フィリピンで成功できる(かもしれない)新ビジネスモデル13選 【中編】

2018年のフィリピンにおいて、大きなビジネスチャンスの可能性がある「新規ビジネス」の数々をご紹介します。
今回の中編では【教育関連ビジネス】を解説します。
本シリーズでは、インターネット上に掲載された、ローカルのフィリピン人や欧米人が運営するブログやコラムなどをリサーチし、比較的新しいとされるビジネスや、フィリピンで芽が出始めていると思われるビジネスをピックアップ。
その中でも【日本人が比較的参入しやすい】新規ビジネスを筆者独自の視点でまとめました。
※本シリーズは、前編・中編・後編の3回に分けての連載となります
▼ フィリピンで成功できる(かもしれない)新ビジネスモデル13選 【中編】
▼アナタのフィリピンビジネスを成功させるために
1. PC系のソフトウェア教室
高まるソフトウェア人材の需要

オンライン上における動画広告の台頭、画像ファイルの使用拡大を背景に、画像処理、動画処理系のソフトウェア人材の需要が高まっています。
その中でも特に需要があるのが、Final Cut, QuickBooks, Photoshop、CADなどのソフトウェア。例えばPhotoshopのフリーランスの場合はフィリピンでの最安レートで1時間3ドル程度。スキルの高い人でも10ドル未満で、コスト面からフリーランスの需要はどんどん伸びている状況です。
オンラインで学べる有料のサービスもありますが、人口ボーナスが続いているフィリピンでは、子供への教育の場として、あえてオフラインを売りにしたソフトウェア教室の方が可能性があるかもしれません。
2. 料理教室
高度経済成長の中での家庭料理への回帰

料理教室と一口にいっても、大きくわけて2つの種類があります。
① プロを目指す人を対象とした、資格取得や専門的な技術を学ぶ各種学校や専門学校
② 家庭料理をメインとし、個人の技術の向上を目的とした、趣味やコミュニケーションのための料理教室
ここでは後者の「料理教室」をピックアップしますが、そもそも日本では料理学校の数が年々減少しています。(全国料理学校加
盟校数は2007年が456校、2014年で416校)。
近年、日本を含む先進国の多くで、「結婚した女性が家庭でおいしい料理作りに励むことは当たり前」とされた価値観は薄れています。また、若い女性の興味を引く様々な稽古事も増加していることから、料理教室の需要が減っているのだと思います。
しかし、フィリピンでは、まさに今こそが「料理教室」を開講するチャンスかもしれません。
確かに、自家用車が購入できるような中間層の人口が増えてることで、外食産業はますますマーケットを拡大しています。しかしフィリピンは外食だけでなく内食(家庭での食卓)も重視する文化を持っています。
高度経済成長が続く中、一部の人々が伝統的な価値観に回帰する動きは、新興国の多くで見られる現象でもあります。現地で生活していると、ホームパーティーなどで出される料理からも、人々の嗜好の変化が感じられます。
3. 語学留学生に+αを提示するビジネス
短期留学生に提示する「次のステップ」

海外からのフィリピン・セブ島への留学生は年間40,000人を越えています。すでにブームとなって久しいも英語留学ですが、それ以外にもビジネスチャンスは存在します。
そもそも言語学習では、学習中の言語をつかって別の何かを学ぶことで、高い学習効果が得られることが認められています。
例えば、セブでは日本人が英語でプログラミングを学べるスクールがよく見受けられます。同じように、英語を使用したダンスや音楽などのエンターテインメント系のスクールにも大いに可能性があるはずです。それこそ、ヨガやエアロビなど、ダンスが得意で英語が堪能なフィリピン人のインストラクターにレクチャーを受けることで、英語+αのことが学べるはずです。
これらは、短期の英語留学を繰り返している留学生に、語学留学の+αである「次のステップ」として提示できるビジネスと言えるでしょう。
4. 学用品・教育用品
とにかく子供の数が多いフィリピン

フィリピンの子どもたちが使っている学用品を見ると、ノート、鉛筆など、その全てにおいてクオリティーが感じられません。かと言って値段がそんなに安いわけでもありません。ならばと文具店に行ったところで、安くて良い商品もなかなか見つかりません。そもそも筆箱自体を持っている児童や学生自体が少ないように思います。
そんなフィリピンの現状だからこそ、学用品・教育用品を販売するビジネスに可能性があるのです。
例えば…私立の学校と提携し安価でクオリティの高い学用品を販売する…さらに、日本とは違って、これまで児童や学生の全員が購入するものではなかった学用品(例えば筆箱など)の購入を義務付けさせる…といった、学用品・教育用品を販売するビジネスです。
あと25年は人口ボーナスが継続すると予想されているフィリピンは、とにかく子供の数が多いのです。首都圏では変化が見られるものの、フィリピン全土としては、末広がりの人口ピラミッドの裾野はますます広がっていきます。このような状況を顧みても、教育産業全般に大きな可能性があることは言うまでもありません。
5. 一気に需要が拡大した教育ビジネス
日本の高度経済成長期に酷似している現在のフィリピン
現在のフィリピンの人口ピラミッドを見てみると、1960年代における日本の高度経済成長期のそれに酷似しています。
当時の日本で一気に需要を伸ばした「教育関連ビジネス」ですが、右肩上がりの経済成長を続ける現在のフィリピンにおいても、大きな可能性に満ちています。
例えば、1954年に生徒数150名でスタートした日本の「ヤマハ音楽教室」は、10年後の1963年には生徒数が20万人に達していたといいます。教育関連ビジネスに限らず、成長期の日本で大きく飛躍したビジネスモデルのフレームを、ここフィリピンでトレースしてみるのも面白いかも知れません。
■企画/構成
株式会社クリエイティブコネクションズ&コモンズ
Founder:三宅一道(ミンダナオ日本人商工会会頭)
6. 優良なフィリピン進出サポート企業をご紹介
御社にピッタリのフィリピン進出サポート企業をご紹介します
「Digima〜出島〜」には、厳選な審査を通過した優良なフィリピン進出サポート企業が多数登録しています。当然、複数の企業の比較検討も可能です。
「フィリピン進出の戦略についてサポートしてほしい」「フィリピンでの事業計画立案のアドバイスがほしい」「フィリピンに進出したいが何から始めていいのかわからない」…といった、多岐に渡るフィリピン進出におけるご質問・ご相談を承っています。
ご連絡をいただければ、海外進出専門コンシェルジュが、御社にピッタリのフィリピン進出サポート企業をご紹介いたします。まずはお気軽にご相談ください。
(当コンテンツの情報について)
当コンテンツを掲載するにあたって、その情報および内容には細心の注意を払っておりますが、掲載情報の安全性、合法性、正確性、最新性などについて保証するものではないことをご了承ください。本コンテンツの御利用により、万一ご利用者様および第三者にトラブルや損失・損害が発生したとしても、当社は一切責任を負わないものとさせていただきます。
海外ビジネスに関する情報につきましては、当サイトに掲載の海外進出支援の専門家の方々に直接お問い合わせ頂ければ幸いです。
この記事が役に立つ!と思った方はシェア
海外進出相談数
27000
件突破!!
最適サポート企業を無料紹介
コンシェルジュに無料相談
この記事をご覧になった方は、こちらの記事も見ています
オススメの海外進出サポート企業
-
YCP
グローバル22拠点✕800名体制で、現地に根付いたメンバーによる伴走型ハンズオン支援
<概要>
・アジアを中心とする世界21拠点、コンサルタント800名体制を有する、日系独立系では最大級のコンサルティングファーム(東証上場)
<サービス特長>
・現地に根付いたローカルメンバーと日本人メンバーが協働した伴走型ハンズオン支援、顧客ニーズに応じた柔軟な現地対応が可能
・マッキンゼー/ボストンコンサルティンググループ/ゴールドマンサックス/P&G/Google出身者が、グローバルノウハウを提供
・コンサルティング事業と併行して、当社グループで展開する自社事業群(パーソナルケア/飲食業/ヘルスケア/卸売/教育など)の海外展開実績に基づく、実践的なアドバイスを提供
<支援スコープ>
・調査/戦略から、現地パートナー発掘、現地拠点/オペレーション構築、M&A、海外営業/顧客獲得、現地事業マネジメントまで、一気通貫で支援
・グローバル企業から中堅/中小/スタートアップ企業まで、企業規模を問わずに多様な海外進出ニーズに応じたソリューションを提供
・B2B領域(商社/卸売/製造/自動車/物流/化学/建設/テクノロジー)、B2C領域(小売/パーソナルケア/ヘルスケア/食品/店舗サービス/エンターテイメントなど)で、3,000件以上の豊富なプロジェクト実績を有する
<主要サービスメニュー>
① 初期投資を抑えつつ、海外取引拡大を通した円安メリットの最大化を目的とする、デジタルマーケティングを活用した海外潜在顧客発掘、および、海外販路開拓支援
② 現地市場で不足する機能を補完し、海外事業の立ち上げ&立て直しを伴走型で支援するプロフェッショナル人材派遣
③ アジア圏での「デジタル」ビジネス事業機会の抽出&評価、戦略構築から事業立ち上げまでの海外事業デジタルトランスフォーメーションに係るトータルサポート
④ 市場環境変動に即した手触り感あるインサイトを抽出する海外市場調査&参入戦略構築
⑤ アジア特有の中小案件M&A案件発掘から交渉/実行/PMIまでをカバーする海外M&A一気通貫支援
⑥ 既存サプライチェーン体制の分析/評価/最適化、および、直接材&間接材の調達コスト削減 -
GLOBAL ANGLE Pte. Ltd.
70か国/90都市以上での現地に立脚したフィールド調査
GLOBAL ANGLEは海外進出・事業推進に必要な市場・産業調査サービス、デジタルマーケティングサービスを提供しています。70か国90都市以上にローカルリサーチャーを有し、現地の言語で、現地の人により、現地市場を調べることで生きた情報を抽出することを強みとしています。自社オンラインプラットホームで現地調査員管理・プロジェクト管理を行うことでスムーズなプロジェクト進行を実現しています。シンガポール本部プロジェクトマネージメントチームは海外事業コンサルタント/リサーチャーで形成されており、現地から取得した情報を分析・フォーマット化し、事業に活きる情報としてお届けしております。
実績:
東アジア(中国、韓国、台湾、香港等)
東南アジア(マレーシア、インドネシア、ベトナム、タイ等)
南アジア(インド、パキスタン、バングラディッシュ等)
北米(USA、メキシコ、カナダ)、南米(ブラジル、チリ等)
中東(トルコ、サウジアラビア等)
ヨーロッパ(イタリア、ドイツ、フランス、スペイン等)
アフリカ(南アフリカ、ケニア、エジプト、エチオピア、ナイジェリア等) -
株式会社ダズ・インターナショナル
東南アジア・東アジア・欧米進出の伴走&現地メンバーでの支援が強み
私たちは東南アジア・東アジア・欧米進出の伴走サポートを強みとしております。
対応する主要各国にメンバーを配置し、海外進出後も支援できる体制を整えています。
事業開始から20年弱、850社を超える成功も失敗も含めた実績・ノウハウから積極的に支援します。
昨今の国際情勢を見てみると良くも悪くも変動性が高く、かつウェブ・SNS等の膨大な情報が仇となり、
リアルタイムかつ最適な情報を獲得することが難しい時代です。
私たちはこの状況に対応すべく、現地のリアルを理解し、支援できる体制づくりにこの数年力を入れています。
特に強化しているエリアは現在日本企業の進出が増加傾向にあるASEAN各国です。
2025年、カンボジア・プノンペンにも新しい拠点を追加しております。
どの国が最適か?から始まる、海外進出のゼロ→イチを伴走する支援をさせていただきます。
------------------------------------
■サポート対象国(グループ別)
海外進出支援や活用・生活を支援する対象とする国は以下の通りです。
※サポート内容により、対応の可否や得意・不得意な分野はあります。
↳欧米(アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ)
↳アジア①(タイ・カンボジア・ベトナム・マレーシア・インドネシア・フィリピン・ラオス)
↳アジア②(日本・香港・シンガポール・台湾・韓国)
↳アジア③(ドバイ・サウジアラビア・インドバングラデシュ・モンゴル・ミャンマー)
------------------------------------
■海外進出(前)支援
日本企業の海外ビジネスのゼロイチを共に考え、目標達成のために共に動くチーム
対象法人:これから海外進出を開始する企業 / 海外事業担当者不在、 もしくは海外事業担当者が不足している企業
契約形態:①伴走支援(月額 10万円〜)②スポット支援(施策により変動)
『ポイント』
✓ゼロ地点(「海外で何かやりたい」のアイデア段階)から伴走サポート
✓BtoB・BtoC・店舗開業など幅広い進出支援に対応
✓現地で対応する駐在スタッフを各国に配置
✓現地で専門分野に特化したパートナー企業・個人と提携
『対応施策』
⚫︎海外進出の準備・設計・手続き/申請サポート
↳各種市場調査・事業計画設計(稟議書策定) /会社設立/FDA等申請等
⚫︎BtoC販売促進サポート
↳マーケティング企画設計/分析/SNS運用/ECモール出品〜運用
↳プロモーション(広告運用/インフルエンサー施策含む)/各種制作
⚫︎BtoB販路開拓サポート
↳現地パートナー起業候補の探索〜交渉〜契約/展示会サポート
↳セールスマーケティングキット制作
⚫︎飲食店開業サポート(ほか店舗開業サポート含む)
↳エリアマーケティング〜テナント居抜き探索
↳現地人材候補の探索〜交渉〜契約/現地店舗運営代行
------------------------------------
■海外進出(後)支援
現地日系企業の現地での集客課題を共に考え、目標達成のために共に動くチーム
対象法人:すでに海外へ進出済みの企業 / マーケティング関連業務の担当者不在、もしくは不足している企業
契約形態:①伴走支援(月額 500ドル〜)②スポット支援(施策により変動)
『ポイント』
✓丸投げ(担当者もいない・知識もない)ウェルカムの代行サポート
✓BtoB・BtoC・店舗運営など幅広い集客支援に対応
✓現地で対応する駐在スタッフを各国に配置
✓現地で専門分野に特化したパートナー企業・個人と提携
『対応施策』
⚫︎マーケティング関連施策サポート
↳各種マーケティングリサーチ
↳デジタルマーケティング全般の企画設計/分析/PDCA改善
⚫︎セールス支援サポート
↳インサイドセールス全般(営業代行/メルマガ配信)
⚫︎各種プロモーションサポート
↳MEO/SEO/リスティング広告/インフルエンサーマーケティング
↳EC運用/SNS運用
⚫︎各種制作サポート
↳サイト/LP/ECサイト/オウンドメディア/コンテンツ(記事・動画)
------------------------------------ -
株式会社東京コンサルティングファーム
【26ヵ国39拠点】各国日本人駐在員が現地にてサポートいたします。
弊社は、会計事務所を母体とした26ヵ国39拠点に展開するグローバルコンサルティングファームです。
2007年に日本の会計事務所として初めてインドに進出し、翌年ASEAN一帯、中南米等にも進出しました。歴が長く、実績・ノウハウも豊富にございます。
海外進出から海外子会社管理、クロスボーダーM&A、事業戦略再構築など国際ビジネスをトータルにサポートしています。
当社のサービスは、“ワンストップ”での サービスを提供できる環境を各国で整えており、特に会計・税務・法務・労務・人事の専門家を各国で有し、お客様のお困りごとに寄り添ったサービスを提供いたします。
<主要サービス>
・海外進出支援
進出相談から登記等の各種代行、進出後の継続サポートも行っています。月額8万円~の進出支援(GEO)もご用意しています。また、撤退時のサポートも行っています。
・クロスボーダーM&A(海外M&A)
海外企業の買収・売却による進出・撤退を支援しています。
・国際税務、監査、労務等
各国の税務・会計、監査や労務まで進出時に必要な業務を幅広く行っています。
・現地企業マッチングサポート
海外販路拡大、提携先のリストアップ、代理店のリストアップ、合弁パートナー探し等を行うことができます。TCGは現地に拠点・駐在員がいるため現地企業とのコネクションがあり、スピーディーに提携先のリストアップなどを行うことができます。 -
DAIHO
東南アジア事業の成長を現地から伴走支援
1989年にシンガポールで設立以来、東南アジアを中心に数多くの日系企業の海外進出と事業拡大を支援してきました。情報通信技術の普及や支援機関の増加により、過去に比べて多くの情報を容易に取得できるようになりましたが、本当に必要な情報は、依然として現地でその業界に従事する専門家にしか分からないという現実は変わっていません。
私たちは、東南アジアで長年培ってきた実績とネットワークを活かし、市場理解、海外展開戦略立案、拠点立上支援、サプライヤー探索、販路開拓(販売代理店探索)、M&A支援等、海外事業に関連する課題に対して、現地の提携先と密接に連携し、実践的かつ成果に直結するソリューションを提供しています。
私たちは、お客様の海外事業の成功を最優先に考え、貴社のパートナーおよびプロジェクトコーディネーターとして、貴社海外事業の発展に貢献いたします。