「ジャカルタ進出」に役立つ経済&ビジネス情報 | 世界の経済成長都市ランキング
本テキストでは、インドネシアの首都ジャカルタへの進出に役立つ、GDPなどの経済&ビジネス情報に加えて、交通事情およびインフラ情報についても解説します。
海外ビジネス支援プラットフォーム「Digima〜出島〜」にて集計した「世界の経済成長都市ランキング」の第2位であるインドネシアの首都「ジャカルタ」。
近年話題の書籍『年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学』でも述べられているように、同じ国内でも、その都市・地域によって経済およびビジネス環境はまったく異なります。
当然インドネシア国内でも、ジャカルタとそれ以外のスマトラ島やスラウェシ島などの地方では、GDPを始めとする経済規模はもちろん、インフラや地場産業の違いが見受けられます。
そもそもインドネシアの首都として、今後さらなる経済成長が見込まれている「ジャカルタ」は、インドネシアの政治経済、文化の中心地。国内人口においても、全人口の10%以上がジャカルタ都市圏に集中しています。また、ジャカルタを中心に個人消費が増加していることから、スケールメリットが進出に有利なポイントとして挙げられます。
Photo by Luke,Ma on Flickr
【2019年、最も成長する都市ランキング】
■第1位:ホーチミン(ベトナム)
■第2位:ジャカルタ(インドネシア)
■第3位:マニラ(フィリピン)
■第4位:クアラルンプール(マレーシア)
■第5位:深セン(中国)
■番外編:雄安新区(中国・河北省)
■番外編:ハノイ(ベトナム)
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▼ 「ジャカルタ進出」に役立つ経済&ビジネス情報 | 【世界の経済成長都市ランキング】
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1. インドネシアの経済成長都市「ジャカルタ」
インドネシアの中枢を担うメガシティー「首都ジャカルタ」
ジャワ島西部に位置するジャカルタはインドネシアの首都で、同国の政治・経済・文化の中心地。ジャカルタ特別州としては5区1県に分かれており(中央ジャカルタ区・北ジャカルタ区・東ジャカルタ区・南ジャカルタ区・西ジャカルタ区・プラウスリブ県)、その人口はジャカルタ市のみだと1,017万人、さらに近郊の都市圏を含めると3,200万人となっており、東京都市圏に次いで世界2位の人口を誇るほどのメガシティーでもあります。
そそもインドネシアは国としても人口2億5,500万人を擁する世界第4位の人口を誇っています。また、インドネシアは、東南アジアで唯一のイスラム国家で、ムスリムが多い国としても知られています。
さらにインドネシアは、他の東南アジア諸国と同様に高い経済成長率を誇っており、2016年度のGDP成長率は5.02%となっており、さらにジャカルタ単独のGDP成長率は5.85%と、年々成長率は鈍化しているものの、国全体のGDP成長率を大きく上回っています。
またインドネシアの在留邦人数は1万9,312人(2016年10月時点)で世界14位、そのうちジャカルタの在留邦人数は1万1,306人で、国全体の6割を占めています。
2. 経済成長都市「ジャカルタ」が進出先として注目を浴びる理由
東京に次いで世界第2位の人口規模&インフラ改善がポイント
ジャカルタが進出先として注目を浴びる理由には、世界第2位の人口規模とインフラの改善といった2点が挙げられます。まず、人口規模についててですが、上述の通り、ジャカルタの都市圏人口は、東京に次いで世界第2位ということもあり、消費市場としては、巨大な市場と言えます。
ジャカルタでは、経済発展に伴い、中間所得層の増加も見られます。中間所得層の増加により、個人消費が年々増加しています。10年余り前では、携帯電話を持っていない市民がほとんどだったものの、現在では、ほとんどの人がスマートフォンを持つようになったことが好例と言えるでしょう。
さらに、飲食業も外資系企業が続々と参入し、和食や中華、ファストフードなど、飲食店の種類の多さは、他の先進国と変わらなくなってきています。
2019年4月インドネシア政府が「首都移転」を閣議決定
また、インフラの改善についてですが、ジャカルタでは脆弱なインフラによる交通渋滞や地盤沈下による洪水問題が長年の課題として挙げられていました。それを受けて、2019年4月29日にインドネシア政府は、首都をジャカルタからジャワ島外に移転する閣議決定を下しました。
実際の首都移転には今回の閣議決定から5~10年程度かかるとの見通しですが、移転先はジャカルタから北東に900kmほど離れたカリマンタン島(州)中部のパランカラヤが有力候補地に挙がっています。
今回の首都移転が実現すれば、国の政治機能を全てジャワ島外に移すことで、長年の悩みだった交通渋滞の緩和をさらに進めるとともに、従来の地域格差を改善することも可能になります。そもそも2018年8月に開催された「アジア競技大会」にあわせて大規模なインフラ建設事業が進んでいたこともあり、地下鉄の開通や高速道路の建設、港湾整備等によって、渋滞の改善と物流コストの更なる軽減も期待できます。
日本企業をはじめ、外資企業が進出するには、輸送にかかるコストをいかに削減できるかが重要になるため、交通インフラが改善されることで、日本企業の進出も増加するでしょう。
3. ジャカルタ以外にも未開拓市場があるインドネシア
インドネシアの地方は日本企業にとってのフロンティア
外務省によると、2017年時点でのインドネシアの日本企業拠点数は1,810拠点となっています。そのうち、約8割が首都のジャカルタに集結しています。そのため、インドネシアの地方に進出している企業は、少ないことが言えます。この要因は、やはりジャカルタが経済都市として情報が集まりやすいこと、更には人口が多いことから、スケールメリットが期待できることが考えられるでしょう。
ジャカルタに進出している企業として、トヨタ、ホンダやスズキといった自動車メーカー、味の素、日清食品をはじめとした食品メーカー、更には電子機器メーカーなど、日系メーカーの進出が目立ちます。
その一方で、地方に進出している日本企業が少ないということは、競合が少なく、未開拓の市場がある可能性があるとも言えます。しかしながら、地方では、インフラがジャカルタと比べて脆弱であること、汚職や賄賂もあることから、ビジネス環境は整っているとはいえず、進出がしにくいという側面も否定できません。
更に、ジャカルタでは、製造業とサービス業が主要産業となっていますが、スマトラ島やスラウェシ島などの地方では、石油やパーム油、金といった一次産品が主要産業となっていることから、製造業やサービス業の地方進出がイメージしにくいということが考えられます。
参考:住友商事グローバルリサーチ(2018)「インドネシアの地方経済の展望(出張報告)」
2019年に実施された大統領選に勝利し、自身の第二期政権をスタートさせたジョコ・ウィドド大統領が進めるインフラ整備計画によってそれらが改善されると、今後、日本企業の進出が促進されることは間違いないでしょう。
そもそも、インドネシアの地方に進出するのであれば、最初から地方に直接進出するのではなく、まずは、ジャカルタに現地法人を設立して、事業が軌道に乗ってから支店・駐在員事務所の形態で進出する方が、コスト面から見ても望ましいはずです。
4. 優良なジャカルタ進出サポート企業をご紹介
御社にピッタリのジャカルタ進出サポート企業をご紹介します
今回はインドネシアのメガシティーである首都ジャカルタへの進出に役立つ、現地の経済&ビジネス情報に加えて、交通事情およびインフラ情報についても解説しました。インドネシアは、2070年まで人口が増加し、2055年まで労働者人口が増加する予測があります。平均年齢も29歳と若く、人材も豊富です。
また、インフラも改善傾向にあることから、日本企業をはじめとした外資企業が進出しやすい環境が整備されてきています。その一方で、総合商社や日系大手デベロッパーが開発した工業団地もあり、日本企業が進出しやすい環境も整備されています。
中長期的に見ると、日本企業にとってインドネシアに進出することは、人口規模からして大きなメリットとなるでしょう。
「Digima〜出島〜」には、厳選な審査を通過した優良なインドネシア進出サポート企業が多数登録しています。当然、複数の企業の比較検討も可能です。
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■サポート対象エリア
基本的にはセカイ各国の支援に対応しておりますが、
これまでの多く携わってきたエリアは、アメリカ・ヨーロッパ・東南アジア・東アジアです。
■これまでの支援で最も多かったご相談
- 海外進出って何をすればよいの?
- 初めての海外進出をどのように進めれば不安、手伝って欲しい
- どこの国が最適なのか、一緒に考えて欲しい
- 進出検討中の国や市場を調査・分析し、自社との相性が知りたい
- 現地競合企業の情報・動向が知りたい
- どんな売り方が最適か、アドバイスが欲しい
- 海外進出事業計画策定を手伝って欲しい
- 事業戦略・マーケティング設計がしたい
- 食品・コスメ・医薬品に必要なFDA申請を手伝って欲しい
- 海外で販路開拓・拡張がしたい
- 海外現地企業と取引がしたい
- 海外現地法人設立(ビザ申請)をサポートして欲しい
- 海外でプロモーションがしたい
- 越境EC(自社サイト・モール)販路を広げたい・深めたい
- 海外のデジタルマーケティング戦略をサポートして欲しい
- 海外向けのウェブサイト(LP)をつくってほしい
- 海外向けのECサイトをつくってほしい
- 海外のSNS・ECの運用を手伝って欲しい
- すでに活動中の現地法人の悩み解決を手伝って欲しい
- 海外で店舗開業(飲食店含む)を総合サポートして欲しい
■主要施策
①BtoB販路開拓サポート
- 海外販路開拓・現地企業マッチングサポート
- 市場調査/現地視察
- 事業計画設計
- 海外ビジネスマッチング(現地企業探索サポート)
- 海外人材 探索・手配サポート
- 翻訳・通訳サポート
- 手続き・申請(FDA申請含む)サポート
- 海外税務/法務/労務/人事 サポート
- 輸出入/貿易/通関 サポート
- 海外販路開拓・現地企業マッチングサポート
- 各種市場調査/分析
↳企業信用調査
↳競合調査/分析
↳法規制調査
↳有識者調査・インタビュー
↳消費者調査・インタビュー
↳現地テストマーケティング
↳ウェブ調査/分析
②BtoC販路開拓サポート
- EC/越境EC運用代行サポート
- 各種サイト運用代行
- SNS運用代行サポート
- サイト(EC/多言語/LP)制作
- コンテンツ(画像・動画)制作デジタルマーケティングサポート
- プロモーションサポート
- SEO強化サポート
- Webプロモーション
↳インフルエンサープロモーション
↳現地メディアプロモーション
↳広告運用(リスティング広告・SNS広告など)
③法人・店舗開業
- グローバル飲食店開業サポート
- 現地法人設立サポート
- 現地視察サポート
- ビザ申請手続き
- 現地人材探索
- MAサポート
- クラウドファンティングサポート -
GLOBAL ANGLE Pte. Ltd.
70か国/90都市以上での現地に立脚したフィールド調査
GLOBAL ANGLEは海外進出・事業推進に必要な市場・産業調査サービス、デジタルマーケティングサービスを提供しています。70か国90都市以上にローカルリサーチャーを有し、現地の言語で、現地の人により、現地市場を調べることで生きた情報を抽出することを強みとしています。自社オンラインプラットホームで現地調査員管理・プロジェクト管理を行うことでスムーズなプロジェクト進行を実現しています。シンガポール本部プロジェクトマネージメントチームは海外事業コンサルタント/リサーチャーで形成されており、現地から取得した情報を分析・フォーマット化し、事業に活きる情報としてお届けしております。
実績:
東アジア(中国、韓国、台湾、香港等)
東南アジア(マレーシア、インドネシア、ベトナム、タイ等)
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北米(USA、メキシコ、カナダ)、南米(ブラジル、チリ等)
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アフリカ(南アフリカ、ケニア、エジプト、エチオピア、ナイジェリア等) -
カケモチ株式会社
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インドネシア進出前から進出後に至る業務を多岐に渡って支援。
多国展開はしておらず、インドネシア市場を専門にしています。
インドネシア支社では日本語が話せるインドネシア人のみを採用して、
日本クオリティを意識しながらお客様への納品を心掛けています。
また、インドネシア進出を希望される企業様向けの支援実績を評価いただき、
福岡市海外ECトライアル推進事業の市内パートナー企業に選定いただきました。
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- 客観:進出する企業のお客様(法人・個人)や取引企業(買う側|消費者の視野)
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それぞれの視野・立場だからこそ気づけること・見えること・わかることがあり、当然、偏りもある中でそのバランスをまとめる第三者が必要になります。
私たちはこれまで多くの支援実績やノウハウ(企業の成功・失敗の傾向と対策)に加え、第三者ならではの冷静さを持ち、事業推進を共に進めていく伴走者です。
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■会話にこだわり抜くこと
たとえば「成功したいんです」「失敗したくないんです」というコトバ。
これらのコトバたちは人によって意味も定義もまるで違うものです。
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どのような意味・思惑・意志を持ったコトバなのかもわからなければ、貢献なんてできません。
わかった気になって、会話のつもりが独り言になってしまうと、不協和音は鳴ってしまうものです。
私たちは、どんな当たり前のことも聞き、話します。
私たちの仕事において、会話はもっとも重要です。
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