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台湾でネット(デジタル)広告を配信するための基礎知識 | 台湾広告市場の最新事情を解説

掲載日:2020年02月21日

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「台湾でネット(デジタル)広告を配信するための基礎知識」と銘打って、台湾市場向けに商品・サービスを展開する日系企業が知っておくべき「台湾広告の基礎知識」を解説します。

台湾の広告市場規模は、2014年の時点で1,198億元(3,954億円)。前年の2013年と比較すると約4%の増加を見せていました。

さらに世界的な傾向と同様に、近年は台湾においても、デジタル広告の成長が著しく、2015年におけるデジタル広告規模は193.52億元(63億円)となっており、前年比19.6%という驚異の成長率を誇っています。 また、2019年の時点で、台湾での検索エンジンのシェアはGoogleがトップで、2位がYahoo!奇摩(キモ)となっています。さらにSNSにおいても、台湾人のFacebook利用率は97%。そしてその9割以上がモバイルフォンを通してFBを利用しているのです。

今回のテキストでは、台湾の広告市場の中でも驚愕のスピードで成長を続ける「ネット(デジタル)広告」にフォーカスして、台湾のインターネット環境の最新事情に加えて、台湾でのネット(デジタル)広告の配信する際のポイントについても解説していきます。

Original photo by NeONBRAND on Unsplash

1. 日本企業が台湾向けの広告を出稿するメリットとは?

随一の親日国で訪日リピーターの割合が非常に高い

日本政府観光局(JINTO)によると、2017年における台湾からの訪日客数は、中国・韓国に続いて第3位の456.4万人。さらに訪日リピーターの割合は80.1%となっており、1位の中国が39.8%に対して、非常に高い数値となっています。

また、随一の親日国としても知られており、先述の訪日客が一度のみならず複数回に渡って来日している事実に加えて、日本製の商品・サービスに対する信頼度も非常に高いとされています。

このような台湾市場の現状は、日本企業が自社の商品・サービスを台湾にて展開する大きなメリットの裏付けとなるはずです。

2. 台湾の広告市場の最新状況

驚異の成長率を誇る台湾のインターネット広告市場

そもそも日本の人口は約1.27億人で、名目GDP総額は約45兆9,620億ドル。台湾の人口数は2,350万人で名目GDP総額は、約5兆2,960億ドル。単純比較では、台湾は日本の約1/9の経済規模ではあります。

台湾の広告市場規模は、2014年の時点で1,198億元(3,954億円)。前年の2013年と比較すると約4%の増加を見せていました。

さらに世界的な傾向と同様に、近年は台湾においても、デジタル広告の成長が著しく、2015年におけるデジタル広告規模は193.52億元(63億円)となっており、前年比19.6%という驚異の成長率を誇っているのです。

ちなみに2015年における日本のインターネット広告規模は11,594億円で、台湾のそれは744億円。確かに広告市場規模で見ると、台湾は日本の6%強(2015年時点)でしたが、先述のようにその成長率は日本を大きく上回り(10.2%)、そのポテンシャルの高さがお分かりいただけると思います。

よって今回のテキストでは、台湾の広告市場の中でも驚愕的なスピードで成長を続ける「ネット(デジタル)広告」にフォーカスして考察していきます。

3. 知っておくべき台湾のネット(デジタル)環境の3つのポイント?

1:台湾の検索エンジンシェアは1位がGoogle 2位がYahoo!奇摩(キモ)

台湾でのネット(デジタル)広告について解説する前に、台湾ならではのネット(デジタル)環境の最新事情について、簡潔に説明します。

2019年の時点で、台湾での検索エンジンのシェアはGoogleがトップで、2位がYahoo!奇摩(キモ)となっています。

ちなみに、台湾版Yahooの名称である「Yahoo!奇摩(キモ)」の由来は、2006年当時、台湾最大手のポータルサイトだった奇摩站 (kimo.com) をヤフーが買収した後に”奇摩”の名前を残したことから、Yahoo!奇摩という名前で展開することとなりました。

さらに両者の最大の違いは、Yahoo!奇摩(キモ)の検索エンジンが、マイクロソフトが提供するBingであることです。ちなみにYahoo! JAPANの検索エンジンはGoogleとなっており、日本においてはGoogleもYahooも同じ検索システムとなっています。

なぜ、Yahoo!奇摩(キモ)の検索エンジンがBingになったのかというと、2009年に、マイクロソフトとYahooが提携したことから、アメリカのYahooの検索エンジンシステムはマイクロソフトのBingになりました。その際、台湾のYahooもアメリカと同じくアルゴリズムサイト検索をBingに切り替えたというのが背景です。

2:世界でもトップクラスのスマートフォン普及率と利用時間

台湾は2014年にスマートフォンの利用時間が世界トップになったデータがあります。さらにスマートフォンの利用時間も平均で3時間以上と報告されています。

また台湾国内の中でも、特に首都・台北のスマートフォン普及率は高く、99.0%というデータもあるほどです。ちなみに東京でのスマートフォン普及率は87.4%なので、このパーセンテージからも、台湾のネット(デジタル)広告配信の有効性がご理解いただけると思います。

3:SNSの利用率はFacebookが独走、次点はLINE

台湾において、情報収集やを目的として利用されているSNSシェア率は、Facebookが独走で98.5%という結果があります(検索エンジンシェアの調査データを発表しているstatcounter社調べ)。この数値はかなり極端かもしれませんが、その他のデータを見てみても、いずれもFacebookがトップであることは変わらないようです。

そして次点がInstagramであることも、いずれのデータでも同様な結果となっています。このような結果からも、台湾のSNSシェア率は日本のそれと似ているので、台湾にて広告配信を含むSNSマーケティングを実施する際は、日本と同様な施策が効果的である可能性が高いことが分かります。

4. 台湾でGoogleYahooのリスティング広告を配信する方法

台湾でリスティング広告を配信すべき理由とは?

結論から言えば、台湾での広告出稿およびデジタルマーケティング施策を実施するならば、まずはリスティング広告を走らせてみるのがオススメです。

なぜなら、そもそもリスティング広告とは、検索エンジン上である特定のワードを検索をしたユーザーを対象に配信されるので、SNSなどの受動的メディアと比較して、より能動的な資質を持つユーザーに向けて配信されるからです。

このセクションでは、先述した台湾の検索エンジンシェアを独占するGoogleとYahoo!奇摩(キモ)の概要と出稿方法について解説します。

台湾での広告配信メディアとしての「Google」について

先述したように、台湾での検索エンジンにおけるGoogleのシェアは圧倒的です。したがって、どの検索エンジンで広告配信をするか迷った場合は、コストと工数の面からも、まずはGoogleから始めるのがよいでしょう。

実際に広告配信をする際の注意点としては、これはGoogleもYahooも同様なのですが、台湾人および中国人は「複数のワードで検索する場合にスペースを空ける」ことはないようです。多くの台湾人および中国人は複数のワードを続けて検索窓に入力する傾向があるようです。

台湾での広告配信メディアとしての「Yahoo!奇摩(キモ)」について

先述のように、Yahoo!奇摩(キモ)の検索エンジンのアルゴリズムは日本と異なりマイクロソフトによるBingを採用しています。ですから、確かにGoogleと比較してシェアは低いものの、例えば台湾におけるGoogleのSEO対策をした際に、そこからこぼれてしまう検索市場において、あえてYahoo!奇摩(キモ)のリスティング広告で補完するという施策も考えられます。

また、実際に広告配信をする際の注意点としては、これもGoogleもYahooも同様なのですが、たとえ親日国家だとしても、自社の商品およびサービスのランディグページを日本版のままにして配信することは好ましくありません。台湾現地のユーザ嗜好に合わせたローカライズを施す必要があります。

5. 台湾広告メディアとしての「Facebook」「Instagram」について

台湾ネットユーザーは「Facebook」と「Instagram」との親和性が非常に高い

先述のように、台湾ではFacebookの利用率が非常に高くなっています。よってFacebookを媒体とした広告もたくさん配信されています。また近年はInstagramの利用も活性化しているため、この両者において広告配信をするのもマーケティング施策としては重要と言えるでしょう。

事実、台湾のリサーチ会社「ACNielesn」によると、台湾人のFacebook利用率は97%。注目すべきは、台湾の18歳〜54歳のFacebook関連サービス(Facebook、Messenger、Instagram)も利用回数は18.5回というデータがあること。そしてその9割以上がモバイルフォンを通して利用していると報告しています。

さらに同調査では、7割以上の台湾人ネットユーザーがFacebookとInstagramで動画を視聴しており、それぞれのユーザーの多くが動画をシェアしたり再投稿していると報告しています。

以上のことからも、リスティング広告同様に、台湾におけるSNS広告にも大きな訴求力があることがご理解いただけたと思います。

・参照サイト:「台湾|台湾人はFacebook、Instagram動画の広告影響力が高い」GlobalDaily

6. 優良な台湾進出サポート企業をご紹介

御社にピッタリの台湾進出サポート企業をご紹介します

今回は、「台湾でネット(デジタル)広告を配信するための基礎知識」と銘打って、台湾市場向けに商品・サービスを展開する日系企業が知っておくべき「台湾広告の基礎知識」について解説しました。

「Digima〜出島〜」には、厳選な審査を通過した優良な海外進出サポート企業が多数登録しています。当然、複数の企業の比較検討も可能です。

「台湾の検索エンジンのSEO対策やリスティング広告出稿をしたい」「台湾の都市の屋外ビジョンなどに広告を出稿したい」「海外でインフルエンサーマーケティングを実施したい」…といった、多岐に渡る海外進出におけるご質問・ご相談を承っています。

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この記事を書いた人

SukegawaTakashi

助川 貴

株式会社Resorz

「Digima〜出島〜」編集部・コンテンツディレクター。 雑誌編集・書籍編集・WEB編集を経て現職。 これまでに、アメリカ・イギリス・インド・中国・香港・台湾・ベトナム・ミャンマー・カンボジア・マレーシア・シンガポール・インドネシア・フィリピン・エジプトなどの国・地域へ渡航。趣味は、音楽・スノーボード・サーフィン・ドローンほか。

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