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【アメリカ企業の海外進出から学ぶ】自らを国際標準化させる戦略

掲載日:2017年12月07日

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言わずと知れた世界No.1の経済大国・アメリカ。日本を含めて、世界中でアメリカ企業が成功を収めています。 まさに全世界の基準、グローバルスタンダートとなっている彼らの商品は、どのように海外展開を成功させてきたのでしょうか。アメリカ企業の海外戦略から、日本企業の海外進出成功のポイントを探ります。

1. 勝つべくして勝つアメリカ企業

自社製品・サービスをグローバルスタンダード化する

私たちに身近なアメリカ企業は驚くほど多く存在します。Apple、Facebook、Amazon、GAP、コカコーラ、マクドナルド、ジョンソン・アンド・ジョンソン、P&G、ディズニー……などなど、枚挙に暇がありません。

このような企業の特徴は、日本だけでなく多くの国でも親しまれていることです。しかも、本国の商品・サービスとほとんど変わることのない姿で親しまれています。そして、大抵こうした企業の商品・サービス・システムを模倣した現地ローカル企業が出てきます。まさに、こうした企業の商品が全世界の基準となっているのです。

海外展開において、こうしたグローバルスタンダードとして商品・サービスを提供できることのメリットは計り知れません。製造業にしてみれば、生産ラインをそのまま拡張し、1商品あたりのコストを大幅に削減できるかもしれません。各国でのプロモーション効率も上がるでしょう。

アメリカ企業は、自社製品・サービスをグローバルスタンダード化することによって、海外市場で勝つべくして勝っていると言えるのです。それでは、一体どうすればグローバルスタンダードを獲得することができるのでしょうか。

2. 技術革新とブランディングがカギ

正のスパイラルを回し続ける

それは、「技術革新・イノベーション」と「ブランディング」という2つの要素によるところが大きいでしょう。

実は、アメリカ企業の海外戦略は、「技術革新・イノベーションから商品・サービスを創出し、それを世界中に広めていく」という単純な構図となっています。単純であるからこそ、非常に大きな力を生む戦略です。ただし、簡単に実現できることでないことはお分かりになるかと思います。技術革新には研究への莫大な投資が必要なケースが多いです。また、革新を生むためには、優秀な人を集めることも大きなポイントとなります。

「投資」や「人を集める」ことにより「革新」が生まれ、「革新」が「利益」を生み、「利益」が「投資」を促進する。まさに正のスパイラルを回し続けることによって、アメリカはグローバルスタンダードでありえてきたのです。

その上で、アメリカ企業が伝統的に大切にし、また得意であったのが「ブランディング」です。マルチブランド、顧客セグメンテーション、ロゴデザインの重要性、こうしたブランディングにおける戦略・用語はすべてアメリカで誕生しました。自分たちの商品の革新性やオリジナリティを認知してもらうことこそ「ブランディング」で、グローバルスタンダードに仕立てていくためには必要不可欠な要素なのです。

3. 日本企業の戦略にどう活かすか

自国の持つ“強み”への集中投資

ここまでお読みいただいて、日本企業の海外進出には参考にならないな……と感じたなら、それは早計です。確かに日本はイノベーションを生むことよりも、模倣から昇華させることを得意としてきました。しかし、見渡してみると、日本がグローバルスタンダードとなっている分野もあります。そこへの集中投資こそ、日本企業が採るべき戦略なのではないでしょうか。

例えば、ソフトコンテンツで言えば「アニメ」。また、世界中で注目を集めている「和食」。こうした分野を戦略的にブランディングし、投資し、人を集める。アニメのクリエーターや、板前を目指す外国人が、もっと日本に学びに来るようにならなければなりません。そして、そこで新たな革新が生まれる。それをもって、グローバルスタンダードを増やしていく――。夢物語のように感じるかもしれませんが、日本企業が海外で戦っていくための立派な戦略となるでしょう。

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