【世界の経済成長都市ランキング】「ハノイ進出」に役立つ経済&ビジネス情報
本稿では、「世界の経済成長都市ランキング」の番外編として、ベトナムの首都ハノイについて解説します。
言うまでもなくハノイは、ホーチミンと並ぶベトナムの2大都市であり、それぞれ性格が異なっています。端的に言えばハノイは政治都市であり、ホーチミンは商業都市であると言われており、ビジネス的観点からすると、ホーチミンの進出が有効との見方もありますが、あえて政府関連のパイプが強いとされているハノイへ進出する外資系企業も数多く存在します。
ハノイに進出する日本企業の多くは、電気・電子機器メーカーでしたが、最近では、日本食ブームや中間層・富裕層の増加により、サービス業や小売業の進出も見られます。
近年話題となった書籍『年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学』でも述べられているように、同じ国内でも、その都市・地域によって特徴やビジネス環境は異なってきます。
ホーチミンとはまた違った形で高成長を続けるハノイの特徴や、進出に有望な産業について詳しく見ていきます。
■第1位:ホーチミン(ベトナム)
■第2位:ジャカルタ(インドネシア)
■第3位:マニラ(フィリピン)
■第4位:クアラルンプール(マレーシア)
■第5位:深セン(中国)
■番外編:雄安新区(中国・河北省)
■番外編:ハノイ(ベトナム)
※【海外進出白書 2017-2018年版】より↓
▼【世界の経済成長都市ランキング】「ハノイ進出」に役立つ経済&ビジネス情報
1. ベトナム・ハノイとは?
政治都市的性格が強いハノイ
ハノイはベトナム北部に位置する首都で、政府機関が集中している都市でもあります。南部のホーチミンが商業都市であり、北部のハノイは政治都市であると言われています。人口は約750万人(2015年)で、800万人を超える人口を有するホーチミンと比べると少ないですが、年々人口は増加傾向にあります。2017年には、960万人を記録し、2020年には、1,050万人を突破すると予測されています。
経済成長率についても、ベトナムはおおよそ5~7%で成長をしていますが、ハノイはそれを上回り、7~9%と高い経済成長率を誇っています。今後人口増加により働き手も増加するため、ハノイの高経済成長は続くと考えられます。
2. ハノイが進出先として注目を浴びる理由
ドイモイ政策により高い成長を続けるハノイ
ハノイも他のASEANの都市の例にもれず、高い経済成長率を維持しています。2018年は、7.3~7.8%の成長率になると推測されています(ベトナムの経済成長率は6.5~6.7%の予測)。これは、1980年代から実施されているドイモイ政策の成果によるものが大きいと言われています。
ドイモイ政策は、日本語で刷新政策と呼ばれ、経済開放などを盛り込んだ政策になっています。現行の経済政策このドイモイ政策に則って行われています。
そのようなハノイでも国内外の企業や人口流入などによる人口増加が見られています。特に若年層の割合が高いため、今後も高成長率は続くと見られています。
3. ベトナム・ハノイの将来性
スマートシティの実現を目指すハノイ
グエン・スアン・フック首相は、今年6月に行われたハノイ最大の会議において、ベトナム国内の都市の中で最優先に発展させる旨を述べました。ハノイでは、デジタル分野の成長を目指し、人材育成や技術開発を目指します。
フック首相は、ハノイをスマートシティとして新たに建設したいことを述べています。これにより、将来的にはベトナムの商業・ビジネスの中心もハノイに移動する可能性もあります。
スマートシティ建設に向け、ハノイ市でもインフラの整備が進んでいます。今まで断水が多発していた水道や鉄道(地下鉄)の建設は最たる例です。
4. ハノイ進出で有望な業種とは?
先述の通り、ハノイの人口は増加傾向にあるとともに、所得も増加しています。そのため中間所得層の増加や消費意欲の向上が見られます。現在、ハノイに進出している日本企業の多くが電気系の大手メーカーとなっています。しかしながら、今後は消費力の増加に伴い、消費市場にもチャンスが大いにあります。
特にベトナムでは、「東南アジアのAmazon」と呼ばれているLazada(中国のアリババ子会社)だけでなく、アメリカのAmazonが進出したことで、Eコマースにもビジネスチャンスがあります。そのため、化粧品や食品等の商材を扱う日本企業としては、Amazonの出店やLazadaの出店は有効です。しかし、Lazadaへの出店をしている日本企業はまだ少なく、非常にリスキーであると考えられます。
そのため、ハノイに進出するには、実店舗として出店し、その後(もしくは同時に)Eコマースへの出店を目指すという方法が賢明であると考えられます。
さらに、ベトナムでは消費市場だけでなく、サービス市場も盛り上がりを見せています。その中でも日本食レストランは人気を誇っています。特に人気になのは寿司を扱った飲食店で、ベトナム人経営の寿司レストランも散見されます。その他にも焼き肉やうどん等の麺類も人気があります。そのため、飲食サービスを提供している日本企業にもビジネスチャンスがあると言えます。
5. 安定した経済成長が続くハノイ
AIやビッグデータ人材が必須になってくる
以上、ベトナムの首都・ハノイについて見てきました。
実は今ハノイでは、スマートシティ建設に向け、人工知能やビックデータ関連分野の人材育成が急務になってきています。日本企業としては、そうした先端技術をベトナムへ輸出することで現地の人材を上手に活用することができるかもしれません。今後は、6%台の安定した経済成長率の下、ハノイへの進出を検討する企業が増加すると考えられます。
6. 優良なベトナム進出サポート企業をご紹介
今後も成長が見込まれるベトナム・ハノイ。ハノイだけでなく、ベトナムも今後の経済成長が期待される国です。PwCの調査によると、2050年までに実質経済成長率は年平均5.4%であると推計されています(日本は1.4%)。短期的に見ても、長期的に見ても非常に将来性が高い国です。また、労働人口も多く平均年齢の30歳と若い為、労働市場としても魅力的です。
「Digima〜出島〜」には、厳正な審査を通過した優良なベトナム進出サポート企業が多数登録しています。当然、複数の企業の比較検討も可能です。「ベトナム進出の戦略についてサポートしてほしい」「ベトナムでの事業計画立案のアドバイスがほしい」「ベトナムに進出したいが何から始めていいのかわからない」…といった、多岐に渡るベトナム進出におけるご質問・ご相談を承っています。ご連絡をいただければ、海外進出専門コンシェルジュが、御社にピッタリのベトナム進出サポート企業をご紹介いたします。まずはお気軽にご相談ください。
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YCP Group
自社事業の海外展開実績を活かしてアジア圏への海外展開を完全代行、調査やM&Aもサポート
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YCPでは各拠点にてコンサルティングサービスだけでなく自社事業を展開しています。市場調査フェーズからスキーム構築/定常的なビジネスマネジメントまで、事業主として一人称で取り組んできたからこそ得られた現地市場ノウハウや専門知識を活用し、教科書的な「べき論」に終始せず、ヒト/モノ/カネの観点から海外展開リスクを最小化するためのサービス開発を行っています。
<主要サービスメニュー>
・海外展開完全代行:
事業戦略~実行までの各フェーズにて、全ての業務を完全に代行
・海外調査:
マクロデータに表れない市場特性を探るための徹底的なフィールド調査を踏まえたビジネスに直結するインサイトを提供
・海外M&A:
買収後の統合実務や定常経営実務までを包括的にサポート -
ABCD株式会社(旧:株式会社セカラボ)
私たちは貴社のセカイビジネス(主に欧米+アジア進出)の共創パートナーです。
私たちABCDは、貴社の海外事業部としてセカイ進出を共創するパートナーです。
これまでの実績は500社を越え、さまざまな業種業態の企業の進出支援を行っております。
■私たちは...
*企業のセカイビジネスの開拓・拡張・成長をミッションとして各分野から集まった組織
*成功のノウハウだけでなく、失敗におけるノウハウも貴社支援に活用
*セカイビジネスを""A""(立ち上げ)から事業推進(""toZ""/プロジェクトマネジメント)まで伴走
*セカイ各国・各分野の現地協力社&6万人を超える現地特派員により、セカイビジネスを共創
■3つのサポート領域
①BtoB販路開拓サポート
セカイ各国の現地企業との取引創出を目的としたサポート。
現地企業の探索条件の設計から着手し、企業探索・アポイント取得・商談〜交渉〜契約までワンストップで対応。
②BtoC販路開拓サポート
セカイ各国の消費者に直接販〜集客することを目的としたサポート。
販売はECモール・越境ECサイトを中心とし、集客はSNS活用から各種プロモーション(インフルエンサーマーケティング・広告運用など)海外でのブランディングを含めたマーケティング戦略全般対応。
③セカイで法人・店舗開業
セカイ各国現地に店舗開業を包括的にサポートすることを目的としたサポート。
現地法人設立(M&A含む)や店舗開業に伴う不動産(内装業者)探索や人材探索、各種手続き・ビザ申請等、ワンストップで対応。
■サポート対象エリア
基本的にはセカイ各国の支援に対応しておりますが、
これまでの多く携わってきたエリアは、アメリカ・ヨーロッパ・東南アジア・東アジアです。
■これまでの支援で最も多かったご相談
- 海外進出って何をすればよいの?
- 初めての海外進出をどのように進めれば不安、手伝って欲しい
- どこの国が最適なのか、一緒に考えて欲しい
- 進出検討中の国や市場を調査・分析し、自社との相性が知りたい
- 現地競合企業の情報・動向が知りたい
- どんな売り方が最適か、アドバイスが欲しい
- 海外進出事業計画策定を手伝って欲しい
- 事業戦略・マーケティング設計がしたい
- 食品・コスメ・医薬品に必要なFDA申請を手伝って欲しい
- 海外で販路開拓・拡張がしたい
- 海外現地企業と取引がしたい
- 海外現地法人設立(ビザ申請)をサポートして欲しい
- 海外でプロモーションがしたい
- 越境EC(自社サイト・モール)販路を広げたい・深めたい
- 海外のデジタルマーケティング戦略をサポートして欲しい
- 海外向けのウェブサイト(LP)をつくってほしい
- 海外向けのECサイトをつくってほしい
- 海外のSNS・ECの運用を手伝って欲しい
- すでに活動中の現地法人の悩み解決を手伝って欲しい
- 海外で店舗開業(飲食店含む)を総合サポートして欲しい
■主要施策
①BtoB販路開拓サポート
- 海外販路開拓・現地企業マッチングサポート
- 市場調査/現地視察
- 事業計画設計
- 海外ビジネスマッチング(現地企業探索サポート)
- 海外人材 探索・手配サポート
- 翻訳・通訳サポート
- 手続き・申請(FDA申請含む)サポート
- 海外税務/法務/労務/人事 サポート
- 輸出入/貿易/通関 サポート
- 海外販路開拓・現地企業マッチングサポート
- 各種市場調査/分析
↳企業信用調査
↳競合調査/分析
↳法規制調査
↳有識者調査・インタビュー
↳消費者調査・インタビュー
↳現地テストマーケティング
↳ウェブ調査/分析
②BtoC販路開拓サポート
- EC/越境EC運用代行サポート
- 各種サイト運用代行
- SNS運用代行サポート
- サイト(EC/多言語/LP)制作
- コンテンツ(画像・動画)制作デジタルマーケティングサポート
- プロモーションサポート
- SEO強化サポート
- Webプロモーション
↳インフルエンサープロモーション
↳現地メディアプロモーション
↳広告運用(リスティング広告・SNS広告など)
③法人・店舗開業
- グローバル飲食店開業サポート
- 現地法人設立サポート
- 現地視察サポート
- ビザ申請手続き
- 現地人材探索
- MAサポート
- クラウドファンティングサポート -
GLOBAL ANGLE Pte. Ltd.
70か国/90都市以上での現地に立脚したフィールド調査
GLOBAL ANGLEは海外進出・事業推進に必要な市場・産業調査サービス、デジタルマーケティングサービスを提供しています。70か国90都市以上にローカルリサーチャーを有し、現地の言語で、現地の人により、現地市場を調べることで生きた情報を抽出することを強みとしています。自社オンラインプラットホームで現地調査員管理・プロジェクト管理を行うことでスムーズなプロジェクト進行を実現しています。シンガポール本部プロジェクトマネージメントチームは海外事業コンサルタント/リサーチャーで形成されており、現地から取得した情報を分析・フォーマット化し、事業に活きる情報としてお届けしております。
実績:
東アジア(中国、韓国、台湾、香港等)
東南アジア(マレーシア、インドネシア、ベトナム、タイ等)
南アジア(インド、パキスタン、バングラディッシュ等)
北米(USA、メキシコ、カナダ)、南米(ブラジル、チリ等)
中東(トルコ、サウジアラビア等)
ヨーロッパ(イタリア、ドイツ、フランス、スペイン等)
アフリカ(南アフリカ、ケニア、エジプト、エチオピア、ナイジェリア等) -
IP FORWARDグループ
中国ビジネス展開の多様な可能性と選択肢をご提示して、全面的に伴走致します
中国ビジネス展開の多様な可能性と選択肢をご提示して全面的に伴走致します。
世界の工場から世界最大の市場に変貌を遂げた中国。
従来は、膨大な人口と安価な人件費で生産委託する工場でしたが、現在はその国力の成長により、事業展開する市場へと変貌しました。
もはや「コスト重視で生産する国」ではなく、「中国の内需を踏まえて事業を仕掛ける国」がというのが実態です。
これに伴い、実際、多くのビジネスが日中間で展開され、今後も拡大していくことが見込まれます。
その一方で、「チャイナリスク」と言われるように、中国ビジネスを展開するうえでは、日本とは異なる種々の法規制や各種情報の取得の困難さ等、様々なハードルがあるのも事実です。
知人の紹介や展示会等で出会った中国側と、いきなりビジネスを開始するのではなく、きちんと中国側の素性を把握し、自社の権利を守りながら、自社に適した規模で事業展開を進める必要があります。
こうした対応には、現地ネットワークと日中ビジネスに豊富な経験を持つ伴走者が必須であり、IPFグループは、日中両方に多くの拠点や専門家を有し、現地パートナーの選定から伴走、そして権利保護までを一気通貫して、継続的にご支援をいたします。 -
株式会社ダズ・インターナショナル
*欧米+アジアへの海外進出を"デキル化"伴走サポート*
私たちは日本企業のアメリカ・東南アジア・東アジアへのグローバル展開をサポートします。
支援実績社数500社を超え、見えてきた成功と失敗の共通点・傾向から、"企業の「やりたい」を『デキル化』する" をモットーに、新しい市場への挑戦に伴走します。
事業をしっかり前に進めるための"デキル化支援"として、これまでに携わった海外進出支援の中で、効果的な支援手法として、これらの3つのサービスラインナップを用意しております。
------------------------------------
01:デキル化伴走サポート
私たちが貴社のグローバルマーケティングチームになります。
海外進出のアイデア段階から伴走し、すべき/すべきでないことをミエル化し、デキるサイズ(実現可能な行動)に落とし込み、デキル化。
貴社のグローバルマーケティングチームとして積極的な事業推進を伴走します。
------------------------------------
02:グローバルマーケティング各施策
各フェーズ(調査・設計・実施)で、幅広い施策サポートを。
海外進出の各フェーズ・各施策を必要な分だけサポート。
ご要望と協議により、最適な関わり方・契約形態にて支援。
------------------------------------
03:グローバルデキル化エージェントサポート
私たちが貴社の海外ビジネスのハブ役(エージェント)を担います。
グローバル展開に必要な現地企業・専門企業/専門家を、探索〜選定〜交渉まで実施。
"どのような企業が事業推進に必要になるかの設計"から携わります。
貴社にとってどんな企業がパートナーとして最適か、第三者視点で精査・提案いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以下2点が私たちの海外進出支援におけるバリュー(&理念)です。
■第三者ならではの貢献
企業支援の現場で私たちは「売る側」でも「買う側」でもない、第三者です。
私たちは「売る側」にも「買う側」にも肩を入れない、俯瞰的な位置に在るべきだと考えています。
"新しい市場でビジネス展開するためには、これらの3つの視野が必要"です。
- 主観:進出する企業(売る側|販売主の視野)
- 客観:進出する企業のお客様(法人・個人)や取引企業(買う側|消費者の視野)
- 俯瞰:わたしたち(第三者|売る側と買う側を俯瞰した視野)
それぞれの視野・立場だからこそ気づけること・見えること・わかることがあり、当然、偏りもある中でそのバランスをまとめる第三者が必要になります。
私たちはこれまで多くの支援実績やノウハウ(企業の成功・失敗の傾向と対策)に加え、第三者ならではの冷静さを持ち、事業推進を共に進めていく伴走者です。
------------------------------------
■会話にこだわり抜くこと
たとえば「成功したいんです」「失敗したくないんです」というコトバ。
これらのコトバたちは人によって意味も定義もまるで違うものです。
私たちは企業との会話で聞きます。
「あなたにとって成功とはどのような状態ですか?」
「失敗とはどのような状態ですか?」
どのような意味・思惑・意志を持ったコトバなのかもわからなければ、貢献なんてできません。
わかった気になって、会話のつもりが独り言になってしまうと、不協和音は鳴ってしまうものです。
私たちは、どんな当たり前のことも聞き、話します。
私たちの仕事において、会話はもっとも重要です。
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