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HSコードとは?調べ方・一覧表・検索方法をわかりやすく解説

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HSコードとは、輸出入品を分類するための世界共通の番号体系です。関税率の決定やEPA/FTAの特恵税率の適用に不可欠であり、貿易に携わるすべての企業が正しく理解しておく必要があります。

しかし、「HSコードの調べ方がわからない」「一覧表を見ても自社商品の分類が判断できない」といった悩みを持つ方は少なくありません。

本記事では、HSコードの基本的な仕組みから、全97類の一覧表、6つの調べ方、EPA/FTAとの関係、よくある間違いまで、貿易実務に必要な知識をわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • ・HSコードの仕組みと6桁・9桁の構造
  • ・全21部97類のHSコード一覧表(早見表)
  • ・HSコードの調べ方6つの方法
  • ・EPA/FTAの原産地証明書におけるHSコードの記載方法
  • ・HSコードを間違えやすい5つのポイントと対策
  • ・2025年最新のHS改正動向

1. HSコードとは?基本をわかりやすく解説

HSコードの正式名称と意味

HSコードの「HS」は「Harmonized Commodity Description and Coding System(商品の名称及び分類についての統一システム)」の略称です。ベルギーに本部を置くWCO(世界税関機構)が管理・運営しており、加盟国・地域は180を超えます。世界の貿易量の98%以上がHSコードで分類されています。

HSコードは約5年ごとに改訂されており、現行の最新版は「HS2022」(2022年1月発効)です。

HSコードの構造(部・類・項・号の4階層)

HSコードは「部」「類」「項」「号」の4つの階層で構成されています。上位から下位に向かって、より細かく商品を分類する仕組みです。

・部(Section)…最上位の大分類。全21部(例:第4部=調製食料品、飲料など)
・類(Chapter)/上2桁…部の中の分類。全97類(例:第22類=飲料、アルコール、食酢)
・項(Heading)/上4桁…類の中の分類(例:22.03=ビール)
・号(Subheading)/上6桁…最も細かい分類・世界共通(例:2203.00=ビール(モルトから醸造))

HSコードの上6桁は世界共通です。各国はこの6桁をベースに、自国の事情に合わせて桁数を追加しています。

日本の9桁コードと世界共通の6桁コードの違い

HSコードの上6桁は世界共通ですが、日本では独自に3桁を追加した9桁のコードを使用しています。

・上6桁(世界共通)…国際的に統一された分類番号。どの国でも同じ番号が同じ商品を指す
・下3桁(統計細分)…日本が貿易統計の目的で独自に設定した番号。国によって異なる

輸出申告の際は「輸出統計品目表」の9桁コードを、輸入申告の際は「実行関税率表(輸入統計品目表)」の9桁コードを使用します。

HSコードが使われる場面

HSコードは貿易に関わるさまざまな場面で必要になります。

・輸出入申告書(税関への申告)…商品ごとにHSコードを記載して申告する
・インボイス(商業送り状)…商品の内容を示すためにHSコードを記載する
・原産地証明書…EPA/FTAの特恵税率を受ける際に正確なHSコードが必要
・貿易統計…各国の輸出入データの集計・分析に使用
・輸出入規制の確認…規制対象品目や許可の要否を判断する

2. HSコードはなぜ必要なのか?3つの役割

1. 関税率の決定に必要

HSコードの最も基本的な役割は、輸入品にかかる関税率を決定することです。商品のHSコードが異なれば、適用される関税率も変わります。

たとえば同じ「革製品」でも、「革製の鞄」と「革製の靴」ではHSコードが異なり、関税率も違います。HSコードを間違えると、本来より高い関税を払ったり、過少申告として税関から指摘を受けたりするリスクがあります。

2. EPA/FTAの原産地証明書に記載が必須

日本は多くの国・地域とEPA(経済連携協定)やFTA(自由貿易協定)を締結しています。これらを活用すると、通常の関税率よりも低い特恵税率の適用を受けられます。

特恵税率の適用には原産地証明書の提出が必要で、そこにはHSコードの記載が求められます。HSコードが不正確だと証明書が無効となり、特恵税率を受けられなくなる可能性があります。

3. 輸出入規制・統計の基盤

HSコードは、各国が輸出入の規制対象品目を管理する基盤としても機能しています。日本では「輸出貿易管理令」に基づく規制品目の確認にもHSコードが使用されており、安全保障貿易管理の観点からも重要です。

また各国の貿易統計もHSコードをベースに集計されており、市場分析や政策立案にも活用されています。

HSコードの確認でお困りですか?

「自社製品のHSコードが正しいか不安」「EPA/FTAを活用して関税を削減したい」――そんなお悩みは、貿易実務に精通した専門家への相談が近道です。「Digima〜出島〜」では、通関・貿易に強いサポート企業を無料でご紹介しています。

3. HSコード一覧表|全97類の分類早見表

以下は、HSコードの全21部・97類をまとめた早見表です(第77類は将来使用のため欠番)。自社の取扱商品がどの類に該当するか、まずはこの一覧表で大まかな分類を確認しましょう。

第1部:動物及び動物性生産品(第1〜5類)

・第1類(動物(生きているもの))…生きた牛、馬、豚、家きん
・第2類(肉及び食用のくず肉)…牛肉、豚肉、鶏肉
・第3類(魚・甲殻類・軟体動物等)…鮭、えび、いか、たこ
・第4類(酪農品、鳥卵、天然はちみつ等)…バター、チーズ、卵
・第5類(動物性生産品(その他))…骨、角、毛髪

第2部:植物性生産品(第6〜14類)

・第6類(生きている樹木・植物・切花等)…切り花、球根、苗木
・第7類(食用の野菜・根・塊茎)…キャベツ、にんじん、じゃがいも
・第8類(食用の果実・ナット等)…りんご、バナナ、アーモンド
・第9類(コーヒー、茶、香辛料)…コーヒー豆、緑茶、こしょう
・第10類(穀物)…米、小麦、とうもろこし
・第11類(穀粉、でん粉等)…小麦粉、コーンスターチ
・第12類(採油用の種・果実等)…大豆、ごま、薬用植物
・第13類(ラック、ガム、樹脂等)…天然ゴム原料、植物エキス
・第14類(植物性の組物材料等)…竹、籐、い草

第3部:動物性・植物性の油脂(第15類)

・第15類(油脂・ろう)…オリーブ油、パーム油、マーガリン

第4部:調製食料品・飲料・たばこ(第16〜24類)

・第16類(肉・魚の調製品)…缶詰、ソーセージ、かまぼこ
・第17類(糖類・砂糖菓子)…砂糖、チョコレート、キャンディー
・第18類(ココア・その調製品)…ココアパウダー、チョコレート製品
・第19類(穀物・ミルクの調製品等)…パン、ビスケット、パスタ
・第20類(野菜・果実の調製品)…ジャム、トマトケチャップ
・第21類(各種の調製食料品)…醤油、ソース、スープ
・第22類(飲料・アルコール・食酢)…ビール、ワイン、ジュース
・第23類(残留物・くず、調製飼料)…飼料、ビール粕
・第24類(たばこ・製造たばこ代用品)…葉たばこ、紙巻たばこ

第5部:鉱物性生産品(第25〜27類)

・第25類(塩、土石類、セメント等)…食塩、石灰石、セメント
・第26類(鉱石、スラグ、灰)…鉄鉱石、銅鉱石
・第27類(鉱物性燃料、鉱物油等)…原油、石炭、天然ガス

第6部:化学工業の生産品(第28〜38類)

・第28類(無機化学品等)…塩酸、硫酸、酸化チタン
・第29類(有機化学品)…エタノール、アセトン
・第30類(医療用品)…医薬品、包帯、ワクチン
・第31類(肥料)…窒素肥料、リン酸肥料
・第32類(染料、顔料、ペイント等)…塗料、インキ、染料
・第33類(精油、化粧品類)…香水、シャンプー、化粧水
・第34類(せっけん、洗剤等)…石鹸、洗剤、ワックス
・第35類(たんぱく系物質、酵素等)…ゼラチン、接着剤、酵素
・第36類(火薬類、火工品等)…花火、マッチ
・第37類(写真用・映画用材料)…フィルム、写真用薬品
・第38類(各種の化学工業生産品)…殺虫剤、活性炭

第7部:プラスチック及びゴム(第39〜40類)

・第39類(プラスチック・その製品)…ポリエチレン、PET容器
・第40類(ゴム・その製品)…タイヤ、ゴム手袋

第8部:皮革・毛皮・旅行用具等(第41〜43類)

・第41類(原皮・革)…牛革、豚革
・第42類(革製品・旅行用具等)…革鞄、革靴、ベルト
・第43類(毛皮・人造毛皮等)…毛皮コート

第9部:木材・コルク・わら製品等(第44〜46類)

・第44類(木材・木炭)…合板、木製家具部材
・第45類(コルク・その製品)…コルク栓、コルクボード
・第46類(わら・かご細工物等)…籐かご、わら製品

第10部:パルプ・紙・印刷物(第47〜49類)

・第47類(木材パルプ・古紙)…木材パルプ、古紙
・第48類(紙・板紙・その製品)…コピー用紙、段ボール
・第49類(印刷物・書籍等)…書籍、新聞、カレンダー

第11部:紡織用繊維・衣類(第50〜63類)

・第50類(絹・絹織物)…生糸、絹織物
・第51類(羊毛・獣毛の糸・織物)…毛糸、ウール生地
・第52類(綿・綿織物)…綿糸、綿織物
・第53類(その他の植物性繊維)…麻糸、麻織物
・第54類(人造繊維の長繊維)…ポリエステル糸、ナイロン織物
・第55類(人造繊維の短繊維)…アクリル短繊維
・第56類(不織布・ロープ等)…不織布、ロープ
・第57類(じゅうたん・床用敷物)…カーペット、ラグ
・第58類(特殊織物・レース等)…レース、刺繍布
・第59類(工業用紡織製品等)…防水布、工業用フィルター
・第60類(メリヤス・クロセ編物)…ニット生地
・第61類(衣類(ニット製品))…ニットシャツ、靴下
・第62類(衣類(ニット以外))…スーツ、ワイシャツ
・第63類(紡織用繊維のその他製品)…カーテン、テント

第12部:履物・帽子・傘等(第64〜67類)

・第64類(履物等)…革靴、スニーカー、サンダル
・第65類(帽子等)…帽子、ヘルメット
・第66類(傘・つえ等)…傘、杖
・第67類(羽毛製品・造花・人髪製品)…造花、かつら

第13部:石・陶磁器・ガラス(第68〜70類)

・第68類(石材・セメント製品等)…石材製品、石膏ボード
・第69類(陶磁製品)…食器、タイル、衛生陶器
・第70類(ガラス・その製品)…板ガラス、ガラス容器

第14部:真珠・貴石・貴金属(第71類)

・第71類(真珠、貴石、貴金属等)…ダイヤモンド、金、真珠

第15部:卑金属及びその製品(第72〜83類)

・第72類(鉄鋼)…鋼板、鋼管、形鋼
・第73類(鉄鋼製品)…ボルト、ナット、鉄製容器
・第74類(銅・その製品)…銅線、銅管
・第75類(ニッケル・その製品)…ニッケル板、ニッケル管
・第76類(アルミニウム・その製品)…アルミ箔、アルミサッシ
・第77類(欠番)…将来の使用のため予約
・第78類(鉛・その製品)…鉛板、鉛管
・第79類(亜鉛・その製品)…亜鉛板
・第80類(すず・その製品)…すず箔
・第81類(その他の卑金属・サーメット)…タングステン、チタン
・第82類(卑金属製の工具・刃物等)…包丁、のこぎり、スプーン
・第83類(各種の卑金属製品)…錠前、金庫、額縁

第16部:機械類及び電気機器(第84〜85類)

・第84類(ボイラー・機械類等)…エンジン、ポンプ、コンピュータ
・第85類(電気機器等)…半導体、携帯電話、テレビ

第17部:車両・航空機・船舶(第86〜89類)

・第86類(鉄道用車両等)…電車、機関車
・第87類(鉄道用以外の車両)…自動車、オートバイ、自転車
・第88類(航空機・宇宙飛行体)…飛行機、ヘリコプター
・第89類(船舶・浮き構造物)…貨物船、漁船、ヨット

第18部:光学機器・時計・楽器(第90〜92類)

・第90類(光学機器・精密機器・医療用機器等)…カメラ、レンズ、医療機器
・第91類(時計・その部分品)…腕時計、置き時計
・第92類(楽器等)…ピアノ、ギター

第19部:武器及び銃砲弾(第93類)

・第93類(武器・銃砲弾等)…銃砲、刀剣

第20部:雑品(第94〜96類)

・第94類(家具・照明器具等)…家具、照明器具
・第95類(がん具・遊戯用具・運動用具)…おもちゃ、ゲーム機、スポーツ用品
・第96類(雑品)…ボタン、ペン、ブラシ

第21部:美術品・収集品・こっとう(第97類)

・第97類(美術品・収集品・骨董品)…絵画、彫刻、骨董品

※第77類は「将来の使用のため」として欠番になっています。そのため、類の数は実質96類です。

4. HSコードの調べ方|6つの方法

HSコードを調べる方法は複数あります。ここでは代表的な6つの方法を、それぞれの特徴とともに紹介します。

方法1. 税関HPの「輸出統計品目表」「実行関税率表」

税関の公式サイトで公開されている品目表から調べる最も基本的な方法です。無料で利用でき、最新の品目表を参照できます。

税関のWebサイトにアクセスし、輸出の場合は「輸出統計品目表」、輸入の場合は「実行関税率表」を開きます。前述の一覧表を参考に、対象商品が含まれそうな「部」から「類」「項」「号」と絞り込んでいきます。品目表の構造に慣れている方や、分類の見当がつく場合に向いています。

方法2. 税関の「品目分類キーワード検索」ツール

税関Webサイトのキーワード検索機能を使い、品目名からHSコードを検索する方法です。品目名を入力するだけで関連するHSコードの候補が表示されるため、初心者でも使いやすいのが特徴です。

商品名はわかるものの、どの類に分類されるか見当がつかない場合に便利です。

方法3. 「品目分類事前教示制度」の利用(最も確実)

税関に対して、輸出入する商品のHSコードを事前に照会し、正式な回答を得る制度です。書面またはメールで照会でき、回答は通常30日以内に届きます。回答は原則3年間有効です。

税関からの正式な回答が得られるため、最も確実な方法です。分類が複雑な商品や高額取引で正確な関税率の確認が必要な場合に適しています。

方法4. JETROの貿易投資相談

JETRO(日本貿易振興機構)の貿易投資相談サービスを利用する方法です。HSコードの調べ方だけでなく、相手国の関税率や規制についてもアドバイスを受けられます。

初めて貿易を行う方や、相手国の関税率も合わせて確認したい場合に向いています。

方法5. 日本商工会議所のHSコード確認

EPA(経済連携協定)に基づく特定原産地証明書の申請に関連して、日本商工会議所が提供するHSコードの確認ツールを利用する方法です。特定原産地証明書を取得する予定がある場合に活用できます。

方法6. 通関業者・フォワーダーに確認

通関業者(通関士)やフォワーダー(国際物流業者)に確認する方法です。実務経験が豊富な専門家が対応するため、複雑な商品でも的確な分類が期待できます。

自社で調べるのが難しい商品や、取引量が多く定期的に新商品が出る場合に適しています。

HSコードの分類に迷ったら専門家に相談

HSコードの分類は、商品の材質・用途・加工度によって判断が分かれることがあります。誤った分類は関税の過払いや税関でのトラブルにつながります。「Digima〜出島〜」では、通関・貿易・国際物流の専門企業を無料でご紹介しています。

5. HSコードで間違えやすい5つのポイント

1. 材質と用途のどちらで分類するか

HSコードの分類では、「材質(何でできているか)」で分類する類と、「用途(何に使うか)」で分類する類があります。たとえばプラスチック製の食器は、材質で分類し第39類(プラスチック製品)に該当します。

ただし商品によっては用途が優先されるケースもあるため、品目表の「部注」「類注」を確認することが重要です。

2. セット品の分類を間違える

複数の商品がセットになっている場合、セット全体を1つのHSコードで申告するか、個別に申告するか判断が必要です。HSの通則では「小売用のセット」はセットに重要な特性を与えている物品のHSコードで分類するとされていますが、この判断が難しいケースが多く見られます。

3. 輸出と輸入でHSコードが異なる場合がある

日本からの輸出時の9桁コードと、相手国での輸入時のHSコードは、上6桁は同じでも下の桁が異なることがあります。まれに相手国の解釈が異なり、上6桁でも分類が変わるケースがあるため、輸入者側や現地の通関業者に確認しましょう。

4. HS改正による番号変更を見落とす

HSコードは約5年ごとに改訂されます。以前の取引で使用していたHSコードが、改訂後に変更されている可能性があります。特に長期契約や継続取引の場合は、最新のHS品目表で番号が変わっていないか定期的に確認することが大切です。

5. 加工度による分類の違いを見落とす

同じ原材料でも、加工の程度によってHSコードが異なります。たとえば木材の場合、丸太(原木)は第44.03項、製材は第44.07項、合板は第44.12項、木製家具は第94.03項と、加工が進むほど異なる類に分類されます。商品の加工度を正確に把握することが重要です。

6. EPA/FTAとHSコードの関係

原産地証明書にHSコードの記載が必須

EPAの特恵税率を利用するには、原産地証明書の提出が必要です。証明書には対象商品のHSコード(通常6桁)を記載しなければなりません。

日本が締結している主なEPA/FTAには、日EU・EPA、RCEP(地域的な包括的経済連携)、CPTPP(環太平洋パートナーシップ)、日英EPA、各国との二国間EPA(日ASEAN、日タイ、日インドネシアなど)があります。

原産地規則はHSコードに基づいて設定される

EPAの「原産地規則」は、HSコードごとに個別に定められています。代表的な原産地規則は以下の3つです。

・関税分類変更基準(CTC)…非原産材料のHSコードと完成品のHSコードが一定桁数で異なることを証明
・付加価値基準(VA)…締約国内で一定割合以上の付加価値が付けられたことを証明
・加工工程基準(SP)…締約国内で特定の加工工程が行われたことを証明

特に関税分類変更基準(CTC)ではHSコードの正確な特定が直接的に判断材料となるため、1桁でも異なれば基準を満たすかどうかの結論が変わる可能性があります。

EPAを活用するための実務ポイント

EPAの活用にあたっては、まず輸出品のHSコードを正確に特定することが出発点です。次に、輸出先の国との間にEPAが締結されているかを確認し、該当するHSコードの原産地規則を満たしているか判断します。

最後に、日本商工会議所(第三者証明制度の場合)または自己証明で原産地証明書を準備します。この一連の流れにおいて、HSコードの正確な特定がすべての起点となります。

EPA/FTAの活用で関税コストを削減しませんか?

EPAを活用すれば輸出先での関税を大幅に削減できる可能性がありますが、HSコードの特定から原産地規則の確認まで専門知識が必要です。「Digima〜出島〜」では、EPA活用・通関手続きに詳しい専門家を無料でご紹介しています。

7. 【2025年最新】HSコードの最新動向

HS2022が現行の最新版

現在適用されているのは、2022年1月1日に発効した「HS2022」です。HS2022では、電子廃棄物(e-waste)の新分類の追加、紛争鉱物の分類明確化、ドローンや3Dプリンターなど新技術製品の分類整備、たばこ製品の細分化などが行われました。

次期改正「HS2028」の動向

HS改正は従来5年ごとのサイクルで行われてきましたが、今回はコロナ禍の影響で見直し作業が遅れ、発効年が2028年1月1日にスライドしました。名称は「HS2027」ですが、実際の発効は2028年になります。

・2025年6月…WCO理事会が改正勧告を採択(予定)
・2026年1月…改正内容(条文パッケージ)の公表(予定)
・2027年中…各国での国内対応・テスト期間
・2028年1月…HS2028(HS2027改正版)発効

HS改正では既存のHSコードが変更・統合・新設されることがあります。現在使用中のHSコードが変わる可能性もあるため、改正動向には注意が必要です。

デジタル化・AI活用の進展

近年、HSコードの分類にAI(人工知能)やデジタルツールを活用する動きが進んでいます。AIによる画像認識でのHSコード検索や、商品説明から候補を自動提案するツールなどが登場しています。

ただし最終的な確定には人間の専門家による判断が必要です。分類が難しい商品については、「品目分類事前教示制度」や通関業者への相談を活用しましょう。

8. まとめ

HSコードは、国際貿易を行うすべての企業にとって不可欠な知識です。本記事のポイントをまとめます。

  • HSコードとは、輸出入品を分類するための世界共通の番号体系(上6桁が世界共通)
  • なぜ必要か、関税率の決定、EPA/FTAの原産地証明書への記載、輸出入規制の確認に必須
  • HSコード一覧、全21部・97類(第77類は欠番)で全商品を分類
  • 調べ方、税関HPの品目表、キーワード検索、事前教示制度、JETRO、日本商工会議所、通関業者の6つの方法
  • 注意点、材質vs用途の判断、セット品の分類、輸出入での違い、HS改正、加工度の違い
  • 最新動向、現行はHS2022、次期改正HS2028は2028年1月発効予定


HSコードの特定に不安がある場合や、EPA/FTAを活用して関税を削減したい場合は、貿易実務の専門家に相談することをお勧めします。経験豊富な通関業者やコンサルタントの力を借りれば、適切な分類と手続きが可能になります。

9. 優良な海外進出サポート企業をご紹介

御社にピッタリの海外進出サポート企業をご紹介します

今回は、HSコードの仕組みから一覧表、調べ方、EPA/FTAとの関係まで、貿易実務に必要な知識を網羅的に解説しました。

HSコードの正確な特定は、適正な関税の支払いと貿易コストの最適化に直結します。しかし、自社だけで判断するのが難しいケースも少なくありません。そんなときは、貿易実務の専門家に相談するのが最も確実な方法です。

「Digima〜出島〜」には、厳正な審査を通過した優良な海外進出サポート企業が多数登録しています。当然、複数の企業の比較検討も可能です。

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よくある質問(FAQ)

Q. HSコードとは何ですか?

A. HSコードとは、国際貿易で取引される商品を分類するための世界共通の番号体系です。正式名称は「Harmonized Commodity Description and Coding System(商品の名称及び分類についての統一システム)」で、WCO(世界税関機構)が管理しています。世界180以上の国・地域で使用されており、輸出入申告や関税率の決定に不可欠です。

Q. HSコードは何桁ですか?

A. 国際的に統一されているのは上6桁です。この6桁は世界共通で、どの国でも同じ商品に同じ番号が付けられています。日本では独自に3桁を追加した9桁(6桁+統計細分3桁)で運用されています。

Q. HSコードの調べ方で最も確実な方法は?

A. 最も確実なのは、税関の「品目分類事前教示制度」を利用する方法です。税関に書面やメールで照会し、正式な回答を得ることができます。回答は通常30日以内で、原則3年間有効です。高額取引や分類が複雑な商品の場合に特にお勧めします。

Q. HSコードを間違えるとどうなりますか?

A. HSコードを間違えると、適用される関税率が変わり、関税の過払いや過少申告が発生します。過少申告の場合は修正申告と加算税が課される可能性があります。EPA/FTAの原産地証明書のHSコードが誤っていると、特恵税率の適用が否認されることもあります。

Q. 輸出と輸入でHSコードは同じですか?

A. 上6桁は世界共通のため基本的に同じですが、各国が独自に追加する下位の桁は異なります。まれに税関の解釈が異なり、同一商品でも上6桁の分類が変わるケースもあります。輸出先のHSコードは現地の通関業者に確認するのが確実です。

Q. HSコードは定期的に変わりますか?

A. はい。HSコードは約5年ごとにWCO(世界税関機構)によって改訂されます。現行の最新版はHS2022(2022年1月発効)で、次回の改訂版HS2028は2028年1月に発効予定です。改訂により既存コードが変更されることがあるため、定期的な確認が大切です。

Q. 第77類が欠番なのはなぜですか?

A. 第77類は「将来の使用のため」として予約されている欠番です。将来、新たな商品カテゴリーが必要になった際に使用される予定で、現在は実質96類で全商品が分類されています。

(参考文献・出典)
・税関「輸出統計品目表」
・税関「実行関税率表(輸入統計品目表)」
・WCO(世界税関機構)「HS Nomenclature」
・JETRO(日本貿易振興機構)「貿易・投資相談」
・日本商工会議所「特定原産地証明書発給事業」

(当コンテンツの情報について)
当コンテンツを掲載するにあたって、その情報および内容には細心の注意を払っておりますが、掲載情報の安全性、合法性、正確性、最新性などについて保証するものではないことをご了承ください。本コンテンツの御利用により、万一ご利用者様および第三者にトラブルや損失・損害が発生したとしても、当社は一切責任を負わないものとさせていただきます。
海外ビジネスに関する情報につきましては、当サイトに掲載の海外進出支援の専門家の方々に直接お問い合わせ頂ければ幸いです。

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