サイバーマンデーとは?ブラックフライデーとの違いや日本でのAmazonサイバーマンデーの影響を解説
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サイバーマンデー(Cyber Monday)とは、アメリカの祝日である「感謝祭(11月の第4木曜日)」の翌週の月曜日にスタートする一大オンラインセールです。
オンラインのクリスマス商戦の初日としても知られており、感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日からの大規模なセール「ブラックフライデー」でリアル店舗で買い物をしたり、あるいは帰省していた人々が帰宅して、改めて落ち着いてインターネットでショッピングをすることから、「サイバーマンデー」という名称が付いたと言われています。
ちなみに日本ではAmazonによって認知度が上がったとされています。
本テキストでは「サイバーマンデーの基礎知識」と銘打って、サイバーマンデーの成り立ちや名称の由来、日本とアメリカにおけるそれぞれのサイバーマンデーについて、さらには新たなEC形態であるオンラインとオフラインを融合したオムニチャネルについても詳しく解説します。
▼サイバーマンデーの基礎知識 | サイバーマンデーの現状と今後 / 新たなEC形態「オムニチャネル」とは?…ほか
- 1. サイバーマンデーとは?
- 2. 日本におけるサイバーマンデー
- 3. アメリカにおけるサイバーマンデー
- 4. サイバーマンデーの現状と今後
- 5. ECはオンラインとオフラインを融合したオムニチャネルへ
▼アナタの海外ビジネスを成功させるために
1. サイバーマンデーとは?
サイバーマンデーとは米感謝際の翌週から始めるオンラインセール
サイバーマンデーとは、アメリカの祝日である「感謝祭(11月の第4木曜日)」の翌週の月曜日にスタートする一大オンラインセールを意味します。
そもそもサイバーマンデーとはそもそも何なのでしょうか? この項では、その意味と発祥について解説します。
サイバーマンデーの意味
サイバーマンデーとは、11月の第4木曜の翌月曜のことを指します。11月の第4木曜はアメリカにおける感謝祭であり、その翌日の金曜をブラックフライデー、その次の月曜日をサイバーマンデーと言います。
サイバーマンデーはオンラインショッピング上で年末に向けての大規模なセールが始まる日であり、それにはブラックフライデーが深く関わっているのです。
サイバーマンデーと関係が深い「ブラックフライデー」とは?
サイバーマンデーの成り立ちを知る上でブラックフライデーの存在は欠かせません。
ブラックフライデーは感謝祭のプレゼントの残りを売り切るためのセールとして始まったもので、「ブラックフライデー」でリアル店舗で買い物をしたり、あるいは帰省していた人々が帰宅して、改めて落ち着いてインターネットでショッピングをすることから、「サイバーマンデー」という名称が付いたと言われています。つまり「サイバーマンデー」こそが、アメリカの年末商戦への幕開けとも言えるのです。
詳しくは下記の記事をご参照いただくとして、ブラックフライデーの翌月曜がサイバーマンデーであり、大規模なオンラインセールとして、年末商戦が始まる日なのです。
サイバーマンデーが誕生した背景
ブラックフライデーは実店舗で開催される年末セールですが、ブラックフライデーの次の月曜日にはオンラインショッピングの売上が急増する傾向にあり、これを全米小売業協会の一部門である業界団体「Shop.org」がサイバーマンデーと名付け、広く認知されるようになりました。
ブラックフライデーとサイバーマンデーの双方とも年末商戦の重要な日として捉えられており、ふたつを合わせて「BFCM(Black Friday,Cyber Monday)」とも呼ばれています。
感謝祭の翌月曜にオンラインショップの売上が上がる理由としては…
「過去、インターネット回線がまだ今ほど普及しておらず、ダイヤルアップ回線などが主流だった時代に、自宅よりもオフィスからネットショップにつなぐ人々が多かったため、ブラックフライデーの次に来る平日である月曜にオンラインショッピングの売上が急増した」
「感謝祭の休暇には実店舗のセールに繰り出していた人たちが、月曜には自宅やオフィスでネットショップを見るから」
「ブラックフライデーで買いそこねた品物を月曜にゆっくりオンラインショップで見るから」
…などが挙げられます。
いずれにせよブラックフライデーとサイバーマンデーは、どちらもアメリカの小売業界にとっては非常に大切な日なのです。
ブラックマンデーとは?
ちなみに、サイバーマンデーと同じ曜日ですが、「ブラックマンデー」は感謝祭や小売業界とは全く関係がありません。
ブラックマンデーとは1987年10月19日の月曜日に起こった、ニューヨーク株式市場の世界的株価大暴落のことで「暗黒の月曜日」とも呼ばれています。
2. 日本におけるサイバーマンデー
日本ではまだサイバーマンデーは定着していない
アメリカ発祥のサイバーマンデーですが、そもそもアメリカでも2000年代になってから定着した言葉なので、日本ではまだまだ定着しているとは言い難いのが実状です。
日本ではAmazonが12月の第2月曜日を日本版のサイバーマンデーとして記念日申請しており、商標も獲得しているようです。
また、年末のECサイトにおけるセールとして「Amazonサイバーマンデー」の認知度が他のECサイトをおさえてトップだったという調査データもあるようですが、同調査においてECサイトの歳末セールをそもそも知らないというユーザーは3割程度。
さらに別のアンケートにおいては、実際にサイバーマンデーで買い物をしたか? という問いに対して、7割以上が「していない」と答えた、という結果が出ています。
Amazonのセールとしての認知度は上がっているものの、サイバーマンデー自体の認知度はまだそこまでではない…というの日本におけるサイバーマンデーの現状です。
日本ではブラックフライデーのほうがサイバーマンデーよりも知名度が高い
日本ではブラックフライデーを大手ショッピングモールのイオンがいち早く取り入れています。
日本中に実店舗があるショッピングモールが仕掛けるセールですから、地方でもしっかり認知されているため、日本においてはサイバーマンデーよりもブラックフライデーの認知度が圧倒的に高いと言えるでしょう。
また、インターネットでのショッピングが一般的になっている現在の日本では、ブラックフライデーにちなんでセールを行うECサイトも多く、日本においてはブラックフライデーのセール期間がアメリカよりも長いため、後発で取り入れられたサイバーマンデーがブラックフライデーと重複している印象を与えてしまい、双方の違いがわかりにくい、というのも認知度が上がりづらい要因かもしれません。
3. アメリカにおけるサイバーマンデー
日本ではいまいち波に乗り切れない印象のサイバーマンデーですが、本家アメリカではどのような商戦が繰り広げられているのでしょうか。アメリカにおけるサイバーマンデーの盛り上がりをご紹介します。
2020年のアメリカのサイバーマンデーは史上最高の108億ドルの売上高を記録
アドビ・アナリティクスによると、2019年のサイバーマンデーの売上高は94億ドルでしたが、2020年のアメリカのサイバーマンデーは、2019年から15%増、史上最高の108億ドルという売上高を記録しました。
コロナ禍において早くからセールを開始したECサイトも多く、思ったよりは売上が伸びなかったという評価のようですが、史上最高額を叩き出したというのは間違いありません。
ワクチンの開発で今後収束に向かっていくと思われる新型コロナウイルス感染症ですが、感染者が減るにはまだしばらく時間がかかるでしょう。2021年以降のサイバーマンデーの売上がどうなるのか、気になるところです。
4. サイバーマンデーの現状と今後
ブラックフライデーとサイバーマンデーの境界線が曖昧になっている
ここでまず改めて日本でサイバーマンデーがいまいち定着しない理由を考察してみましょう。
そもそも日本においてはネットショッピングが盛んになった時代にブラックフライデーが取り入れられたため、ブラックフライデーにちなんだセールがネットでも行われており、サイバーマンデーとの差別化がしづらいことはすでに解説したとおり。
しかし、アメリカでも近年はブラックフライデーとサイバーマンデーの境目が、意味としても時期としても曖昧になっているようです。
アメリカでも最近はブラックフライデーのセールをネットで利用できるようになっており、サイバーマンデーのセールも事前に告知されるため、ブラックフライデーとサイバーマンデーのセールが切れ目なく続くという状況になっているのです。
この時期ならいつでもどこでも割引を受けられる。ブラックフライデーからサイバーマンデーは、そういう「時期」として定着しつつあるようです。
セール期間がだらだらと続くだけだと、売上も伸び悩むため、今後はブラックフライデーとサイバーマンデーの差別化や、セール自体のメリハリの付け方などがポイントとなっていくでしょう。
5. ECはオンラインとオフラインを融合したオムニチャネルへ
ブラックフライデーとサイバーマンデーの境界線が曖昧になっている
ブラックフライデーとサイバーマンデーの境界線が曖昧になっている近年、新型コロナウイルス感染症COVID-19の影響で、ECはかつてないほど人々に求められる時代となり、売上も加速。もはや私達の生活にとって、なくてはならないものとなっています。
収束の気配は見え始めたものの、まだまだおさまらないコロナ禍の影響。今後はオンラインとオフラインを融合したオムニチャネルの新サービスが発展していくことが予想されます。
オムニチャネルとは、顧客が購入できるさまざまなチャネル、例えばテレビやラジオ、カタログやDM、PCやスマホなど、すべてのチャネルから購入できるように流通経路をつなげることを言います。
つまり実店舗とネット通販の垣根をなくし、すべての販路を統合する試みです。例えば、実店舗とネットショップの在庫を一元化したり、ネットショップでの買い物を実店舗で受け取ることができたり、というのがオムニチャネルです。
ちなみに、複数の販路を組み合わせることをマルチチャネルと言います。
6. 優良な海外進出サポート企業をご紹介
御社にピッタリの海外進出サポート企業をご紹介します
ブラックフライデーから生まれたサイバーマンデー。日本ではそもそもブラックフライデーの成り立ちに関係する感謝祭に馴染みがないため、ブラックフライデーから生まれたサイバーマンデーについても、理解は浅い傾向にあります。
近年のインターネット普及により、ブラックフライデーでもオンラインセールを楽しめることから、本国でもサイバーマンデーの意義は薄れそうになっているというのが正直なところ。とはいえ、今後オムニチャネルが一般的になり、リアルとネットが融合していくことを考えると、それは時代の流れとしては必然なのかもしれません。
とは言え、コロナ禍において盛り上がりを見せるEC業界においては、今年のサイバーマンデーも見逃せない商機です。越境ECにも人気が集まっており、ECで海外進出を考える企業も増えているようです。
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03:グローバルデキル化エージェントサポート
私たちが貴社の海外ビジネスのハブ役(エージェント)を担います。
グローバル展開に必要な現地企業・専門企業/専門家を、探索〜選定〜交渉まで実施。
"どのような企業が事業推進に必要になるかの設計"から携わります。
貴社にとってどんな企業がパートナーとして最適か、第三者視点で精査・提案いたします。
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以下2点が私たちの海外進出支援におけるバリュー(&理念)です。
■第三者ならではの貢献
企業支援の現場で私たちは「売る側」でも「買う側」でもない、第三者です。
私たちは「売る側」にも「買う側」にも肩を入れない、俯瞰的な位置に在るべきだと考えています。
"新しい市場でビジネス展開するためには、これらの3つの視野が必要"です。
- 主観:進出する企業(売る側|販売主の視野)
- 客観:進出する企業のお客様(法人・個人)や取引企業(買う側|消費者の視野)
- 俯瞰:わたしたち(第三者|売る側と買う側を俯瞰した視野)
それぞれの視野・立場だからこそ気づけること・見えること・わかることがあり、当然、偏りもある中でそのバランスをまとめる第三者が必要になります。
私たちはこれまで多くの支援実績やノウハウ(企業の成功・失敗の傾向と対策)に加え、第三者ならではの冷静さを持ち、事業推進を共に進めていく伴走者です。
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■会話にこだわり抜くこと
たとえば「成功したいんです」「失敗したくないんです」というコトバ。
これらのコトバたちは人によって意味も定義もまるで違うものです。
私たちは企業との会話で聞きます。
「あなたにとって成功とはどのような状態ですか?」
「失敗とはどのような状態ですか?」
どのような意味・思惑・意志を持ったコトバなのかもわからなければ、貢献なんてできません。
わかった気になって、会話のつもりが独り言になってしまうと、不協和音は鳴ってしまうものです。
私たちは、どんな当たり前のことも聞き、話します。
私たちの仕事において、会話はもっとも重要です。
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