【2024年版】マレーシアのSNS統計と最新トレンド

2024年のマレーシアにおける最新のSNS統計とトレンドについて解説します。マレーシアはソーシャルメディアの利用時間が日本の約3倍だと言われています。国別のソーシャルメディア(SNS)の利用時間ランキングを見ると、マレーシアは1日あたり3時間で、世界トップ10位に入るほど熱心にSNSを利用しています。
マレーシア人はSNSの初期から常に活発に活動してきたため、これは新しい傾向ではありません。2011年の時点で、マレーシアのFacebookユーザーは世界で最も活発な友達ネットワークを持っており、平均233人の友達がいると報告されています。
すなわちマーケティング担当者や広告主にとって、SNSはマレーシアの急速に成長する市場参入に効果的な手段と言えるでしょう。
本稿では2024年のマレーシアにおける最新のSNS統計とトレンドについて詳しくわかりやすくお伝えします。
▼ 【2024年版】マレーシアのSNS統計と最新トレンド
1. SNSが急速に成長しているマレーシア
この項では、SNSが急速に成長しているマレーシアのデジタル市場の現状について解説します。
ビジネス上のやりとりもSNSが主流
マレーシアの年間SNSユーザーの増加は、2021年から2022年の新規ユーザー数が230万人と確定しています。この国におけるインターネットとSNSの普及率がすでに高いことを考えると、これは驚くべき成長率です。
SNSの浸透率が高い数値になっている理由として、SNSデータ通信量無料プランが東南アジアで広まっていることが挙げられます。現在、国民の90%以上がすでに何らかのSNSを使用しているのです。
そのため、ビジネス上のやりとりもSNSを介してやりとりをするのが日本よりもメジャーです。
例えば、webサイトの問い合わせ窓口を「問い合わせフォーム」に誘導するより、自社のFacebookに誘導した方が効果的です。
オンラインショッピングの購入においてもSNSと連動
急成長するEC市場も、マレーシアのSNS普及率において注目すべき重要な要素です。
ユーザーはInstagramやFacebookなどのアプリを介して買い物をすることが多いため、SNSの利用の増加はオンラインショッピングの増加と連動しているのです。
最新の統計によると、マレーシアはEC市場において全ASEAN諸国の中で最も高い成長率を経験すると予想されています。
2. マレーシアで人気のSNSはYoutube・Facebook・Instagram・TikTok
続いては、マレーシアで人気のSNSサービスについて解説します。
マレーシアでの連絡手段としてのSNSはWhatsAppが主流
マレーシアでの〝連絡手段〟としてのSNSはWhatsAppが主流です。2023年にはWhatsAppが人気とAU(アクティブユーザー)数の点でFacebookを上回っています。
マレーシア人はデジタル上においてもとても社交的と言えるでしょう。
では、連絡ツールを除くSNSの利用状況はいかがでしょうか。
マレーシアにおけるSNSの利用状況
上記は、世界的なソーシャルメディアエージェンシー「We Are Social」が発表した、マレーシアにおけるSNSの利用状況に関するデータとなります。
上記の表から、マレーシアでは、Youtube、Facebook、Instagram、TikTokが人気であることがお分かりいただけると思います。
3. マレーシアにおけるSNS広告の効果について
ここではマレーシアで人気の各SNSごとの広告効果について詳しく解説します。
マレーシアでは、SNS広告が企業のマーケティング戦略において非常に重要な役割を果たしています。SNSの普及に伴い、消費者は日常的にソーシャルメディアを利用しており、これが広告の影響力を強めているのです。
前項にて紹介したマレーシアで人気のSNSである、Youtube、Facebook、Instagram、TikTokといった主要なプラットフォームは、それぞれ異なる特徴を持ち、ターゲティングや消費者のエンゲージメント向上に貢献しています。
YouTube
YouTubeは、マレーシアで非常に人気の高いSNSプラットフォームであり、特に長時間の動画コンテンツが消費者に強い影響を与えます。YouTube広告は、視聴者の関心に合わせたターゲティングが可能で、ブランド認知から商品購入までの全プロセスをサポートします。特に商品レビューやインフルエンサーによる動画広告が、購買意欲を促進する手段として効果的です。
Facebookは、マレーシア市場でのSNS広告の主要チャネルであり、幅広い年齢層にリーチできる強力なツールです。Facebook広告は、ターゲットの年齢、性別、興味などを詳細に設定でき、ECや店舗への誘導が可能です。特に、FacebookにEC機能を持たせた「Facebookマーケットプレイス」や「Facebookショップ」を活用したEC連動型の広告が、オンラインショッピングの成約率向上に寄与しています。
Instagramは、特に視覚的なコンテンツに強く、ファッションやライフスタイル関連の企業にとって効果的な広告媒体です。ストーリーズ広告やリールを利用した動画広告が、ユーザーの高いエンゲージメントを生み、ブランドとのインタラクションを強化します。また、インフルエンサーを起用した投稿やライブ配信は、購買行動を直接促す強力な手段となっています。
TikTok
TikTokは、マレーシアの若年層に特に人気のあるプラットフォームで、短尺動画による広告配信が強力なエンゲージメントを引き出しています。2022年4月からスタートしたEC機能が備わった「TikTok Shop」が注目を集めており、ライブコマースとの連動で即時の購買行動を促進します。TikTok広告は、商品を短期間で拡散し、特にミレニアル世代やZ世代をターゲットとする企業にとって非常に効果的です。
マレーシアの2023年SNSアプリにお金を使う金額ランキングでは、Tiktokがトップとなり、2位にYoutubeが続きます。Facebookは、トップ10リストにランクインしている唯一のSNSアプリですが、9位とトップから離れています。
実際、海外の報道によると東南アジアでのTikTok Shopの流通総額(GMV)は2021年の6億米ドルから2022年には44億米ドルに増加と〝売上〟で勢いを増しています。このことは既存EC企業(Shopee、Lazada)も注視しています。
マレーシア人は平均して7つの異なるSNSにアカウントを持っています。これはすなわち、それぞれのSNSが異なる目的を果たしているといえます。
SNS機能とEC機能を兼ね備え、急成長しているTikTokの今後の動向に注目です。
4. マレーシア進出なら「ワールドバリューコンサルティング」にお任せください
マレーシアには、成熟し、よく発達したSNSが複数存在します。そしてEC機能を兼ね備えるなどまだまだ成長中の市場でもあります。マレーシア人はSNSで活発に活動してきた経験から、もはや低品質のコンテンツに簡単に振り回されない目の肥えた視聴者と言えます。
このような背景を踏まえ、どのようなコンテンツが魅力的か十分に検討する必要があるでしょう。
海外進出の夢を叶えるためのパートナーとしてご連絡をお待ちしております
私たち「ワールドバリューコンサルティング」の使命は、中小企業の皆様が大きな夢に向かって飛躍し、世界の舞台で輝けるようにサポートすることです。マレーシアを含めた海外展開は未知の領域かもしれませんが、その先には新たな可能性と成長が待っています。
私たちは、あなたの夢を共に追いかけ、成功への道を切り拓いていくことを心から楽しみにしています。
どんな些細なことでも構いません。私たちはいつでも、あなたの夢を叶えるためのパートナーとしてお待ちしております。
(参考文献)
・DIGITAL 2023: GLOBAL OVERVIEW REPORT Digital 2023
・Survey: Malaysians Have Most FB Friends The Star
・Malaysia eCommerce Statistics and Trends in 2024 CommissionFactory
・WhatsApp the Most Used Social Media Tool The Star
・FACEBOOK USERS, STATS, DATA & TRENDS Datareportal.
・DIGITAL 2023: MALAYSIA Digital 2023
・TikTok Shop could treble S-E Asia market share in 2023: report The Business Times
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2017年7月日本・沖縄と海外の万国津梁の架け橋を目指して、企業の海外展開支援を目的として沖縄・那覇で設立。アジア・欧州を中心に沖縄県内・沖縄県外企業の海外進出・国際展開のサポートを実施しています。2022年7月には観光産業の伸びの著しい石垣市に八重山事務所を開設しております。
沖縄をハブに、台湾・中国・香港・ベトナム・タイ・マレーシア・シンガポール・インドネシア・オーストラリア・ニュージーランド・イギリス・ドイツ・ブラジル各国にパートナーエージェントを配置し、アメリカ合衆国・インドは提携先を設けていますので、現地でも情報収集、視察等も直接支援可能、幅広く皆様の海外展開とインバウンド事業をサポートしております。 -
GDX(UDX株式会社)
海外DXを実現し、国内にいながら海外事業を実現しませんか
海外進出・海外事業のIT戦略コンサルティング、デジタルマーケティング支援をしている会社です。
「国内にいながらデジタルで海外事業を実現」をミッションに、日系企業様の海外事業のデジタル領域を支援しています。
海外デジタル領域の戦略策定から構築・運用、コンサルティングまで一貫してサポートを行っています。
UDXの強み
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・強力な海外ネットワークを駆使したコンテンツ制作、マーケティングノウハウ
・海外事業の戦略・事業計画策定、市場調査・競合調査のご提案も可能です。 -
株式会社ダズ・インターナショナル
*欧米&アジアエリアへの海外進出を伴走サポート*
私たちは日本企業の欧米・東南アジア・東アジアへのグローバル展開をサポートします。
支援実績社数750社を超え、見えてきた成功と失敗の共通点・傾向から、"企業の「やりたい」を『デキル化』する" をモットーに、新しい市場への挑戦に伴走します。
企業の課題・目的に合わせて、グローバル展開に最適なサポートを提案いたします。
私たちはグローバル(アジア各国・アメリカ・ヨーロッパ各国・日本国内)で働く企業を支援します。
『Mission - 私たちが海外に進出する企業に果たすべき使命 -』
新しいマーケットでビジネスを創める・広げる・深める・個人を伴走型でデキル化支援
『Vision – 私たちが理想とする世界 -』
もっと自由に(法人・個人)新しいマーケットに挑戦できる世界
『Value – 私たちの強み -』
①伴走者かつ提案者であること
ジブンシゴト(頼まれ・やらされ仕事はしない)をモットーに、事業主人公ではない第三者の私たちだからこそできる提案力
②プロジェクト設計力と管理力
デキル化(ミエル化して終わりではなく)をモットーに、『ゴールは何か』の会話から始めるプロジェクト設計力とその後実現するための管理力
③対応力(幅広いエリアと多様な業種実績700社以上)
設計力・管理力を活かし、現地特派員や協力会社と連携による現地力モットーに、ニッチからポップまで多様な業種の海外進出に対応。
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01:伴走グローバル事業部
海外ビジネス課題を共に考え、目標達成のために共に動くチーム
『Point』
✔︎貴社海外事業部の担当者として伴走
✔︎BtoB・BtoC・飲食店開業など幅広くサポート可能
✔︎各国現地駐在スタッフやパートナー企業と連携が可能
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02:伴走マーケティング事業部
デジタルマーケティング課題を共に考え、目標達成のために共に動くチーム
『Point』
✔︎貴社デジマ事業部の担当者として伴走
✔︎デジマ業務をゼロから運用まで幅広くサポート
✔︎各分野に対応するスタッフやパートナー企業と連携
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03:稟議書作成サポート
海外ビジネスのはじめの一歩を作る、稟議書策定サポート
『Point』
✔︎あらゆる角度から、フィジビリティ・スタディ(実現可能性)を調査・設計
↳過去類似事例(失敗・成功どちらも)から判断材料を調査
↳当社現地スタッフやパートナー企業による調査
↳現地特定の有識者を探索し、インタビュー調査
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04:スポットサポート
海外ビジネス・デジタルマーケティング課題を部分的に解決
『施策と料金イメージ(事例で多い価格帯となります)』
✔︎市場調査:50万円〜80万円〜120万円
✔︎現地視察:国・期間・内容により大きく変動
✔︎会社設立:国・形態・内容により大きく変動
✔︎現地企業マッチング:30万円〜50万円〜80万円〜120万円
✔︎プロモーションサポート:国・形態・内容により大きく変動
✔︎ECサイト制作:80万円〜150万円
✔︎ECサイト運用:20万円〜40万円(月額)
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ジェイグラブ株式会社
越境EC (B2C、B2B、D2Cなど) 海外販売のことならなんでもご相談ください。
日本ブランドを「オンライン」x「ショールームストア」で世界に販売できる越境ECモール 『j-Grab Mall』 の運営、オンラインでの出店・販売とあわせて、海外の実店舗に商品を展示し、QRコードで購入できる「ショールームストア販売」を実現して日本の事業者の海外進出、販路拡大を支援します。
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