得て運送や宿泊の手配などを行う事業に旅行業の登録が必要です。観光庁は2020年12月の通知で、乗馬体験やカヤック、ウォーキングツアーなどの観光アクティビティを、運送・宿泊以外の「運送等関連サービス」と整理しています。運送や宿泊を伴わずにこれだけを申し込む場合は、運送・宿泊に「付随」するとは認められないとしています。そのため自社の体験だけを販売する場合は、通常は旅行業に当たりません。
注意したいのは、他社の宿泊や貸切バスなどを組み合わせて一つの商品として売る場合です。登録が必要になることがあり、区分には営業所のある市町村と隣接市町村などに範囲を限る地域限定旅行業もあります。また観光庁は、自治体が関与するツアーに関する参考資料(2017年)で、自家用車(白ナンバー)による有償の送迎の可否は道路運送法で判断すると説明しています。迷う商品は、都道府県の旅行業担当や専門家に確認しましょう。
保険は、GetYourGuideが該当する場合の有効な保険加入を条件にしています。2026年9月からは一部の市場で、保険証書や許認可の書類提出を求める確認も試行されています。東北運輸局の資料でも、KlookとKKdayの入力項目に保険の情報があります。賠償責任保険などへの加入を掲載前に確認しておくと安心です。

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3. 予約を増やす運用のポイント

掲載ページの作り方(写真・英語の説明・集合場所・所要時間)

掲載ページは、予約前の不安をなくせる内容にします。GetYourGuideの品質ガイドラインは、タイトルを地名から始め「Cooking Class」など体験の種類を入れること、1枚目に鮮明で体験が伝わる写真を使い、実際と違う素材写真を使わないことを定めています。「Half-Day」は4〜7時間の商品に限るといった表記の決まりもあります。
英語の説明文では、何をするか、料金に含まれるもの・含まれないもの、参加できない人(年齢・持病など)、持ち物を具体的に示しましょう。
東北運輸局の標準フォーマットは、集合場所の住所と地図のURL、駅からのアクセス、所要時間、最少・最大人数などを一度まとめ、各サイトに転記する使い方を勧めています。共通の商品情報を先に1枚に整えると、複数サイトへの掲載が楽になります。なお、GetYourGuideは説明文に電話番号や自社サイトを書いて直接予約を促すことを禁じています。

口コミの集め方と返信

体験予約サイトでは、口コミの数と評価が次の予約を左右します。Viatorは、トリップアドバイザーの口コミ基盤で信用を積み上げられる点を事業者向けに打ち出しています。
体験の最後に投稿をお願いする一言を添え、写真を送るときに投稿画面を案内するのが自然です。国籍ごとに使われる口コミサイトの違いは「訪日外国人の口コミを増やす方法」で解説しています。
返信にも決まりがあります。GetYourGuideでは、返信できるのは投稿から30日以内の口コミで、10語を超えないと商品ページに表示されません。返信は旅行者の言語に自動翻訳されます。宣伝文や定型文は避け、予約の詳細にも触れないよう求めています。返信は1件につき1回で、送信後は編集できません。

複数サイトの在庫管理(予約管理システムとの連携・ダブルブッキング対策)

複数のサイトに同じ枠(在庫)を出すと、同じ回に予約が重なるダブルブッキングが起こりえます。
対策の1つ目は、枠をサイトごとに割り振る方法です。東北運輸局の資料では、KKdayの入力項目に「提供可能在庫数」があり、「1日1件」が例示されています。
2つ目は、予約管理システムとの在庫連携(システム同士で空き状況を自動で同期すること)です。Viatorは100以上の予約システムと連携できるとしています。GetYourGuideもAPI(システム同士をつなぐ仕組み)で空き状況と価格を読み取り、予約を事業者側に送ります。Klookも管理画面で在庫を一か所で管理できると案内しています。
連携できるかは各サイトの対応一覧で確かめ、予約の締め切り時刻を全サイトでそろえると重複を防ぎやすくなります。ただしGetYourGuideは新規予約の締め切りを開始の10時間前より早くできないため、これより前に締める場合は枠の割り振りで対応します。システムの選び方は「多言語予約システムの選び方」が参考になります。

4. よくある質問(FAQ)

Q1. 体験予約サイトへの掲載に費用はかかりますか?

Viatorは商品ごとに1回限り29米ドルの掲載手数料と、成立した予約ごとの手数料がかかります。ほかの3サイトは公開ページに料率がなく、登録時の確認が必要です。

Q2. 体験だけを販売する場合も旅行業の登録が必要ですか?

自社の体験だけを販売する場合は、運送・宿泊に付随するとは認められないため、通常は旅行業に当たりません。他社の宿泊や交通を組み合わせて売る場合は、都道府県の旅行業担当に確認しましょう。

Q3. 登録から掲載までどれくらいかかりますか?

GetYourGuideは事業者の確認が数分から最大48時間、商品の審査は多くが数日以内です。KlookとKKdayは担当者との打ち合わせを経るため、準備状況によって変わります。

5. まとめ

英語圏を狙うならViatorやGetYourGuide、台湾や香港などアジアを狙うならKlookやKKdayが候補です。
掲載前に手数料を確かめて価格を決め、キャンセル規定をそろえ、宿泊や交通を組み合わせるなら旅行業法を確認しましょう。掲載後はページの質、口コミへの返信、在庫の管理で予約を積み上げていきます。

6. 優良な海外進出サポート企業をご紹介

「Digima〜出島〜」には、厳正な審査を通過した優良な海外進出サポート企業が多数登録しています。

体験予約サイトへの掲載は、英語の商品ページや写真、予約管理、海外への発信までが一続きです。インバウンド集客に実績のある企業に相談すれば、自社や地域の体験に合った進め方を描けます。
無料でご相談いただけますので、お気軽にお問い合わせください。

参考文献

・観光庁「インバウンド消費動向調査 2025年 年次報告書」
 https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/002020010.pdf
・東北運輸局「OTAの概況および特徴と標準的なフォーマットの利用マニュアル」(第3版、2022年12月)
 https://wwwtb.mlit.go.jp/tohoku/content/000346500.pdf
・観光庁「旅行業法第2条に規定する「旅行業」の取扱いについて」(2020年12月)
 https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001892075.pdf
・観光庁「旅行業法概要」
 https://www.mlit.go.jp/kankocho/seisaku_seido/ryokogyoho/ryokogyohogaiyo.html
・観光庁「自治体が関与するツアー実施に係る旅行業法上の取扱い」に関する参考資料
 https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/810001386.pdf
・Viator「サプライヤーページ」
 https://supplier.viator.com/sign-up-info
・Viator「Viator Partner Glossary」
 https://partnerresources.viator.com/travel-commerce/glossary/
・GetYourGuide「Activity Quality Guidelines」
 https://supply.getyourguide.support/hc/en-us/articles/29184465026845
・GetYourGuide「Supply Partner Help Center」(登録・確認、審査、口コミ返信、予約システム連携の各記事)
 https://supply.getyourguide.support/hc/en-us
・Klook「Klookに出店しませんか?」
 https://merchant.klook.com/ja/introduction
・KKday「KKdayサプライヤー登録」
 https://www.kkday.com/ja/kk/supplier

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